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1章
就職:治療院
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「お待たせしました、奥の部屋へどうぞ」
そう言われ、案内されるままに裏の道を通り、ドアの前で止められた。
どうやら、ここからは自分で行け、ということらしい。
ので、自分でドアを開いた。
「ようこそ、まぁ、そこにかけて頂戴」
そこにいたのは、まぁそれはそれは美しい――――と一般的に語られれる、聖女様であった。
まぁ確かに整ったお顔、また白磁のようなお肌、そしてはちきれんばかりのお胸をしているから、まぁファン......信者が多いのも納得だ。
まぁ、一般的に、と付けた理由は単純に性癖が刺さらない人も多数いるだろうな......と勝手にロードが思っただけだった。もちろん彼自身ががその一般的からあぶれてしまったからではあるが......これは蛇足である。
「馬鹿なことを考えているような気がするけれど......」
思考が漏れたか、それとも目線か!
俺はダンジョンで身に着けた警戒術をフルに使って椅子を確認......大丈夫なのを確認して、やっと着席した。
しかしロードの目線は変わらずその巨大な双丘に向けられていた。
目線が戻ったのは「コホン」という聖女の咳払いが聞こえてからだった。
「ようこそ、王立治療院へ。まぁ、仕事内容はわかっているでしょう。治療の腕があるなら大歓迎よ」
「まぁ、それなら......」
ロードは「ナイフを借りても?」と聞いてみる。するとロードの思った通り、聖女の腰から護身用だろうナイフが出てきた。
ロードはそれを右手で持つ。そしてまさか、といった顔をしている聖女の目の前で腕を切り落とした。
すぐに切れ目から血が飛び出す。まぁ噴水みたいだ、なんていう感想しか出てこないあたり、環境に慣れてしまったのだろう。
俺はすぐに、魔法を使用した。
「ほい」
この情けない声一つ。だというのに腕が元通りに生えていた。
地面には腕一つ、血一滴残っていない。
聖女の口がいっぱいまで開かれ――――すぐに「コホン」と咳払い。
「あら......なかなか以上。これからよろしくお願いしますね」
「あ、よろしくお願いしますね」
何事もなかったかのように、二人は握手を交わした。
俺の人生どうなるかと思っていたけど、案外どうにかなりそうだ。
「にしても、どうしてこんなにすぐに?」
流石に不思議に思い質問をしてみる。と、すぐに回答が返ってきた。
「最近、人手がどうも足りないんです。今までは回っていましたから、単純に怪我人が増えているんでしょうけど......」
そう、ため息をついた。
というか、怪我人が増えているなんて初耳だった。
が、よくよく思いだせば、最近ポーションは高騰傾向にあったし、粉薬とかも切れていた。
まぁ、あのパーティーは怪我なんてしていないの一点張りだったので無関係だろうけど。
「とりあえず、魔力の限り治療をお願いしようかしら。治療した人数とその治療度合いで日給が決まりますから」
「あぁ、分かりました」
俺は一人、その大部屋に入る。
あぁ、そういうシステムだったのか。と思いながら目の前に広がるのはうめき声の広がる部屋。
ベッドが足りず、床に寝転んでいる人すらいる。しかし治癒術師――――治癒魔法を使える人――――の懸命な治療も間に合わず、魔力が切れて倒れこむ人までいた。
「君は新入りかい......?」
横から、声をかけられた。
そこにいたのは座り込んではいるものの、神官服を着た一人の男性だった。
「はい、そうですけど」
特に嘘をつく必要もないし、何より相手が座っていて、自分が立っている状況で警戒をフルにする必要もない。
そう考え、素直に近づいた。
そしてやはり悪意がなかったようで、ハハ、と乾いた笑いが聞こえた。
「最近、怪我人の数が二倍以上に増えていてな......魔力が切れてしまった。魔力に余裕があるなら、あの奥の小部屋で治せそうな人から治してほしい......」
確かに、男性は肩で息をしており、そのうえ顔色も悪い。
魔力が切れると、ひどい倦怠感と吐き気に悩まされることから、本当に魔力が切れるまで魔法を、おそらくは治癒魔法を使っていたことが分かった。
「わかりました、行ってきます」
俺はすぐに、言われた通りの奥の小部屋へと足を運んだ。
さて、行くか。
そう覚悟を決めて、ドアをゆっくりと開ける。
と、そこは慣れていない人は確実に吐くだろう状況が広がっていた。
あちらこちらでうめき声が漏れ、尿と血と嘔吐物の臭いが混ざり合い漂ってくる。
俺はすぐに鼻をローブの裾で抑えた。
そしてドアをいったん開放して、窓も開け、空気を入れ替える。
どうやらここは重症患者がまとめられているらしい。
一人の様子を見る。どうやら毒に犯され、だんだんと弱っているようだ。
もう一人様子を見てみる。胸を大きく切られ、治癒魔法をかけたものの出血が収まらなかったのだろう。
治癒魔法は怪我を治す、とは言っても限界がある。例えば前者だと魔力の量が足りないと失敗するし、後者だと魔力の量が足りないと失敗する。うん、魔力の量さえあれば成功する。
本当はそれに対する知識や治癒する相手との相性、魔法の練度など、治癒の成功率を左右する条件は色々とあるが、それを知らないロードはいつものように魔力を込めて魔法を使用した。
「ほい」
またもや情けない掛け声とともに、魔法が発動する。
そして次の瞬間、まるで時間が逆再生するかのように怪我が消えていく。
近くにいた治癒術師は、目を奪われた。
そして数秒立たないうちに治癒は終了し、安定した呼吸の患者たちが寝転ぶだけとなった。
「高位範囲回復魔法、『エリア・ハイ・ヒール』......? まさか、無詠唱で?」
解放されたドアの奥で座っていた男性のつぶやきが漏れる。しかしそれに対する回答が返ってくることはなかった。
「さて、何人かな、っと」
俺はすぐに移動して人数を確認する。もちろん雀の涙ほどとはいえ身体強化を使う。
「おっし、二十二人か。これは明日の食事代もなんとかなりそうだ」
二十二人、単純に一人に対して銅貨一枚でも銀貨二枚と銅貨二枚は稼げている。
これを毎日繰り返せば生活費に困ることはなさそうだ。
と、そこで聖女様が部屋へと入ってきた。
「えっ......まさかこれほどとは......」
「あ、聖女様。部屋から出ても大丈夫なんですか?」
聖女は基本的に民衆の前に姿を現さない。というのも、治癒の腕も高いものであることは確かだが、それ以上に実は宗教的理由が勝っている。
簡単に言えば、神様の代行者的な扱いをさせることで、宗教的に有利に働こうとしている。
その効果は上々で、実際に座っていた治癒術師は驚いた顔を数瞬、そしてすぐに頭を下げていた。
が、一日に二度目となる聖女来訪に、もうロードは驚かなかった。
「えぇ、大丈夫ですよ。それよりも、今日はもう休んでいてください」
「いえ、まだ働けます」
「いえいえ......休憩も仕事のうちですから」
「そう言うことでしたら、お言葉に甘えて失礼します」
どうやらこの治療院はとてもやさしい業務形態のようだ。前のパーティーなんて、治癒にバフに、索敵やメンテナンスと休ませてくれなかったのに......やった!
俺は失礼のないようにゆっくりとドアを開け、「失礼します」とだけ声をかけて退室した。
「これほどの治癒魔法、聖女の私でも出来ないのにどうやって......?」
その声が、ロードに届くことはなかった。
そう言われ、案内されるままに裏の道を通り、ドアの前で止められた。
どうやら、ここからは自分で行け、ということらしい。
ので、自分でドアを開いた。
「ようこそ、まぁ、そこにかけて頂戴」
そこにいたのは、まぁそれはそれは美しい――――と一般的に語られれる、聖女様であった。
まぁ確かに整ったお顔、また白磁のようなお肌、そしてはちきれんばかりのお胸をしているから、まぁファン......信者が多いのも納得だ。
まぁ、一般的に、と付けた理由は単純に性癖が刺さらない人も多数いるだろうな......と勝手にロードが思っただけだった。もちろん彼自身ががその一般的からあぶれてしまったからではあるが......これは蛇足である。
「馬鹿なことを考えているような気がするけれど......」
思考が漏れたか、それとも目線か!
俺はダンジョンで身に着けた警戒術をフルに使って椅子を確認......大丈夫なのを確認して、やっと着席した。
しかしロードの目線は変わらずその巨大な双丘に向けられていた。
目線が戻ったのは「コホン」という聖女の咳払いが聞こえてからだった。
「ようこそ、王立治療院へ。まぁ、仕事内容はわかっているでしょう。治療の腕があるなら大歓迎よ」
「まぁ、それなら......」
ロードは「ナイフを借りても?」と聞いてみる。するとロードの思った通り、聖女の腰から護身用だろうナイフが出てきた。
ロードはそれを右手で持つ。そしてまさか、といった顔をしている聖女の目の前で腕を切り落とした。
すぐに切れ目から血が飛び出す。まぁ噴水みたいだ、なんていう感想しか出てこないあたり、環境に慣れてしまったのだろう。
俺はすぐに、魔法を使用した。
「ほい」
この情けない声一つ。だというのに腕が元通りに生えていた。
地面には腕一つ、血一滴残っていない。
聖女の口がいっぱいまで開かれ――――すぐに「コホン」と咳払い。
「あら......なかなか以上。これからよろしくお願いしますね」
「あ、よろしくお願いしますね」
何事もなかったかのように、二人は握手を交わした。
俺の人生どうなるかと思っていたけど、案外どうにかなりそうだ。
「にしても、どうしてこんなにすぐに?」
流石に不思議に思い質問をしてみる。と、すぐに回答が返ってきた。
「最近、人手がどうも足りないんです。今までは回っていましたから、単純に怪我人が増えているんでしょうけど......」
