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ホワイトクリスマス
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僕、緑川更紗(みどりかわ さらさ)は自慢じゃないが相当の人見知りだ。
だから友人と呼べる人もほとんどいないし、人と会話をするのも苦手。
小説家のお仕事を初めてから編集さんとかいろんな人と話すようになったけど、やっぱりまだまだ苦手で、部屋に引きこもっていることがほとんどだ。
連絡の主な手段はパソコンメール。それで大抵のことは事足りるし、全然不自由していない。
一応家に電話もあるけど、実家からくらいしかかかってこないしさ。
なのに・・・・なぜか僕は今携帯電話のパンフレットとにらめっこしていた。
「何がどう違うのか全然わからない・・・」
茫然として一人呟く。
長々と接客されるのは苦手だから、目当ての携帯電話を決めておいて、パパッと契約だけしてしまえばいい・・・そう思って編集さんにパンフレットを取ってきてもらったんだけど、何が何だかさっぽぱり分からない。
て、て、てざりんぐって何? Wi-Fi・・・うぃーふぃーって読むのかな?
いや、それ以前に数字の書いたボタンがないんだけどこれでどうやって電話するの?
「・・・ど、どうしよう・・・」
未知の世界に僕は混乱するばかりだ。
実は機械音痴の僕。仕事の必需品であるパソコンだってろくに使いこなせてないくらいなのに・・・。
「あれ、緑川さん機種変するんですか?」
「うわぁぁぁぁっ!?」
背後から声をかけられ、僕は思い切り仰け反る。
いつの間にかお隣さんがすぐ後ろから覗き込んでいた。
耳に息がかかるくらいの至近距離で心臓が爆発するかと思った。・・・・っていうか、
「な、な、なんで、い、い、い、いつの間に!?」
おろおろしながらもなんとか尋ねる。
「鍵開けっ放しだったもんで上がってきちゃいました。何回も声かけたんですけどね、一応」
お隣さんは実に悪びれなく笑って、手に持っていたクッキーを差し出した。
お隣さんこと泉田智樹(せんだ ともき)さんは、美容師さんで恰好も今時のおしゃれな若者で、僕とは全く正反対の・・・・・・その、なんていうか、素敵な人なんだ。
かっこいいのに僕なんかにも優しくしてくれて、今日みたいに美容院のお客さんから貰ったんだというお菓子を手土産にやってくる。
いつの間にやら“茶飲み友達”みたいなものになれているのかもしれない。
僕なんかと話してもつまらないに決まってるのに、つくづく不思議な人だ。
「最新スマホいいですよね。あ、俺これにしようかなーって思ってるんですよね」
お隣さんは僕の散らかしていたパンフレットを手に取って、この機種はここが良くて、この機種は・・・なんて解説を始めた。
「緑川さんはどの機種にするか決めたんですか?」
うぅ・・・爽やかな笑顔。じゃなくって、
「あ、あ、あの、ぼ、ぼ、ぼく!! け、携帯買うの初めてで・・・だ、だから、あの・・・」
アドバイスをいただけないでしょうか・・・そう言おうとした僕に、お隣さんはまたパッと明るい笑みを浮かべた。
「じゃあ俺と一緒に買いに行きましょうよ。ついでに俺も機種変しよっと。今度の月曜日なんてどうです? 俺その日なら仕事昼までで終わるんで」
「え!? あ、あの、で、でも・・」
僕がオロオロしてる間に、お隣さんはすでに予定を決めたようだ。
“緑川さんは店員に色々勧められるの苦手でしょ”なんて・・・よく分かってらっしゃる。
「よし、じゃあ決まりってことで」
「あ、は、はい。よ、よろしくお願いします」
人の好さそうな笑顔でそんな風に言われたら、僕はただ深々と頭を下げるしかなかった。
で、どうしよう・・・。
