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第一章
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今日は営業時間よりも早めに店を閉めるため、俺は手早く片付けて店を閉める準備する。
ジラさんはゲーマーのお客様が全て帰ってから、店の上にある自宅に行っては下の店におりてきて、俺に服の確認ばかりしてくる。
J「キオ!この服はどう!?」
K「だからなんでピンクばっかなんですか?」
J「ピンクしかないんだって!!」
そう言ってまた、上の部屋に走って上がっていく少しメルヘンな乙女要素を持つアラサー男のジラさん。
あれ…相当ヨイさんって人に惚れんてんな…
ってか、あの二人はどうやって知り合ったんだろう?
無視するとか言ってたから何回も顔は合わせてるみたいだし…それは今度、テヤサさんに聞いてみよう。
K「ジラさん…いい加減にしてください。」
あれから何度も繰り返されたジラさんのパッとしないファッションショーに飽き飽きした俺はそろそろデコに青筋が出てくる。
J「だってヨイにかっこいいって思われ…」
K「ジラさんのその顔があればもう十分じゃないですか…行きますよ。」
J「それはイケメンだって褒めてくれてるって事?いやでも確かに俺はイケメンだけどオシャレじゃないと~」
そう言ってまた、着替えに行こうとするジラさんの腕を掴み、自宅兼店からジラさんを引きずり出す。
俺の強引さに諦めたジラさんはソワソワしながら俺の後ろをついてきた。
そしてパン屋の前につき、大きな窓から俺が店内を覗くと、中にいたテヤサさんと目が合い、テヤサさんはニコッと笑って飛んできて入り口を開けてくれた。
T「キオ~!!いらっしゃい!!」
K「これ、ありがとうございました!助かりました!」
俺は昨日借りたばかりの緑色した傘をテヤサさんに渡した。
T「とんでもない!!あ…ジラさん…また来たの?昨日、ヨイさん怒ってたよ?わざとキオをウチの店に寄せたんじゃないかって。」
俺は話の意図がわからず二人の間でただ話を聞く。
J「違う違う!!ほんと偶然なの!!俺も知らなかったし!!」
T「俺もそう言ったんだけどね?ヨイさんは今、ミニの所にフランスパンの配達に行ったけど…」
ヨイさんがいないと分かって露骨に残念そうな顔をするジラさん。
そして、俺は腹を決めて声を絞り出す。
K「あ、あの!傘を貸してくれたお礼も兼ねて一緒に飲みに行きませんか?ヨイさんも一緒に4人で!!」
緊張していたせいか思っていたよりも大きな声が出て自分で自分の声に驚く。
T「え!!行きたい!!帰って来たらヨイさんに……」
Y「いかない。」
奥の裏口から配達を終えて入ってきた呼び出されてさんが荷物を置きながら言った。
T「えぇ~ヨイさんも行こうよ~」
Y「俺のストーカーと一緒に飯とかゴメンだわ。」
K「ストーカー?って…」
俺は思わずジラさんを見つめると、ジラさんは大きな体をを小さく小さく丸めていた。
T「ストーカーじゃなくてジラさんはヨイさんのファンでしょ。キオは知ってる?毎日のようにジラさんがヨイさんに花束渡したり手紙渡したりプレゼント攻撃してるのw」
初耳な情報に思わず俺は驚きまた、肩身の狭くなっているジラさんを唖然と見つめる。
K「ジラさん…なにやってんですか…ほんと…」
Y「なにがファンだよ。ストーカーじゃねぇか。」
J「ち、違うって言ってんじゃん!!好きだから好きって言ってんじゃん!!嫌なら嫌ってはっきり俺を振ればいいのに!!ヨイだって…バカじゃないの?とかほんとしつこい。とかそんな言い方でさ!!そんなので諦められるわけないじゃん!!俺のこと嫌いなら嫌いだから付き合わないって言えよ!!はっきりと俺のこと振ってくれないといつまでも俺はヨイのこと諦められないじゃんかぁーーーーーーーーー!!!!!!」
怒った時にお決まりとなった早口のジラさんは真っ赤な顔をして息を切らしながらそう言った。
ヨイさんはその様子を表情ひとつ変えることなくじーっと見ている。
Y「ほんとうるせぇ…」
ヨイさんは動じることなくそうボソっと呟いて耳を小指でほじりながら中へ入って行く。
T「ちょっ…ちょっと!!ヨイさん!!キオごめん…ちょっと待ってて。」
テヤサさんはそう言ってヨイさんを追いかけて行った。
そして、俺は横にいるジラさんを見つめる…
K「ジラさん…いつ間のにそんな恋してたんですか…俺に言ってくれれば良かったのに…」
J「言えないよ…」
K「なんで?俺が年下だから?」
J「初めてなんだもん…ヨイが…初恋…」
K「はぁ!!!?マジ!!?」
J「うん…本気で誰かを好きになったのはヨイが初めて…キオもういいよ…帰ろう…?」
K「ジラさん…」
悲しそうな顔をして店を出て行こうとするジラさんの背中を見つめ、仕方なくその背中について行こうとすると、俺の前にサッと人影が視野に入りヨイさんと目があった。
K「あ……」
Y「なんだよ?別に俺が行きたくて行くわけじゃない。テヤサが傘を貸したお礼をしてもらうのにストーカー男がいるなか1人でテヤサを行かせるのが心配だから俺が保護者としてついて……」
T「ヨイさん分かったから!ありがとう…俺のためについて来てくれて!!ほんとありがとうねぇ!!感謝しかないよ!!ね?ほら、行こう!!しゅっぱーつ!!」
中から私服に着替えたヨイさんとテヤサさんが出てきた。
そのテヤサさんの私服が可愛くてまた、俺の頬が緩み気づく…
俺…テヤサさんのことそういう目で見てる。
そしてテヤサさんは俺たちの背中を押すようにして店から追い出し、せっせと店の看板を入れてシャッターを下ろそうとするので俺は手を伸ばしてそれを手伝った。
T「ありがとう。じゃ…どこ行く!!?」
K「え…あ…俺あんまり詳しくなくて…」
Y「は?誘っといてなんだそれ?」
T「あぁ~もう!!ヨイさん怒んないの!じゃ、俺の行きつけの店に行こう?」
K「すいません…お任せします…」
そう決まると俺の前をヨイさんが歩き出し、その背中を追いかけるようにジラさんが小走りで付いて行く。
俺はその2人に続いて歩こうとすると、ふと腕に温もりを感じ思わず視線を自分の腕に落とした。
K「え……」
そこにはテヤサさんが自然に俺の腕を掴んでいて俺は思わず戸惑う。
すると、テヤサさんもそれに気づきハッとしたような顔をして手をパッと離した。
T「ぁ…ごめん…つい…」
K「いや…全然…」
なんとも言えないむず痒い感覚に襲われ、俺は思わず頭を掻く。
T「え…っと…行こっか!!」
テヤサさんは俺にそう笑いかけて2人の背中を追いかけた。
やばい…可愛い…あの笑顔は可愛いすぎる…
あまりの可愛さに圧倒された俺は思わずその場で立ちすくんでいた。
T「キオ…?」
先に歩き出していたテヤサさんが振り返り、俺を不思議そうに見つめた。
自分の中で生まれるまた、テヤサさんを抱きしめたいという感情と闘い、頭の中はそれでいっぱいになる俺はもう…もしかしたら…この人のこと…
T「キオ……?大丈夫?」
そう言って駆け寄ってきたテヤサさんに思わず見惚れてしまった俺は…
そのか細い腰を掬うように抱き寄せて…
可愛いらしいその唇に吸い寄せれ、柔かなむにゅとした感触を唇に感じてハッと我に返った。
慌てて距離を取りテヤサさんの顔を見ると、テヤサさんの顔は真っ赤に染まっていて、俺と目をそらしモジモジとしていて…
俺の心臓は爆破してしまいそうなほど早く動き出す。
K「え…あ!いや、その…今のは違うくて…」
T「違うの?」
俺の言葉を聞いて悲しそうに俺を見つめるテヤサさんに俺は焦り慌て言葉がうまく出てこない。
K「え…!?いや、なんて言うかその…すいません…俺どうかしてて…」
T「どうかしてたの?」
今にも泣きましてしまうのではないかと思う反面…テヤサさんはキュッと俺の手を繋いでくるから…
この人は本当に罪な人だと思った。
K「その…つい…本当にすいません…忘れてください。」
T「忘れないといけないことなの?」
俺が言い訳を口走れば口走るほど、目の前のテヤサさんは顔が曇っていき口角を下げていく…
なのにその表情とは裏腹にテヤサさんの手は俺の手から胸へと移動し、首筋をそっと撫でた。
K「そ…それは…その…」
T「俺は忘れたくないのに。」
テヤサさんはそう言うと悲しそうにニコッと笑って慌てる俺にチュと口付けた。
T「俺…キオのこと好きになっちゃったみたい…」
K「……え……」
時が…止まったような気がした。
J「ほら~そこの2人なにしてんの~行くよ~!!」
どれくらいの時を俺はテヤサさんと見つめあっていたのだろう…
自分でもよく分からない。
ただ、目が離せなくて言葉が出てこなくて…あの綺麗な顔をじっと見つめていた。
ジラさんの言葉によって現実に引き戻されて俺たちはぎこちない距離感で並んで歩く。
微かに肩が当たり歩く弾みでたまに手の甲がぶつかる…
その度に俺はさっきのキスを思い出してはゴクリと喉を鳴らし、チラッと横にいるテヤサさんを見ると目が合いまた、お互いに目を逸らした。
つづく
ジラさんはゲーマーのお客様が全て帰ってから、店の上にある自宅に行っては下の店におりてきて、俺に服の確認ばかりしてくる。
J「キオ!この服はどう!?」
K「だからなんでピンクばっかなんですか?」
J「ピンクしかないんだって!!」
そう言ってまた、上の部屋に走って上がっていく少しメルヘンな乙女要素を持つアラサー男のジラさん。
あれ…相当ヨイさんって人に惚れんてんな…
ってか、あの二人はどうやって知り合ったんだろう?
無視するとか言ってたから何回も顔は合わせてるみたいだし…それは今度、テヤサさんに聞いてみよう。
K「ジラさん…いい加減にしてください。」
あれから何度も繰り返されたジラさんのパッとしないファッションショーに飽き飽きした俺はそろそろデコに青筋が出てくる。
J「だってヨイにかっこいいって思われ…」
K「ジラさんのその顔があればもう十分じゃないですか…行きますよ。」
J「それはイケメンだって褒めてくれてるって事?いやでも確かに俺はイケメンだけどオシャレじゃないと~」
そう言ってまた、着替えに行こうとするジラさんの腕を掴み、自宅兼店からジラさんを引きずり出す。
俺の強引さに諦めたジラさんはソワソワしながら俺の後ろをついてきた。
そしてパン屋の前につき、大きな窓から俺が店内を覗くと、中にいたテヤサさんと目が合い、テヤサさんはニコッと笑って飛んできて入り口を開けてくれた。
T「キオ~!!いらっしゃい!!」
K「これ、ありがとうございました!助かりました!」
俺は昨日借りたばかりの緑色した傘をテヤサさんに渡した。
T「とんでもない!!あ…ジラさん…また来たの?昨日、ヨイさん怒ってたよ?わざとキオをウチの店に寄せたんじゃないかって。」
俺は話の意図がわからず二人の間でただ話を聞く。
J「違う違う!!ほんと偶然なの!!俺も知らなかったし!!」
T「俺もそう言ったんだけどね?ヨイさんは今、ミニの所にフランスパンの配達に行ったけど…」
ヨイさんがいないと分かって露骨に残念そうな顔をするジラさん。
そして、俺は腹を決めて声を絞り出す。
K「あ、あの!傘を貸してくれたお礼も兼ねて一緒に飲みに行きませんか?ヨイさんも一緒に4人で!!」
緊張していたせいか思っていたよりも大きな声が出て自分で自分の声に驚く。
T「え!!行きたい!!帰って来たらヨイさんに……」
Y「いかない。」
奥の裏口から配達を終えて入ってきた呼び出されてさんが荷物を置きながら言った。
T「えぇ~ヨイさんも行こうよ~」
Y「俺のストーカーと一緒に飯とかゴメンだわ。」
K「ストーカー?って…」
俺は思わずジラさんを見つめると、ジラさんは大きな体をを小さく小さく丸めていた。
T「ストーカーじゃなくてジラさんはヨイさんのファンでしょ。キオは知ってる?毎日のようにジラさんがヨイさんに花束渡したり手紙渡したりプレゼント攻撃してるのw」
初耳な情報に思わず俺は驚きまた、肩身の狭くなっているジラさんを唖然と見つめる。
K「ジラさん…なにやってんですか…ほんと…」
Y「なにがファンだよ。ストーカーじゃねぇか。」
J「ち、違うって言ってんじゃん!!好きだから好きって言ってんじゃん!!嫌なら嫌ってはっきり俺を振ればいいのに!!ヨイだって…バカじゃないの?とかほんとしつこい。とかそんな言い方でさ!!そんなので諦められるわけないじゃん!!俺のこと嫌いなら嫌いだから付き合わないって言えよ!!はっきりと俺のこと振ってくれないといつまでも俺はヨイのこと諦められないじゃんかぁーーーーーーーーー!!!!!!」
怒った時にお決まりとなった早口のジラさんは真っ赤な顔をして息を切らしながらそう言った。
ヨイさんはその様子を表情ひとつ変えることなくじーっと見ている。
Y「ほんとうるせぇ…」
ヨイさんは動じることなくそうボソっと呟いて耳を小指でほじりながら中へ入って行く。
T「ちょっ…ちょっと!!ヨイさん!!キオごめん…ちょっと待ってて。」
テヤサさんはそう言ってヨイさんを追いかけて行った。
そして、俺は横にいるジラさんを見つめる…
K「ジラさん…いつ間のにそんな恋してたんですか…俺に言ってくれれば良かったのに…」
J「言えないよ…」
K「なんで?俺が年下だから?」
J「初めてなんだもん…ヨイが…初恋…」
K「はぁ!!!?マジ!!?」
J「うん…本気で誰かを好きになったのはヨイが初めて…キオもういいよ…帰ろう…?」
K「ジラさん…」
悲しそうな顔をして店を出て行こうとするジラさんの背中を見つめ、仕方なくその背中について行こうとすると、俺の前にサッと人影が視野に入りヨイさんと目があった。
K「あ……」
Y「なんだよ?別に俺が行きたくて行くわけじゃない。テヤサが傘を貸したお礼をしてもらうのにストーカー男がいるなか1人でテヤサを行かせるのが心配だから俺が保護者としてついて……」
T「ヨイさん分かったから!ありがとう…俺のためについて来てくれて!!ほんとありがとうねぇ!!感謝しかないよ!!ね?ほら、行こう!!しゅっぱーつ!!」
中から私服に着替えたヨイさんとテヤサさんが出てきた。
そのテヤサさんの私服が可愛くてまた、俺の頬が緩み気づく…
俺…テヤサさんのことそういう目で見てる。
そしてテヤサさんは俺たちの背中を押すようにして店から追い出し、せっせと店の看板を入れてシャッターを下ろそうとするので俺は手を伸ばしてそれを手伝った。
T「ありがとう。じゃ…どこ行く!!?」
K「え…あ…俺あんまり詳しくなくて…」
Y「は?誘っといてなんだそれ?」
T「あぁ~もう!!ヨイさん怒んないの!じゃ、俺の行きつけの店に行こう?」
K「すいません…お任せします…」
そう決まると俺の前をヨイさんが歩き出し、その背中を追いかけるようにジラさんが小走りで付いて行く。
俺はその2人に続いて歩こうとすると、ふと腕に温もりを感じ思わず視線を自分の腕に落とした。
K「え……」
そこにはテヤサさんが自然に俺の腕を掴んでいて俺は思わず戸惑う。
すると、テヤサさんもそれに気づきハッとしたような顔をして手をパッと離した。
T「ぁ…ごめん…つい…」
K「いや…全然…」
なんとも言えないむず痒い感覚に襲われ、俺は思わず頭を掻く。
T「え…っと…行こっか!!」
テヤサさんは俺にそう笑いかけて2人の背中を追いかけた。
やばい…可愛い…あの笑顔は可愛いすぎる…
あまりの可愛さに圧倒された俺は思わずその場で立ちすくんでいた。
T「キオ…?」
先に歩き出していたテヤサさんが振り返り、俺を不思議そうに見つめた。
自分の中で生まれるまた、テヤサさんを抱きしめたいという感情と闘い、頭の中はそれでいっぱいになる俺はもう…もしかしたら…この人のこと…
T「キオ……?大丈夫?」
そう言って駆け寄ってきたテヤサさんに思わず見惚れてしまった俺は…
そのか細い腰を掬うように抱き寄せて…
可愛いらしいその唇に吸い寄せれ、柔かなむにゅとした感触を唇に感じてハッと我に返った。
慌てて距離を取りテヤサさんの顔を見ると、テヤサさんの顔は真っ赤に染まっていて、俺と目をそらしモジモジとしていて…
俺の心臓は爆破してしまいそうなほど早く動き出す。
K「え…あ!いや、その…今のは違うくて…」
T「違うの?」
俺の言葉を聞いて悲しそうに俺を見つめるテヤサさんに俺は焦り慌て言葉がうまく出てこない。
K「え…!?いや、なんて言うかその…すいません…俺どうかしてて…」
T「どうかしてたの?」
今にも泣きましてしまうのではないかと思う反面…テヤサさんはキュッと俺の手を繋いでくるから…
この人は本当に罪な人だと思った。
K「その…つい…本当にすいません…忘れてください。」
T「忘れないといけないことなの?」
俺が言い訳を口走れば口走るほど、目の前のテヤサさんは顔が曇っていき口角を下げていく…
なのにその表情とは裏腹にテヤサさんの手は俺の手から胸へと移動し、首筋をそっと撫でた。
K「そ…それは…その…」
T「俺は忘れたくないのに。」
テヤサさんはそう言うと悲しそうにニコッと笑って慌てる俺にチュと口付けた。
T「俺…キオのこと好きになっちゃったみたい…」
K「……え……」
時が…止まったような気がした。
J「ほら~そこの2人なにしてんの~行くよ~!!」
どれくらいの時を俺はテヤサさんと見つめあっていたのだろう…
自分でもよく分からない。
ただ、目が離せなくて言葉が出てこなくて…あの綺麗な顔をじっと見つめていた。
ジラさんの言葉によって現実に引き戻されて俺たちはぎこちない距離感で並んで歩く。
微かに肩が当たり歩く弾みでたまに手の甲がぶつかる…
その度に俺はさっきのキスを思い出してはゴクリと喉を鳴らし、チラッと横にいるテヤサさんを見ると目が合いまた、お互いに目を逸らした。
つづく
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