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【第27話】悪魔の狙い
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ラルセット公国の玉座の間では、ルーク公爵が、黒い影と話していた。
「バルボア様、魂を回収する準備ができました。」
悪魔の階級では、上級、中級、下級と分かれている。
上級もさらに上には最上級悪魔がいる。
バルボアは上級悪魔、この1体だけでも国家殲滅レベルの悪魔だった。
上級悪魔は、狡猾なものが多い。
数百年前に油断して屈辱を味わったからだ。
「ガウラよ、期待している。竜王はでてきているか?」
竜王の実力を調べる目的も今回の戦争であった。竜王レベルは脅威だった。前回倒された部隊の1人に竜王もいたからだ。
「あの忌々しいやつらめ」
「バルボア様、今回も竜王が参戦しておりますが、まだまだ衰え知らずのようです。」
「まだ時期早々か、下級悪魔で街を襲わせろ。兵士は戦場に集中しているからな。」
本当の目的は、兵士を戦場に集結させて無防備な街を襲い大量な魂を手に入れることだった。
竜神王国との戦いで勝つより戦場を停滞させることが目的だったのだ。
「刈り取れるだけ、刈り取ってあとは、その依代のルーク公爵に責任はとってもらうか」
「それでは、直ちに収穫に入ります。」
黒い影が消えた。
ラルセット公国の民にとって試練の時が訪れようとしていた。
カーグシン竜王は、考え込んでいた。敵に悪魔がいるのは分かっていたのだが戦場で戦っている悪魔の数が少なかったのだ。
「何か悩みごとですか?」
ミン宰相が話しかける。ミン宰相は、女性の姿になっており、宰相は国にいることになっている。
魔法使いとしては、かなりの腕前なので竜王の護衛の1人として参戦していた。
「悪魔の勢いが昔とは違ってのう。数も少ないし、下級程度の悪魔しかおらん。この規模なら最低でも中級悪魔がいると思ったのだかの。」
「竜王様のお力に既に逃げ出したのでは?」セオドが答える
「ふむー」
竜王はそれはないと思った。悪魔は死ぬことを恐れず、厄介な敵だった。
「悪魔の目的は魂ですよね?
なら、今回はあまり手に入らなかったので助かりましたけれど。被害は少なからず出ています。」
死傷者は50名程度か、この数で満足するとはおもえないが何が目的なのか。
竜王は、過去の経験から推測をした。もしかしたら狙いはここでも竜神王国でもないのでは!
「どうやら、目的はここではないようだな。」
「どういうことでしょうか?」
セオドが訪ねる。
「効率的に魂を集めるのなら兵士が戦場に集中している、今街を狙うだろうな。王都の国民がねらいか。」
竜王は、自分の失態を悔いた。
「それでは、急ぎ王都に兵を!」
セオドが答える。
「それは、この戦線崩壊にも繋がるから現状は厳しいかと。」
ミン宰相が答える。
カーグシン竜王も一緒の考えだ。
鎮圧するのにはまだ時間がかかる。
「今は、クルミ殿と息子に任せるしかないか。」
「もしかしたら、レオパルド王はこの事に気づいていたのではないでしょうか?」
「そうかもしれんません!さすがはレオパルド王!!」
ミン宰相とセオドが、勝手に盛り上がっているが、竜王は好きにさせることにした。
そのようなことはないと思うが、息子は昔から嵐に巻き込まれるタイプだったのと思っていた。
「竜王様、護衛の任務ではございますがレオパルド王への支援に向かいたいと思います。」
ミン宰相が嘆願した。ミン宰相は少しでもレオパルド王の勇姿をこの目でみたいと熱望していたのだった。
「許す、セオドも可能な限り急ぎで向かうのじゃ。」
「承知いたしました。」
竜王の護衛はと思ったが、騎士も多数おり、また戦場での竜王を見ており必要ないと考えた。
「それとこの者も同行させて欲しい。」
竜王の横にいたアリスだった。
そしてアリスに、
「悪魔との戦いを経験する機会になるから、これを武器に使うといい。」
光属性の短剣を渡した。
【ブルーホーリータガー ランクB】
「キレイ! ありがとう。」
ミン宰相は、驚いたが竜王が言うことなので従った。
急いで、兵をまとめ移動を開始した。
竜王が敵の真意に気づいた頃、クルミも戦場での違和感を感じていた。
「なんで、城の兵も少ないの?」
「こっちは3人ですけどね」
果敢に迫ってくる兵士を倒しながら中央に進む。
不味い、もしかしたら狙いは別にあるのかも。
それでもルーク公爵を止めるのが優先だ。しかし外も気になる。
妖精交信を行う。
『フリード、今いい?』
『クルミ様大丈夫です!』
『悪魔の本命は、ラルセット公国の国民かもしれない! こちらに人をお願い!』
『なるほど、だから抵抗が弱かったのですね。すでにそちらに50名親衛隊を送っております。こちらは竜神王国の兵で対処可能だと思いましたので、またローマンにもクルミ様のもとに向かうように指示を出しております。』
『あっそう』
クルミはフリードには驚かされてばかりだったが、今は助かった。
『メリット、シャオと合流するように伝えて』
『承知しました。わたしもすでにクルミ様のもとに向かっております。』
なんで?と思ったが、クルミ様の戦場での姿が見れないなど許されないと熱く言われてしまった。
