500年後転生、美少女としてやり直し王子に拾われる。

ポッポ

文字の大きさ
74 / 107

【第74話】鈴多一家拡大

しおりを挟む
鈴多一家の会議を行っていた。
何故か与太郎も参加している。そのせいで鈴多一家は緊張していたのであった。

それも与一将軍が、屋敷を鈴多に使用する許可を与えたからだった。

文度が、一家の状況を説明する。
「今人数も増え300名を超えた。まだ集まりそうだが、これからは考えて増やして行きたいと考えている。」

与太郎は驚いた。なんでそんな人数になったんだ!

ある程度の情報は喜介から聞いていた。

この世界では税金は、一族、領主に払うのが当たり前になっている国が多い。一族の党首や、領主が国に払うという仕組みだ。

一族の者が仕事をして稼いだお金の半分以上は上に収めるのが普通だった。
与太郎も今は停止しているが、6割は、税金として収めてもらっていた。
大抵は7割収めている人がほとんどだった。

その代わりに、モンスターや盗賊への対策を党首が受け持つという安心を皆買っているのだった。

しかし鈴多は、皆が稼いだお金なので、そんなにもらえないと7割を4割まで減らしたのだった。

鈴多4割、一族6割としたので、人が増えたということだった。しかもこちらには用心棒として凄腕の久遠がいる。皆が一家に入りたがるわけだった。

その鈴多はというと、与一族にきちんと収めてもらった税金の6割払っていた。だから鈴多の手元にの残るお金は僅かとなっていたが、まだあまり良くわかっていなかったのだった。

「なんでお金はすぐになくなるのだろう。」
と言っていたが、お金は無くなるものだと父上が言っていたので気にしていなかった。

そして余ったお金は、怪我をした人。病気で働けなかった人が、高齢者に渡しているのだった。
だから、未亡人や戦争で怪我をした人も多かった。

これも母親が困った人は助けなさいとの教えに従っているのだそうだ。
そのこともあり鈴多一家の結束は尋常ではなくすごかった。

まだ国ができてすぐの頃。ある事件が起きたのだった。

鈴多のやり方、一家の急成長をよく思わない人達が事件を起こしたのだった

久遠がいない時、正確には久遠にギルドを通して依頼を行いその隙に鈴多を配下にしてしまおうと企んだ奴らがいた。

普段は何もしない老人達が、志津婆さんは筆頭に盗賊達の前に立ちはだかったのだった。

「この年になれば怖いものはない!刺し違える覚悟はありますかえ。」

20人はいた盗賊達も、依頼主から鈴多だけをさらってくるように言われていた。

「おい、本気で殺すぞ!」

最初は数人の老人達だったが、あっという間に30人になりさらに女性達も増えていった。

「鈴多様を守るためなら残り少ない命なんていらんわ。」
数人のジジイが、爆弾魔法をかけて突撃をしようとしていた。

「みんなやめてくれ!」
鈴多が止めるが、皆が聞こえないふりをした。ある意味最強の軍団だった。

「くっ引くぞ!」
「あらもうお帰りで?」
盗賊達の後ろにはクルミがいた。

「聖女だー!」
盗賊が別の方へと逃げ出そうとする。

「逃がすと思うのか?」
そこには久遠がいた。背中には陽向もいる。

盗賊達は観念したようだ。久遠に叩きのめされて気絶した。

クルミは、カリディアで悪さを考えていた雇い主の貴族も潰したのだった。
そもそも統治者として、カリディアでの悪行などクルミが見過ごすはずがなかった。

そんなこともあり鈴多一家の結束は強かった。この後鈴多も久遠から剣の修行をつけてもらうようになったのだった。

主な仕事としては、建築業がメインだった。文度が大工ということもあり、またカリディアは人口も増えて建設ラッシュだった。

鈴多に学べるものが多いと考えていた与太郎だった。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

愛する義兄に憎まれています

ミカン♬
恋愛
自分と婚約予定の義兄が子爵令嬢の恋人を両親に紹介すると聞いたフィーナは、悲しくて辛くて、やがて心は闇に染まっていった。 義兄はフィーナと結婚して侯爵家を継ぐはずだった、なのにフィーナも両親も裏切って真実の愛を貫くと言う。 許せない!そんなフィーナがとった行動は愛する義兄に憎まれるものだった。 2023/12/27 ミモザと義兄の閑話を投稿しました。 ふわっと設定でサクっと終わります。 他サイトにも投稿。

【短編】将来の王太子妃が婚約破棄をされました。宣言した相手は聖女と王太子。あれ何やら二人の様子がおかしい……

しろねこ。
恋愛
「婚約破棄させてもらうわね!」 そう言われたのは銀髪青眼のすらりとした美女だ。 魔法が使えないものの、王太子妃教育も受けている彼女だが、その言葉をうけて見に見えて顔色が悪くなった。 「アリス様、冗談は止してください」 震える声でそう言うも、アリスの呼びかけで場が一変する。 「冗談ではありません、エリック様ぁ」 甘えた声を出し呼んだのは、この国の王太子だ。 彼もまた同様に婚約破棄を謳い、皆の前で発表する。 「王太子と聖女が結婚するのは当然だろ?」 この国の伝承で、建国の際に王太子の手助けをした聖女は平民の出でありながら王太子と結婚をし、後の王妃となっている。 聖女は治癒と癒やしの魔法を持ち、他にも魔物を退けられる力があるという。 魔法を使えないレナンとは大違いだ。 それ故に聖女と認められたアリスは、王太子であるエリックの妻になる! というのだが…… 「これは何の余興でしょう? エリック様に似ている方まで用意して」 そう言うレナンの顔色はかなり悪い。 この状況をまともに受け止めたくないようだ。 そんな彼女を支えるようにして控えていた護衛騎士は寄り添った。 彼女の気持ちまでも守るかのように。 ハピエン、ご都合主義、両思いが大好きです。 同名キャラで様々な話を書いています。 話により立場や家名が変わりますが、基本の性格は変わりません。 お気に入りのキャラ達の、色々なシチュエーションの話がみたくてこのような形式で書いています。 中編くらいで前後の模様を書けたら書きたいです(^^) カクヨムさんでも掲載中。

夫が寵姫に夢中ですので、私は離宮で気ままに暮らします

希猫 ゆうみ
恋愛
王妃フランチェスカは見切りをつけた。 国王である夫ゴドウィンは踊り子上がりの寵姫マルベルに夢中で、先に男児を産ませて寵姫の子を王太子にするとまで嘯いている。 隣国王女であったフランチェスカの莫大な持参金と、結婚による同盟が国を支えてるというのに、恩知らずも甚だしい。 「勝手にやってください。私は離宮で気ままに暮らしますので」

私を幽閉した王子がこちらを気にしているのはなぜですか?

水谷繭
恋愛
婚約者である王太子リュシアンから日々疎まれながら過ごしてきたジスレーヌ。ある日のお茶会で、リュシアンが何者かに毒を盛られ倒れてしまう。 日ごろからジスレーヌをよく思っていなかった令嬢たちは、揃ってジスレーヌが毒を入れるところを見たと証言。令嬢たちの嘘を信じたリュシアンは、ジスレーヌを「裁きの家」というお屋敷に幽閉するよう指示する。 そこは二十年前に魔女と呼ばれた女が幽閉されて死んだ、いわくつきの屋敷だった。何とか幽閉期間を耐えようと怯えながら過ごすジスレーヌ。 一方、ジスレーヌを閉じ込めた張本人の王子はジスレーヌを気にしているようで……。 ◇小説家になろう、ベリーズカフェにも掲載中です! ◆表紙はGilry Drop様からお借りした画像を加工して使用しています

私、お母様の言うとおりにお見合いをしただけですわ。

いさき遊雨
恋愛
お母様にお見合いの定石?を教わり、初めてのお見合いに臨んだ私にその方は言いました。 「僕には想い合う相手いる!」 初めてのお見合いのお相手には、真実に愛する人がいるそうです。 小説家になろうさまにも登録しています。

一夜の過ちで懐妊したら、幼なじみの冷酷皇帝に溺愛されました

由香
恋愛
没落貴族の娘・柳月鈴は、宮廷で医官見習いとして働いていた。 ある夜、皇帝即位の宴で酒に酔い、幼なじみだった皇帝・李景珩と再会する。 遠い存在になったはずの彼。 けれど、その夜をきっかけに月鈴の運命は大きく動き出す。 冷酷と恐れられる皇帝が、なぜか彼女だけには甘すぎて――。

強面夫の裏の顔は妻以外には見せられません!

ましろ
恋愛
「誰がこんなことをしろと言った?」 それは夫のいる騎士団へ差し入れを届けに行った私への彼からの冷たい言葉。 挙げ句の果てに、 「用が済んだなら早く帰れっ!」 と追い返されてしまいました。 そして夜、屋敷に戻って来た夫は─── ✻ゆるふわ設定です。 気を付けていますが、誤字脱字などがある為、あとからこっそり修正することがあります。

処理中です...