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141話
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ユナside
ジョウキの部屋を後にして私たちは自分達の部屋へと戻った。
ゴナを抱っこしたマハロは慣れた手つきでゴナをベッドに寝かせ、愛しそうにゴナの前髪をなで布団をかける。
そしてマハロは私の方をチラッと見て優しく微笑んだ。
M「ユナ…おいで…」
マハロはそう言って手を広げて私を見つめた。
私はマハロに抱きしめられてゴナを見つめる。
M「ほら見て?ゴナの口元…ユナにそっくり…」
マハロは私を抱きしめたままそっとベッドに腰掛けゴナ優しく見つめながらそう言った。
Y「そうかな…?」
M「寝顔もびっくりするほどそっくり…もう俺はゴナが可愛くてたまらないよ…」
Y「…ありがとう…」
私の言葉にマハロは私の頬を優しく撫でる。
M「ユナ?あのさ…俺…ユナが思ってるよりもずっと…2人を必要としてるよ?」
Y「え…?」
マハロは私の顔を覗き込みながら目の奥をじっと見つめる。
M「トウヤとミリちゃんが付き合ってたとしてもそれは俺たちには関係ない。だけど…もし、俺たちの関係が表沙汰になったら世の中には悪く言う人が出てくるだろね。俺だけじゃなくユナやゴナのことも悪く言われるかもしれない…」
Y「うん…」
M「でも、俺はその人達を黙らせて俺たちの事を理解してもらえるように努力するから…2人を絶対に守るから…」
Y「マハロ…」
M「だから…ユナは何も不安に思わなくていいんだよ…?」
マハロはそう言って私を包み込むように優しく抱きしめた。
Y「…ごめんね…」
M「ごめんねは俺にじゃなくてトウヤに言わなきゃね?」
Y「うん…明日ちゃんと謝る…」
M「いい子だね。」
マハロはそう言うと優しく微笑み何度も何度も私の背中を優しく撫でてくれた。
すると、インターホンがあるはずなのに扉を激しく叩く音が響いた。
その音に驚いたゴナは飛び起き私にしがみつく。
Y「ゴナ大丈夫だよ…」
G「こわい…」
M「大丈夫。俺が行くから2人はここにいて?」
マハロがポンポンっとゴナの頭をなでて扉の方へと向かった。
微かに聞こえてきたのはジョウキの声でマハロと一緒に部屋の奥へとやって来たのはやはりジョウキだった。
Y「…あんな大声で…一体…どうしたのよ…?」
ジョウキはあきらかに不機嫌そうな顔をしながらおでこに血管を浮かせてイラついている。
そんな様子みてゴナはさらに怯え私の胸に顔をうずめた。
ジョウキはそんなゴナの怯える様子を見て少し落ち着きを取り戻した。
J「ごめん…ユナあのさ、ヒスイって男…知ってるだろ?」
私はジョウキの口から出たその名前に固まる。
いずれはヒスイさんの名前をジョウキの口から聞く日はくるとは思ってたけど、まさかそれがアナと再会した日になるとはさすがに私も思ってもみなかった。
きっとジョウキは落ちついたフリして私に聞いてるけど本当はものすごく怖いはず。
私は軽く深呼吸をして呼吸を整えた。
Y「ジョウキ…ヒスイさんはね…」
目の前にいるジョウキの身体が微かに震えていて私の心が痛む。
J「うん…」
ジョウキの生唾を飲み込む音がゴクリと響いて聞こえた。
Y「ヒスイさんはアナのお兄様だよ…」
J「へ…?」
私の言葉を聞いたジョウキは強張っていた顔が一瞬にしてチカラが抜ける。
M「なんだアナのお兄さんか。こっちで出来た彼氏かと思って焦った。良かったねジョウキ!」
マハロはほっとしてニコニコしながらゴナを私の腕から抱き上げたが、私が今ジョウキから聞いた話では全く良くなくてむしろ、危険な状態だ。
