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2章 闇語り
67「時代」
しおりを挟む・時の移り変わりについて。
――――――――――――――――――――――――
お寺で修行している知り合いの話。
とある地方の昔話か階段で―――
山駕籠というものがあるらしい。
山の中を歩いていると、立派な駕籠と、
その警護と思われる侍が現れ、乗る事を
勧めてくるのだという。
そして乗ったら、どこへ連れて行かれるか
わからない、と。
「でもまあ、現代にいたら怪しさ満点だろうね。
駕籠と侍なんて今時どこにいるんだって」
彼が同僚と話していると、師が入ってきた。
「そうとも限らんぞ」
師の話によると、こちらは海辺のとある村での
昔話のようだが―――
『無人の船』もしくは『死人の船』と呼ばれる
怪異があるのだという。
夜、船を出すとどこからか一艘の小舟が現れる。
しかし船上には誰もおらず―――
それが付かず離れずついてくるらしい。
「でな、それが最近になって話題になって
いるんだとよ」
「確かに、船なら変化は少なそうですが―――」
また出るように? と同僚の一人が聞き返したが、
「いやそれが……
昔話だとただの木造の小舟らしいんだが、
今話題になっているのは、エンジン付きの
フィッシングボートとか―――
大きさによっては小型の漁船みたいなものが
ついてくるとの事だ」
それを聞いた彼と同僚は感心したようにうなり、
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あるし―――
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その場にいた全員が苦笑したそうだ。
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