63 / 85
63話
しおりを挟む
そして、旅行当日
朝起きると…どうも…また、気分が悪い。
確かにここ数日あまり体調は良くなかったけど…
旅行当日までには治そうと思っていたのに…
気分だけでなく体調までも悪いとは何事ぞ…
これだけ回復力がなくなってきたとはもう、老化現象かな…これ。
いや、きっと違う。
ジユのお誘いも最近断ってばかりで常にイライラしてる私に対してジユも少し不満そうな顔をしていることが増えた。
このままだと本当に捨てられちゃうかも…
もしかして、このイライラやモヤモヤは若年性更年期か?
1度婦人科検診しなきゃな…元々生理不順だしな…
そう思いながら横に眠る可愛いジユの寝顔を見つめて…頬を撫でる。
こんなに好きで大切なのになんでジユに触れられると最近、嫌な気分になるんだろ…
自分の気持ちが分からなくて気分が更に落ち込む。
そして、準備をさせるためジユを起こそうとジユの身体を揺するが…
そう、この男は…なかなかいや、全く起きない。
そんな事も一緒に寝るようになって知った。
1度寝るとそれはもうまるで石のよう。
あ…ふらふらしてきた…気持ち悪い。
頼むから起きてくれ~。
そして、私は力尽きてベッドから落ちるようにしてバタンと床に座り込んだ。
その拍子にドレッサーに置いてある私の化粧品がガチャンと音を立てて床に落ち、石のような男が眠そうな目を開けて起きた。
J「ん…ルリ!?」
床に座り込んでいる私をみたジユは一気に目が覚めた様子で私に近づいてきた。
J「どうしたの!?」
*「うん…ちょっとめまいがして…」
J「こっちおいで…」
ジユが私を抱えてベッドに寝かせジユは私のおでこに手を置く。
J「うん…ちょっと熱っぽいね…今日の旅行はキャンセルだね。」
ジユは基本的に私に過保護。
少し咳をしたら仕事終わりのオサに診察をさせるのは当たり前、エアコンで寒い…なんて言った日には雪だるまのように服を着込ませられる。
その前に設定温度を上げてくれたから助かるのだけど。
初めはそれが嬉しくて大切にされてると思ってたのに…
今ではそれすらイライラしてしまう。
私ってどこまでわがままなんだろな。
*「ジユ…ごめん…」
J「トモキくんとあんな悪巧みを考えるからバチが当たったんだよ?オサくんに伝えくるね?」
*「ジ…ジユ!!ちょっと待って!!!!」
私はジユの太い腕を掴みながら言った。
J「なんだめっちゃ元気じゃん?」
*「オサとユウアちゃんは旅行はキャンセルにしないで行くように言ってね?わかった!?もし、オサがキャンセルにするって言ってもどうにかしてでも行くように仕向けるんだよ!?分かった!?」
J「はぁ~?俺そう言うの苦手だから無理。面倒くさい。」
ジユはあっさり断ってスマホをポチポチいじり始めた。
あっそう。
そう言う態度取るようになったのね?
そっちがそのつもりならこっちだって考えはありますよ。
イライラしてる30過ぎの女を敵にするなんていい度胸じゃないのこの小僧。
*「じゃ、もういい。これから1ヶ月間ジユと一緒に寝ない。1人で寝るからジユも好きにすればいいよ。」
私の言葉にピタっと動きが止まったジユ。
J「……ルリ…何言ってんの?オサくんに言わないとは言ってないだろう?面倒くさいって言っただけじゃん?もう~俺に任せなよ?」
そう言って光の速さでオサのところへ行った。
なんだ…まだまだ可愛いとこあんじゃん。
私はジユの後ろ姿を見つめながらクスッと笑った。
つづく
朝起きると…どうも…また、気分が悪い。
確かにここ数日あまり体調は良くなかったけど…
旅行当日までには治そうと思っていたのに…
気分だけでなく体調までも悪いとは何事ぞ…
これだけ回復力がなくなってきたとはもう、老化現象かな…これ。
いや、きっと違う。
ジユのお誘いも最近断ってばかりで常にイライラしてる私に対してジユも少し不満そうな顔をしていることが増えた。
このままだと本当に捨てられちゃうかも…
もしかして、このイライラやモヤモヤは若年性更年期か?
