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11話
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キイチside
いきなりの事で驚いたのか、固まるタカラくんの唇を舌で強引にこじ開けて、舌を絡めると同時にタカラくんは我に返ったのか必死で抵抗する。
抵抗されればされるほど、やっぱり俺のことを想って泣いてくれているなんてただの自惚れで、タカラくんが泣いてるのはあの男を想っての涙だったんだと気づかされる。
華奢なタカラくんが俺の力に勝てるわけなどなくて、力任せにギュッとタカラくんを縛り付けると、タカラくんは俺の唇を噛みその激痛から離れると、タカラくんは微かに震えていた。
T「何すんだよ!!」
ほんと…俺は何してんだろ…
ずっと側にいる俺なんかよりも突然、現れたイオリという男に心を乱されているタカラくんを見るのが耐えられなかった。
俺なんかタカラくんの瞳にすら映れてないのに、タカラくんはあのイオリという男に心を支配されているかのような眼差しをしていて、胸が押し潰されそうだった。
ずっと壊さないように大切にしてきた「幼なじみ」というこの関係なのに、感情的になってしまった俺は一瞬にしてその関係を壊し、取り返しのつかない事をしてしまった。
そんな自分自身に呆然とし、俺はタカラくんの言葉に言い返すことが出来ない。
T「なんでこんな事するんだよ…一体、お前は何考えてんの…全然分かんない…いっつも酔った勢いで俺を押し倒したりキスしてきたり…一体どういうつもりなんだよ…!結局俺は誰かの代わりかよ!答えろよ!!」
酔った俺がタカラくんを押し倒した?
俺がタカラくんを誰かの代わりだと思ってる?んなことあるはずがない。
タカラくんはこの期に及んで一体、何を寝ぼけた事を言っているのだろう?
タカラくんの言葉に戸惑っていると、タカラくんは涙を流しながらボソッと言った。
T「出て行けよ…頼むからもう…出て行ってくれ……」
泣きながらそう言うタカラくんの顔を見た俺は気づいた。
俺がタカラくんのそばにいるだけでタカラくんにこんなにも苦痛を与えてしまっているんだと。
俺はゆっくりとタカラくんから離れるとそのまま玄関を出た。
K「なにやってんだ俺…」
タカラくんを誰かの代わりだなんて思ったことなんてない。
むしろ、一緒に住みたい。そう思ったのはタカラくんのそばにずっといたかったから、俺はタカラくんの家に転がり込んできた。
タカラくんはどういうつもりで誰かの代わりなんて言ったのだろう?
一瞬でタカラくんの心をかき乱したイオリという男は一体…何者なんだ?
キーンと脳の奥から頭痛がし始めた俺はまた、得体の知れない違和感と恐怖感を覚えた。
つづく
いきなりの事で驚いたのか、固まるタカラくんの唇を舌で強引にこじ開けて、舌を絡めると同時にタカラくんは我に返ったのか必死で抵抗する。
抵抗されればされるほど、やっぱり俺のことを想って泣いてくれているなんてただの自惚れで、タカラくんが泣いてるのはあの男を想っての涙だったんだと気づかされる。
華奢なタカラくんが俺の力に勝てるわけなどなくて、力任せにギュッとタカラくんを縛り付けると、タカラくんは俺の唇を噛みその激痛から離れると、タカラくんは微かに震えていた。
T「何すんだよ!!」
ほんと…俺は何してんだろ…
ずっと側にいる俺なんかよりも突然、現れたイオリという男に心を乱されているタカラくんを見るのが耐えられなかった。
俺なんかタカラくんの瞳にすら映れてないのに、タカラくんはあのイオリという男に心を支配されているかのような眼差しをしていて、胸が押し潰されそうだった。
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そんな自分自身に呆然とし、俺はタカラくんの言葉に言い返すことが出来ない。
T「なんでこんな事するんだよ…一体、お前は何考えてんの…全然分かんない…いっつも酔った勢いで俺を押し倒したりキスしてきたり…一体どういうつもりなんだよ…!結局俺は誰かの代わりかよ!答えろよ!!」
酔った俺がタカラくんを押し倒した?
俺がタカラくんを誰かの代わりだと思ってる?んなことあるはずがない。
タカラくんはこの期に及んで一体、何を寝ぼけた事を言っているのだろう?
タカラくんの言葉に戸惑っていると、タカラくんは涙を流しながらボソッと言った。
T「出て行けよ…頼むからもう…出て行ってくれ……」
泣きながらそう言うタカラくんの顔を見た俺は気づいた。
俺がタカラくんのそばにいるだけでタカラくんにこんなにも苦痛を与えてしまっているんだと。
俺はゆっくりとタカラくんから離れるとそのまま玄関を出た。
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タカラくんを誰かの代わりだなんて思ったことなんてない。
むしろ、一緒に住みたい。そう思ったのはタカラくんのそばにずっといたかったから、俺はタカラくんの家に転がり込んできた。
タカラくんはどういうつもりで誰かの代わりなんて言ったのだろう?
一瞬でタカラくんの心をかき乱したイオリという男は一体…何者なんだ?
キーンと脳の奥から頭痛がし始めた俺はまた、得体の知れない違和感と恐怖感を覚えた。
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