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新しい召喚者と国宝級魔術持ち
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「こんなに早く? 」
「場所が場所だって言っただろう?
王都の城壁のすぐ外だからね、連絡が来るのも距離が近い分早いのは常識だろう」
「行こう、そろそろ皆集まっている頃だよ」
ギィさんが片付けてあったキャリーを持ち出して蓋を開けた。
ということは、これに入れってことだよね。
どこに連れて行かれるのか、具体的な説明が何もないからわからないけど、ジルさんもギィさんの言うこと聞きなさいって言ってたから、この中に入って一緒に行けばいいんだよね。
少し躊躇したけど、言われるままにキャリーに入って座り込むとキャリーが待ちあげられた。
ギィさんと一緒にコゼットさんも歩きだしたらしくて、二つの足音がする。
暫く行って階段を降りる感じ、それから外に出たみたいで急に空気の匂いが変わった。
その後は多分馬車、それもあんまり長距離じゃなくて程なく馬車が止って、降ろされた。
「猊下お帰りなさいませ」
誰かが出迎えてくれるけど、猊下って誰だろ?
「うん、皆は? 」
「近場の人間は揃っております。
残り二名は現地へ直行するそうです」
「そう」
なんか、ギィさんの声が淡々としている。
「猊下、そちらのお荷物はなんですか? 」
どうも、さっきからこの人、ギィさんのことを猊下って呼んでいるみたい。
猊下って確か宗教組織の偉い人への敬称だったよね?
そりゃジルさんの知り合いだし、王宮に出入りしている人間だから普通の人じゃないとは思っていたけど、そんなに偉い人だったんだ。
「ああ、紹介するね」
言うと同時にキャリーの蓋が開けられた。
途端に青いステンドグラスの天井が目に入る。
ここって一番最初に来た神殿の中だ。
見渡すと、三人の男女が興味深そうにキャリーの中を覗き込んでいた。
「紹介するね。
新しい回復術士のマリーちゃん」
「猫、ではございませんか」
さっき、出迎えてくれた声の主が呆然としている。
「猫、だね。
でも、この中の誰より力を有していると思うから、私達の戦力になるよ。
因みに、飼い主はあのクララック卿で、最果ての魔女と使い魔契約している。
無下に扱うとどうなるかは、言わなくてもわかるよね? 」
最後の言葉の声は、なんだか背中がぞくりとするように聞こえた。
「猊下も酔狂な」
さっきの人に呆れたように言われた。
「マリーの能力は実証済みだからね。
気に入らないんなら、通り魔に刺されて重症の人間、即座に完治させてから何か言って」
ざわっ……
ギィさんのそのひと言で空気が揺れた。
なんと言うか、羨望、嫉妬、畏怖、安堵、など等のいろんな感情の入り混じったわけのわからない波動。
「まさか、たかが猫が、ですか? 」
「ただの猫じゃないって言っているだろう?
それでなくても人員不足で、戦力不足気味なんだ。
この役目につく魔導師や神官は運悪くその能力を有していることが知れ渡った者だけなんだから。
例え猫でも、かすり傷ひとつでも治してもらえれば君たちの負担が少しでも減るだろう? 」
「それは、そうですが…… 」
「そういうことだから。
時間もないし、行くよ。
マリーの実力は実践を見て納得して」
言いながらギィさんはまたキャリーの蓋を閉めた。
そのまま、また馬車に乗せられる。
今度は、馬車じゃなくて竜車だ。
匂いと動き出した震動でそう判断できる。
それも、ギィさんとコゼットさんだけじゃなくて複数の人が同じ車に乗っている。
「失礼ですが猊下もご一緒なさるのですか? 」
竜車に乗り込んだギィさんにさっきの人が訊いている。
「行くよ。
君たちの体力や魔力を考えたら私も一緒の方がいいだろう?
回復魔法自体は使えないが、微力ながら君達に多少の力を補充してやる事はできる。
それに、この子の面倒まで見ている余裕は現場の君達にはないだろう? 」
そっとキャリーを叩く、優しい震動が伝わる。
「それにしても、クララック卿はどこからこんな物を拾ってきたのですかな? 」
揺れる馬車の中で、さっきの人がいかにも嫌そうにギィさんに訊いている。
やっぱりこの人も猫嫌いか。
猫に理解のあるギィさんの配下だからって、皆が猫好きっていう訳じゃないんだよね。
そういえば、この声、何となく聞き覚えがあるような気がするんだけど?
「どこからだろうね?
