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【第67話】ドレドラス
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ドレドラスは自分達への攻撃の弱さに気づいていた。まるでこの場から追い出すだけの攻撃のようだった。
とりあえず自分だけでもアリスを助けに行かなくてはと逆走することにした。
ワーグル隊長のもとに無線が入る。
「1名敵を発見。何か味方を探している様子。いかがいたしますか?」
「味方に合流するまで待て!」
ワーグルは考え込む。この状況であえて戻ってくるとは、重要人物を探してだろう。
「悟れず追跡をしろ、合流する人物の確認次第連絡を!」
念には念をか・・・
「暗殺部隊につなげ!」
別部隊に秘密裏に指示を出した。
ドレドラスは、途中相手が自分の立場だったらどうするか考えた。そして一つの結論にたどり着いた。
「アリスどこだ!!」
ドレドラスは、叫びながら走る。
なるべくアリス達がいない方へと走る。走りながらドレドラスは自分の考えが正しいと考え始めていた。
敵が見当たらないのはおかしいと思った。これは泳がされていると敵の考えを見抜いていたのだった。
そして一つの屋敷にたどり着いた。
倉庫のような大きな建物だった。
「アリス!」
その倉庫に入り込むのだった。
「報告、拠点を見つけたようです。そして目的との遭遇も確認。」
「よし、もう一つ部隊を送り逃げ場がないようにして四方から突撃!」
ドレドラスは、この倉庫に燃料が保管されているのを知っていた。
「よし、これでトラップを作るか。敵に備えて。」
急いで準備をした。そして地下室に移動した。
敵が入ってくる気配を感じた。ギリギリまで引きつけて燃料に火をつけた。
凄まじい轟音が鳴り響き、2部隊を巻き込んだ。倉庫は吹き飛ばされて辺りにも火の手が上がる。
「くそ!!やはり罠だったか。さすが竜神王国の支援部隊長といったところか。」
ワーグル隊長は、怒りを抑え冷静に指示を出していく。
倉庫跡地の地下からドレドラスが出てきた。
「危なかった。地下も土に埋まってしまったが入口付近で助かった。まだ死ぬわけにはいかない!アリスの無事を確認するまでわな。」
満身創痍のドレドラスは、静かに動き出した。
爆発音は、アリス達にも聞こえた。
「何処かで戦闘がまだ続いているのか?」
アリスが【精霊召喚】を試みる。
初めて成功した。風の精霊が現れたのだった。
「お願い、ドレドラスが無事か分かる?」
風の精霊は頷くと消えた。そしてすぐに戻ってくるとアリスの中に入っていった。
「ドレドラス!」
アリスが走り出す。やばいと与太郎が止めようとするが追いつけなかった。
外に出てしまった。アリスを追って与太郎も外にでた。鈴多も出ようとしたが久遠が抑えた。
「お前では無理だ。おれが行く。」
陽向をおろす暇もなく久遠は後を追っていく、すぐに移動できるように陽向をおんぶしたままが当たり前になっていた。
アリスは、全速力で走っていた。防具をつけている与太郎が追いつくのが難しい速さだった。
ドレドラスは、隠れながら休んでいた。気をぅないそうな状態だったがなんとかこらえていた。
「ドレドラス!」
声が聞こえてきたが、幻覚だと思った。しかし声は近づいてきた。
声の方を見ると、アリスが走ってきていた。何をしているのだとドレドラスは思ったが、アリスの姿を見て心の底から嬉しさが込み上げてきた。
「アリス!!」
ドレドラスが動き出した。
ワーグル隊長は、指示を出す。
「殺れ!」
「ドン、ドン、ドン」
魔法銃がドレドラスを貫いた。
ゆっくりと崩れ落ちるドレドラス。
「ドレドラス!!!」
叫びながら走るアリス。
「よし、次は本命だ。外すなよ!」
アリスはドレドラスに話しかける。
「しっかりして!お願い起きて!」
「逃げろ!次がくるぞ・・」
それと同時にドレドラスがアリスの盾となった。
複数の魔法銃弾がドレドラスを襲った。
「逃げろ・・・」
ドレドラスは、崩れ落ちるように倒れた。
更に魔法銃弾が降り注ぐ、そこに与太郎が飛び込む。剣で数発は防ぐが右腕と腹に銃弾をくらった。
「ぐっ!!アリスたって逃げろ!」
与太郎は叫ぶがアリスは血まみれのドレドラスを抱きしめて
「ドレドラス!死んだら嫌だよ。わたしも連れて行ってよ!!」
「グッ ここまでか。」
諦めかけた与太郎だったが、続く攻撃がこなかった。
久遠が狙撃してきた暗殺部隊を銃弾の発射もとから場所を割り出して潰していったのだった。
「どうした! 目的は始末できたのか?」
ワーグル隊長の無線に反応はなかった。
「更に部隊をこの場所に送り込め!」
与太郎も倒れ込むが何とかアリスのもとに向かった。
久遠は、泣き叫ぶ少女に何も声をかけることができなく立ちつくしていた。
「待って、一緒に連れて行ってよ」
泣き叫ぶアリス。
ドレドラスが最後が目を開いた。
「アリス、聞きなさい。お前にはまだこの世界でやることがあるはずだ。それをやり遂げてから俺のところに・・・ グハッ」
血を吐くドレドラス。
「お前がおれの娘でいてくれてありがとう。思うままに生きろ」
「うん。」
「与太郎殿、最後にお願い申し上げる・・・ アリスの思い・・」
「分かった!任せろ!!」
ドレドラスはアリスの目を見て笑いなが目の光が消えていったのだった。
とりあえず自分だけでもアリスを助けに行かなくてはと逆走することにした。
ワーグル隊長のもとに無線が入る。
「1名敵を発見。何か味方を探している様子。いかがいたしますか?」
「味方に合流するまで待て!」
ワーグルは考え込む。この状況であえて戻ってくるとは、重要人物を探してだろう。
「悟れず追跡をしろ、合流する人物の確認次第連絡を!」
念には念をか・・・
「暗殺部隊につなげ!」
別部隊に秘密裏に指示を出した。
ドレドラスは、途中相手が自分の立場だったらどうするか考えた。そして一つの結論にたどり着いた。
「アリスどこだ!!」
ドレドラスは、叫びながら走る。
なるべくアリス達がいない方へと走る。走りながらドレドラスは自分の考えが正しいと考え始めていた。
敵が見当たらないのはおかしいと思った。これは泳がされていると敵の考えを見抜いていたのだった。
そして一つの屋敷にたどり着いた。
倉庫のような大きな建物だった。
「アリス!」
その倉庫に入り込むのだった。
「報告、拠点を見つけたようです。そして目的との遭遇も確認。」
「よし、もう一つ部隊を送り逃げ場がないようにして四方から突撃!」
ドレドラスは、この倉庫に燃料が保管されているのを知っていた。
「よし、これでトラップを作るか。敵に備えて。」
急いで準備をした。そして地下室に移動した。
敵が入ってくる気配を感じた。ギリギリまで引きつけて燃料に火をつけた。
凄まじい轟音が鳴り響き、2部隊を巻き込んだ。倉庫は吹き飛ばされて辺りにも火の手が上がる。
「くそ!!やはり罠だったか。さすが竜神王国の支援部隊長といったところか。」
ワーグル隊長は、怒りを抑え冷静に指示を出していく。
倉庫跡地の地下からドレドラスが出てきた。
「危なかった。地下も土に埋まってしまったが入口付近で助かった。まだ死ぬわけにはいかない!アリスの無事を確認するまでわな。」
満身創痍のドレドラスは、静かに動き出した。
爆発音は、アリス達にも聞こえた。
「何処かで戦闘がまだ続いているのか?」
アリスが【精霊召喚】を試みる。
初めて成功した。風の精霊が現れたのだった。
「お願い、ドレドラスが無事か分かる?」
風の精霊は頷くと消えた。そしてすぐに戻ってくるとアリスの中に入っていった。
「ドレドラス!」
アリスが走り出す。やばいと与太郎が止めようとするが追いつけなかった。
外に出てしまった。アリスを追って与太郎も外にでた。鈴多も出ようとしたが久遠が抑えた。
「お前では無理だ。おれが行く。」
陽向をおろす暇もなく久遠は後を追っていく、すぐに移動できるように陽向をおんぶしたままが当たり前になっていた。
アリスは、全速力で走っていた。防具をつけている与太郎が追いつくのが難しい速さだった。
ドレドラスは、隠れながら休んでいた。気をぅないそうな状態だったがなんとかこらえていた。
「ドレドラス!」
声が聞こえてきたが、幻覚だと思った。しかし声は近づいてきた。
声の方を見ると、アリスが走ってきていた。何をしているのだとドレドラスは思ったが、アリスの姿を見て心の底から嬉しさが込み上げてきた。
「アリス!!」
ドレドラスが動き出した。
ワーグル隊長は、指示を出す。
「殺れ!」
「ドン、ドン、ドン」
魔法銃がドレドラスを貫いた。
ゆっくりと崩れ落ちるドレドラス。
「ドレドラス!!!」
叫びながら走るアリス。
「よし、次は本命だ。外すなよ!」
アリスはドレドラスに話しかける。
「しっかりして!お願い起きて!」
「逃げろ!次がくるぞ・・」
それと同時にドレドラスがアリスの盾となった。
複数の魔法銃弾がドレドラスを襲った。
「逃げろ・・・」
ドレドラスは、崩れ落ちるように倒れた。
更に魔法銃弾が降り注ぐ、そこに与太郎が飛び込む。剣で数発は防ぐが右腕と腹に銃弾をくらった。
「ぐっ!!アリスたって逃げろ!」
与太郎は叫ぶがアリスは血まみれのドレドラスを抱きしめて
「ドレドラス!死んだら嫌だよ。わたしも連れて行ってよ!!」
「グッ ここまでか。」
諦めかけた与太郎だったが、続く攻撃がこなかった。
久遠が狙撃してきた暗殺部隊を銃弾の発射もとから場所を割り出して潰していったのだった。
「どうした! 目的は始末できたのか?」
ワーグル隊長の無線に反応はなかった。
「更に部隊をこの場所に送り込め!」
与太郎も倒れ込むが何とかアリスのもとに向かった。
久遠は、泣き叫ぶ少女に何も声をかけることができなく立ちつくしていた。
「待って、一緒に連れて行ってよ」
泣き叫ぶアリス。
ドレドラスが最後が目を開いた。
「アリス、聞きなさい。お前にはまだこの世界でやることがあるはずだ。それをやり遂げてから俺のところに・・・ グハッ」
血を吐くドレドラス。
「お前がおれの娘でいてくれてありがとう。思うままに生きろ」
「うん。」
「与太郎殿、最後にお願い申し上げる・・・ アリスの思い・・」
「分かった!任せろ!!」
ドレドラスはアリスの目を見て笑いなが目の光が消えていったのだった。
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