5 / 23
第一章
1-3 長い、長い道のりの第一歩
しおりを挟む
目が覚める。まぶしい光が目に入り込み、目をすぼめる。
少しずつ慣れてきたので目を開けると、そこに広がっていたのは花畑――――なんてあるはずもなく。
そこにあったのはひび割れた石レンガでできて、唯一の出口も鉄格子と外側についた鍵で固く閉じられている。そこから漏れ出す光がドンピシャで目に当たっていたらしい。
「どうなった......って、考えるまでもないか」
俺は確認して絶望を覚えた。
首に何かがまかれている。体の構造上、そこに何があるかを確認することはできないが、大体予想できる。
隷属の首輪。
つまり俺は、というかクラスメイト全員、多分奴隷になってしまった、というわけだ。
まぁ、これは俺たちが失念していた。というか委員長が良いと思っていた条件の抜け穴か。
二人の間に交わされた約束は二つ。一つは衣食住と生命の保証。もう一つは戦闘を強制しないこと。
確かに、身分の保証は入っていないし、先ほどの質問で誰も手を挙げなかった。つまり、戦闘の意思がある、というわけだ。
命令して理性がぶっ飛ぶ系の隷属だったら面倒だ。例えば『読み込み』『書き込み』セーブできる時間に制限がある、なんて言われて、理性が戻ったころには三年経ってました! なんて悲惨なことはしたくない。だからこそどうにかしてこれを外すことは......出来ないだろう、ならば取返しがつかなくなる前に、あれをするしか。
俺はステータスを呼び出すと、ギフトの欄を表示する。
そこに確かに書かれているのは時間操作lv1。能力としてはポイントを記録するだけ。つまるところセーブだ。だからこそ『読み込み』をどうにかしてしないといけないんだけれど......
「『読み込み』......誰かができるのか、それとも単純な俺の能力不足か」
前者なら現在連絡が取れないクラスメイトの機転にかけるしかない。けれど、後者なら本当にどうしようもない。
とりあえずの目標として、一刻も早く『読み込み』を見つけよう。
しかし、そう簡単に『読み込み』できるだろうか。他の人だったら面倒だな。
というか、そもそもこの部屋が頑丈に防がれているうえに一人で閉じ込められている時点で、どうあがいても外に出る手段はない。それがわかっているからだろうか、手足をはじめとする行動の制限になるような器具はつけられていないようだ。
部屋の中を見回す。
ぼろぼろのベッド、丸出しの便器。机と椅子が一つずつ。蝋燭が一本、火がついてはいないがそこに置いてある。
ひび割れたとはいえ石レンガが頑丈に積まれているからだろう、体当たりしてもびくともしない。
また外部からの連絡も、外部への連絡も不可能。
「あれ、詰んでね」
まぁ、そう簡単に脱獄できるならそれはもはや牢の意味をなしていないけど。
眩しかった外を眺める。そこは大量の石が発光し、そこらじゅうを煌びやかに彩っていた。
外見だけは高級ホテルみたいだ。部屋の質は最悪だけど。
「とりあえず自分で『読み込み』できる可能性を探すか......」
そう考え、よくよく考えたら詳細を覗いていなかった時間操作を確認する。
時間操作lv1
時間を操作することが出来る。
lv1 『書き込み』
使用した時間と場所を記録する
ギフト能力:『読み込み』(回数制限:10/10)
lv5 『読み込み』を回数制限ありで使用可能にする。
「いや警戒した割に結構楽に見つかったな......しっかし、lv5とは、道のりも遠いもんだ」
回数はどうやらそれまで十回限定のようだ。
この回数が復活すると結構うれしいのだが、この書き方的に復活はしない気がする。復活するならそれこそそれが書かれているだろうし。
「さて、十回をどこまで有意義に使ってこの状況を打破できるか......」
制限がある以上、一回たりとも無駄にできない。少しでも、次に生かせる情報を入手しなくては......と思ったが、よくよく考えるとこの状況からこれ以上の情報は得られる気がしない。隷属系統の能力を使われてスキルを使えなくなる前にこの周回はあきらめる方がいいのかもしれない。
「さて、悩むもんだが......」
情報、といえば......
「召喚された時の後ろの扉が都合よく外につながっているといいんだけど......」
あの扉の先もそうだし、騎士が入ってきたほうの扉の先も、どうなっているかが一切情報がない。次当たりで確認したい。
あと使えそうな物......
「条件を変えたらこのエンドも回避できるのかな......」
思い出すのは男子委員長と国王のやり取り。
例えば「平民以上の身分保障」だとか言って奴隷という身分制度で最下位に立たされるようなことを避ければ、もっと良い待遇で、国の庇護にあずかれるかもしれない。それも次回試してみるか。
「そのために必要な情報は......」
次回のことは次回も考えられるだろうが、今回のことは次回考えられない。次回に必要な情報のうち、一つくらいは手に入れたい。
眩しい外を見ると、ちょうど巡回の兵が二人ほど、こちらに向かって歩いてきていた。
慌てて姿をひそめる。見つかって状況が変化して面倒になることは避けたい。
そう考え扉に背を向けて座り込んでいると、話し声が聞こえる。
最初のほうこそ距離が遠く声が聞こえにくかったけれど、どんどんと近くなっていく。
「にしても、面倒なことをしやがる」
「異世界から召喚はまだしも、こうやって奴隷にしたことがばれたら諸外国がどんな反応するんだろうな」
「そりゃ、軍事的に使用されることを恐れて跪くだろう。戦争でずっと勝っていた敵に跪く屈辱を味わわせると思うぜ」
「俺は逆だと思うな、外道だの悪魔だのなんだのと敵役に仕立てられて、一斉にせめこまれそうだ」
「うっわ、そうなったら亡命するしか......」
どんどん声が遠くなっていく。
結構な情報をとられたことを、あの兵士たちは気づいていないだろう。
欲を言えばこの取れない首輪の解除方法を知りたいけれど、流石にそれは教えてくれないだろう。
「今回情報として有用だったのは......」
情報を精査する。
今回聞けたのは「奴隷の推測はある程度正しい」「召喚は初めてではない」「奴隷にするのはまずい」「この国は戦争で負けている」くらいか。
これをクリアするために外国に亡命するのもありかもしれない。それもこれも、奴隷というシステムがわかってからにしたいけど。
そう思っていた時、遠くから大きな声が響いてきた。
「――――く出てこ――」
「おら――――くしろ! 殺され――のか!」
外を見ると少し遠いところから引きずり出されるようにして一人の男子が連れていかれていた。
どうやらよくあるファンタジー的な強制力が働いているわけではなく、暴力に耐えかねてしぶしぶといった様子だった。まぁ、自分より体格の良い男二人に、剣を突きつけられて怒鳴られたら誰だってそうすると思う。
となるとさっきの推測、奴隷のシステムが主人として登録されているのが別の人とかいうものなのか、それとも単純に身分を証明するためだけの首輪で強制力は発生しないのか。そこら辺を知りたいが......行動は起こせない。
どちらにせよ、騎士に強制的に動かされないならあれができるかもしれない。
頭の中で綿密に計画を立てる。
全ては、この世界で生き残るために。
「さて、これくらいか......」
考えられる可能性をすべて洗い出して、解決策も考えた。
後は、俺がどれだけ「俺」を演じられるか。そこにかかっていると言っても過言ではない。
「さて、行くか」
覚悟を決めると、俺はスキルを使用する。
その声は小さく、しかしどこまでも力強かっただろう。
「『読み込み』」
瞬間、視界がブラックアウトする。
これから始まる、長い永い戦いの第一歩だった。
少しずつ慣れてきたので目を開けると、そこに広がっていたのは花畑――――なんてあるはずもなく。
そこにあったのはひび割れた石レンガでできて、唯一の出口も鉄格子と外側についた鍵で固く閉じられている。そこから漏れ出す光がドンピシャで目に当たっていたらしい。
「どうなった......って、考えるまでもないか」
俺は確認して絶望を覚えた。
首に何かがまかれている。体の構造上、そこに何があるかを確認することはできないが、大体予想できる。
隷属の首輪。
つまり俺は、というかクラスメイト全員、多分奴隷になってしまった、というわけだ。
まぁ、これは俺たちが失念していた。というか委員長が良いと思っていた条件の抜け穴か。
二人の間に交わされた約束は二つ。一つは衣食住と生命の保証。もう一つは戦闘を強制しないこと。
確かに、身分の保証は入っていないし、先ほどの質問で誰も手を挙げなかった。つまり、戦闘の意思がある、というわけだ。
命令して理性がぶっ飛ぶ系の隷属だったら面倒だ。例えば『読み込み』『書き込み』セーブできる時間に制限がある、なんて言われて、理性が戻ったころには三年経ってました! なんて悲惨なことはしたくない。だからこそどうにかしてこれを外すことは......出来ないだろう、ならば取返しがつかなくなる前に、あれをするしか。
俺はステータスを呼び出すと、ギフトの欄を表示する。
そこに確かに書かれているのは時間操作lv1。能力としてはポイントを記録するだけ。つまるところセーブだ。だからこそ『読み込み』をどうにかしてしないといけないんだけれど......
「『読み込み』......誰かができるのか、それとも単純な俺の能力不足か」
前者なら現在連絡が取れないクラスメイトの機転にかけるしかない。けれど、後者なら本当にどうしようもない。
とりあえずの目標として、一刻も早く『読み込み』を見つけよう。
しかし、そう簡単に『読み込み』できるだろうか。他の人だったら面倒だな。
というか、そもそもこの部屋が頑丈に防がれているうえに一人で閉じ込められている時点で、どうあがいても外に出る手段はない。それがわかっているからだろうか、手足をはじめとする行動の制限になるような器具はつけられていないようだ。
部屋の中を見回す。
ぼろぼろのベッド、丸出しの便器。机と椅子が一つずつ。蝋燭が一本、火がついてはいないがそこに置いてある。
ひび割れたとはいえ石レンガが頑丈に積まれているからだろう、体当たりしてもびくともしない。
また外部からの連絡も、外部への連絡も不可能。
「あれ、詰んでね」
まぁ、そう簡単に脱獄できるならそれはもはや牢の意味をなしていないけど。
眩しかった外を眺める。そこは大量の石が発光し、そこらじゅうを煌びやかに彩っていた。
外見だけは高級ホテルみたいだ。部屋の質は最悪だけど。
「とりあえず自分で『読み込み』できる可能性を探すか......」
そう考え、よくよく考えたら詳細を覗いていなかった時間操作を確認する。
時間操作lv1
時間を操作することが出来る。
lv1 『書き込み』
使用した時間と場所を記録する
ギフト能力:『読み込み』(回数制限:10/10)
lv5 『読み込み』を回数制限ありで使用可能にする。
「いや警戒した割に結構楽に見つかったな......しっかし、lv5とは、道のりも遠いもんだ」
回数はどうやらそれまで十回限定のようだ。
この回数が復活すると結構うれしいのだが、この書き方的に復活はしない気がする。復活するならそれこそそれが書かれているだろうし。
「さて、十回をどこまで有意義に使ってこの状況を打破できるか......」
制限がある以上、一回たりとも無駄にできない。少しでも、次に生かせる情報を入手しなくては......と思ったが、よくよく考えるとこの状況からこれ以上の情報は得られる気がしない。隷属系統の能力を使われてスキルを使えなくなる前にこの周回はあきらめる方がいいのかもしれない。
「さて、悩むもんだが......」
情報、といえば......
「召喚された時の後ろの扉が都合よく外につながっているといいんだけど......」
あの扉の先もそうだし、騎士が入ってきたほうの扉の先も、どうなっているかが一切情報がない。次当たりで確認したい。
あと使えそうな物......
「条件を変えたらこのエンドも回避できるのかな......」
思い出すのは男子委員長と国王のやり取り。
例えば「平民以上の身分保障」だとか言って奴隷という身分制度で最下位に立たされるようなことを避ければ、もっと良い待遇で、国の庇護にあずかれるかもしれない。それも次回試してみるか。
「そのために必要な情報は......」
次回のことは次回も考えられるだろうが、今回のことは次回考えられない。次回に必要な情報のうち、一つくらいは手に入れたい。
眩しい外を見ると、ちょうど巡回の兵が二人ほど、こちらに向かって歩いてきていた。
慌てて姿をひそめる。見つかって状況が変化して面倒になることは避けたい。
そう考え扉に背を向けて座り込んでいると、話し声が聞こえる。
最初のほうこそ距離が遠く声が聞こえにくかったけれど、どんどんと近くなっていく。
「にしても、面倒なことをしやがる」
「異世界から召喚はまだしも、こうやって奴隷にしたことがばれたら諸外国がどんな反応するんだろうな」
「そりゃ、軍事的に使用されることを恐れて跪くだろう。戦争でずっと勝っていた敵に跪く屈辱を味わわせると思うぜ」
「俺は逆だと思うな、外道だの悪魔だのなんだのと敵役に仕立てられて、一斉にせめこまれそうだ」
「うっわ、そうなったら亡命するしか......」
どんどん声が遠くなっていく。
結構な情報をとられたことを、あの兵士たちは気づいていないだろう。
欲を言えばこの取れない首輪の解除方法を知りたいけれど、流石にそれは教えてくれないだろう。
「今回情報として有用だったのは......」
情報を精査する。
今回聞けたのは「奴隷の推測はある程度正しい」「召喚は初めてではない」「奴隷にするのはまずい」「この国は戦争で負けている」くらいか。
これをクリアするために外国に亡命するのもありかもしれない。それもこれも、奴隷というシステムがわかってからにしたいけど。
そう思っていた時、遠くから大きな声が響いてきた。
「――――く出てこ――」
「おら――――くしろ! 殺され――のか!」
外を見ると少し遠いところから引きずり出されるようにして一人の男子が連れていかれていた。
どうやらよくあるファンタジー的な強制力が働いているわけではなく、暴力に耐えかねてしぶしぶといった様子だった。まぁ、自分より体格の良い男二人に、剣を突きつけられて怒鳴られたら誰だってそうすると思う。
となるとさっきの推測、奴隷のシステムが主人として登録されているのが別の人とかいうものなのか、それとも単純に身分を証明するためだけの首輪で強制力は発生しないのか。そこら辺を知りたいが......行動は起こせない。
どちらにせよ、騎士に強制的に動かされないならあれができるかもしれない。
頭の中で綿密に計画を立てる。
全ては、この世界で生き残るために。
「さて、これくらいか......」
考えられる可能性をすべて洗い出して、解決策も考えた。
後は、俺がどれだけ「俺」を演じられるか。そこにかかっていると言っても過言ではない。
「さて、行くか」
覚悟を決めると、俺はスキルを使用する。
その声は小さく、しかしどこまでも力強かっただろう。
「『読み込み』」
瞬間、視界がブラックアウトする。
これから始まる、長い永い戦いの第一歩だった。
0
あなたにおすすめの小説
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
チート魔力を持ったせいで世界を束ねる管理者に目を付けられたが、巻き込まれたくないので金稼ぎします
桜桃-サクランボ-
ファンタジー
金さえあれば人生はどうにでもなる――そう信じている二十八歳の守銭奴、鏡谷知里。
交通事故で意識が朦朧とする中、目を覚ますと見知らぬ異世界で、目の前には見たことがないドラゴン。
そして、なぜか“チート魔力持ち”になっていた。
その莫大な魔力は、もともと自分が持っていた付与魔力に、封印されていた冒険者の魔力が重なってしまった結果らしい。
だが、それが不幸の始まりだった。
世界を恐怖で支配する集団――「世界を束ねる管理者」。
彼らに目をつけられてしまった知里は、巻き込まれたくないのに狙われる羽目になってしまう。
さらに、人を疑うことを知らない純粋すぎる二人と行動を共にすることになり、望んでもいないのに“冒険者”として動くことになってしまった。
金を稼ごうとすれば邪魔が入り、巻き込まれたくないのに事件に引きずられる。
面倒ごとから逃げたい守銭奴と、世界の頂点に立つ管理者。
本来交わらないはずの二つが、過去の冒険者の残した魔力によってぶつかり合う、異世界ファンタジー。
※小説家になろう・カクヨムでも更新中
※表紙:あニキさん
※ ※がタイトルにある話に挿絵アリ
※月、水、金、更新予定!
ダンジョンを拾ったので、スキル〈ホームセンター〉で好き勝手リフォームします
ランド犬
ファンタジー
異世界に転移した佐々木悠人は、召喚でも勇者でもなかった。ただ迷い込んだ先で見つけたのは、王都を望む郊外にひっそりと口を開けるダンジョン。足を踏み入れた瞬間、発動したスキルは
――〈ホームセンター〉
壁を張り替え、部屋を増やし、畑や牧場、カフェまで作れる不可思議な力だった。
気ままに始めたリフォームは、もふもふなネコミミ獣人の少女との出会いをきっかけに、思わぬ変化を呼び始める。
拡張され続けるダンジョンの先で、悠人が作り上げる“住める迷宮”とは――?
筑豊国伝奇~転生した和風世界で国造り~
九尾の猫
ファンタジー
亡くなった祖父の後を継いで、半農半猟の生活を送る主人公。
ある日の事故がきっかけで、違う世界に転生する。
そこは中世日本の面影が色濃い和風世界。
しかも精霊の力に満たされた異世界。
さて…主人公の人生はどうなることやら。
転移特典としてゲットしたチートな箱庭で現代技術アリのスローライフをしていたら訳アリの女性たちが迷い込んできました。
山椒
ファンタジー
そのコンビニにいた人たち全員が異世界転移された。
異世界転移する前に神に世界を救うために呼んだと言われ特典のようなものを決めるように言われた。
その中の一人であるフリーターの優斗は異世界に行くのは納得しても世界を救う気などなくまったりと過ごすつもりだった。
攻撃、防御、速度、魔法、特殊の五項目に割り振るためのポイントは一億ポイントあったが、特殊に八割割り振り、魔法に二割割り振ったことでチートな箱庭をゲットする。
そのチートな箱庭は優斗が思った通りにできるチートな箱庭だった。
前の世界でやっている番組が見れるテレビが出せたり、両親に電話できるスマホを出せたりなど異世界にいることを嘲笑っているようであった。
そんなチートな箱庭でまったりと過ごしていれば迷い込んでくる女性たちがいた。
偽物の聖女が現れたせいで追放された本物の聖女やら国を乗っ取られて追放されたサキュバスの王女など。
チートな箱庭で作った現代技術たちを前に、女性たちは現代技術にどっぷりとはまっていく。
暗算参謀は王国を追放される――戦わずして勝ち続けた男の失脚譚――
まさき
ファンタジー
現代日本から異世界へ転生した主人公。
彼に与えられた唯一の能力は、瞬時にあらゆる数値を弾き出す「暗算」だった。
剣も魔法も使えない。
だが確率と戦略を読み解くことで、王国の戦を幾度も勝利へ導いていく。
やがて王国の戦略顧問として絶大な信頼を得るが、
完璧すぎる功績は貴族の嫉妬を招き、巧妙な罠により不正の罪を着せられてしまう。
証明できぬ潔白。
国の安定を優先した王の裁定。
そして彼は、王国を追放される。
それでも彼は怒らない。
数字は嘘をつかないと知っているからだ。
戦わずして勝ち続けた参謀が、国を去るその日までを描く、
知略と静かな誇りの異世界戦略譚。
【完結】スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる