500年後転生、美少女としてやり直し王子に拾われる。

ポッポ

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【第24話】進軍

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クルミは、ふわふわの感覚の中で目を覚ました。

「お目覚めですか?」
フリードが声をかけてくる。

バッ!  やばい寝てた。

「今、ここは?」

「ラルセット公国へと移動中の馬車でございます。」

疲れていたのか、気づかなかった。それもそのはず、高級な羽毛でクッションを作っており振動は僅かしか感じなかったのだ。

「失礼かと、移動を優先させました。その分寝具には最高の物を用意いたしました。」

「ありがとう」
少しは回復することができた。

「で、今の状況を教えてくれる?」

馬車には、フリードとメリットがいた。

クルミが倒れたあと、ローマン、フリードがすぐに指揮をとり移動を開始したとのこと。

この馬車は少しスピードを落としているが、他の者はローマンが引き連れて全速でジークの後を追っているというのが今の状況らしい。

2人には感謝しかなかった。

「助かった、ほんとにありがとう」

「そのお言葉だけで、十分です!さてこの後いかがしましょうか?」

クルミは半日くらい寝ていたようで、ラルセット公国にはあと2日くらいの距離だ。

「ラルセット公国、竜神王国の状況はどうなの?」

「それについては、お互い国境付近に兵を分けて集結させている状況です。」

その後、フリードから状況を報告してもらった。
前線とラルセット公国の城への突入舞台とで分けた方がいいかな。
人はどう分けよう。

「メリット」

「エッ!何クルミさん」

何か非常に挙動がおかしい。顔も赤いようだ。

「フリードと一緒に前線で攻撃に備えて」

「はい、それでその服どうかな?」

クルミは、自分の服を確認する。
移動してきた服も着替えさせられており、巫女服に近い格好だった。めちゃくちゃ可愛かった。
今はそんな状況ではないのだけれど。

「えっこれは......」

「みんなでどんな服がいいか考えたんだよ。わたしの意見が採用されたの」

聞けば、指揮向上に繋がるからこれは譲れないとのことだった。
着替えさせてくれたのはメリットだった。どうやら、クルミの裸を見て興奮してしまったらしい。

何をやってるんだと思ったが、リラックスすることをもできた。

「かわいいから、許すよ。」
少し照れてしまった。

動きには問題ないし、防御力も魔法で加護をつければ大丈夫だろう。

「それじゃあ、フリードもお願いね!」

「承知いたしました。」

フリードも行きたがっていたがさすがに他国は不味いと考えたようだ。



ジークは、もう少しでラルセット公国に着く距離まできていた。

「もう少しだ。まずは、叔父上と面会をしなくては!」

竜王の申し出はありがたかった。
しかし、その結果戦争になってしまったらと考えてしまった。

ジークは、クルミ達が帰ってくる前に行かなくてはと決意した。

クルミなら何とかしてくれるのではと思ったが、危険なこともしそうで怖かった。

まずは、協力してくれる人を探さないと。モーリアスくらいしか思い浮かばなかったので会いに行くことにした。

「この戦争をとめる!」
その思いで、移動スピードを上げた。


その頃、レオパルドは、兵士達を連れて巡回をしていた。
治安維持との名目で、実際は反対派の確保だった。

これは、レオパルドがあえて引き受けたのだった。

ギルドの所属なので、あまり前線で対応したくないと訴えたところ治安維持の任務をお願いされたのだった。

「それにしても、こんな睨まれ役を隊長はなぜ?」

部下から質問が上がった。
「まぁちょっとな」と答える

公国では、反対しているものも多く恨みや石を投げつけられたりもした。

「反対派の拠点を見つけました。」部下の1人が報告をする。

何とも言えない表情だった。

「案内してくれ」

倉庫の1つに案内された

「ここからは、おれ1人で行く。敵は10人くらいだろ」

部下達は安堵している
みんなやりたくないよなぁっとレオパルドは思った。今回はこれが好都合だけどな。

そっと倉庫内に入る。人数は10名程度。

「動くな!」

1人の責任者のような人物に剣を突きつけた。

「治安維持部隊か!」

逃げようとするが動けない。
【影しばり】の魔法を使っていたのだ。

「ここまでかぁ」

皆があきらめている。

「ちょっと話を聞いてくれるか」

レオパルドは、考えを話しかけた。


自分の身分は明かさず、ギルドとして見過ごせないという理由で話した。レオパルドは反対派を率いて戦うつもりだった。
いわゆる革命を起こそうとしていた。

そのために治安維持部隊に入り、反対派を集めていたのだ。

今回もまた反対派の兵士を確保できた。まだまだ数は少ないが、奇襲作戦でやれば何とかなるかと思った。

しかし、それは危険な作戦でもありもう少し協力者が欲しいと考えていたのだ。
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