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【奇妙な予告状】⑥
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軽い口調で言う快斗に、呆れを含ませてため息をつく。
この前もファンレターを見せびらかして、彼の幼馴染みである西本愛子さんと喧嘩になったって言ってたのに…。
その時の喧嘩の仲裁をした際に、何故かこちらにまで飛び火して、凜と喧嘩になったのは苦い思い出だ。結局、後日快斗と共にあたふたしながら謝って、どうにか解決したが。
「お前なぁ。モテ自慢なら、俺んとこに掛けて来ないで他を当たれ、ほ、か、を」
半ば強い口調で言うと、快斗は今度はどこか困ったように言った。
『モテ自慢って…いや、でも今回はそうじゃなくて差出人が問題なんだよ。俺一人で解決させようと思ったんだが、それを運悪く愛子に見られちまって…。もう大騒ぎ。で、止める間もなく親父さんに連絡しやがるし、挙げ句には『快斗はそれ絶対に九條君に見せなさいよ!分かった?』…だとよ』
無駄にその能力を使って、西本さんが言ったであろう台詞はしっかり声真似して状況を説明してくれる快斗。
語尾が疲れているのは、幼馴染みを止めるのが余程疲れたのだろう。
その苦労を思いやって、お疲れ様と言えば、「ああ、本当に疲れた」と返された。
「それで?その不気味な手紙の差出人ってのは誰なんだ?」
話を切り替えようと聞いたが、そこで思わぬ名前を聞くことになった。
俺の問いかけに、快斗はごそごそと何かを探すような音と共に、やはりどこか軽い口調で言った。
『ん?ああ、差出人か。えーと、待ってろ。確かここに…あ、あった、あった。俺に変な手紙を出した差出人は―――
【Doll Master】って書いてるぜ』
…ちょっと待て、おい。
快斗が言った差出人は、今世間を騒がしている有名な誘拐犯の名前だった。
この前もファンレターを見せびらかして、彼の幼馴染みである西本愛子さんと喧嘩になったって言ってたのに…。
その時の喧嘩の仲裁をした際に、何故かこちらにまで飛び火して、凜と喧嘩になったのは苦い思い出だ。結局、後日快斗と共にあたふたしながら謝って、どうにか解決したが。
「お前なぁ。モテ自慢なら、俺んとこに掛けて来ないで他を当たれ、ほ、か、を」
半ば強い口調で言うと、快斗は今度はどこか困ったように言った。
『モテ自慢って…いや、でも今回はそうじゃなくて差出人が問題なんだよ。俺一人で解決させようと思ったんだが、それを運悪く愛子に見られちまって…。もう大騒ぎ。で、止める間もなく親父さんに連絡しやがるし、挙げ句には『快斗はそれ絶対に九條君に見せなさいよ!分かった?』…だとよ』
無駄にその能力を使って、西本さんが言ったであろう台詞はしっかり声真似して状況を説明してくれる快斗。
語尾が疲れているのは、幼馴染みを止めるのが余程疲れたのだろう。
その苦労を思いやって、お疲れ様と言えば、「ああ、本当に疲れた」と返された。
「それで?その不気味な手紙の差出人ってのは誰なんだ?」
話を切り替えようと聞いたが、そこで思わぬ名前を聞くことになった。
俺の問いかけに、快斗はごそごそと何かを探すような音と共に、やはりどこか軽い口調で言った。
『ん?ああ、差出人か。えーと、待ってろ。確かここに…あ、あった、あった。俺に変な手紙を出した差出人は―――
【Doll Master】って書いてるぜ』
…ちょっと待て、おい。
快斗が言った差出人は、今世間を騒がしている有名な誘拐犯の名前だった。
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