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5、幼女、睡眠妨害される
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ご飯をごちそうになったアリスは行儀よく「ご馳走様でした」とお礼を言ったあと、お婆さんにお風呂に入れてもらい、寝ることになった。
お婆さんは孫が遊びに来た時のためにと、寝具は用意してあったといい、空き部屋へとアリスを案内した。
アリスは可愛らしいパジャマを纏い、お婆さんに部屋へと案内されると、「ありがとうございます!!おやすみなさい」と挨拶をし、ベッドに入った。
アリスはベッドに入るとすぐに可愛らしい寝息をたてはじめ、スヤスヤと夢の世界へと旅立ったのである。
アリスが夢の世界へと旅立ったあと、お婆さんは明日の朝食の準備を始めた。
孫が遊びに来なくなってしばらくぶりの来客で、可愛らしい女の子であるアリスはお婆さんにとっても可愛らしく、喜ばしいものである。
朝食の準備を済ませたお婆さんは、次に朝食の時に使う薪を用意しようと裏庭へ。
しかし、それがいけなかった。
住み慣れていても、夜の森は魔物が活発に行動している。しかも、昼の魔物よりも強く、獰猛なモノが多いのだ。
裏庭へと出たお婆さんが目にしたのは、ワーウルフと呼ばれる、半人半獣の狼男だった。
☆
大きな音が響き、小さな家を揺らした。
そのせいか、おかげか幼女は目を覚ました。
眠りを邪魔された幼女はご機嫌ナナメである。
が、こんなことがあってもお婆さんの声が聞こえないのはおかしいと幼いながらにアリスは考え、様子を見に行くことにし、部屋を出た。
しかし、お婆さんの姿は見当たらず、家の外を見てみることに。
見ると、ドアが開いていたのでアリスはドアから出た。
そこにはワーウルフに裂かれて息絶えたお婆さんの姿があったのである。
しかも、まだワーウルフがすぐ近くにいた。
「……おばあさんになにしたの?おばあさん、やさしかったんだよ?ばんごはんのシチューはおいしかったし、おふろはきもちよかったし、おばあさんのまごのはなしをきかせてくれたの」
ワーウルフはドアから人が出てきたのを感じ、警戒を強めたが、それもアリスの姿を見てすぐに解き、今度はアリスに標的を移す。
「ねぇ。モンスターさん。わたしがあなたを殺してももんくいわないよね?おばあさんにひどいことしたもんね」
が、アリスは全く気にせず、怒り心頭にお婆さんが薪を割るのに用意したのであろう手斧を手に取った。
「グルルルァァァァ」
夜の森に人狼の咆哮が響く。
アリスは手斧を手に、咆哮し、駆け寄る人狼に向かって駆け出した。
鋭い爪がアリスを襲うが、アリスは驚きも、怖がりもせず、ただ無表情に襲いかかる人狼の手を手斧で断ち切った。
「グぁぁぁぁ」
まるで人間の様な叫び声を上げるワーウルフ。しかし、アリスは止まらずそのまま手斧を振り上げると、ワーウルフの首へと一切の躊躇なく振り下ろした。
仲間のワーウルフは仲間の首が飛ぶのを見て一瞬竦み上がったが、すぐに態勢をととのえ、1体、また1体と幼く小さなアリスに飛び掛かる。
アリスは今までと違い、楽しむようなことはせず、ただ無表情に次から次へと飛び掛る人狼の首を手斧で撥ねるのだった。
お婆さんは孫が遊びに来た時のためにと、寝具は用意してあったといい、空き部屋へとアリスを案内した。
アリスは可愛らしいパジャマを纏い、お婆さんに部屋へと案内されると、「ありがとうございます!!おやすみなさい」と挨拶をし、ベッドに入った。
アリスはベッドに入るとすぐに可愛らしい寝息をたてはじめ、スヤスヤと夢の世界へと旅立ったのである。
アリスが夢の世界へと旅立ったあと、お婆さんは明日の朝食の準備を始めた。
孫が遊びに来なくなってしばらくぶりの来客で、可愛らしい女の子であるアリスはお婆さんにとっても可愛らしく、喜ばしいものである。
朝食の準備を済ませたお婆さんは、次に朝食の時に使う薪を用意しようと裏庭へ。
しかし、それがいけなかった。
住み慣れていても、夜の森は魔物が活発に行動している。しかも、昼の魔物よりも強く、獰猛なモノが多いのだ。
裏庭へと出たお婆さんが目にしたのは、ワーウルフと呼ばれる、半人半獣の狼男だった。
☆
大きな音が響き、小さな家を揺らした。
そのせいか、おかげか幼女は目を覚ました。
眠りを邪魔された幼女はご機嫌ナナメである。
が、こんなことがあってもお婆さんの声が聞こえないのはおかしいと幼いながらにアリスは考え、様子を見に行くことにし、部屋を出た。
しかし、お婆さんの姿は見当たらず、家の外を見てみることに。
見ると、ドアが開いていたのでアリスはドアから出た。
そこにはワーウルフに裂かれて息絶えたお婆さんの姿があったのである。
しかも、まだワーウルフがすぐ近くにいた。
「……おばあさんになにしたの?おばあさん、やさしかったんだよ?ばんごはんのシチューはおいしかったし、おふろはきもちよかったし、おばあさんのまごのはなしをきかせてくれたの」
ワーウルフはドアから人が出てきたのを感じ、警戒を強めたが、それもアリスの姿を見てすぐに解き、今度はアリスに標的を移す。
「ねぇ。モンスターさん。わたしがあなたを殺してももんくいわないよね?おばあさんにひどいことしたもんね」
が、アリスは全く気にせず、怒り心頭にお婆さんが薪を割るのに用意したのであろう手斧を手に取った。
「グルルルァァァァ」
夜の森に人狼の咆哮が響く。
アリスは手斧を手に、咆哮し、駆け寄る人狼に向かって駆け出した。
鋭い爪がアリスを襲うが、アリスは驚きも、怖がりもせず、ただ無表情に襲いかかる人狼の手を手斧で断ち切った。
「グぁぁぁぁ」
まるで人間の様な叫び声を上げるワーウルフ。しかし、アリスは止まらずそのまま手斧を振り上げると、ワーウルフの首へと一切の躊躇なく振り下ろした。
仲間のワーウルフは仲間の首が飛ぶのを見て一瞬竦み上がったが、すぐに態勢をととのえ、1体、また1体と幼く小さなアリスに飛び掛かる。
アリスは今までと違い、楽しむようなことはせず、ただ無表情に次から次へと飛び掛る人狼の首を手斧で撥ねるのだった。
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