26 / 34
第二十五話 ※無理矢理要素あり
しおりを挟む
「あ"ー!甘ったるくて胸焼けしそう。お前のフェロモン臭いんだよ!シャロルは、こんなののどこがいいんだろう?」
ヒュイは心底嫌そうな顔をして腕で鼻と口を覆う。
「そんなに…いやなら、離せよ!」
「はっ⁈今から大嫌いなお前を折檻するんだけど?」
俺が反論するとヒュイは鼻で笑った。そして、俺の顔を頬から顎にかけて鷲掴みにする。強く握られているせいで内頬に歯があたって痛い。
「何でお前に折檻されなきゃいけないんだよ!」
「え?身に覚えがないの?どんだけ図々しいんだよ!」
「いっ」
ヒュイは目をひん剥き、俺の顔面を握る手にさらに力を入れる。そのせいで内頬に歯がめり込んで、口に血の味が広がる。
「ねぇ、そこのナイフ取って!」
ヒュイは俺から視線を離し後を向いて誰かに命令する。顔が掴まれているので、視線だけ向けるとヒュイの肩越しに人影が見えた。
「聞こえなかったのか?早くナイフを持ってこいよ!」
「は、はいっ…」
なかなか思い通りに動かない相手にイラついたのか、ヒュイが怒号を飛ばす。怒鳴れた相手は肩をビクリと振るわせ、か細い声で返事をするのが精一杯の様だ。ビクビクしながら、その人は俺達の横を通り抜けテーブルの上の果物が入ったカゴの中からナイフを取り出す。
「これを…」
真っ青な顔でヒュイにナイフを差し出した乳母は、そのまま俺を気の毒そうに見る。
「はい。これで母さんも共犯だから」
「分かってます…」
ヒュイはナイフを受け取ると満足そうな顔をし、乳母に言い聞かせるように言う。
-聞き間違いじゃなければ、乳母のことを母さんと言ったよな?ヒュイの母親は侯爵夫人じゃないのか?
それに乳母の言動は息子と接しているものではないよな…
「考え事?随分と余裕だね」
二人の関係性を探っていた俺をヒュイがまた見下ろし嘲笑う。
「でも、その余裕はいつまで持つかな?」
ヒュイが手を上げると握っているナイフに部屋の光が反射する。危機的状況に陥っていることを再確認したがどうすることも出来ない。ヒュイがナイフを俺の首に振り下ろしたのと同じタイミングで乳母の小さな悲鳴が聞こえた。
キツく目を閉じ最悪の事態を覚悟したが、痛みはやってくることはなく、代わりにザクッと何かが床に刺さる音がした。確認するように目を薄く開けると、ヒュイは面白そうにニヤニヤと笑っていた。
「ねぇ、殺されると思った?体固くして、刺されるの覚悟したんでしょ?」
ヒュイは俺を煽るように捲し立てる。まだ恐怖で硬直している俺は、それに反論する言葉が出て来なかった。
「お前のことは殺したいくらい嫌いだけど、まだ殺さないよ。今、お前が死んだら、シャロルはお前のことを忘れないだろうから。お前がシャロルの中に居座り続けるなんて、許さない」
ヒュイが話す言葉は耳から頭に入ってくるが理解はできない。頭が、全身が心臓そのものになったかのようにバクバクと脈打つ。発情期だけでなく、危機的状況に生存本能が過剰に反応しているのか、体はどんどん熱くなってくる。
ヒュイは俺の様子を気にすることなく、床に刺さったナイフから手を離して、俺の首元に触れる。そして首元の何かを引っ張ると頸筋に擦れ痛みが走った。
「だからね、お前には死ぬより辛い思いをさせてやることにしたんだ」
そう言うと俺の目の前に手をかざす。その手には俺のネックガードだったものが握られていた。革製のネックガードをナイフで切り裂き、首元から引き抜いたのだろう。
「もう二度とシャロルと触れ合うことができない体にしてあげる」
「やっ…いっ」