案外君の側だったかも知れないよ? 」
淡々とギィさんが言う。
「さて、猫などとんと憶えがございませんが」
そうだ、この声、召還早々わたしを追い出した人の声に似ているんだ。
案外その人だったりして。
さっき行ったところが最初の神殿だったから、もしかしたらそうかもしれない。
「クララック卿の方が見る目があったって、だけ。
ま、卿だってこんな能力があるってわかって保護したわけじゃないけどね」
「しかし、猫などを飼ってろくなことにはならないのは、有史以来の常識ではありませんか」
男は不安そうな声をあげた。
誤解と思い込みって恐ろしいな。
昨日の晩、シャンタルさんに教えてもらったことを思い出す。
「その考えかた、そろそろ直したほうがいいかもね」
ギィさんが言う。
返事を待つ前に竜車が止った。
「さて、仕事だね」
数人が馬車を降りてゆく足音と同時にキャリーの蓋が開いた。
「その前に、ジルに顔を見せておくほうが安心かな? 」
言いながらわたしを抱き上げギィさんが車を降りる。
同時に妙な臭いが鼻を突いた。
松の葉を燃やしたような独特な植物の焦げる匂いと、硝煙の臭いが辺りに充満している。
それと、その臭いに混じってはっきりとはわからないけどかすかな血の臭い。
見わたすと、開けた平地にいく張りかのテントが建っている。
揃いの鎧を纏った人が何人か忙しそうに出入りしていたけど、人数はそう多くはない。
近衛とか、騎士団とか出立前のジルさんは言っていたからもう少し大人数だと思ったんだけどな。
なんて首をかしげていると、男の人が一人、駆け寄ってくる。
「お待ちしておりました、ルドー猊下」
「もう、怪我人が何人も出ているようだね? 」
周囲を見渡してその臭いを感じ取ったようにギィさんは訊く。
「はい、今回の鳥の王は以前に出没したものより大型で凶暴で、頼みの綱の結界を予想よりも簡単に破壊してしまったものですから」
何処かへ向かって歩きだしたギィさんに歩調を合わせて歩きながら、その人物は説明する。
「とりあえず、クララック卿に挨拶をしたいのだけど…… 」
ギィさんはあるテントに掛かった幕を開ける。
「お待ちください! 、クララック卿は今…… 」
慌てて引き止める男の声とともにわたしの目に飛び込んできたのは肩から背中にかけてざっくりと大きな傷を負って、うつぶせに寝台に横たわる人間の姿だった。
余程深い傷らしく、ベッドの下にまで血が滴り落ち赤い染みを作っている。
ジルさん?
枕に乗せられた紫色の頭髪をした頭に一瞬わたしの呼吸が止った。
大変っ!
すぐに何とかしないといけない出血量。
ギィさんの腕から飛び降りようとした。
「実は、殿下が早速お怪我をなさりまして、今あちらのテントでお休みになっていらっしゃいまして」
すかさずギィさんの耳もとで囁かれた言葉に、わたしを抱える腕の力が強まり腕の中から飛び降りることを阻まれた。
「わかった、すぐに行く」
ギィさんはわたしを抱えたままテントを出る。
「悪いけど、先にこっちだよ」
そう言って別のテントに向かう。
「にゃうぅう! (ちょっと待って、ジルさんが、あんなに重症なのに! )」
納得がいかなくてギィさんの腕の中でもがいた。
「悪いけど、物には順番ってものがあるんだ」
それはわかっているけど……
ジルさん結構重症だった。
少なくとも止血だけはしておかないと、手遅れになる。
「なぅう、(ジルさん、ジルさん、ジルさん! )」
叫んで暴れてみるけど、ギィさんの腕の力が緩むことはなかった。
「マリーちゃん!
ジルを助けたかったら、殺されたくなかったら、言うことを聞いて」
そっと耳もとで囁かれる。
どういうこと?
「とにかく、こっち」
その意味がわからなくて首を傾げているうちに別のテントに運び込まれた。
「殿下、お怪我のほうはいかがですか?
治療に参りました」
ギィさんがテントの中に入るとすぐに頭を下げる。
「ああ、頼むよ」
振り返って顔をあげたのは、あのイケメンさん。
なるほど、遠目で見ても王子様全とした美形だったけど、こうして近くでもると尚イケメンだ。
って顔に見とれている場合じゃない・
さすがに香帆は、側にいないみたい。
何故か周囲を見渡して、ほっと息をつく。
「情けない事に油断してね。
この様だ」
左肩を庇うように被っていた右の掌を離すと、肩から二の腕に三本の擦過傷が見て取れた。
皮膚が破れ、軽く血が滲んでいるけど、既に血は止っていて命に別状はない感じ。
「マリーちゃん、頼むよ。
やり方はさっき魔女コゼットに教えてもらったよね? 」
ギィさんに言われた。
ええとぉ?
言われてもどうしたらいいかわかんないし、それ以前にトリアージって言葉知らないの?
どう見たってこの王子様の怪我より、ジルさんの怪我のほうが、緊急性が高い。
「場所が場所だって言っただろう?
王都の城壁のすぐ外だからね、連絡が来るのも距離が近い分早いのは常識だろう」
「行こう、そろそろ皆集まっている頃だよ」
ギィさんが片付けてあったキャリーを持ち出して蓋を開けた。
ということは、これに入れってことだよね。
どこに連れて行かれるのか、具体的な説明が何もないからわからないけど、ジルさんもギィさんの言うこと聞きなさいって言ってたから、この中に入って一緒に行けばいいんだよね。
少し躊躇したけど、言われるままにキャリーに入って座り込むとキャリーが待ちあげられた。
ギィさんと一緒にコゼットさんも歩きだしたらしくて、二つの足音がする。
暫く行って階段を降りる感じ、それから外に出たみたいで急に空気の匂いが変わった。
その後は多分馬車、それもあんまり長距離じゃなくて程なく馬車が止って、降ろされた。
「猊下お帰りなさいませ」
誰かが出迎えてくれるけど、猊下って誰だろ?
「うん、皆は? 」
「近場の人間は揃っております。
残り二名は現地へ直行するそうです」
「そう」
なんか、ギィさんの声が淡々としている。
「猊下、そちらのお荷物はなんですか? 」
どうも、さっきからこの人、ギィさんのことを猊下って呼んでいるみたい。
猊下って確か宗教組織の偉い人への敬称だったよね?
そりゃジルさんの知り合いだし、王宮に出入りしている人間だから普通の人じゃないとは思っていたけど、そんなに偉い人だったんだ。
「ああ、紹介するね」
言うと同時にキャリーの蓋が開けられた。
途端に青いステンドグラスの天井が目に入る。
ここって一番最初に来た神殿の中だ。
見渡すと、三人の男女が興味深そうにキャリーの中を覗き込んでいた。
「紹介するね。
新しい回復術士のマリーちゃん」
「猫、ではございませんか」
さっき、出迎えてくれた声の主が呆然としている。
「猫、だね。
でも、この中の誰より力を有していると思うから、私達の戦力になるよ。
因みに、飼い主はあのクララック卿で、最果ての魔女と使い魔契約している。
無下に扱うとどうなるかは、言わなくてもわかるよね? 」
最後の言葉の声は、なんだか背中がぞくりとするように聞こえた。
「猊下も酔狂な」
さっきの人に呆れたように言われた。
「マリーの能力は実証済みだからね。
気に入らないんなら、通り魔に刺されて重症の人間、即座に完治させてから何か言って」
ざわっ……
ギィさんのそのひと言で空気が揺れた。
なんと言うか、羨望、嫉妬、畏怖、安堵、など等のいろんな感情の入り混じったわけのわからない波動。
「まさか、たかが猫が、ですか? 」
「ただの猫じゃないって言っているだろう?
それでなくても人員不足で、戦力不足気味なんだ。
この役目につく魔導師や神官は運悪くその能力を有していることが知れ渡った者だけなんだから。
例え猫でも、かすり傷ひとつでも治してもらえれば君たちの負担が少しでも減るだろう? 」
「それは、そうですが…… 」
「そういうことだから。
時間もないし、行くよ。
マリーの実力は実践を見て納得して」
言いながらギィさんはまたキャリーの蓋を閉めた。
そのまま、また馬車に乗せられる。
今度は、馬車じゃなくて竜車だ。
匂いと動き出した震動でそう判断できる。
それも、ギィさんとコゼットさんだけじゃなくて複数の人が同じ車に乗っている。
「失礼ですが猊下もご一緒なさるのですか? 」
竜車に乗り込んだギィさんにさっきの人が訊いている。
「行くよ。
君たちの体力や魔力を考えたら私も一緒の方がいいだろう?
回復魔法自体は使えないが、微力ながら君達に多少の力を補充してやる事はできる。
それに、この子の面倒まで見ている余裕は現場の君達にはないだろう? 」
そっとキャリーを叩く、優しい震動が伝わる。
「それにしても、クララック卿はどこからこんな物を拾ってきたのですかな? 」
揺れる馬車の中で、さっきの人がいかにも嫌そうにギィさんに訊いている。
やっぱりこの人も猫嫌いか。
猫に理解のあるギィさんの配下だからって、皆が猫好きっていう訳じゃないんだよね。
そういえば、この声、何となく聞き覚えがあるような気がするんだけど?
「どこからだろうね?