1度婦人科検診しなきゃな…元々生理不順だしな…
そう思いながら横に眠る可愛いジユの寝顔を見つめて…頬を撫でる。
こんなに好きで大切なのになんでジユに触れられると最近、嫌な気分になるんだろ…
自分の気持ちが分からなくて気分が更に落ち込む。
そして、準備をさせるためジユを起こそうとジユの身体を揺するが…
そう、この男は…なかなかいや、全く起きない。
そんな事も一緒に寝るようになって知った。
1度寝るとそれはもうまるで石のよう。
あ…ふらふらしてきた…気持ち悪い。
頼むから起きてくれ~。
そして、私は力尽きてベッドから落ちるようにしてバタンと床に座り込んだ。
その拍子にドレッサーに置いてある私の化粧品がガチャンと音を立てて床に落ち、石のような男が眠そうな目を開けて起きた。
J「ん…ルリ!?」
床に座り込んでいる私をみたジユは一気に目が覚めた様子で私に近づいてきた。
J「どうしたの!?」
*「うん…ちょっとめまいがして…」
J「こっちおいで…」
ジユが私を抱えてベッドに寝かせジユは私のおでこに手を置く。
J「うん…ちょっと熱っぽいね…今日の旅行はキャンセルだね。」
ジユは基本的に私に過保護。
少し咳をしたら仕事終わりのオサに診察をさせるのは当たり前、エアコンで寒い…なんて言った日には雪だるまのように服を着込ませられる。
その前に設定温度を上げてくれたから助かるのだけど。
初めはそれが嬉しくて大切にされてると思ってたのに…
今ではそれすらイライラしてしまう。
私ってどこまでわがままなんだろな。
*「ジユ…ごめん…」
J「トモキくんとあんな悪巧みを考えるからバチが当たったんだよ?オサくんに伝えくるね?」
*「ジ…ジユ!!ちょっと待って!!!!」
私はジユの太い腕を掴みながら言った。
J「なんだめっちゃ元気じゃん?」
*「オサとユウアちゃんは旅行はキャンセルにしないで行くように言ってね?わかった!?もし、オサがキャンセルにするって言ってもどうにかしてでも行くように仕向けるんだよ!?分かった!?」
J「はぁ~?俺そう言うの苦手だから無理。面倒くさい。」
ジユはあっさり断ってスマホをポチポチいじり始めた。
あっそう。
そう言う態度取るようになったのね?
そっちがそのつもりならこっちだって考えはありますよ。
イライラしてる30過ぎの女を敵にするなんていい度胸じゃないのこの小僧。
*「じゃ、もういい。これから1ヶ月間ジユと一緒に寝ない。1人で寝るからジユも好きにすればいいよ。」
私の言葉にピタっと動きが止まったジユ。
J「……ルリ…何言ってんの?オサくんに言わないとは言ってないだろう?面倒くさいって言っただけじゃん?もう~俺に任せなよ?」
そう言って光の速さでオサのところへ行った。
なんだ…まだまだ可愛いとこあんじゃん。
私はジユの後ろ姿を見つめながらクスッと笑った。
つづく
0
あなたにおすすめの小説
ちょっと大人な物語はこちらです
神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な短編物語集です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
「がっかりです」——その一言で終わる夫婦が、王宮にはある
柴田はつみ
恋愛
妃の席を踏みにじったのは令嬢——けれど妃の心を折ったのは、夫のたった一言だった
王太子妃リディアの唯一の安らぎは、王太子アーヴィンと交わす午後の茶会。だが新しく王宮に出入りする伯爵令嬢ミレーユは、妃の席に先に座り、殿下を私的に呼び、距離感のない振る舞いを重ねる。
リディアは王宮の礼節としてその場で正す——正しいはずだった。けれど夫は「リディア、そこまで言わなくても……」と、妃を止めた。
「わかりました。あなたには、がっかりです」
微笑んで去ったその日から、夫婦の茶会は終わる。沈黙の王宮で、言葉を失った王太子は、初めて“追う”ことを選ぶが——遅すぎた。
王女殿下のモラトリアム
あとさん♪
恋愛
「君は彼の気持ちを弄んで、どういうつもりなんだ?!この悪女が!」
突然、怒鳴られたの。
見知らぬ男子生徒から。
それが余りにも突然で反応できなかったの。
この方、まさかと思うけど、わたくしに言ってるの?