J「いや…全然…よくない…」
M「え?聞いてた?ヒスイさんはアナのお兄さんだよ?」
あの大きいはずのジョウキの体はみるみるうちに縮こまりシュンっと下を向く。
Y「何があったのよ…一体…」
J「…実は…」
ジョウキはあきらかにヘコんだ声でさっき起こったばかりの一連の出来事を私達に詳しく話した。
J「どうしよユナ…俺…お兄さんの胸ぐら掴んじゃった。」
Y「もう、今更後悔しても遅いしあの冷静なはずのヒスイさんがそこまで取り乱すとはね…確かにヒスイさんは社長以上にアナの事を溺愛してるけど…なんかちょっと気になるな。でもジョウキ本気で次、ヒスイさんと会った時は覚悟した方がいいかもね?」
ジョウキは私の話を肩を落として下を向いて聞いている。
そしてマハロは私の話を聞いてジョウキよりも驚いてる様子だった。
M「え!?あの社長よりも溺愛って…でも、今回は目撃されたタイミングが悪かったとしか言いようがないよね…」
マハロは励ますようにジョウキの肩をポンポンと叩く。
J「もぉ~マジでどうしよ。アナとやっと再会出来たばかりなのにこれじゃお兄さん絶対許してくれねぇよな。」
そう言いながらジョウキはさらに小さく丸まった。
M「いや…ジョウキ…これは逆にチャンスだよ…!!」
隣に座るマハロは何故かドヤ顔をしてそう話す。
J「どこがチャンスなんですか。ピンチの間違いでしょ?」
すると、マハロはニヤッと片方の口角をあげて笑った。
M「ピンチはチャンスって言うだろ?このままの状態にしといていいの?お兄さんとのこと。」
J「それは…」
M「まずはお兄さんに会ってちゃんとさっきの事情を説明しなきゃだね。大丈夫だよ、お兄さんならちゃんとアナとジョウキのこと理解してくれる。」
J「そうですよね。」
そうしてマハロはジョウキの背中を押した。
つづく
ジョウキの部屋を後にして私たちは自分達の部屋へと戻った。
ゴナを抱っこしたマハロは慣れた手つきでゴナをベッドに寝かせ、愛しそうにゴナの前髪をなで布団をかける。
そしてマハロは私の方をチラッと見て優しく微笑んだ。
M「ユナ…おいで…」
マハロはそう言って手を広げて私を見つめた。
私はマハロに抱きしめられてゴナを見つめる。
M「ほら見て?ゴナの口元…ユナにそっくり…」
マハロは私を抱きしめたままそっとベッドに腰掛けゴナ優しく見つめながらそう言った。
Y「そうかな…?」
M「寝顔もびっくりするほどそっくり…もう俺はゴナが可愛くてたまらないよ…」
Y「…ありがとう…」
私の言葉にマハロは私の頬を優しく撫でる。
M「ユナ?あのさ…俺…ユナが思ってるよりもずっと…2人を必要としてるよ?」
Y「え…?」
マハロは私の顔を覗き込みながら目の奥をじっと見つめる。
M「トウヤとミリちゃんが付き合ってたとしてもそれは俺たちには関係ない。だけど…もし、俺たちの関係が表沙汰になったら世の中には悪く言う人が出てくるだろね。俺だけじゃなくユナやゴナのことも悪く言われるかもしれない…」
Y「うん…」
M「でも、俺はその人達を黙らせて俺たちの事を理解してもらえるように努力するから…2人を絶対に守るから…」
Y「マハロ…」
M「だから…ユナは何も不安に思わなくていいんだよ…?」
マハロはそう言って私を包み込むように優しく抱きしめた。
Y「…ごめんね…」
M「ごめんねは俺にじゃなくてトウヤに言わなきゃね?」
Y「うん…明日ちゃんと謝る…」
M「いい子だね。」
マハロはそう言うと優しく微笑み何度も何度も私の背中を優しく撫でてくれた。
すると、インターホンがあるはずなのに扉を激しく叩く音が響いた。
その音に驚いたゴナは飛び起き私にしがみつく。
Y「ゴナ大丈夫だよ…」
G「こわい…」
M「大丈夫。俺が行くから2人はここにいて?」
マハロがポンポンっとゴナの頭をなでて扉の方へと向かった。
微かに聞こえてきたのはジョウキの声でマハロと一緒に部屋の奥へとやって来たのはやはりジョウキだった。
Y「…あんな大声で…一体…どうしたのよ…?」
ジョウキはあきらかに不機嫌そうな顔をしながらおでこに血管を浮かせてイラついている。
そんな様子みてゴナはさらに怯え私の胸に顔をうずめた。
ジョウキはそんなゴナの怯える様子を見て少し落ち着きを取り戻した。
J「ごめん…ユナあのさ、ヒスイって男…知ってるだろ?」
私はジョウキの口から出たその名前に固まる。
いずれはヒスイさんの名前をジョウキの口から聞く日はくるとは思ってたけど、まさかそれがアナと再会した日になるとはさすがに私も思ってもみなかった。
きっとジョウキは落ちついたフリして私に聞いてるけど本当はものすごく怖いはず。
私は軽く深呼吸をして呼吸を整えた。
Y「ジョウキ…ヒスイさんはね…」
目の前にいるジョウキの身体が微かに震えていて私の心が痛む。
J「うん…」
ジョウキの生唾を飲み込む音がゴクリと響いて聞こえた。
Y「ヒスイさんはアナのお兄様だよ…」
J「へ…?」
私の言葉を聞いたジョウキは強張っていた顔が一瞬にしてチカラが抜ける。
M「なんだアナのお兄さんか。こっちで出来た彼氏かと思って焦った。良かったねジョウキ!」
マハロはほっとしてニコニコしながらゴナを私の腕から抱き上げたが、私が今ジョウキから聞いた話では全く良くなくてむしろ、危険な状態だ。
J「いや…全然…よくない…」
M「え?聞いてた?ヒスイさんはアナのお兄さんだよ?」
あの大きいはずのジョウキの体はみるみるうちに縮こまりシュンっと下を向く。
Y「何があったのよ…一体…」
J「…実は…」
ジョウキはあきらかにヘコんだ声でさっき起こったばかりの一連の出来事を私達に詳しく話した。
J「どうしよユナ…俺…お兄さんの胸ぐら掴んじゃった。」
Y「もう、今更後悔しても遅いしあの冷静なはずのヒスイさんがそこまで取り乱すとはね…確かにヒスイさんは社長以上にアナの事を溺愛してるけど…なんかちょっと気になるな。でもジョウキ本気で次、ヒスイさんと会った時は覚悟した方がいいかもね?」
ジョウキは私の話を肩を落として下を向いて聞いている。
そしてマハロは私の話を聞いてジョウキよりも驚いてる様子だった。
M「え!?あの社長よりも溺愛って…でも、今回は目撃されたタイミングが悪かったとしか言いようがないよね…」
マハロは励ますようにジョウキの肩をポンポンと叩く。
J「もぉ~マジでどうしよ。アナとやっと再会出来たばかりなのにこれじゃお兄さん絶対許してくれねぇよな。」
そう言いながらジョウキはさらに小さく丸まった。
M「いや…ジョウキ…これは逆にチャンスだよ…!!」
隣に座るマハロは何故かドヤ顔をしてそう話す。
J「どこがチャンスなんですか。ピンチの間違いでしょ?」
すると、マハロはニヤッと片方の口角をあげて笑った。
M「ピンチはチャンスって言うだろ?このままの状態にしといていいの?お兄さんとのこと。」
J「それは…」
M「まずはお兄さんに会ってちゃんとさっきの事情を説明しなきゃだね。大丈夫だよ、お兄さんならちゃんとアナとジョウキのこと理解してくれる。」
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そうしてマハロはジョウキの背中を押した。
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