携帯電話を選ぶのはお隣さんにお任せできるし携帯ショップの店員さんの接客もお隣さんがガードしてくれる・・・それは願ってもない話なんだけど、それ以前の問題で・・・。
二人っきりで出かけるなんて初めてだ。マンション以外でお隣さんと会うなんて初めてだし。
これってまるでデートみたいなんじゃ・・・って、そんなこと考えてるって気づかれたら気持ち悪がられちゃうよ。
でも、一体何を着ていけばいいんだろう・・。いつもの恰好じゃダサくてきっとお隣さんに恥ずかしい思いさせちゃうし。
月曜日なんてもう明後日だよ。
・・・・どうしよう。どうしよう。
悩んでる間もなくあっという間に月曜日はやってきた。
仕事帰りのお隣さんに合わせて、駅前広場で待ち合わせすることにした。
普段コンビニくらいしか行かない僕としては、とにかくこの人の多さに僕は圧倒されっぱなし。
みんなおしゃれな人ばっかりな気がする。僕どう見ても浮いてるんじゃないかな・・・。
自信のなさに苛まれ、僕は身を小さく縮める。
「緑川さーん」
おしゃれな人たちをかき分けて、これまたおしゃれな人が僕に手を振っている。
「ごめんね、お待たせしました」
お隣さんは走ってきてくれたのか、少し息を切らせていた。
「あ、ど、ど、どうも」
ぺこりと頭を下げる僕。お隣さんはまじまじと僕を見つめた。
「なんか、今日のカッコ可愛いですね」
「えぇっ!? あ・・あの、いや、あの・・・」
お隣さんの言葉に大きく取り乱す。
い、言えるわけないよ。今日のためにわざわざ編集さんにお願いまでして僕でもましに見えるような服を買ってきてもらったなんて・・・。
「じゃ、早速行きましょうか」
「あ、は、はい」
幸い、お隣さんは深く追及することもなく(当たり前か)、携帯ショップへ向かって歩き始めた。
お隣さんはチビで短足な僕と違って歩幅が広いから歩くのが早い。
少し小走りになりそうになりながら付いて行く。でもすぐにお隣さんは僕のそんな様子に気づいて歩調を合わせてくれた。
「に、日本語を話していた気がしませんでした・・・」
僕は目が回りそうな思いでコーヒーを飲む。僕たちは今、携帯ショップに隣接しているカフェにいた。
携帯電話って契約してすぐに持って帰れるもんじゃないんだって初めて知った・・・。
でもそのおかげで、お隣さんとこうしてお茶ができてるんだけど。
家ではいつもお茶してるけど、こうしておしゃれなカフェで二人で過ごすなんて、ホントにデートみたいで・・・
「おーい、緑川さーん?」
「はっ!?」
顔の前で手を振られ、僕は自分が妄想ワールドに突入していたことに気が付いた。気が付いて顔が真っ赤になる。
「あ、あの、えっと・・・そ、外、ひと・・人が多いなーって思って・・」
わたわたしながら言い訳のように言う。
時間が経つにつれて表を歩く人々はより一層増えていくように見えた。
「あぁ、そりゃそうですよ。今日イブだから、デート中のカップルでいっぱいでしょ」
当然のようにお隣さんが言う。
・・・・・え?
「あ・・・今日って、く、く、クリスマス・・い、イブ・・・」
たらりと汗が背中を伝う。今日がクリスマスイブだなんてすっかり忘れてた。
「す、す、すみません。あの、い、い、イブなのに、こんな、なんか、僕・・・僕なんかとすみません! 僕、イブだなんて全然気づかなくて、あの、ホントにすみませ・・痛っ!」
必死に頭を下げる僕。勢い余っておでこをテーブルにぶつけて大きな音を立ててしまった。
「ご、ごめんなさい・・・」
身を縮めてもう一度謝る。店中の人がこっちを見てる気がしてとっても恥ずかしい。
お隣さんにまで恥ずかしい思いをさせてると思うと、もういっそ消えてなくなりたいよ。
俯いている僕に、お隣さんはぷぷっと吹き出した。
「なんで謝るかなぁ・・・。俺、ちゃんとイブだって知ってて誘ったのに」
「・・・・・・・・へ?」
今なんて言った? どういう意味?
ぽかんとしてる僕に、お隣さんはニッコリと笑いかける。
「携帯受け取ったら、真っ先に番号交換しましょう。そしたら、緑川さんのアドレス帳の一番最初が俺になるから」
お隣さんはそう言って、席を立つ。実にスマートに伝票をもってレジに向かってしまった。
「・・・え? あ、ま、待ってください。ち、ちゃんと割り勘に・・」
僕はその後を慌てて追いかけるのだった。
だから友人と呼べる人もほとんどいないし、人と会話をするのも苦手。
小説家のお仕事を初めてから編集さんとかいろんな人と話すようになったけど、やっぱりまだまだ苦手で、部屋に引きこもっていることがほとんどだ。
連絡の主な手段はパソコンメール。それで大抵のことは事足りるし、全然不自由していない。
一応家に電話もあるけど、実家からくらいしかかかってこないしさ。
なのに・・・・なぜか僕は今携帯電話のパンフレットとにらめっこしていた。
「何がどう違うのか全然わからない・・・」
茫然として一人呟く。
長々と接客されるのは苦手だから、目当ての携帯電話を決めておいて、パパッと契約だけしてしまえばいい・・・そう思って編集さんにパンフレットを取ってきてもらったんだけど、何が何だかさっぽぱり分からない。
て、て、てざりんぐって何? Wi-Fi・・・うぃーふぃーって読むのかな?
いや、それ以前に数字の書いたボタンがないんだけどこれでどうやって電話するの?
「・・・ど、どうしよう・・・」
未知の世界に僕は混乱するばかりだ。
実は機械音痴の僕。仕事の必需品であるパソコンだってろくに使いこなせてないくらいなのに・・・。
「あれ、緑川さん機種変するんですか?」
「うわぁぁぁぁっ!?」
背後から声をかけられ、僕は思い切り仰け反る。
いつの間にかお隣さんがすぐ後ろから覗き込んでいた。
耳に息がかかるくらいの至近距離で心臓が爆発するかと思った。・・・・っていうか、
「な、な、なんで、い、い、い、いつの間に!?」
おろおろしながらもなんとか尋ねる。
「鍵開けっ放しだったもんで上がってきちゃいました。何回も声かけたんですけどね、一応」
お隣さんは実に悪びれなく笑って、手に持っていたクッキーを差し出した。
お隣さんこと泉田智樹(せんだ ともき)さんは、美容師さんで恰好も今時のおしゃれな若者で、僕とは全く正反対の・・・・・・その、なんていうか、素敵な人なんだ。
かっこいいのに僕なんかにも優しくしてくれて、今日みたいに美容院のお客さんから貰ったんだというお菓子を手土産にやってくる。
いつの間にやら“茶飲み友達”みたいなものになれているのかもしれない。
僕なんかと話してもつまらないに決まってるのに、つくづく不思議な人だ。
「最新スマホいいですよね。あ、俺これにしようかなーって思ってるんですよね」
お隣さんは僕の散らかしていたパンフレットを手に取って、この機種はここが良くて、この機種は・・・なんて解説を始めた。
「緑川さんはどの機種にするか決めたんですか?」
うぅ・・・爽やかな笑顔。じゃなくって、
「あ、あ、あの、ぼ、ぼ、ぼく!! け、携帯買うの初めてで・・・だ、だから、あの・・・」
アドバイスをいただけないでしょうか・・・そう言おうとした僕に、お隣さんはまたパッと明るい笑みを浮かべた。
「じゃあ俺と一緒に買いに行きましょうよ。ついでに俺も機種変しよっと。今度の月曜日なんてどうです? 俺その日なら仕事昼までで終わるんで」
「え!? あ、あの、で、でも・・」
僕がオロオロしてる間に、お隣さんはすでに予定を決めたようだ。
“緑川さんは店員に色々勧められるの苦手でしょ”なんて・・・よく分かってらっしゃる。
「よし、じゃあ決まりってことで」
「あ、は、はい。よ、よろしくお願いします」
人の好さそうな笑顔でそんな風に言われたら、僕はただ深々と頭を下げるしかなかった。
で、どうしよう・・・。
携帯電話を選ぶのはお隣さんにお任せできるし携帯ショップの店員さんの接客もお隣さんがガードしてくれる・・・それは願ってもない話なんだけど、それ以前の問題で・・・。
二人っきりで出かけるなんて初めてだ。マンション以外でお隣さんと会うなんて初めてだし。
これってまるでデートみたいなんじゃ・・・って、そんなこと考えてるって気づかれたら気持ち悪がられちゃうよ。
でも、一体何を着ていけばいいんだろう・・。いつもの恰好じゃダサくてきっとお隣さんに恥ずかしい思いさせちゃうし。
月曜日なんてもう明後日だよ。
・・・・どうしよう。どうしよう。
悩んでる間もなくあっという間に月曜日はやってきた。
仕事帰りのお隣さんに合わせて、駅前広場で待ち合わせすることにした。
普段コンビニくらいしか行かない僕としては、とにかくこの人の多さに僕は圧倒されっぱなし。
みんなおしゃれな人ばっかりな気がする。僕どう見ても浮いてるんじゃないかな・・・。
自信のなさに苛まれ、僕は身を小さく縮める。
「緑川さーん」
おしゃれな人たちをかき分けて、これまたおしゃれな人が僕に手を振っている。
「ごめんね、お待たせしました」
お隣さんは走ってきてくれたのか、少し息を切らせていた。
「あ、ど、ど、どうも」
ぺこりと頭を下げる僕。お隣さんはまじまじと僕を見つめた。
「なんか、今日のカッコ可愛いですね」
「えぇっ!? あ・・あの、いや、あの・・・」
お隣さんの言葉に大きく取り乱す。
い、言えるわけないよ。今日のためにわざわざ編集さんにお願いまでして僕でもましに見えるような服を買ってきてもらったなんて・・・。
「じゃ、早速行きましょうか」
「あ、は、はい」
幸い、お隣さんは深く追及することもなく(当たり前か)、携帯ショップへ向かって歩き始めた。
お隣さんはチビで短足な僕と違って歩幅が広いから歩くのが早い。
少し小走りになりそうになりながら付いて行く。でもすぐにお隣さんは僕のそんな様子に気づいて歩調を合わせてくれた。
「に、日本語を話していた気がしませんでした・・・」
僕は目が回りそうな思いでコーヒーを飲む。僕たちは今、携帯ショップに隣接しているカフェにいた。
携帯電話って契約してすぐに持って帰れるもんじゃないんだって初めて知った・・・。
でもそのおかげで、お隣さんとこうしてお茶ができてるんだけど。
家ではいつもお茶してるけど、こうしておしゃれなカフェで二人で過ごすなんて、ホントにデートみたいで・・・
「おーい、緑川さーん?」
「はっ!?」
顔の前で手を振られ、僕は自分が妄想ワールドに突入していたことに気が付いた。気が付いて顔が真っ赤になる。
「あ、あの、えっと・・・そ、外、ひと・・人が多いなーって思って・・」
わたわたしながら言い訳のように言う。
時間が経つにつれて表を歩く人々はより一層増えていくように見えた。
「あぁ、そりゃそうですよ。今日イブだから、デート中のカップルでいっぱいでしょ」
当然のようにお隣さんが言う。
・・・・・え?
「あ・・・今日って、く、く、クリスマス・・い、イブ・・・」
たらりと汗が背中を伝う。今日がクリスマスイブだなんてすっかり忘れてた。
「す、す、すみません。あの、い、い、イブなのに、こんな、なんか、僕・・・僕なんかとすみません! 僕、イブだなんて全然気づかなくて、あの、ホントにすみませ・・痛っ!」
必死に頭を下げる僕。勢い余っておでこをテーブルにぶつけて大きな音を立ててしまった。
「ご、ごめんなさい・・・」
身を縮めてもう一度謝る。店中の人がこっちを見てる気がしてとっても恥ずかしい。
お隣さんにまで恥ずかしい思いをさせてると思うと、もういっそ消えてなくなりたいよ。
俯いている僕に、お隣さんはぷぷっと吹き出した。
「なんで謝るかなぁ・・・。俺、ちゃんとイブだって知ってて誘ったのに」
「・・・・・・・・へ?」
今なんて言った? どういう意味?
ぽかんとしてる僕に、お隣さんはニッコリと笑いかける。
「携帯受け取ったら、真っ先に番号交換しましょう。そしたら、緑川さんのアドレス帳の一番最初が俺になるから」
お隣さんはそう言って、席を立つ。実にスマートに伝票をもってレジに向かってしまった。
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