ヒュイの目的を察しにげようともがく俺にヒュイが平手打ちをする。パチンと乾いた音が耳奥に響き頬に痛みがじんわりと広がる。
「面倒だから抵抗しないでくれないかな?お互いにささっと終わらせたいでしょ?」
「やめろっ…やだっ」
馬乗りになっているヒュイの脚を拳で叩くが効いている様子はない。
-いやだ!俺はシャロルと…シャロルの番になりたいんだ
「はあ、人を不愉快にさせるのが上手いね」
ため息をついヒュイは吐き捨てると、床に刺さったナイフを手にとる。そして俺の正装の襟首に刃をかけ、一思いに切り裂いた。布地を裂く時に刃先をわざと肌に触れさせていたので、鋭い痛みが体の前面に走る。痛みに呻き声が上り、肌が切られた部分は熱を持つ。そこは心臓の拍動に合わせ、じんじんと痛んだ。
「いっ…んぐっ…」
ヒュイは正装の布片を俺の口に突っ込むと、スラックスのボタンに手をかける。抵抗しようと体をよじろうとしたら、ナイフが腰のあたりを掠め、痛みで動きが止まる。
ヒュイは殺す気はないと言っていたが、俺を痛ぶることに、迷いはなく躊躇なく刃を振り下ろしてくる。
「深くは切ってないけど、あんまり暴れると血が止まらなくなるかもね」
「ん"ー!ん"」
ヒュイが体を浮かせた隙に、逃げようとうつ伏せになる。しかし、ヒュイは手早く俺のスラックスと下着を下げる。曝け出された尻の割れ目に何か熱いものがあてがわれ、そのまま一気に貫かれた。
「んっ…んん」
「はぁっ…オメガの体は便利だね…面倒な準備をしなくても挿入るんだから」
慣らしてもいないのに、そこはヒュイの性を難なく受け入れる。そしてヒュイは遠慮なく俺の中を穿つ。こいつが腰を振る度に繋がった部分からは湿った音が響いて耳障りで仕方ない。望まない行為なのに、オメガの体は従順に反応してしまう。
嫌だ嫌だと頭を振り快感を逃そうとしても、快楽の波は去ってくれる気配はない。
心は気持ち悪いと拒否しても刺激を受ける度に体の疼きは強くなり、もっともっとと強請るように締め付ける。
「はぁっ…シャロルっ…シャロルぅ」
「んんっ…んっ」
ヒュイは恍惚とした声音でシャロルの名前を呼びながらピストンを早める。ヒュイは俺を抱いているんじゃない。シャロルに抱かれた俺の体を通して間接的にシャロルに触れているんだ。それなのに俺の体は浅ましくアルファの子種を欲しがりヒュイのものを深く飲み込もうと蠢く。
「さすがオメガ…はっ、誰のものでも喜んで咥えて、勃たせてる」
「ん"ーん"ん"」
ヒュイに俺のものをキツく握られ、声にならない嗚咽が漏れる。もう体のどこが痛いのか分からなくなってきた。
「んっ、シャロルに操すら立てられないんだから、シャロルの側にいる資格ないって分かるよな?」
ヒュイの吐息を耳元で感じ、体はそれすら快楽に変換し昂っていく。熱で浮かされ、今にも思考が溶けそうな頭に微かに残った理性が、危険を察知した。でも、その時には全てが遅かった。
腹の奥に熱を吐き出され、頸筋に痛みが走ったからだ。
-シャロル、シャロル、シャロル。
脳が感情を処理するよりも早く涙が溢れ、閉じた瞼の裏にはシャロルの顔が浮ぶ。
『私の番になって欲しい』
聞こえるはずのないシャロルの声が耳奥でこだまする。
-俺も…番になりたい。シャロルじゃなきゃ、嫌なんだ…
「これで、もうシャロルには触ってもらえないね。ざまあみろ」
「……」
ヒュイが嬉しそうに俺の耳元で囁いた内容を理解した時、絶望の淵に叩き落とされた。
人は絶望に打ちひしがれたとき、声すら出ないのだと知る。ただ涙が溢れ、頬を濡らし続けた。
ヒュイは心底嫌そうな顔をして腕で鼻と口を覆う。
「そんなに…いやなら、離せよ!」
「はっ⁈今から大嫌いなお前を折檻するんだけど?」
