孤児院を追放された精霊魔法使い~虹色魔力で自由気ままに冒険者として成り上がります~

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ダンジョンの中の町

尻ぬぐい

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「ダンジョンから帰ってない人たちがいる?」

 僕が初めてダンジョンを攻略した次の日、ダンジョンは最終活動をする冒険者でごった返していた。 そのため多少の魔物が出ても数の暴力でほとんどけが人を出さないまま帰ってくる人がほとんどだったはずだ。

「でも今ダンジョンの魔物少ないはずですよね、それならどうして?」
「そうですね普通はそうなんです、いつも通りに行って帰ろうとした場合、現在は非常に安全であるといえるでしょう。 でも、普通じゃない状態でいつもより早く奥の層まで行けてしまった場合はどうでしょうか? 次の層にも行けるのでは? と勘違いしてしまっても不思議はありません」

 そうなるとその人たちが帰ってきていないのは僕のせいでもあるのか?

「彼らは普段は3層までの活動をしていました、そこでアルス君に捜索依頼です……4層を調べてください、5層は依頼に含まれませんので決して行かないように」
「わかりました、準備をしたら早速潜ってきます」

 そのまま依頼の受領手続きを進めギルドをでた。

「なぜ5層はいかないように言われたのか……だいたい予想ができるな」

 考えられる一つ目はその層から魔物が急激に強くなっているから。 そしてもう一つは。

「ボスフロアってことだよな、おそらくそこは本当は5層じゃなくて、10層だろ」

 ここはダンジョンの中の町、そこから少し下りればボスフロアだ、ボスフロアは10階層ごとにあるのが一般的でその前の層は広い代わりに比較的魔物が弱い特徴がある、生き残っているのならそこだよな。

「さすがにゴブリンやらボア程度の魔物が10層以上の場所にいるだなんて考えられないからね……『この町』はどこかのダンジョンの5層にあるってことで間違いなさそうだ」

 その程度の層なのに脱出……脱獄しない理由は何だろう。

「実は深海が入口なダンジョン、出口が超絶壁な山、極寒地帯、逆にマグマの海」

 さすがにそこまではわからないよな……でも多少なり物資の運搬はできるんだから全く行動不能な場所じゃないだろうし。

「っと、よし! 準備完了だな」

 ある程度の層を潜る場合はマジックバックを用意するかポーターを雇う、だけど僕にはそんな時間はない……お金は微妙にあるけど。

「いっちょ行ってみますかね、どこかの誰かさん」

 ◇

 1,2,3層は特に難しくもない、すでに魔物は枯れている状態だしすでに見て回ったエリアだ。

「対して時間かからなかったなぁ……やっぱり一度枯れると湧きが遅くなるよな、枯らさない方が長い目で見たら稼ぎやすいんだよな」

 それでは行きますか、問題の4層だ。
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