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医療者だから (最終話)
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「一般病棟に来てから、新たさんの人気やや低迷してない?」
「えっ?僕モテようと思った事無いのでわからないですけど。」
27才にしてモテようと思った事がない。衝撃的な事をしれっと言う新さん。
何もしないでもモテるんだろうなあ。
ICUからの付き合いだ。顔を見るとホッとできる。
この後一般病棟に慣れるまで、新さんは何気なく力をかしてくれた。
夫は今回の件で、少し優しくなった気がする。
あの男の友達とは、普通に友達。
「えっ?三国志知らないの?」
「俺、活字もマンガも読まないから。」
興味の無いことにはとことん興味が無いみたい。
今の医療はすごい。
そしてこんな手厚い看護を受けて、優しくしてもらえる病院がある。それも大病院だ。
3回しか会って無いのに私の顔を見て泣いたスタッフの女の人がいた。私が眠ったり、麻酔が効いている間に関わってくれた人だと思う。
「ここまで回復したんですね。」
「なぜ泣くんです?」
「私は医療者だから嬉しいんです。」
あるで程度ベテランの域のスタッフさんだと思う。長くこの仕事をしていても純粋な気持ちを持ち続けている人だと思った。
私は、こういう人たちの優しさで生かされてきたのかも知れない。
「あたしも、そのひとりね。」
いつの間にか、ベッドの手すりに掴まっている男がいた。主治医の油井琥太朗だった。
「うん、知ってる。」
「えっ?僕モテようと思った事無いのでわからないですけど。」
27才にしてモテようと思った事がない。衝撃的な事をしれっと言う新さん。
何もしないでもモテるんだろうなあ。
ICUからの付き合いだ。顔を見るとホッとできる。
この後一般病棟に慣れるまで、新さんは何気なく力をかしてくれた。
夫は今回の件で、少し優しくなった気がする。
あの男の友達とは、普通に友達。
「えっ?三国志知らないの?」
「俺、活字もマンガも読まないから。」
興味の無いことにはとことん興味が無いみたい。
今の医療はすごい。
そしてこんな手厚い看護を受けて、優しくしてもらえる病院がある。それも大病院だ。
3回しか会って無いのに私の顔を見て泣いたスタッフの女の人がいた。私が眠ったり、麻酔が効いている間に関わってくれた人だと思う。
「ここまで回復したんですね。」
「なぜ泣くんです?」
「私は医療者だから嬉しいんです。」
あるで程度ベテランの域のスタッフさんだと思う。長くこの仕事をしていても純粋な気持ちを持ち続けている人だと思った。
私は、こういう人たちの優しさで生かされてきたのかも知れない。
「あたしも、そのひとりね。」
いつの間にか、ベッドの手すりに掴まっている男がいた。主治医の油井琥太朗だった。
「うん、知ってる。」
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