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第十話
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世界はなんて不公平なんだろう。
綺麗に磨かれた窓の向こうの景色を見ていると、そう思わざるを得なかった。
数ヶ月前の俺は、雨風がかろうじて防げる程度の肋屋に仲間達と暮らしてた。今日、明日を生き延びるために、体を売ろうとまでしていたのに。
シャロルに抱かれた、あの日から俺の生活は一変したんだ。
* * *
-あれ?俺
柔らかい布団の上で目を覚ました俺は、見慣れない天井を違和感を覚えた。寝起きで覚醒しきっていない頭は、ぼおっとして上手く働かない。寝返りをした時に、腰とその周囲に痛みが走ったことで、完全に目が覚めた。
「いたっ…」
どうやら俺はシャロルとの行為で意識を飛ばしたらしい。そこまでは理解できたが、なぜここに居るのか、ここが何処なのかは全く分からなかった。部屋を見渡すと、ベッド脇に消灯台、ここから少し離れた場所にソファとローテーブルが置かれている。どれも細かな装飾が施されていて、値がはりそうだ。
-こんな家具が置かれている宿の料金なんて…
とりあえずシャロルを探すしかないと、ベッドから降り部屋のドアに手をかけた時、ドアが急に開き俺の顔に直撃する。
「うぶっ」
「え?あぁっ!ごめん、大丈夫?」
顔面を強打しうずくまる俺に驚いた様子で、手を差し伸べる見知らぬ青年。
-え?誰?
「ダンテ、いきなり扉を開けたら危ないだろう!大丈夫か?」
-俺、シャロルに抱かれ…
「あっ、うん!えっと…」
ぶつけた所を確認するように、シャロルが俺の顔を覗き込む。抱かれた後に顔を合わせると、いいようのない気恥ずかしさに襲われ、吃ってしまう。
「あぁ、俺はシャロルの部下でダンテ・ハルバーね。以後、お見知りおきを」
「あ、はい。よろしく?」
ダンテに挨拶を返すが、そもそも俺と彼らの関係が今後も続くとは思えなかった。だって、シャロル達は時期がきたらリドールに戻るだろうから。
そりゃ、仮にも初めてをあげた相手だから、なんらかの関係が続いたら嬉しいけど
「お前にはダンテと一緒にリドールに戻ってもらう。いいな?」
そんなことを呑気に考えていたら、シャロルに訳の分からない命令をされる。
「はぁ?嫌だよ。何で俺がリドールに行かなきゃいけないんだよ!」
「なんでじゃない。もう決まったことだ」
反発したが、シャロルは俺の意思を聞くつもりはないらしい
「だーかーらー。嫌だって言ってんの!俺がシャロルに頼まれたのは、この国の案内だけだ。なのに、なんでリドールに行かなくちゃいけないんだ!」
「お前の安全を守るためだ。だから駄々をこねるな」
まるで俺がわがまま言っているようなシャロルの言い方が、俺をさらに苛立たせる
「あのさ、何度も言うけど」
「はーい。お二人さん一回ストップ。…ねぇ、君さ、もしかしてシャロルが何者か知らない?」
ヒートアップしそうな俺たちの間にダンテが割って入る。そして自分の顎に手を添え、怪訝そうな表情が、またもよく分からない質問をされる。
「シャロルが何者かって、そりゃリドールのお貴族様だろ?」
「そっかぁ。シャロルがオメガの子にカッカ呼びさせてるとは報告は受けてたけど、そういうことね!えーとねぇ、シャロルはねぇ」
リドール帝国の第一王子なんだ。
「は?」
-え?今、何て言った?
王子?誰が?