ちなみに巫女服のデザインは、フリードらしい。
これで、国民の被害も多少防げる可能性もあるが、一番は元凶を押さえることが重要と王座の間に急いで向かった。
「バルボア様、魂を回収する準備ができました。」
悪魔の階級では、上級、中級、下級と分かれている。
上級もさらに上には最上級悪魔がいる。
バルボアは上級悪魔、この1体だけでも国家殲滅レベルの悪魔だった。
上級悪魔は、狡猾なものが多い。
数百年前に油断して屈辱を味わったからだ。
「ガウラよ、期待している。竜王はでてきているか?」
竜王の実力を調べる目的も今回の戦争であった。竜王レベルは脅威だった。前回倒された部隊の1人に竜王もいたからだ。
「あの忌々しいやつらめ」
「バルボア様、今回も竜王が参戦しておりますが、まだまだ衰え知らずのようです。」
「まだ時期早々か、下級悪魔で街を襲わせろ。兵士は戦場に集中しているからな。」
本当の目的は、兵士を戦場に集結させて無防備な街を襲い大量な魂を手に入れることだった。
竜神王国との戦いで勝つより戦場を停滞させることが目的だったのだ。
「刈り取れるだけ、刈り取ってあとは、その依代のルーク公爵に責任はとってもらうか」
「それでは、直ちに収穫に入ります。」
黒い影が消えた。
ラルセット公国の民にとって試練の時が訪れようとしていた。
カーグシン竜王は、考え込んでいた。敵に悪魔がいるのは分かっていたのだが戦場で戦っている悪魔の数が少なかったのだ。
「何か悩みごとですか?」
ミン宰相が話しかける。ミン宰相は、女性の姿になっており、宰相は国にいることになっている。
魔法使いとしては、かなりの腕前なので竜王の護衛の1人として参戦していた。
「悪魔の勢いが昔とは違ってのう。数も少ないし、下級程度の悪魔しかおらん。この規模なら最低でも中級悪魔がいると思ったのだかの。」
「竜王様のお力に既に逃げ出したのでは?」セオドが答える
「ふむー」
竜王はそれはないと思った。悪魔は死ぬことを恐れず、厄介な敵だった。
「悪魔の目的は魂ですよね?
なら、今回はあまり手に入らなかったので助かりましたけれど。被害は少なからず出ています。」
死傷者は50名程度か、この数で満足するとはおもえないが何が目的なのか。
竜王は、過去の経験から推測をした。もしかしたら狙いはここでも竜神王国でもないのでは!
「どうやら、目的はここではないようだな。」
「どういうことでしょうか?」
セオドが訪ねる。
「効率的に魂を集めるのなら兵士が戦場に集中している、今街を狙うだろうな。王都の国民がねらいか。」
竜王は、自分の失態を悔いた。
「それでは、急ぎ王都に兵を!」
セオドが答える。
「それは、この戦線崩壊にも繋がるから現状は厳しいかと。」
ミン宰相が答える。
カーグシン竜王も一緒の考えだ。
鎮圧するのにはまだ時間がかかる。
「今は、クルミ殿と息子に任せるしかないか。」
「もしかしたら、レオパルド王はこの事に気づいていたのではないでしょうか?」
「そうかもしれんません!さすがはレオパルド王!!」
ミン宰相とセオドが、勝手に盛り上がっているが、竜王は好きにさせることにした。
そのようなことはないと思うが、息子は昔から嵐に巻き込まれるタイプだったのと思っていた。
「竜王様、護衛の任務ではございますがレオパルド王への支援に向かいたいと思います。」
ミン宰相が嘆願した。ミン宰相は少しでもレオパルド王の勇姿をこの目でみたいと熱望していたのだった。
「許す、セオドも可能な限り急ぎで向かうのじゃ。」
「承知いたしました。」
竜王の護衛はと思ったが、騎士も多数おり、また戦場での竜王を見ており必要ないと考えた。
「それとこの者も同行させて欲しい。」
竜王の横にいたアリスだった。
そしてアリスに、
「悪魔との戦いを経験する機会になるから、これを武器に使うといい。」
光属性の短剣を渡した。
【ブルーホーリータガー ランクB】
「キレイ! ありがとう。」
ミン宰相は、驚いたが竜王が言うことなので従った。
急いで、兵をまとめ移動を開始した。
竜王が敵の真意に気づいた頃、クルミも戦場での違和感を感じていた。
「なんで、城の兵も少ないの?」
「こっちは3人ですけどね」
果敢に迫ってくる兵士を倒しながら中央に進む。
不味い、もしかしたら狙いは別にあるのかも。
それでもルーク公爵を止めるのが優先だ。しかし外も気になる。
妖精交信を行う。
『フリード、今いい?』
『クルミ様大丈夫です!』
『悪魔の本命は、ラルセット公国の国民かもしれない! こちらに人をお願い!』
『なるほど、だから抵抗が弱かったのですね。すでにそちらに50名親衛隊を送っております。こちらは竜神王国の兵で対処可能だと思いましたので、またローマンにもクルミ様のもとに向かうように指示を出しております。』
『あっそう』
クルミはフリードには驚かされてばかりだったが、今は助かった。
『メリット、シャオと合流するように伝えて』
『承知しました。わたしもすでにクルミ様のもとに向かっております。』
なんで?と思ったが、クルミ様の戦場での姿が見れないなど許されないと熱く言われてしまった。
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