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24話
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私は現実に目を背けたまま居心地のよくなってしまったあの丘の上にある家へと帰る。
重い扉を開けるとまるで、子犬のように駆け寄ってくるジユの笑顔を見て今、溢れ出るこの感情が愛おしさなのか憎しみなのかわからない。
私は首元に揺れる白詰草のネックレスを握りしめた。
J「おかえり~!お出かけしてたんだね?久しぶりの休日は楽しめた?」
その真っ直ぐな瞳が私のこの胸を激しく揺さぶり焦がすのは…彼を男として愛してたからではなく血の繋がった弟だったからなのだろうか…?
彼のせいで私たち家族はバラバラになった。
彼がいなければ今も私たち家族4人は幸せに過ごしていたはず。
なのに彼への愛おしさがこみ上げてきてしまう自分に罪悪感に包まれた。
*「うん。ありがとう…ちょっと疲れたから横になるね…」
ジユが私を抱きしめようとした手をサッと交わして自分の部屋の扉を閉めた。
それと同時に流れ出す涙…
なんで…なんでなの?心のなかで何度も問いかけるがその答えはみつからない。
もう…ここにはいられない…ここにいちゃいけないんだ。
私は超えてはいけない一線を超えてしまった…よりによって血の繋がった弟と…
少しでも、早くここを出なきゃ…
ジユに全てがバレてしまう前に…
私はそう思いながら月明かりが差し込むベッドに横になり、止まることのない涙をただ流していた。
いつの間にか気がつくと泣き疲れて寝てしまっていたのか、優しく頬を撫でられる感触で重い目を開ける。
すると、そこには心配そうに見つめるジユがいた。
J「泣いてるけど何があった…?」
私の涙をみて苦しそうな顔をするジユのその顔が私の胸を締め付けて今にも心が壊れてそうに震える。
*「大丈夫だから…」
J「どう見ても大丈夫じゃないけど…」
私に伸ばしかけていたジユの手を止めるように私は言葉を吐き捨てた。
*「もう、放っといてよ…」
その言葉を聞いてもジユは私のそばに近寄る…
お願い…もうこれ以上…
私の心に踏み込まないで…
耐えられないの…
J「昨日のこと…怒ってる?本当は嫌だった…?」
嫌なわけないよ…本当はすごく幸せだった…
ずっとここに居たい…そう思って欲張ってしまったから…
きっとバチがあたったんだね。
*「ジユ……」
J「おいで…」
そう言ってジユは私を腕の中に閉じ込めたまま軽く深呼吸をしてベッドに寝転がった。
J「ルリ…あの実はさ……」
*「………」
J「…………やっぱなんでもない…もう、これから1人で泣くの禁止だからね。」
*「………」
自然と溢れ出す私の涙で彼の胸元が濡れ、私はジユの言葉に返事ができない。
J「ルリ……お願いだから…俺をひとりにしないで…」
ジユのその言葉が私の胸を抉る。
この背中を私は求めちゃいけない…そう頭では分かっていても拒めない私は彼の背中に手を回す。
あまりにも彼が愛しすぎるから。
私はいつの間にか彼と大好きだった父を重ねていたんだろか。
ジユがあまりにもあの頃のお父さんに似ていたから。
笑うとできる目尻のシワもふいにできるえくぼも…
力持ちで食べることが大好きで…
いつも、私を可愛いと言って頭を撫でてくれた大きな手も…
だから、これが愛だと錯覚してしまったんだろうか…?
私がそんな事を考えているといつの間にかジユは寝息をたてていた。
つづく
重い扉を開けるとまるで、子犬のように駆け寄ってくるジユの笑顔を見て今、溢れ出るこの感情が愛おしさなのか憎しみなのかわからない。
私は首元に揺れる白詰草のネックレスを握りしめた。
J「おかえり~!お出かけしてたんだね?久しぶりの休日は楽しめた?」
その真っ直ぐな瞳が私のこの胸を激しく揺さぶり焦がすのは…彼を男として愛してたからではなく血の繋がった弟だったからなのだろうか…?
彼のせいで私たち家族はバラバラになった。
彼がいなければ今も私たち家族4人は幸せに過ごしていたはず。
なのに彼への愛おしさがこみ上げてきてしまう自分に罪悪感に包まれた。
*「うん。ありがとう…ちょっと疲れたから横になるね…」
ジユが私を抱きしめようとした手をサッと交わして自分の部屋の扉を閉めた。
それと同時に流れ出す涙…
なんで…なんでなの?心のなかで何度も問いかけるがその答えはみつからない。
もう…ここにはいられない…ここにいちゃいけないんだ。
私は超えてはいけない一線を超えてしまった…よりによって血の繋がった弟と…
少しでも、早くここを出なきゃ…
ジユに全てがバレてしまう前に…
私はそう思いながら月明かりが差し込むベッドに横になり、止まることのない涙をただ流していた。
いつの間にか気がつくと泣き疲れて寝てしまっていたのか、優しく頬を撫でられる感触で重い目を開ける。
すると、そこには心配そうに見つめるジユがいた。
J「泣いてるけど何があった…?」
私の涙をみて苦しそうな顔をするジユのその顔が私の胸を締め付けて今にも心が壊れてそうに震える。
*「大丈夫だから…」
J「どう見ても大丈夫じゃないけど…」
私に伸ばしかけていたジユの手を止めるように私は言葉を吐き捨てた。
*「もう、放っといてよ…」
その言葉を聞いてもジユは私のそばに近寄る…
お願い…もうこれ以上…
私の心に踏み込まないで…
耐えられないの…
J「昨日のこと…怒ってる?本当は嫌だった…?」
嫌なわけないよ…本当はすごく幸せだった…
ずっとここに居たい…そう思って欲張ってしまったから…
きっとバチがあたったんだね。
*「ジユ……」
J「おいで…」
そう言ってジユは私を腕の中に閉じ込めたまま軽く深呼吸をしてベッドに寝転がった。
J「ルリ…あの実はさ……」
*「………」
J「…………やっぱなんでもない…もう、これから1人で泣くの禁止だからね。」
*「………」
自然と溢れ出す私の涙で彼の胸元が濡れ、私はジユの言葉に返事ができない。
J「ルリ……お願いだから…俺をひとりにしないで…」
ジユのその言葉が私の胸を抉る。
この背中を私は求めちゃいけない…そう頭では分かっていても拒めない私は彼の背中に手を回す。
あまりにも彼が愛しすぎるから。
私はいつの間にか彼と大好きだった父を重ねていたんだろか。
ジユがあまりにもあの頃のお父さんに似ていたから。
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力持ちで食べることが大好きで…
いつも、私を可愛いと言って頭を撫でてくれた大きな手も…
だから、これが愛だと錯覚してしまったんだろうか…?
私がそんな事を考えているといつの間にかジユは寝息をたてていた。
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