【完結】ゲーセンダンジョン繁盛記 ~魔王に異世界へ誘われ王国に横取りされ、 そこで捨てられた俺は地下帝国を建設する~

アンミン

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147・王都での報告

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「えーと、ハーレイドッグ子爵様は
 元女性騎士団の方々やマリア様から
 聞いていると思いますが、王都にいる
 勇者組と接触してきました。

 王都内に2つダンジョンを作りましたので、
 魔境の森を通らずとも、直接王都から彼らを
 救出する手はずが出来ました」

俺はダンジョン:【エンテの街地下】の
管理者部屋で、

【ハーレイドッグ子爵家地下】、
【ズコウファミリー本拠地地下】、
【アドベグ家地下】の―――
それぞれの管理者たちに向けて、王都での情報を
共有するためにモニターを繋げていた。

『それは何より。
 ヒロト殿の仲間も無事だったようだな』

『こちらの状況も伝えられたのは大きいですね』

『あちらさんも心配してただろ。
 何にせよお互いに無事が確認出来て良かった』

ガド様を始めとして、クラークさん、
ミントさんが明るい声で答えてくれる。

『しっかし、王都までじかに行けるってのは
 いいな。
 今度その通路使わせてくれよ』

ズコウさんも後に続くが、

「2つとも王宮の中ですけど、構いませんか?」

『待ちやがれ』

そのやり取りを見た他のダンジョンの
管理者たちが苦笑する。

「それと、新メンバーが増えました」

「と言っても、この街で路上生活を余儀よぎなく
 されていた子供たちを引き取っただけだがな」

俺の、人間と魔族の妻……
リナとメルダが近況の出来事を話す。

「彼女、カトリーナさんは街の浮浪児たちの
 まとめ役となっていたようですので、
 引き続きそういう子供たちがいたら、
 ウチに連れて来てもらうようにしました。

 パトラやコマチと同じように、冒険者登録も
 させます」

そこで俺はいったん話を区切り、

「そちらの方で何か変わった事は?」

と、近況の報告を促す。

『王都、王家から協力感謝の手紙と品物が
 届いた。

 まあお詫びと、今回の件に対し詮索せんさくはするな、
 という意味もあるだろう』

ガド様に続いて冒険者二人組が、

『こちらの村は静かになりましたよ。
 後トイレとお風呂が好評です』

『もーアレが無ければ、アタシらダメな体に
 なっているから』

クラークさん、ミントさんの言葉に、
こちらの妻二人もうんうんとうなずく。

「ズコウさんの方は……」

『そうだな。
 以前、女どもに作ってもらった宿泊部屋と
 大浴場だが―――
 すげぇ喜んでいるよ。

 特にウチは商売が商売だからさ。
 チビたちを安全な場所に置いておけるってのは
 何よりありがてぇ』

そう言うズコウさんに子爵様が、

『それはそうと……
 珍しい物を着ているようだが』

そう指摘されたのは、リナがズコウさんに
プレゼントした例の甚兵衛じんべえのような和服。
よほど気に入ったのか、今こうして
モニター越しに話している間も着用している。

『おぉ、これですかい。
 前回の報酬の1つですよ』

『へー、服もいろいろあるんですね』

『そういうのチビたちに何かあるかい?
 ヒロトさん』

彼の後にクラークさん、ミントさんが
興味を持ち、

「そうですねえ。
 動物みたいに耳やシッポがついた
 パジャマなら……」

『おお、そういうのがあればロイにぜひ!』

次いでハーレイドッグ子爵様も加わり―――
しばらくコスプレ衣装の種類について話が
盛り上がった。

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