案外君の側だったかも知れないよ? 」
淡々とギィさんが言う。
「さて、猫などとんと憶えがございませんが」
そうだ、この声、召還早々わたしを追い出した人の声に似ているんだ。
案外その人だったりして。
さっき行ったところが最初の神殿だったから、もしかしたらそうかもしれない。
「クララック卿の方が見る目があったって、だけ。
ま、卿だってこんな能力があるってわかって保護したわけじゃないけどね」
「しかし、猫などを飼ってろくなことにはならないのは、有史以来の常識ではありませんか」
男は不安そうな声をあげた。
誤解と思い込みって恐ろしいな。
昨日の晩、シャンタルさんに教えてもらったことを思い出す。
「その考えかた、そろそろ直したほうがいいかもね」
ギィさんが言う。
返事を待つ前に竜車が止った。
「さて、仕事だね」
数人が馬車を降りてゆく足音と同時にキャリーの蓋が開いた。
「その前に、ジルに顔を見せておくほうが安心かな? 」
言いながらわたしを抱き上げギィさんが車を降りる。
同時に妙な臭いが鼻を突いた。
松の葉を燃やしたような独特な植物の焦げる匂いと、硝煙の臭いが辺りに充満している。
それと、その臭いに混じってはっきりとはわからないけどかすかな血の臭い。
見わたすと、開けた平地にいく張りかのテントが建っている。
揃いの鎧を纏った人が何人か忙しそうに出入りしていたけど、人数はそう多くはない。
近衛とか、騎士団とか出立前のジルさんは言っていたからもう少し大人数だと思ったんだけどな。
なんて首をかしげていると、男の人が一人、駆け寄ってくる。
「お待ちしておりました、ルドー猊下」
「もう、怪我人が何人も出ているようだね? 」
周囲を見渡してその臭いを感じ取ったようにギィさんは訊く。
「はい、今回の鳥の王は以前に出没したものより大型で凶暴で、頼みの綱の結界を予想よりも簡単に破壊してしまったものですから」
何処かへ向かって歩きだしたギィさんに歩調を合わせて歩きながら、その人物は説明する。
「とりあえず、クララック卿に挨拶をしたいのだけど…… 」
ギィさんはあるテントに掛かった幕を開ける。
「お待ちください! 、クララック卿は今…… 」
慌てて引き止める男の声とともにわたしの目に飛び込んできたのは肩から背中にかけてざっくりと大きな傷を負って、うつぶせに寝台に横たわる人間の姿だった。
余程深い傷らしく、ベッドの下にまで血が滴り落ち赤い染みを作っている。
ジルさん?
枕に乗せられた紫色の頭髪をした頭に一瞬わたしの呼吸が止った。
大変っ!
すぐに何とかしないといけない出血量。
ギィさんの腕から飛び降りようとした。
「実は、殿下が早速お怪我をなさりまして、今あちらのテントでお休みになっていらっしゃいまして」
すかさずギィさんの耳もとで囁かれた言葉に、わたしを抱える腕の力が強まり腕の中から飛び降りることを阻まれた。
「わかった、すぐに行く」
ギィさんはわたしを抱えたままテントを出る。
「悪いけど、先にこっちだよ」
そう言って別のテントに向かう。
「にゃうぅう! (ちょっと待って、ジルさんが、あんなに重症なのに! )」
納得がいかなくてギィさんの腕の中でもがいた。
「悪いけど、物には順番ってものがあるんだ」
それはわかっているけど……
ジルさん結構重症だった。
少なくとも止血だけはしておかないと、手遅れになる。
「なぅう、(ジルさん、ジルさん、ジルさん! )」
叫んで暴れてみるけど、ギィさんの腕の力が緩むことはなかった。
「マリーちゃん!
ジルを助けたかったら、殺されたくなかったら、言うことを聞いて」
そっと耳もとで囁かれる。
どういうこと?
「とにかく、こっち」
その意味がわからなくて首を傾げているうちに別のテントに運び込まれた。
「殿下、お怪我のほうはいかがですか?
治療に参りました」
ギィさんがテントの中に入るとすぐに頭を下げる。
「ああ、頼むよ」
振り返って顔をあげたのは、あのイケメンさん。
なるほど、遠目で見ても王子様全とした美形だったけど、こうして近くでもると尚イケメンだ。
って顔に見とれている場合じゃない・
さすがに香帆は、側にいないみたい。
何故か周囲を見渡して、ほっと息をつく。
「情けない事に油断してね。
この様だ」
左肩を庇うように被っていた右の掌を離すと、肩から二の腕に三本の擦過傷が見て取れた。
皮膚が破れ、軽く血が滲んでいるけど、既に血は止っていて命に別状はない感じ。
「マリーちゃん、頼むよ。
やり方はさっき魔女コゼットに教えてもらったよね? 」
ギィさんに言われた。
ええとぉ?
言われてもどうしたらいいかわかんないし、それ以前にトリアージって言葉知らないの?
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