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しおりを挟む入学式から4日経った。
今日もバイトで疲れて寝不足の中。
賀川と、最近仲良くなった鈴木が生徒会について話していた。
鈴木は中学の頃桜ヶ丘中等学校に通っていてそのまま高等学校に上がったらしい。
この桜ヶ丘は奨学金制度を利用しないと
結構授業料などが高いけど、鈴木は結構金持ちらしく大丈夫らしい。
「生徒会ってね、成績優秀者で構成されてるからほとんどαなんだけどね、
1人だけΩの人がいるんだ。」
その話を聞いて俺は入学式のことを思い出した。
度々思い出すあの匂い。
机で目を瞑りながら2人の話を聞いた。
「あー!あの入学式で倒れてためちゃ美形の!」
「その人の名前は、
白鳥 流華(しらとり るか)と言ってね、
白鳥財閥の御曹司で、最上位Ωなんだよ。」
「白鳥財閥!?すげぇ有名なところじゃねーか!しかもあの顔!ぜってーモテまくりだろ!」
「うちの学校で1番モテてるΩだよ。
婚約希望者がすごく多いんだけど、首を一度も縦に振らないことでも有名なんだ。」
「うちの学校って結構偏差値高いし、生活面でも勉強面でもしっかりしてるから、有名な家柄のαも結構いるんだけど、何人かは白鳥先輩目当てでこの学校を選んだ人もいる。みんなの憧れのΩなんだよ。」
「へー。すげぇな、、、
俺はβだし俺には関係ない話だわ。」
「ふふっ、僕もβだけど兄はαでさ一年前までこの学校通ってて、白鳥先輩のこと追いかけてたαの1人だよ。全然見向きもされなかったみたいだけどね!
あの自意識過剰じゃ無理に決まってるさ。」
「お前兄貴嫌いなのかよ、めちゃくちゃ言うじゃねーか。」
「はっはっはっ!」
おいおい、、、
笑って誤魔化してやがる、、、
まあ、最上位Ωなら、俺の理性が飛んだのもうなずける。
いまだに俺のものにしたいって欲があるし、、、
まぁ、でも、一般αの俺にはどう考えても相容れない存在なのには変わりない。
俺は静かに学校生活を送りたい、、、
「まあ、その先輩が最近運命の番に出会ったらしい。」
「運命の番!?それって都市伝説じゃねーのかよ!」
「本当に存在してたみたいだよ!今一年生でαだと知られてる人を生徒会室に呼び出していってるらしい。」
「まじかよ!」
「まだ見つからないみたいだけどね。」
「でも、すぐに見つかるだろうね。なにしろ探しているのはあの白鳥先輩だから。」
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