「ごめんね。いきなり言われても混乱するよね」
「いや、まぁ、でも!なんで黙ってたんだ!」
混乱は、次第にシャロルに騙されたという怒りに変わる
「言う必要がなかったからだ。リドール軍に恨みを持つものが身近にいるかもしれない状況で、王族だと素性を教えることは、リドール軍の弱みを曝け出すことになる。私を討てば、ここにいるリドール軍は帝国に帰らざるを得ないからな」
シャロルは淡々と理由を言うが、何を言っているのかさっぱりわからなかった。
シャロルの言い方が悪い訳じゃなくて、王族と、スラムのオメガじゃ生きている世界が違いすぎるのだ。
「まぁ、そういうことだからさ。オメガのフフェロモンでラット状態だったとはいえ、シャロルと関係を持った君を、このまま返す訳にはいかないんだ。君に子供ができてたら、跡目争いがさらにややこしくなるからさ。
だから、君が妊娠してないって確証を得られるまでは、リドールで君を保護することになったの」
保護とは言っているが、実際は監視だろう。
「だから、一緒に来てね。」と言われたら、もう頷くことしかできなかった。
「あっ、そういえば君、名前なんて言うの?」
「リディ」
ダンテに名前を聞かれ、それに答えるとシャロルの眉がぴくりと動いた。
それを見て、気づいてしまった
-シャロルは俺の名前さえ知らなかったんだ
俺が名前を聞いたとき、シャロルは偽名を答えて、俺の名前を聞いてくることはなかった。
-シャロルにとって、俺は名前を知る必要はない存在でしかないんだ。
そう思うと、先程までは胸をときめかせていた初体験の情事が、ただの性欲処理に成り下がった気がした。そして俺の心に芽生えかけていたシャロルへの気持ちが急速に冷えていくのが分かった。
* * *
そして俺はシャロルの使用人という立場で、未だにリドールに保護されていた。
そんな俺の目の前に見えるのは煌びやかな装飾をしたご令嬢達と、それを相手にするシャロルの姿だ。
薔薇が見事に咲き誇る中庭で花そっちのけで、優雅にお茶会なるものをしているらしい。2階からこっそり覗いてる俺には、シャロル達の会話は聞こえないが、シャロルと目が合うとご令嬢達は頬を染め可愛らしくハニカムのは分かった。
それが無性に腹立たしくて窓の端のカーテンをギュッと握り心の中で毒づく。
-王族とお貴族さまは、真昼間から茶をしばく時間があって優雅ですねぇ
そんなことをして、周りへの注意がおろそかになっていた所に
「気になるの?」
「うわっ」
「あはは。驚かせてごめん!」
声をかけられ、素っ頓狂な声をあげてしまった。声の主は、おかしそうに笑いながら俺の頭をグシャグシャと撫でる。そのせいで、セットした髪が乱れる。
「ちょっとぉ。折角セットしたのに、やめてよ」
「あぁ、悪い。でもリディは、前髪下ろしてる方が似合うよ」
「そう言っても、きちんとセットしなきゃ執事長に怒られるんだよ」
全然、悪いと思っていなさそうな相手に、小言を言うが意味はないだろう。
「それより気になるんでしょ?あれ」
中庭を指差して興味津々といった感じだ。
「別にそんなんじゃないから。俺はただの使用人だし」
「そうなんだぁ。まだ付き合ってないなんて、つまんねぇ」
「いや、くっつく訳ないだろ。そもそも俺がまだ、ここにいること自体がおかしいんだから。それより、ダンテは何かシャロルに用事があったんじゃないのか?」
執務の時間なのに、ここに居る理由で考えるられるのは、それくらいしかなかった。
だって俺たちがいるのは、第一王子の居住棟の廊下だし。
「いいや。婚約者選びのお茶会にシャロルが素直に出席したって聞いたから、見にきただけ。だって、絶対面白いじゃん」
「侯爵家の長男って暇なのか?あんなお茶会見ても何も面白くないだろ」
本来なら敬語を使わないといけない相手だが、気のいいダンテは「二人きりのときには敬語じゃなくていいよ。慣れないことすると疲れるでしょ?」と言ってくれたので、それに甘えさせてもらっている。
でも、この男は少しは嫌味に気づかないのだろうか。
「ううん。そんなことないよー。あっ、シャロルがこっち見た」
「ばかっ、何して!」
ダンテは隠れるつもりがないようで、こちらに気づいたシャロルに手を振る。覗き見がバレて居た堪れなくなったので、さっさと退散しようとしたのに、ダンテに肩を抱かれ阻まれる。
「んー?もっと面白いこと?」
ダンテが面白そうに言うと、シャロルが茶会の席から立ち上がってどこかに行ってしまう。その後を、シャロルのもう一人の部下が追っていく。
「どこ行ったんだろ?」
「このまま待ってればいいよ」
要領の得ない返事をするダンテ。
でも、その後すぐ、俺は誰かに腕をひかれた。
綺麗に磨かれた窓の向こうの景色を見ていると、そう思わざるを得なかった。
数ヶ月前の俺は、雨風がかろうじて防げる程度の肋屋に仲間達と暮らしてた。今日、明日を生き延びるために、体を売ろうとまでしていたのに。
シャロルに抱かれた、あの日から俺の生活は一変したんだ。
* * *
-あれ?俺
柔らかい布団の上で目を覚ました俺は、見慣れない天井を違和感を覚えた。寝起きで覚醒しきっていない頭は、ぼおっとして上手く働かない。寝返りをした時に、腰とその周囲に痛みが走ったことで、完全に目が覚めた。
「いたっ…」
どうやら俺はシャロルとの行為で意識を飛ばしたらしい。そこまでは理解できたが、なぜここに居るのか、ここが何処なのかは全く分からなかった。部屋を見渡すと、ベッド脇に消灯台、ここから少し離れた場所にソファとローテーブルが置かれている。どれも細かな装飾が施されていて、値がはりそうだ。
-こんな家具が置かれている宿の料金なんて…
とりあえずシャロルを探すしかないと、ベッドから降り部屋のドアに手をかけた時、ドアが急に開き俺の顔に直撃する。
「うぶっ」
「え?あぁっ!ごめん、大丈夫?」
顔面を強打しうずくまる俺に驚いた様子で、手を差し伸べる見知らぬ青年。
-え?誰?
「ダンテ、いきなり扉を開けたら危ないだろう!大丈夫か?」
-俺、シャロルに抱かれ…
「あっ、うん!えっと…」
ぶつけた所を確認するように、シャロルが俺の顔を覗き込む。抱かれた後に顔を合わせると、いいようのない気恥ずかしさに襲われ、吃ってしまう。
「あぁ、俺はシャロルの部下でダンテ・ハルバーね。以後、お見知りおきを」
「あ、はい。よろしく?」
ダンテに挨拶を返すが、そもそも俺と彼らの関係が今後も続くとは思えなかった。だって、シャロル達は時期がきたらリドールに戻るだろうから。
そりゃ、仮にも初めてをあげた相手だから、なんらかの関係が続いたら嬉しいけど
「お前にはダンテと一緒にリドールに戻ってもらう。いいな?」
そんなことを呑気に考えていたら、シャロルに訳の分からない命令をされる。
「はぁ?嫌だよ。何で俺がリドールに行かなきゃいけないんだよ!」
「なんでじゃない。もう決まったことだ」
反発したが、シャロルは俺の意思を聞くつもりはないらしい
「だーかーらー。嫌だって言ってんの!俺がシャロルに頼まれたのは、この国の案内だけだ。なのに、なんでリドールに行かなくちゃいけないんだ!」
「お前の安全を守るためだ。だから駄々をこねるな」
まるで俺がわがまま言っているようなシャロルの言い方が、俺をさらに苛立たせる
「あのさ、何度も言うけど」
「はーい。お二人さん一回ストップ。…ねぇ、君さ、もしかしてシャロルが何者か知らない?」
ヒートアップしそうな俺たちの間にダンテが割って入る。そして自分の顎に手を添え、怪訝そうな表情が、またもよく分からない質問をされる。
「シャロルが何者かって、そりゃリドールのお貴族様だろ?」
「そっかぁ。シャロルがオメガの子にカッカ呼びさせてるとは報告は受けてたけど、そういうことね!えーとねぇ、シャロルはねぇ」
リドール帝国の第一王子なんだ。
「は?」
-え?今、何て言った?
王子?誰が?