俺が反論するとヒュイは鼻で笑った。そして、俺の顔を頬から顎にかけて鷲掴みにする。強く握られているせいで内頬に歯があたって痛い。
「何でお前に折檻されなきゃいけないんだよ!」
「え?身に覚えがないの?どんだけ図々しいんだよ!」
「いっ」
ヒュイは目をひん剥き、俺の顔面を握る手にさらに力を入れる。そのせいで内頬に歯がめり込んで、口に血の味が広がる。
「ねぇ、そこのナイフ取って!」
ヒュイは俺から視線を離し後を向いて誰かに命令する。顔が掴まれているので、視線だけ向けるとヒュイの肩越しに人影が見えた。
「聞こえなかったのか?早くナイフを持ってこいよ!」
「は、はいっ…」
なかなか思い通りに動かない相手にイラついたのか、ヒュイが怒号を飛ばす。怒鳴れた相手は肩をビクリと振るわせ、か細い声で返事をするのが精一杯の様だ。ビクビクしながら、その人は俺達の横を通り抜けテーブルの上の果物が入ったカゴの中からナイフを取り出す。
「これを…」
真っ青な顔でヒュイにナイフを差し出した乳母は、そのまま俺を気の毒そうに見る。
「はい。これで母さんも共犯だから」
「分かってます…」
ヒュイはナイフを受け取ると満足そうな顔をし、乳母に言い聞かせるように言う。
-聞き間違いじゃなければ、乳母のことを母さんと言ったよな?ヒュイの母親は侯爵夫人じゃないのか?
それに乳母の言動は息子と接しているものではないよな…
「考え事?随分と余裕だね」
二人の関係性を探っていた俺をヒュイがまた見下ろし嘲笑う。
「でも、その余裕はいつまで持つかな?」
ヒュイが手を上げると握っているナイフに部屋の光が反射する。危機的状況に陥っていることを再確認したがどうすることも出来ない。ヒュイがナイフを俺の首に振り下ろしたのと同じタイミングで乳母の小さな悲鳴が聞こえた。
キツく目を閉じ最悪の事態を覚悟したが、痛みはやってくることはなく、代わりにザクッと何かが床に刺さる音がした。確認するように目を薄く開けると、ヒュイは面白そうにニヤニヤと笑っていた。
「ねぇ、殺されると思った?体固くして、刺されるの覚悟したんでしょ?」
ヒュイは俺を煽るように捲し立てる。まだ恐怖で硬直している俺は、それに反論する言葉が出て来なかった。
「お前のことは殺したいくらい嫌いだけど、まだ殺さないよ。今、お前が死んだら、シャロルはお前のことを忘れないだろうから。お前がシャロルの中に居座り続けるなんて、許さない」
ヒュイが話す言葉は耳から頭に入ってくるが理解はできない。頭が、全身が心臓そのものになったかのようにバクバクと脈打つ。発情期だけでなく、危機的状況に生存本能が過剰に反応しているのか、体はどんどん熱くなってくる。
ヒュイは俺の様子を気にすることなく、床に刺さったナイフから手を離して、俺の首元に触れる。そして首元の何かを引っ張ると頸筋に擦れ痛みが走った。
「だからね、お前には死ぬより辛い思いをさせてやることにしたんだ」
そう言うと俺の目の前に手をかざす。その手には俺のネックガードだったものが握られていた。革製のネックガードをナイフで切り裂き、首元から引き抜いたのだろう。
「もう二度とシャロルと触れ合うことができない体にしてあげる」
「やっ…いっ」
ヒュイの目的を察しにげようともがく俺にヒュイが平手打ちをする。パチンと乾いた音が耳奥に響き頬に痛みがじんわりと広がる。
「面倒だから抵抗しないでくれないかな?お互いにささっと終わらせたいでしょ?」
「やめろっ…やだっ」
馬乗りになっているヒュイの脚を拳で叩くが効いている様子はない。
-いやだ!俺はシャロルと…シャロルの番になりたいんだ
「はあ、人を不愉快にさせるのが上手いね」