わたくし、アンネローゼ・フォン・ローリンゲン。花も恥じらう16歳。この国の王女よ。
先日、学園内で突然無礼者に絡まれたの。
お義姉様が仰るに、学園には色んな人が来るから、何が起こるか分からないんですって!
婚約者も居ない、この先どうなるのか未定の王女などつまらないと思っていたけれど、それ以来、俄然楽しみが増したわ♪
お義姉様が仰るにはピンクブロンドのライバルが現れるそうなのだけど。
え? 違うの?
ライバルって縦ロールなの?
世間というものは、なかなか複雑で一筋縄ではいかない物なのですね。
わたくしの婚約者も学園で捕まえる事が出来るかしら?
この話は、自分は平凡な人間だと思っている王女が、自分のしたい事や好きな人を見つける迄のお話。
※設定はゆるんゆるん
※ざまぁは無いけど、水戸○門的なモノはある。
※明るいラブコメが書きたくて。
※シャティエル王国シリーズ3作目!
※過去拙作『相互理解は難しい(略)』の12年後、
『王宮勤めにも色々ありまして』の10年後の話になります。
上記未読でも話は分かるとは思いますが、お読みいただくともっと面白いかも。
※ちょいちょい修正が入ると思います。誤字撲滅!
※小説家になろうにも投稿しました。
つまらない妃と呼ばれた日
柴田はつみ
恋愛
公爵令嬢リーシャは政略結婚で王妃に迎えられる。だが国王レオニスの隣には、幼馴染のセレスが“当然”のように立っていた。祝宴の夜、リーシャは国王が「つまらない妃だ」と語る声を聞いてしまい、心を閉ざす。
舞踏会で差し出された手を取らず、王弟アドリアンの助けで踊ったことで、噂は一気に燃え上がる――「王妃は王弟と」「国王の本命は幼馴染」と。
さらに宰相は儀礼と世論を操り、王妃を孤立させる策略を進める。監視の影、届かない贈り物、すり替えられた言葉、そして“白薔薇の香”が事件現場に残る冤罪の罠。
リーシャは微笑を鎧に「今日から、王の隣に立たない」と決めるが、距離を取るほど誤解は確定し、王宮は二人を引き裂いていく。
――つまらない妃とは、いったい誰が作ったのか。真実が露わになった時、失われた“隣”は戻るのか。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
初夜に暴言を吐いた夫は後悔し続ける──10年後の償い【完結】
星森 永羽(ほしもりとわ)
恋愛
王命により、辺境伯ロキアのもとへ嫁いだのは、金髪翠眼の美しき公爵令嬢スフィア。
だが、初夜に彼が告げたのは、愛も権限も与えないという冷酷な宣言だった。噂に踊らされ、彼女を「穢れた花嫁」と罵ったロキア。
しかし、わずか一日でスフィアは姿を消し、教会から届いたのは婚姻無効と慰謝料請求の書状──。
王と公爵の怒りを買ったロキアは、爵位も領地も名誉も奪われ、ただの補佐官として生きることに。
そして十年後、運命のいたずらか、彼は被災地で再びスフィアと出会う。
地位も捨て、娘を抱えて生きる彼女の姿に、ロキアの胸に去来するのは、悔恨と赦しを乞う想い──。
⚠️本作はAIの生成した文章を一部に使用しています。
二十年以上無視してきた夫が、今さら文通を申し込んできました
小豆缶
恋愛
「お願いです。文通から始めてもらえませんか?」
二十年以上会話もなかった夫――この国の王が、ある日突然そう言ってきた。
第一王妃マリアは、公爵家出身の正妃。だが夫はかつて、寵愛する第三王妃の話のみを信じ、彼女を殴ったことがある。その事件が原因で、マリアは男性恐怖症が悪化して、夫と二人きりでは会話すらできなくなっていた。
それから二十年。
第三王妃はとある事故で亡くなり、夫は反省したらしい。だからといって――今さら夫婦関係をやり直したいと言われても遅すぎる。
なのに王は諦めない。毎日の手紙。花を一輪。夜食の差し入れ。
不器用すぎる求愛に振り回されるうち、マリアの中で止まっていた感情が少しずつ動き始める。
これは、冷えきった政略夫婦が「文通」からやり直す恋の話。
※本作は「存在されていないことにされていた管理ギフトの少女王宮で真の家族に出会う」のスピンオフですが、単体で読めます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる