49 / 57
第2部 激戦編
第48話 【変化】のモーシャス戦
しおりを挟む
「それで、本物の辺境伯は? 予想はついてるけど」
「フフフ、私が既に殺して食ったわ」
「……でしょうね」
辺境伯に化けていた魔王軍の七大幹部の一人の【変化】のモーシャスに、本物の辺境伯はどうしたのかと聞いたところ、予想していた通りにモーシャスに殺され、さらに食べられたようだ。
『ちっ、まさかこうなるとはな』
『本物の辺境伯が……』
『しかも既に魔王軍にフィーアクロイツ共和国内に侵入されていたとはな』
カロン軍曹、フェリア軍曹、アルムも悪態をついていた。
まさか、この内乱が魔王軍によって引き起こされていたなんて予想してなかったのだろうか。
それだけあのモーシャスという魔王軍幹部は、そっちの面でも優秀なんだろう。
認めたくはないけど……。
『ルキアさん、皆さん、お待たせしました……ってこれは!?』
『まさか、魔王軍か?』
『辺境伯はどうなったんだ?』
少ししてマイア王女率いる【魔法少女部隊】とジョージ中尉率いる【ブリューナク】、そしてリュート小隊が出撃してきた。
みんなも魔王軍の一人が出てきている事に驚きを隠せず、リュート中尉は辺境伯はどうなったのかを聞いた。
「本物の辺境伯は、あそこの魔王軍幹部に既に殺されたようです。 今までの辺境伯は全て奴が変身していたものだったのです」
『う、嘘でしょ……!?』
『残念ながら本当さ。 ボクも目を疑ったが、目の前にいるのが事実だ』
『その声……まさかリーゼなの!?』
『ああ、久しぶりだねアリシア。 だが、再会を喜んでいる暇はない。 魔王軍の七大幹部、【変化】のモーシャスを倒す事が先決だよ』
『七大幹部だと!?』
本当の辺境伯について私とリーゼが説明する。
アリシアを始めとした多数は、信じられないようすだったが、目の前の相手が七大幹部の一人だとリーゼが言った事で、ジョージ中尉が驚く。
『いきなり大物を引くとか……運がいいのか悪いのか、分かりませんねぇ』
『とにかく、今は奴を倒さないと!』
七大幹部という大物を引いた事にドン引きするマイア王女の傍らで、リュート中尉はモーシャスを早く倒さないとと焦りを生じていた。
「私を倒せるとは思わぬ事だ。 やれ、我が眷属達よ」
「眷属!?」
『マスター! 辺境伯の部隊の人達が……!』
「な……!? きゃあっ!!」
『くっ!?』
モーシャスが指示を出した直後、辺境伯の部隊の人達が乗るMGTが動きだし、私達を攻撃してきた。
突然の事で回避できず、私もリーゼも被弾してしまう。
『リーゼ嬢、ルキア!』
「大丈夫、損傷は軽微。 でも……」
『ああ、まさか辺境伯の部隊の人達がモーシャスに付くとは。 眷属とはそういう事か?』
「我が洗脳術によって、私の意のままに動く人形になってもらったのさ」
『何!?』
『洗脳術……やってくれますねぇ』
被弾した私とリーゼを心配するアルム。
幸い損傷は軽微だったが、まさか辺境伯の部隊の人達から攻撃を受けるとは思わなかった。
その理由はモーシャスが洗脳術で自分の意のままに動く人形にしたからだった。
それを聞いたアルムが驚き、マイア王女は悪態をつく。
「そして私も仕掛けさせてもらう。 はあぁぁぁっ!」
「うっ!?」
『このプレッシャーは!』
さらにモーシャスも仕掛けると宣言した後で、強大な魔力がモーシャスを包む。
そこから放たれるプレッシャーに私やアルム、他のみんなも気圧される。
そして、包まれた魔力が解き放たれたと思いきや……。
「ふははは! さぁ、恐れおののくがいい!」
「モーシャスが……大きくなって見える……」
『魔王軍共通の巨大化の魔法だ! これで多数の地域がなす術もなく壊されたんだ!』
『元々素の状態でも、人の十倍はあるのに巨大化でさらにですからね』
『それに対抗する為に、MGTを作ったわけだ』
モーシャスが大きくなって見える状態になっていた事に目を疑ったが、どうやらアルムが言うには魔王軍が共通して使えるという巨大化の魔法らしい。
ただでさえ魔王軍は人の十倍以上の力があるのに、巨大化でさらに強くなるのだから、たまったものじゃない。
だがジョージ中尉が言うには、巨大化した魔王軍に対抗する為に、アパタイトをモデルにしてMGTが作られたという。
「人が木偶人形を得ても、我が力の前には無意味よ! ふんっ!」
『危ないっ!』
モーシャスが別の魔力を解き放ったと同時にマイア王女が前に出て、結界を張った。
「ちっ、結界の使い手がいたか。 我が洗脳術を防ぐとは」
『魔族が使う洗脳術は一度でも掛かると助かりませんからね! それで仲間割れを誘おうたって、そうはいきませんよぉ!!』
私達にも洗脳術を掛けて仲間割れを誘おうとしていたらしいがマイア王女の結界で無効化してくれた。
だが、少し気になる発言もあったような?
『フィールラスクスとヒルデガルドより各機へ! これより、モーシャスと眷属になった者達を纏めて駆逐せよ!』
『了解!』
『え!? 説得はしないんですか!?』
そこにクラウド艦長から辺境伯の部隊の人達もろともモーシャスを殲滅せよという指令が下された。
アリシアはそれを聞いて納得いかないのか反論するが、私とリーゼはマイア王女の発言内容で察していた。
『アリシア嬢、君の言いたいことは分かる。 だが、洗脳術を使われてしまっている以上、そんな選択肢は出来ないのだ』
『だからって……!』
「アリシア。さっきのマイア王女の発言を思い出して」
『マイア王女の……?』
ジョージ中尉は、説得をしないのかというアリシアの反論に対し、出来ない理由を述べるもまだ納得がいっていない。
なので、私はアリシアにマイア王女が言った内容を思い出させた。
『ああ、確か魔族が使う洗脳術は一度でも掛かると助からないって言ってたね』
『そうです。 この世界の魔族が使う洗脳術は一度相手を脳死させてから、命令に忠実な人形に作り替えるものです。 その際には、人格も善悪も奪うので実行者の命令以外は聞く耳持たないようにしています』
「私達のいた世界で言い換えれば、死霊術士みたいなものなの。 この世界の洗脳術は」
『そ、そんな……』
そして、リーゼがその内容を言った後で、マイア王女からこの世界の洗脳術の詳細を聞かされてアリシアはショックを受けていた。
何せ、ここの洗脳術はある意味で死霊術士のようなモノなのだから。
『済まないが、アリシア嬢を撤退させてくれ』
『了解』
それを見かねたジョージ中尉が隊員にアリシアを撤退させるために、戦艦に戻っていった。
『彼女は優しすぎるんだ。 だから、クラウド艦長さんの指令を受け付けなかったんだ』
「そうね。 リーゼ、やれる?」
『当然! 大物の一つが目の前にいる以上、ここで倒さないとね』
『なら、俺とルキア、リーゼ嬢、マイア王女、リュート中尉でモーシャスと戦おう。 他はジョージ中尉の指示の下でかつての辺境の人たちが乗るMGTを相手してくれ』
『分かった。 アルム達も気を付けろよ』
『ああ、そっちもな』
私とリーゼが臨戦態勢を敷くと、アルムとマイア王女、今度はリュート中尉の乗るMGTも一緒にモーシャスと戦う事になる。
ジョージ中尉は、他のメンバーと共に辺境伯の部隊の人たちを相手にするようだ。
やりにくいだろうけど……そこは割り切るしかない。
「ほぉ、分散したか。 まぁいい。 私、モーシャスの恐ろしさを味合わせてやろう」
「その台詞、そのまま返すわ。 私は今、機嫌がすごく悪いから」
『行こうか、フォカロル。 あいつを壊してやろう』
『よし、仕掛けるぞ!』
『了解!!』
モーシャスのやり方に不機嫌になった私とリーゼは、アルムとマイア王女、リュート中尉と共に奴に仕掛けにいった。
さぁ、あんたはここでやられてもらうわよ、モーシャス!
