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77話
しおりを挟むルリサイド
数週間後
私はジユと出かけることになった。
オサと3人で出かけるときはいつもオサが運転するから、久しぶりのジユの運転で少し私も嬉しい。
そして、ジユは助手席の扉を開けて私にニコッと微笑む。
J「どうぞ?可愛い僕の奥さん。」
*「いや、まだ籍入れてないじゃん。」
まだ、ツワリの治らない私は何だかんだでジユには冷たく、胸の奥のムカムカと戦いながら日々を過ごしていた。
J「じゃ、フィアンセだね?さぁ乗って?」
それでもジユは優しく私を包み込んで甘やかしてくれる。
なんて出来た歳下のフィアンセなんだろうか…
そして、私たちは出会った頃に行ったショッピングモールに向かった。
久しぶりに訪れたショッピングモールの中を歩きあの日、ジユが私にドレッサーを買ってくれた事を思い出した。
ジユは今日もあの日と同じように何か目的があるようで私の手を引いてそこに向かう。
すると、私の目にふと入った広告…
そんな私に気づいたジユが足を止めた。
J「ルリ?」
*「あ、ごめん!ぼーっとしてた!行こう!」
その広告は綺麗なオーダーメイドの婚約指輪の広告でついつい、目についてしまった。
下の恋人に指輪が欲しいだなんて…口が裂けても絶対に言えないわ。
そんなことを考えながら歩いていると着いた先は…
*「ベビチャン本舗?」
J「うん。ベビー用品揃えようと思って!」
そう言ってジユは嬉しそうにベビー用品を見ていく。
*「まだ早くない?安定期にも入ってないのに……」
J「そう?ほらルリも見てみなよ!この服とか可愛いよ?」
ジユは薄紫色のベビー服を手に取り私に見せる。
*「そうだね…」
ジユは女の子が欲しいのかな…さっきから選ぶものは全部女の子のものばかり。
J「ベビーベッドも買わなきゃだし~チャイルドシートも買わなきゃだし~」
*「ねぇ、ジユ?」
J「ん?」
*「ママになっても…私のこと好きでいてくれる?」
J「えぇ?そんな顔して急にどうした?」
*「私、ジユよりカナリ年上だしきっと赤ちゃん出来て育児に疲れたら今以上にジユより歳上に見えるようになって老けちゃうと思う…それでもジユは私のこと好きでいてくれる?」
J「何言ってんの…そんなこと心配してたの?じゃ、ルリは俺が太ってハゲたら嫌いになるの?」
*「私はならないけど……ジユはまだ若いし……」
J「同じだよ…俺だってならない。一緒に歳を重ねていけばいいじゃん。お互い変わっていく姿を愛していけばいいだけじゃん。なんの問題もないよ?」
*「ねぇ、ジユ……?」
J「ん?」
*「私がおばあさんになってもこうやって手を繋いで歩いてね…」
J「その言葉…忘れないでね?この手…絶対離さないから…子育てに追われて俺のことウザいとかいうのなしだよ?」
*「えへへw 私ならありえるねw 」
J「こ~らぁ!w 」
ジユは私の頬にチュとキスをして沢山のベビー用品を買い占めた。
つづく
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