「ごめんね。いきなり言われても混乱するよね」
「いや、まぁ、でも!なんで黙ってたんだ!」
混乱は、次第にシャロルに騙されたという怒りに変わる
「言う必要がなかったからだ。リドール軍に恨みを持つものが身近にいるかもしれない状況で、王族だと素性を教えることは、リドール軍の弱みを曝け出すことになる。私を討てば、ここにいるリドール軍は帝国に帰らざるを得ないからな」
シャロルは淡々と理由を言うが、何を言っているのかさっぱりわからなかった。
シャロルの言い方が悪い訳じゃなくて、王族と、スラムのオメガじゃ生きている世界が違いすぎるのだ。
「まぁ、そういうことだからさ。オメガのフフェロモンでラット状態だったとはいえ、シャロルと関係を持った君を、このまま返す訳にはいかないんだ。君に子供ができてたら、跡目争いがさらにややこしくなるからさ。
だから、君が妊娠してないって確証を得られるまでは、リドールで君を保護することになったの」
保護とは言っているが、実際は監視だろう。
「だから、一緒に来てね。」と言われたら、もう頷くことしかできなかった。
「あっ、そういえば君、名前なんて言うの?」
「リディ」
ダンテに名前を聞かれ、それに答えるとシャロルの眉がぴくりと動いた。
それを見て、気づいてしまった
-シャロルは俺の名前さえ知らなかったんだ
俺が名前を聞いたとき、シャロルは偽名を答えて、俺の名前を聞いてくることはなかった。
-シャロルにとって、俺は名前を知る必要はない存在でしかないんだ。
そう思うと、先程までは胸をときめかせていた初体験の情事が、ただの性欲処理に成り下がった気がした。そして俺の心に芽生えかけていたシャロルへの気持ちが急速に冷えていくのが分かった。
* * *
そして俺はシャロルの使用人という立場で、未だにリドールに保護されていた。
そんな俺の目の前に見えるのは煌びやかな装飾をしたご令嬢達と、それを相手にするシャロルの姿だ。
薔薇が見事に咲き誇る中庭で花そっちのけで、優雅にお茶会なるものをしているらしい。2階からこっそり覗いてる俺には、シャロル達の会話は聞こえないが、シャロルと目が合うとご令嬢達は頬を染め可愛らしくハニカムのは分かった。
それが無性に腹立たしくて窓の端のカーテンをギュッと握り心の中で毒づく。
-王族とお貴族さまは、真昼間から茶をしばく時間があって優雅ですねぇ
そんなことをして、周りへの注意がおろそかになっていた所に
「気になるの?」
「うわっ」
「あはは。驚かせてごめん!」
声をかけられ、素っ頓狂な声をあげてしまった。声の主は、おかしそうに笑いながら俺の頭をグシャグシャと撫でる。そのせいで、セットした髪が乱れる。
「ちょっとぉ。折角セットしたのに、やめてよ」
「あぁ、悪い。でもリディは、前髪下ろしてる方が似合うよ」
「そう言っても、きちんとセットしなきゃ執事長に怒られるんだよ」
全然、悪いと思っていなさそうな相手に、小言を言うが意味はないだろう。
「それより気になるんでしょ?あれ」
中庭を指差して興味津々といった感じだ。
「別にそんなんじゃないから。俺はただの使用人だし」
「そうなんだぁ。まだ付き合ってないなんて、つまんねぇ」
「いや、くっつく訳ないだろ。そもそも俺がまだ、ここにいること自体がおかしいんだから。それより、ダンテは何かシャロルに用事があったんじゃないのか?」
執務の時間なのに、ここに居る理由で考えるられるのは、それくらいしかなかった。
だって俺たちがいるのは、第一王子の居住棟の廊下だし。
「いいや。婚約者選びのお茶会にシャロルが素直に出席したって聞いたから、見にきただけ。だって、絶対面白いじゃん」
「侯爵家の長男って暇なのか?あんなお茶会見ても何も面白くないだろ」
本来なら敬語を使わないといけない相手だが、気のいいダンテは「二人きりのときには敬語じゃなくていいよ。慣れないことすると疲れるでしょ?」と言ってくれたので、それに甘えさせてもらっている。
でも、この男は少しは嫌味に気づかないのだろうか。
「ううん。そんなことないよー。あっ、シャロルがこっち見た」
「ばかっ、何して!」
ダンテは隠れるつもりがないようで、こちらに気づいたシャロルに手を振る。覗き見がバレて居た堪れなくなったので、さっさと退散しようとしたのに、ダンテに肩を抱かれ阻まれる。
「んー?もっと面白いこと?」
ダンテが面白そうに言うと、シャロルが茶会の席から立ち上がってどこかに行ってしまう。その後を、シャロルのもう一人の部下が追っていく。
「どこ行ったんだろ?」
「このまま待ってればいいよ」
要領の得ない返事をするダンテ。
でも、その後すぐ、俺は誰かに腕をひかれた。
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