500年後転生、美少女としてやり直し王子に拾われる。

ポッポ

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【第73話】ラクリッツの街

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クルミは出発そうそう頭を悩ませることになった。

与一将軍、ライゲン将軍が何かにつけてもめるのだ。最初は、席でアリスの横に座るのはどちらかでもめた。
その後も食事を用意するのはどちらかなど何かあるとすぐに言い争いになる。これにはアリスも呆れていた。

「このメンバーの設定ならば、クルミ様とアリス様は姉妹。そしてわしの孫ということでよかろうて。」
与一将軍の発言に当然ライゲン将軍は反対した。

「何を言う!似ても似つかないではないか!!お主こそメリット殿が孫でいいのではないか?そっくりだぞ!」 

「こんな平坦な娘の何処が似ているのだ!わしに比べると花がないではないか!」

ちょっと、止めてあげてメリットの悪口合戦になってメリットが泣きそうになってる。てかもう泣いてる。

「ストップ!流石に髪の色が黒い与一将軍の孫にしないと無理があるでしょ!」

「ぐぬぬ、仕方ないメリット殿。よろしくお願いいたします。」

「やだ!!こんなおじいちゃんは嫌だー!!」
今度はメリットを慰めるのに時間がかかってしまった。

そして1日目は、富士の国に属している
ラクリッツという街にたどり着いた。

ラルセット公国との国境付近の街で、古くはラルセット公国に属していたとのこと。

ライゲン将軍は知り合いがいる街で、与一将軍は数回訪れたくらいだそうだ。

「この国は、国境付近で栄えている街で店も多くあり、出資している店もあるのでそこで好きな物を選んでくだされメリット殿。」

ライゲン将軍がメリットのご機嫌を取ろうと頑張っている。流石に言い過ぎたと思っているようだった。

「ライゲン将軍・・・・これからはライゲンさんって呼ぶけど、この街で泊まれるところはあるの?」

「ライゲンと呼び捨てでも構わないですじゃ。知世様は当然呼び捨ててくだされ。宿泊施設については店の者に頼めば大丈夫。」

「この街は国境付近なので宿泊施設は多くありますよ。」
シャオが答えた。爺さん2人に押されているがシャオも馬車を運転してくれていたのだった。

ちなみにシャオは、従者という扱いになっている。かなりの実力者なのに申し訳ない。

「ギルドもあるのよね?」
「ありますよ。よって行きますか?」
「そういえばわたしのランクって何なのかな?前はEランクだったよね?」

「いえCランクにはなってなかったですか?」
メリットが答えた。メリットはCランク。シャオはBランクだった。

「ちょっと確認して方がいいかもね。」
与一とライゲンについてはギルドに登録もしていないらしい。
富士の国にはそもそもギルドがないから仕方がないかと思った。

ギルドに入り受付に訪ねた。
「ランクの確認を、お願いします。」

「かしこまりました。3名様でよろしかったでしょうか?」

「まずメリット様はBランクでございます。」
まわりの人から少し驚きの声が起こる。Bランクはこの街におらず、あんなに娘が的な声が多かった。

「そしてシャオ様は・・・Aランク!・・・でございます。」
受付が謝罪をしながら伝えた。

これには、ギャラリーは納得だった。
Aランクの仲間だからメリットはBランクなんだなと思われたみたいだ。
どんまいメリット。

「それでわたしは?」
メリットと同じBランクくらいかと思ったところ。

「クルミ様は・・・・・Sランク・・・・もう一度確認いたします。」
焦る受付嬢。
「Sランクでございます!!」

周りが静まり返りクルミを見ている。
クルミも驚いている。Sランクは、今はいなかったよね。

確かギルドの規定では、大国三カ国以上の国家が認めた場合のみ与えられる称号だったはず。

「その認めた国はどこ?」
「はい、クルミ様をお認めになった国は竜神王国、ラルセット公国、ナオルグ王国の3カ国でございます。」

ギャラリーが聞き耳を立てている。
竜神王国、ラルセット公国は分かるがナオルグ王国は分からない。魔物の国で富士の国と仲が悪かったはず。

「御用は他にありますでしょうか?」
受付嬢が聞いてきた。

「特にないから大丈夫です。」
受付嬢がホッとしたようだ。

「クルミ様、ナオルグ王国と何かあったのですか?」
シャオがギルドを後にして移動中に聞いてきた。

「そんなの何もないよ。わたしが聞きたいくらいだから。」

「クルミさんだから仕方ないよね。それにしてもあれどうする?」

ギルドから、数名後をつけてきているようだ。

「とりあえず、アリス達と合流する前に片付けてしまおうか。」

クルミは2人に話しをして、建物の影で倒していった。

「こいつらは興味本位でついてきただけのようですな。」
シャオが答える。

「そうみたいだね。」
とりあえず驚きもあったが今は考えないことにする。

なんたって、久しぶりの街だ。楽しみたくてうずうずしていた。
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