ため息をついヒュイは吐き捨てると、床に刺さったナイフを手にとる。そして俺の正装の襟首に刃をかけ、一思いに切り裂いた。布地を裂く時に刃先をわざと肌に触れさせていたので、鋭い痛みが体の前面に走る。痛みに呻き声が上り、肌が切られた部分は熱を持つ。そこは心臓の拍動に合わせ、じんじんと痛んだ。
「いっ…んぐっ…」
ヒュイは正装の布片を俺の口に突っ込むと、スラックスのボタンに手をかける。抵抗しようと体をよじろうとしたら、ナイフが腰のあたりを掠め、痛みで動きが止まる。
ヒュイは殺す気はないと言っていたが、俺を痛ぶることに、迷いはなく躊躇なく刃を振り下ろしてくる。
「深くは切ってないけど、あんまり暴れると血が止まらなくなるかもね」
「ん"ー!ん"」
ヒュイが体を浮かせた隙に、逃げようとうつ伏せになる。しかし、ヒュイは手早く俺のスラックスと下着を下げる。曝け出された尻の割れ目に何か熱いものがあてがわれ、そのまま一気に貫かれた。
「んっ…んん」
「はぁっ…オメガの体は便利だね…面倒な準備をしなくても挿入るんだから」
慣らしてもいないのに、そこはヒュイの性を難なく受け入れる。そしてヒュイは遠慮なく俺の中を穿つ。こいつが腰を振る度に繋がった部分からは湿った音が響いて耳障りで仕方ない。望まない行為なのに、オメガの体は従順に反応してしまう。
嫌だ嫌だと頭を振り快感を逃そうとしても、快楽の波は去ってくれる気配はない。
心は気持ち悪いと拒否しても刺激を受ける度に体の疼きは強くなり、もっともっとと強請るように締め付ける。
「はぁっ…シャロルっ…シャロルぅ」
「んんっ…んっ」
ヒュイは恍惚とした声音でシャロルの名前を呼びながらピストンを早める。ヒュイは俺を抱いているんじゃない。シャロルに抱かれた俺の体を通して間接的にシャロルに触れているんだ。それなのに俺の体は浅ましくアルファの子種を欲しがりヒュイのものを深く飲み込もうと蠢く。
「さすがオメガ…はっ、誰のものでも喜んで咥えて、勃たせてる」
「ん"ーん"ん"」
ヒュイに俺のものをキツく握られ、声にならない嗚咽が漏れる。もう体のどこが痛いのか分からなくなってきた。
「んっ、シャロルに操すら立てられないんだから、シャロルの側にいる資格ないって分かるよな?」
ヒュイの吐息を耳元で感じ、体はそれすら快楽に変換し昂っていく。熱で浮かされ、今にも思考が溶けそうな頭に微かに残った理性が、危険を察知した。でも、その時には全てが遅かった。
腹の奥に熱を吐き出され、頸筋に痛みが走ったからだ。
-シャロル、シャロル、シャロル。
脳が感情を処理するよりも早く涙が溢れ、閉じた瞼の裏にはシャロルの顔が浮ぶ。
『私の番になって欲しい』
聞こえるはずのないシャロルの声が耳奥でこだまする。
-俺も…番になりたい。シャロルじゃなきゃ、嫌なんだ…
「これで、もうシャロルには触ってもらえないね。ざまあみろ」
「……」
ヒュイが嬉しそうに俺の耳元で囁いた内容を理解した時、絶望の淵に叩き落とされた。
人は絶望に打ちひしがれたとき、声すら出ないのだと知る。ただ涙が溢れ、頬を濡らし続けた。
51
あなたにおすすめの小説
〈完結〉【書籍化・取り下げ予定】「他に愛するひとがいる」と言った旦那様が溺愛してくるのですが、そういうのは不要です
ごろごろみかん。
恋愛
「私には、他に愛するひとがいます」
「では、契約結婚といたしましょう」
そうして今の夫と結婚したシドローネ。
夫は、シドローネより四つも年下の若き騎士だ。
彼には愛するひとがいる。
それを理解した上で政略結婚を結んだはずだったのだが、だんだん夫の様子が変わり始めて……?
