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タカラside
中学を卒業したイオリは中学生の頃は受験に失敗したとはいえ、学年を代表するほどの優等生だったのに何を血迷ったのか、高校に入ってから他校の人間と連むようになり荒れていった。
高一になった俺は中学の頃とはなんら変わらず、高校に入学しても勉強はせずお昼寝と早弁。
体育と音楽と美術は楽しんでまた、お昼寝。
そして、相変わらず伸ばしたままだった長い髪を入学と同時に明るくアッシュ色に染め、俺は高校生活を満喫するように放課後は当時中学2年生だったキイチと2人でよくゲームをして遊んでいた。
親友のミズキは高校入学と共にすぐ生徒会に入り、ヒノハちゃんとリヒトくんは大学の受験勉強に励み、ユウリちゃんはモデルのバイト、ノイルくんはお兄さんのカフェを手伝うのに忙しくなり、自然と俺とキイチは2人っきりで遊ぶことが増えた。
キイチはいつも俺の長くて明るいアッシュ色の毛先を指先で弄りながら、本当にこの髪型よく似合ってる…そう言って褒めてくれた。
そのキイチの瞳はキラキラとしていてキイチに褒められて純粋に嬉しかったし、俺の自慢の髪型にもなったが、この頃の俺はまだ、自分の気持ちに気づいていなかった…いや、男同士でのこの感情に気づいちゃいけないと思ってた。
中二になって突然、大人っぽくなったキイチは色気づきはじめたのか髪の毛をワックスとスプレーでセットしたり、ピアスを開けたり眉を整えたりして今までも可愛い顔をしていると思ってはいたが、段々とカッコよくなっていくキイチのそんな姿に俺は時々ドキッとするようになった。
俺もピアス開けよう…なんて年下のキイチに少し影響されてキイチについてきてもらってピアスを開けに行った。
痛い事が苦手な俺はピアスを開けるのが怖くて騒いでいたが、キイチは昔からこういうのが平気でギュッと俺の手を握り俺がピアスを開けている間、俺のそばにずっといてくれた。
少しずつ大人の階段を登っていく俺とキイチはいつの間にか2人だけの思い出と秘密が増えていき、お互いが高校と中学に登校しているとき以外は殆どの時を一緒に過ごした。
俺たちにとってそれが当たり前だったし、そんな日々がずっと続くと俺はその時思っていた。
なのに突如、俺の青春時代は急に影を落とし始めた。
つづく
中学を卒業したイオリは中学生の頃は受験に失敗したとはいえ、学年を代表するほどの優等生だったのに何を血迷ったのか、高校に入ってから他校の人間と連むようになり荒れていった。
高一になった俺は中学の頃とはなんら変わらず、高校に入学しても勉強はせずお昼寝と早弁。
体育と音楽と美術は楽しんでまた、お昼寝。
そして、相変わらず伸ばしたままだった長い髪を入学と同時に明るくアッシュ色に染め、俺は高校生活を満喫するように放課後は当時中学2年生だったキイチと2人でよくゲームをして遊んでいた。
親友のミズキは高校入学と共にすぐ生徒会に入り、ヒノハちゃんとリヒトくんは大学の受験勉強に励み、ユウリちゃんはモデルのバイト、ノイルくんはお兄さんのカフェを手伝うのに忙しくなり、自然と俺とキイチは2人っきりで遊ぶことが増えた。
キイチはいつも俺の長くて明るいアッシュ色の毛先を指先で弄りながら、本当にこの髪型よく似合ってる…そう言って褒めてくれた。
そのキイチの瞳はキラキラとしていてキイチに褒められて純粋に嬉しかったし、俺の自慢の髪型にもなったが、この頃の俺はまだ、自分の気持ちに気づいていなかった…いや、男同士でのこの感情に気づいちゃいけないと思ってた。
中二になって突然、大人っぽくなったキイチは色気づきはじめたのか髪の毛をワックスとスプレーでセットしたり、ピアスを開けたり眉を整えたりして今までも可愛い顔をしていると思ってはいたが、段々とカッコよくなっていくキイチのそんな姿に俺は時々ドキッとするようになった。
俺もピアス開けよう…なんて年下のキイチに少し影響されてキイチについてきてもらってピアスを開けに行った。
痛い事が苦手な俺はピアスを開けるのが怖くて騒いでいたが、キイチは昔からこういうのが平気でギュッと俺の手を握り俺がピアスを開けている間、俺のそばにずっといてくれた。
少しずつ大人の階段を登っていく俺とキイチはいつの間にか2人だけの思い出と秘密が増えていき、お互いが高校と中学に登校しているとき以外は殆どの時を一緒に過ごした。
俺たちにとってそれが当たり前だったし、そんな日々がずっと続くと俺はその時思っていた。
なのに突如、俺の青春時代は急に影を落とし始めた。
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