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【第66話】撤退戦
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避難民の街では、クルミとカーグシン竜王が戦局を覆していった。
竜王も【竜神化】を行いドラゴンに変身して敵を一掃していた。
「敵の数が合わないのはどうしてじゃ。2万との報告があったが間違いだったのか?」
実際の敵の人数は、4000人だった。
幻覚魔法とホログラムを利用して人を多く見せていたのだった。
「しまった、本当の狙いはここじゃなかったのね。」
クルミは、悔しがっていたが今はジークを救えたので良しとしようと思った。
そのジークは、自分の為に多くの兵を死なせてしまって落ち込んでいた。
クルミは前世での経験が多くあり、人の死に慣れてしまっていた。
出会いと別れは必ずあり、その度に失望が増える。それでも進めるかはジーク次第だとジークを信じることにした。
「シャオあとは任せても大丈夫?」
「大丈夫です。今はジーク王子のそばにいてあげてください。」
ジークは魔力の消費も激しく気絶している状態だった。
横に座る。ジークの頭を抱えて膝に乗せる。うなされているようで、頭を撫でてあげることしか出来なかった。
「これは相手にはめられましたな。」
カーグシン竜王が近づいてきた。
「そうね。今からでは富士の国には間に合わない。」
「わしも不死鳥を使っても半日以上はかかるだろう。間に合わぬか。」
「信じるしかないわね。」
悔しいがどうしようもなかった。こっちは竜神王国とクルミをおびき出すのが計画だったと思う。
与一将軍の屋敷では、撤退を開始していた。しかし敵の行動が早くすでに逃げ道は包囲されていたのだった。
「とりあえず、わしが突破口を開く、その隙に党首は知世様を避難させるのじゃ。」
「戦って死ねるなら本望だな。」
ライゲン将軍も与一将軍と一緒におとり役になるようだ。
アリスの護衛は、与太郎、喜介、ドレドラスと支援部隊がメインとなる。
「父上ご武運を!」
与太郎はこれが最後になる可能背を感じていた。
「そなたも。」
ドゴッーン
庭に爆撃を受けたような大きな音がした。遠距離からの攻撃のようだ。
「炙り出しが目的か、ライゲン将軍最後の花道を飾るとしましょうか。」
「最後がお前とになるとわな。」
2人は数名の部下を引き連れて、屋敷を後にした。
「国を出る入口は塞がれているか、とりあえず川沿いに逃げるか。」
与太郎は皆を誘導する。
敵の包囲は力づくで突破していった。
「敵が多すぎます、このままでは逃げ切れません。」
喜介が与太郎に話す。
与太郎は考える。これでは全員助かるのはむりだと。
「おれが敵を引き付ける、その隙に少しでも遠くまで逃げろ!」
「駄目です!それはわたしがやりますので最後までアリス様の守りを!」
喜介がそう叫ぶと、与太郎の許可を得ずに敵に突撃を加えていった。
「さすがに1人にはさせれないか。アリスを頼んだぞ!」
ドレドラスも喜介に続いた。支援部隊の兵士を後に続く。
「くそ!」
与太郎は、アリスの手を握り強引に引っ張っていった。
「ドレドラスー!」
アリスは、叫んだ。しかし暗闇でよく見えなくなっていた。
与太郎は、鈴多もついてきていることに気づいた。
「すまんな、鈴多。お前は逃げれるか・・・いやどこかに隠れていろ!」
鈴多は何も言わない、ただついて行った。
しばらく逃げていたが、また敵が前方から迫ってきているのがわかった。
「さすがに切り抜けるのには手間がかかるな。やるしかないか!」
与太郎が剣を抜く、アリスも剣を構えた。
その2人に鈴多が声をかけた。
「こっち!隠れる場所があるから!」
鈴多の実家の近くだった。今は久遠達も身を隠しているところだ。
与太郎もアリスも鈴多の後に続いた。
そして隠れ家にたどり着く。
鈴多は状況、両親、桃介の亡骸を見て涙を流しながら2人を案内した。
与太郎もアリスも状況を見て何も言えなかったが鈴多の気持ちは痛いほどよくわかった。
「誰かいる!!!」
鈴多が驚いた。
「おれが先に入る。」
与太郎が部屋に入った。その瞬間恐ろしいほど早い突きが与太郎を襲った。
「くっ!」
ギリギリでかわした。与太郎。
剣を構え、反撃に出ようとしたところで鈴多に止められた。
「鈴多。」
久遠が剣を収めた。そして何とも言えない表情で鈴多も見つめて一言。
「すまない。」
「今は、早く皆さん中に入ってください!」
鈴多は誘導した。
隠れ家の中には、久遠、陽向、文度、鈴多、アリス、与太郎の6人。
少し休むことにした。
その頃、喜介とドレドラス達は敵の包囲を突破することができた。
追っても振りきり、ドレドラスが立ち止まった。
「支援部隊はそのまま喜介殿と一緒に避難しろ!!」
「隊長は?」
「おれは戻る!救助部隊をつれて戻ってこい!」
そう言って走りさってしまった。
支援部隊の隊員は皆分かっていた。
救助部隊を連れてくる時間はないことを、ドレドラスは、アリスの為に戻ったのだった。
トルゴラムの精鋭部隊長ワーグルは、
与一将軍、ライゲン将軍はおとりだと見抜いていた。
「わかりやすいことで、その竜神王国の部隊も追い払っておけ。狙いは王女様だけだ。おそらく身を隠しているだろう、隈なく探せ!くれぐれも隠密行動で探せよ。」
無線で指示を出していく。アリス達の隠れ家には近づいてきていた。見つかるのも時間の問題だった。
竜王も【竜神化】を行いドラゴンに変身して敵を一掃していた。
「敵の数が合わないのはどうしてじゃ。2万との報告があったが間違いだったのか?」
実際の敵の人数は、4000人だった。
幻覚魔法とホログラムを利用して人を多く見せていたのだった。
「しまった、本当の狙いはここじゃなかったのね。」
クルミは、悔しがっていたが今はジークを救えたので良しとしようと思った。
そのジークは、自分の為に多くの兵を死なせてしまって落ち込んでいた。
クルミは前世での経験が多くあり、人の死に慣れてしまっていた。
出会いと別れは必ずあり、その度に失望が増える。それでも進めるかはジーク次第だとジークを信じることにした。
「シャオあとは任せても大丈夫?」
「大丈夫です。今はジーク王子のそばにいてあげてください。」
ジークは魔力の消費も激しく気絶している状態だった。
横に座る。ジークの頭を抱えて膝に乗せる。うなされているようで、頭を撫でてあげることしか出来なかった。
「これは相手にはめられましたな。」
カーグシン竜王が近づいてきた。
「そうね。今からでは富士の国には間に合わない。」
「わしも不死鳥を使っても半日以上はかかるだろう。間に合わぬか。」
「信じるしかないわね。」
悔しいがどうしようもなかった。こっちは竜神王国とクルミをおびき出すのが計画だったと思う。
与一将軍の屋敷では、撤退を開始していた。しかし敵の行動が早くすでに逃げ道は包囲されていたのだった。
「とりあえず、わしが突破口を開く、その隙に党首は知世様を避難させるのじゃ。」
「戦って死ねるなら本望だな。」
ライゲン将軍も与一将軍と一緒におとり役になるようだ。
アリスの護衛は、与太郎、喜介、ドレドラスと支援部隊がメインとなる。
「父上ご武運を!」
与太郎はこれが最後になる可能背を感じていた。
「そなたも。」
ドゴッーン
庭に爆撃を受けたような大きな音がした。遠距離からの攻撃のようだ。
「炙り出しが目的か、ライゲン将軍最後の花道を飾るとしましょうか。」
「最後がお前とになるとわな。」
2人は数名の部下を引き連れて、屋敷を後にした。
「国を出る入口は塞がれているか、とりあえず川沿いに逃げるか。」
与太郎は皆を誘導する。
敵の包囲は力づくで突破していった。
「敵が多すぎます、このままでは逃げ切れません。」
喜介が与太郎に話す。
与太郎は考える。これでは全員助かるのはむりだと。
「おれが敵を引き付ける、その隙に少しでも遠くまで逃げろ!」
「駄目です!それはわたしがやりますので最後までアリス様の守りを!」
喜介がそう叫ぶと、与太郎の許可を得ずに敵に突撃を加えていった。
「さすがに1人にはさせれないか。アリスを頼んだぞ!」
ドレドラスも喜介に続いた。支援部隊の兵士を後に続く。
「くそ!」
与太郎は、アリスの手を握り強引に引っ張っていった。
「ドレドラスー!」
アリスは、叫んだ。しかし暗闇でよく見えなくなっていた。
与太郎は、鈴多もついてきていることに気づいた。
「すまんな、鈴多。お前は逃げれるか・・・いやどこかに隠れていろ!」
鈴多は何も言わない、ただついて行った。
しばらく逃げていたが、また敵が前方から迫ってきているのがわかった。
「さすがに切り抜けるのには手間がかかるな。やるしかないか!」
与太郎が剣を抜く、アリスも剣を構えた。
その2人に鈴多が声をかけた。
「こっち!隠れる場所があるから!」
鈴多の実家の近くだった。今は久遠達も身を隠しているところだ。
与太郎もアリスも鈴多の後に続いた。
そして隠れ家にたどり着く。
鈴多は状況、両親、桃介の亡骸を見て涙を流しながら2人を案内した。
与太郎もアリスも状況を見て何も言えなかったが鈴多の気持ちは痛いほどよくわかった。
「誰かいる!!!」
鈴多が驚いた。
「おれが先に入る。」
与太郎が部屋に入った。その瞬間恐ろしいほど早い突きが与太郎を襲った。
「くっ!」
ギリギリでかわした。与太郎。
剣を構え、反撃に出ようとしたところで鈴多に止められた。
「鈴多。」
久遠が剣を収めた。そして何とも言えない表情で鈴多も見つめて一言。
「すまない。」
「今は、早く皆さん中に入ってください!」
鈴多は誘導した。
隠れ家の中には、久遠、陽向、文度、鈴多、アリス、与太郎の6人。
少し休むことにした。
その頃、喜介とドレドラス達は敵の包囲を突破することができた。
追っても振りきり、ドレドラスが立ち止まった。
「支援部隊はそのまま喜介殿と一緒に避難しろ!!」
「隊長は?」
「おれは戻る!救助部隊をつれて戻ってこい!」
そう言って走りさってしまった。
支援部隊の隊員は皆分かっていた。
救助部隊を連れてくる時間はないことを、ドレドラスは、アリスの為に戻ったのだった。
トルゴラムの精鋭部隊長ワーグルは、
与一将軍、ライゲン将軍はおとりだと見抜いていた。
「わかりやすいことで、その竜神王国の部隊も追い払っておけ。狙いは王女様だけだ。おそらく身を隠しているだろう、隈なく探せ!くれぐれも隠密行動で探せよ。」
無線で指示を出していく。アリス達の隠れ家には近づいてきていた。見つかるのも時間の問題だった。
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