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第2章
7.恋敵!?
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あれから親睦も深まったレオナくんとは、週1でお家に来てもらっている。
その間は文通をして気分を紛らわしてるの。
兄様も忙しそうだし…。
ヴィンス兄様に限っては、学園で行う学習を復習にしておきたいと言って猛勉強している。
今日はお父様のお客様が来てアズールが相手をしているらしいし、書庫で本でも読んでおこうかなぁ。
流石に書庫にまでお客様は来ないからね!
そうと決まれば行動は早めに!!
傍にあるベルをチリンチリンと鳴らし、リコスさんが隣の部屋から出てきたので、書庫に行ってきますと声をかけておいた。
すると、ラースが居りますのでお連れくださいと言われた。
僕は素直にはーいと返事をしてラースさんと書庫までの道を歩いた。
「今日のお客様はどんな方なんだろうね」
「どういうお方なんでしょうね、僕も今回は聞いておりませんね…。」
「そっかぁ、書庫にまでは来ないよね・・・?」
「はい、それは大丈夫だと思いますよ。」
良かったぁと思いながら、書庫でゆっくり本を読む。
僕はこの書庫の本を全部読むのが夢で今は物語の文庫を攻めている。
すると、外からカツンカツンと靴が地面を弾く音がした。
誰だろうと思っていると、丁度音の主が話し始めた。
「――レオナくんねぇ…」
「厄介だよねぇ」
なんとその声はメル兄様とフラン兄様で。
歩いて行ってしまったからそれ以上の会話はごにょごにょとしか聞こえなかったが、レオナくんは兄様達の中で悪印象なのか・・・?
そ、それはダメだ・・・。あんなにいい子は滅多に居ない(と思う)だから印象を良くしてあげないと!!
僕はそう心に決めたのだった。
でもまあ皆様お気づきだとは思いますが、この後レオナのいい所を沢山語られた兄様達はどうなるかお分かりですよね・・・?
そう、兄達は恋敵により一層嫉妬し恨めしく思うのであった。
その間は文通をして気分を紛らわしてるの。
兄様も忙しそうだし…。
ヴィンス兄様に限っては、学園で行う学習を復習にしておきたいと言って猛勉強している。
今日はお父様のお客様が来てアズールが相手をしているらしいし、書庫で本でも読んでおこうかなぁ。
流石に書庫にまでお客様は来ないからね!
そうと決まれば行動は早めに!!
傍にあるベルをチリンチリンと鳴らし、リコスさんが隣の部屋から出てきたので、書庫に行ってきますと声をかけておいた。
すると、ラースが居りますのでお連れくださいと言われた。
僕は素直にはーいと返事をしてラースさんと書庫までの道を歩いた。
「今日のお客様はどんな方なんだろうね」
「どういうお方なんでしょうね、僕も今回は聞いておりませんね…。」
「そっかぁ、書庫にまでは来ないよね・・・?」
「はい、それは大丈夫だと思いますよ。」
良かったぁと思いながら、書庫でゆっくり本を読む。
僕はこの書庫の本を全部読むのが夢で今は物語の文庫を攻めている。
すると、外からカツンカツンと靴が地面を弾く音がした。
誰だろうと思っていると、丁度音の主が話し始めた。
「――レオナくんねぇ…」
「厄介だよねぇ」
なんとその声はメル兄様とフラン兄様で。
歩いて行ってしまったからそれ以上の会話はごにょごにょとしか聞こえなかったが、レオナくんは兄様達の中で悪印象なのか・・・?
そ、それはダメだ・・・。あんなにいい子は滅多に居ない(と思う)だから印象を良くしてあげないと!!
僕はそう心に決めたのだった。
でもまあ皆様お気づきだとは思いますが、この後レオナのいい所を沢山語られた兄様達はどうなるかお分かりですよね・・・?
そう、兄達は恋敵により一層嫉妬し恨めしく思うのであった。
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