「フフフ、私が既に殺して食ったわ」
「……でしょうね」
辺境伯に化けていた魔王軍の七大幹部の一人の【変化】のモーシャスに、本物の辺境伯はどうしたのかと聞いたところ、予想していた通りにモーシャスに殺され、さらに食べられたようだ。
『ちっ、まさかこうなるとはな』
『本物の辺境伯が……』
『しかも既に魔王軍にフィーアクロイツ共和国内に侵入されていたとはな』
カロン軍曹、フェリア軍曹、アルムも悪態をついていた。
まさか、この内乱が魔王軍によって引き起こされていたなんて予想してなかったのだろうか。
それだけあのモーシャスという魔王軍幹部は、そっちの面でも優秀なんだろう。
認めたくはないけど……。
『ルキアさん、皆さん、お待たせしました……ってこれは!?』
『まさか、魔王軍か?』
『辺境伯はどうなったんだ?』
少ししてマイア王女率いる【魔法少女部隊】とジョージ中尉率いる【ブリューナク】、そしてリュート小隊が出撃してきた。
みんなも魔王軍の一人が出てきている事に驚きを隠せず、リュート中尉は辺境伯はどうなったのかを聞いた。
「本物の辺境伯は、あそこの魔王軍幹部に既に殺されたようです。 今までの辺境伯は全て奴が変身していたものだったのです」
『う、嘘でしょ……!?』
『残念ながら本当さ。 ボクも目を疑ったが、目の前にいるのが事実だ』
『その声……まさかリーゼなの!?』
『ああ、久しぶりだねアリシア。 だが、再会を喜んでいる暇はない。 魔王軍の七大幹部、【変化】のモーシャスを倒す事が先決だよ』
『七大幹部だと!?』
本当の辺境伯について私とリーゼが説明する。
アリシアを始めとした多数は、信じられないようすだったが、目の前の相手が七大幹部の一人だとリーゼが言った事で、ジョージ中尉が驚く。
『いきなり大物を引くとか……運がいいのか悪いのか、分かりませんねぇ』
『とにかく、今は奴を倒さないと!』
七大幹部という大物を引いた事にドン引きするマイア王女の傍らで、リュート中尉はモーシャスを早く倒さないとと焦りを生じていた。
「私を倒せるとは思わぬ事だ。 やれ、我が眷属達よ」
「眷属!?」
『マスター! 辺境伯の部隊の人達が……!』
「な……!? きゃあっ!!」
『くっ!?』
モーシャスが指示を出した直後、辺境伯の部隊の人達が乗るMGTが動きだし、私達を攻撃してきた。
突然の事で回避できず、私もリーゼも被弾してしまう。
『リーゼ嬢、ルキア!』
「大丈夫、損傷は軽微。 でも……」
『ああ、まさか辺境伯の部隊の人達がモーシャスに付くとは。 眷属とはそういう事か?』
「我が洗脳術によって、私の意のままに動く人形になってもらったのさ」
『何!?』
『洗脳術……やってくれますねぇ』
被弾した私とリーゼを心配するアルム。
幸い損傷は軽微だったが、まさか辺境伯の部隊の人達から攻撃を受けるとは思わなかった。
その理由はモーシャスが洗脳術で自分の意のままに動く人形にしたからだった。
それを聞いたアルムが驚き、マイア王女は悪態をつく。
「そして私も仕掛けさせてもらう。 はあぁぁぁっ!」
「うっ!?」
『このプレッシャーは!』
さらにモーシャスも仕掛けると宣言した後で、強大な魔力がモーシャスを包む。
そこから放たれるプレッシャーに私やアルム、他のみんなも気圧される。
そして、包まれた魔力が解き放たれたと思いきや……。
「ふははは! さぁ、恐れおののくがいい!」
「モーシャスが……大きくなって見える……」
『魔王軍共通の巨大化の魔法だ! これで多数の地域がなす術もなく壊されたんだ!』
『元々素の状態でも、人の十倍はあるのに巨大化でさらにですからね』
『それに対抗する為に、MGTを作ったわけだ』
モーシャスが大きくなって見える状態になっていた事に目を疑ったが、どうやらアルムが言うには魔王軍が共通して使えるという巨大化の魔法らしい。
ただでさえ魔王軍は人の十倍以上の力があるのに、巨大化でさらに強くなるのだから、たまったものじゃない。
だがジョージ中尉が言うには、巨大化した魔王軍に対抗する為に、アパタイトをモデルにしてMGTが作られたという。
「人が木偶人形を得ても、我が力の前には無意味よ! ふんっ!」
『危ないっ!』
モーシャスが別の魔力を解き放ったと同時にマイア王女が前に出て、結界を張った。
「ちっ、結界の使い手がいたか。 我が洗脳術を防ぐとは」
『魔族が使う洗脳術は一度でも掛かると助かりませんからね! それで仲間割れを誘おうたって、そうはいきませんよぉ!!』
私達にも洗脳術を掛けて仲間割れを誘おうとしていたらしいがマイア王女の結界で無効化してくれた。
だが、少し気になる発言もあったような?
『フィールラスクスとヒルデガルドより各機へ! これより、モーシャスと眷属になった者達を纏めて駆逐せよ!』
『了解!』
『え!? 説得はしないんですか!?』
そこにクラウド艦長から辺境伯の部隊の人達もろともモーシャスを殲滅せよという指令が下された。
アリシアはそれを聞いて納得いかないのか反論するが、私とリーゼはマイア王女の発言内容で察していた。
『アリシア嬢、君の言いたいことは分かる。 だが、洗脳術を使われてしまっている以上、そんな選択肢は出来ないのだ』
『だからって……!』
「アリシア。さっきのマイア王女の発言を思い出して」
『マイア王女の……?』
ジョージ中尉は、説得をしないのかというアリシアの反論に対し、出来ない理由を述べるもまだ納得がいっていない。
なので、私はアリシアにマイア王女が言った内容を思い出させた。
『ああ、確か魔族が使う洗脳術は一度でも掛かると助からないって言ってたね』
『そうです。 この世界の魔族が使う洗脳術は一度相手を脳死させてから、命令に忠実な人形に作り替えるものです。 その際には、人格も善悪も奪うので実行者の命令以外は聞く耳持たないようにしています』
「私達のいた世界で言い換えれば、死霊術士みたいなものなの。 この世界の洗脳術は」
『そ、そんな……』
そして、リーゼがその内容を言った後で、マイア王女からこの世界の洗脳術の詳細を聞かされてアリシアはショックを受けていた。
何せ、ここの洗脳術はある意味で死霊術士のようなモノなのだから。
『済まないが、アリシア嬢を撤退させてくれ』
『了解』
それを見かねたジョージ中尉が隊員にアリシアを撤退させるために、戦艦に戻っていった。
『彼女は優しすぎるんだ。 だから、クラウド艦長さんの指令を受け付けなかったんだ』
「そうね。 リーゼ、やれる?」
『当然! 大物の一つが目の前にいる以上、ここで倒さないとね』
『なら、俺とルキア、リーゼ嬢、マイア王女、リュート中尉でモーシャスと戦おう。 他はジョージ中尉の指示の下でかつての辺境の人たちが乗るMGTを相手してくれ』
『分かった。 アルム達も気を付けろよ』
『ああ、そっちもな』
私とリーゼが臨戦態勢を敷くと、アルムとマイア王女、今度はリュート中尉の乗るMGTも一緒にモーシャスと戦う事になる。
ジョージ中尉は、他のメンバーと共に辺境伯の部隊の人たちを相手にするようだ。
やりにくいだろうけど……そこは割り切るしかない。
「ほぉ、分散したか。 まぁいい。 私、モーシャスの恐ろしさを味合わせてやろう」
「その台詞、そのまま返すわ。 私は今、機嫌がすごく悪いから」
『行こうか、フォカロル。 あいつを壊してやろう』
『よし、仕掛けるぞ!』
『了解!!』
モーシャスのやり方に不機嫌になった私とリーゼは、アルムとマイア王女、リュート中尉と共に奴に仕掛けにいった。
さぁ、あんたはここでやられてもらうわよ、モーシャス!
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
拾われ子のスイ
蒼居 夜燈
ファンタジー
【第18回ファンタジー小説大賞 奨励賞】
記憶にあるのは、自分を見下ろす紅い眼の男と、母親の「出ていきなさい」という怒声。
幼いスイは故郷から遠く離れた西大陸の果てに、ドラゴンと共に墜落した。
老夫婦に拾われたスイは墜落から七年後、二人の逝去をきっかけに養祖父と同じハンターとして生きていく為に旅に出る。
――紅い眼の男は誰なのか、母は自分を本当に捨てたのか。
スイは、故郷を探す事を決める。真実を知る為に。
出会いと別れを繰り返し、命懸けの戦いを繰り返し、喜びと悲しみを繰り返す。
清濁が混在する世界に、スイは何を見て何を思い、何を選ぶのか。
これは、ひとりの少女が世界と己を知りながら成長していく物語。
※週2回(木・日)更新。
※誤字脱字報告に関しては感想とは異なる為、修正が済み次第削除致します。ご容赦ください。
※カクヨム様にて先行公開(登場人物紹介はアルファポリス様でのみ掲載)
※表紙画像、その他キャラクターのイメージ画像はAIイラストアプリで作成したものです。再現不足で色彩の一部が作中描写とは異なります。
※この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる