龍青学園GCSA -ぷち-

楓和

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第4章の13・この白いの来てるん?…の ぷち話し

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龍青学園の横にあるバー。その名もバーヤーダー。
ここで白仮面とブラックマスクの筋肉…いや、ビリヤード対決が繰り広げられた。
しかしそのあまりのえげつなさ…いや、美しさに魅いられた竜沢達は魂が抜け、二人の勝負のほとんどを見る事が出来なかった。

正気に戻ってから、マスターに勝負の詳細を聞こうとする竜沢達。

 「一杯どうです?」
 「そ、そんな事より、一体あの二人の勝負はどうだったんだぃ?!」
 「まぁそう急かずに…一杯どうです?」
 「だから未成年だってば!」

学美&七月と、バーヤーダーのマスターとのやり取りは一向に前に進まない。
大人のマスターが中学生を軽くあしらっている様にも見える。

 「ふぅ~、おちょくられてるみたいね。」

流香のつぶやきを聞き、前に出る竜沢。

 「学美、七月、二人とも落ち着け。ここは…俺に任せろ。」

竜沢が珍しくカッコ良い。

 「…マスター、ふざけてないで答えてもらおうか。」

鋭い眼光でマスターを睨み上げる竜沢。だが、マスターの眼光も負けていない。
睨み合う二人に、思わず息を呑む隆正。

 「…何を、でしょうか?」
 「白仮面が…あの白い男が…」

カウンターに置かれていたグラスを持つ竜沢。

 「どうやってこれ飲んだか!」
 「そこかい?!」

スピードに乗った見事なツッコミを魅せる隆正。
先ほど息を呑んだのは、このツッコミのタイミングを計っていたからだ。

 「龍青に戻りましょう。」
 「ふぅ~、そうね。」
 「うむ。」
 「もうどうでもいいわ。」
 「だな。」

竜沢と隆正を放っといて、立ち去る鏡達であった。
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