そう、ため息をついた。
というか、怪我人が増えているなんて初耳だった。
が、よくよく思いだせば、最近ポーションは高騰傾向にあったし、粉薬とかも切れていた。
まぁ、あのパーティーは怪我なんてしていないの一点張りだったので無関係だろうけど。
「とりあえず、魔力の限り治療をお願いしようかしら。治療した人数とその治療度合いで日給が決まりますから」
「あぁ、分かりました」
俺は一人、その大部屋に入る。
あぁ、そういうシステムだったのか。と思いながら目の前に広がるのはうめき声の広がる部屋。
ベッドが足りず、床に寝転んでいる人すらいる。しかし治癒術師――――治癒魔法を使える人――――の懸命な治療も間に合わず、魔力が切れて倒れこむ人までいた。
「君は新入りかい......?」
横から、声をかけられた。
そこにいたのは座り込んではいるものの、神官服を着た一人の男性だった。
「はい、そうですけど」
特に嘘をつく必要もないし、何より相手が座っていて、自分が立っている状況で警戒をフルにする必要もない。
そう考え、素直に近づいた。
そしてやはり悪意がなかったようで、ハハ、と乾いた笑いが聞こえた。
「最近、怪我人の数が二倍以上に増えていてな......魔力が切れてしまった。魔力に余裕があるなら、あの奥の小部屋で治せそうな人から治してほしい......」
確かに、男性は肩で息をしており、そのうえ顔色も悪い。
魔力が切れると、ひどい倦怠感と吐き気に悩まされることから、本当に魔力が切れるまで魔法を、おそらくは治癒魔法を使っていたことが分かった。
「わかりました、行ってきます」
俺はすぐに、言われた通りの奥の小部屋へと足を運んだ。
さて、行くか。
そう覚悟を決めて、ドアをゆっくりと開ける。
と、そこは慣れていない人は確実に吐くだろう状況が広がっていた。
あちらこちらでうめき声が漏れ、尿と血と嘔吐物の臭いが混ざり合い漂ってくる。
俺はすぐに鼻をローブの裾で抑えた。
そしてドアをいったん開放して、窓も開け、空気を入れ替える。
どうやらここは重症患者がまとめられているらしい。
一人の様子を見る。どうやら毒に犯され、だんだんと弱っているようだ。
もう一人様子を見てみる。胸を大きく切られ、治癒魔法をかけたものの出血が収まらなかったのだろう。
治癒魔法は怪我を治す、とは言っても限界がある。例えば前者だと魔力の量が足りないと失敗するし、後者だと魔力の量が足りないと失敗する。うん、魔力の量さえあれば成功する。
本当はそれに対する知識や治癒する相手との相性、魔法の練度など、治癒の成功率を左右する条件は色々とあるが、それを知らないロードはいつものように魔力を込めて魔法を使用した。
「ほい」
またもや情けない掛け声とともに、魔法が発動する。
そして次の瞬間、まるで時間が逆再生するかのように怪我が消えていく。
近くにいた治癒術師は、目を奪われた。
そして数秒立たないうちに治癒は終了し、安定した呼吸の患者たちが寝転ぶだけとなった。
「高位範囲回復魔法、『エリア・ハイ・ヒール』......? まさか、無詠唱で?」
解放されたドアの奥で座っていた男性のつぶやきが漏れる。しかしそれに対する回答が返ってくることはなかった。
「さて、何人かな、っと」
俺はすぐに移動して人数を確認する。もちろん雀の涙ほどとはいえ身体強化を使う。
「おっし、二十二人か。これは明日の食事代もなんとかなりそうだ」
二十二人、単純に一人に対して銅貨一枚でも銀貨二枚と銅貨二枚は稼げている。
これを毎日繰り返せば生活費に困ることはなさそうだ。
と、そこで聖女様が部屋へと入ってきた。
「えっ......まさかこれほどとは......」
「あ、聖女様。部屋から出ても大丈夫なんですか?」
聖女は基本的に民衆の前に姿を現さない。というのも、治癒の腕も高いものであることは確かだが、それ以上に実は宗教的理由が勝っている。
簡単に言えば、神様の代行者的な扱いをさせることで、宗教的に有利に働こうとしている。
その効果は上々で、実際に座っていた治癒術師は驚いた顔を数瞬、そしてすぐに頭を下げていた。
が、一日に二度目となる聖女来訪に、もうロードは驚かなかった。
「えぇ、大丈夫ですよ。それよりも、今日はもう休んでいてください」
「いえ、まだ働けます」
「いえいえ......休憩も仕事のうちですから」
「そう言うことでしたら、お言葉に甘えて失礼します」
どうやらこの治療院はとてもやさしい業務形態のようだ。前のパーティーなんて、治癒にバフに、索敵やメンテナンスと休ませてくれなかったのに......やった!
俺は失礼のないようにゆっくりとドアを開け、「失礼します」とだけ声をかけて退室した。
「これほどの治癒魔法、聖女の私でも出来ないのにどうやって......?」
その声が、ロードに届くことはなかった。
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