【完結】愛されたかった僕の人生
Kanade
BL
✯オメガバース
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
お見合いから一年半の交際を経て、結婚(番婚)をして3年。
今日も《夫》は帰らない。
《夫》には僕以外の『番』がいる。
ねぇ、どうしてなの?
一目惚れだって言ったじゃない。
愛してるって言ってくれたじゃないか。
ねぇ、僕はもう要らないの…?
独りで過ごす『発情期』は辛いよ…。
運命じゃない人
万里
BL
旭は、7年間連れ添った相手から突然別れを告げられる。「運命の番に出会ったんだ」と語る彼の言葉は、旭の心を深く傷つけた。積み重ねた日々も未来の約束も、その一言で崩れ去り、番を解消される。残された部屋には彼の痕跡はなく、孤独と喪失感だけが残った。
理解しようと努めるも、涙は止まらず、食事も眠りもままならない。やがて「番に捨てられたΩは死ぬ」という言葉が頭を支配し、旭は絶望の中で自らの手首を切る。意識が遠のき、次に目覚めたのは病院のベッドの上だった。
【完結】幼馴染から離れたい。
June
BL
隣に立つのは運命の番なんだ。
βの谷口優希にはαである幼馴染の伊賀崎朔がいる。だが、ある日の出来事をきっかけに、幼馴染以上に大切な存在だったのだと気づいてしまう。
番外編 伊賀崎朔視点もあります。
(12月:改正版)
8/16番外編出しました!!!!!
読んでくださった読者の皆様、たくさんの❤️ありがとうございます😭
1/27 1000❤️ありがとうございます😭
3/6 2000❤️ありがとうございます😭
4/29 3000❤️ありがとうございます😭
8/13 4000❤️ありがとうございます😭
12/10 5000❤️ありがとうございます😭
わたし5は好きな数字です💕
お気に入り登録が500を超えているだと???!嬉しすぎますありがとうございます😭
【完結済】あの日、王子の隣を去った俺は、いまもあなたを想っている
キノア9g
BL
かつて、誰よりも大切だった人と別れた――それが、すべての始まりだった。
今はただ、冒険者として任務をこなす日々。けれどある日、思いがけず「彼」と再び顔を合わせることになる。
魔法と剣が支配するリオセルト大陸。
平和を取り戻しつつあるこの世界で、心に火種を抱えたふたりが、交差する。
過去を捨てたはずの男と、捨てきれなかった男。
すれ違った時間の中に、まだ消えていない想いがある。
――これは、「終わったはずの恋」に、もう一度立ち向かう物語。
切なくも温かい、“再会”から始まるファンタジーBL。
全8話
お題『復縁/元恋人と3年後に再会/主人公は冒険者/身を引いた形』設定担当AI /c
【完】君に届かない声
未希かずは(Miki)
BL
内気で友達の少ない高校生・花森眞琴は、優しくて完璧な幼なじみの長谷川匠海に密かな恋心を抱いていた。
ある日、匠海が誰かを「そばで守りたい」と話すのを耳にした眞琴。匠海の幸せのために身を引こうと、クラスの人気者・和馬に偽の恋人役を頼むが…。
すれ違う高校生二人の不器用な恋のお話です。
執着囲い込み☓健気。ハピエンです。
番解除した僕等の末路【完結済・短編】
藍生らぱん
BL
都市伝説だと思っていた「運命の番」に出逢った。
番になって数日後、「番解除」された事を悟った。
「番解除」されたΩは、二度と他のαと番になることができない。
けれど余命宣告を受けていた僕にとっては都合が良かった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる