500年後転生、美少女としてやり直し王子に拾われる。

ポッポ

文字の大きさ
96 / 107

【第97話】魔法弾剛

しおりを挟む
これまで後手後手だった。与太郎は、そろそろこっちにも運がきてくれてと思いながら、奴隷兵士達の説得にあたっていた。

反応は上々だった。問題は、城の外と中だと考えていた。

案の定、場外で騒ぎが起きているような音が聞こえてきた。

「やっぱり、上手くはいかないものだな。」

「おい!お前ら!!」
奴隷兵士達に声をかける。

「さっそくだが、力をかしてくれ!」

奴隷兵士達も覚悟を決めた。富士の国での失敗を繰り返さないためにも、次こそはと考えていた。


その後は、与太郎が兵士達を引き連れて場内のトルゴラム兵士達に襲いかかった。

お酒で油断もあり、また精鋭の指揮官は場内とのことで抵抗もそこそこに鎮圧された。

「後は任せた。」

与太郎は与一に任せ、城の中へと急いだ。城にはアリスの護衛隊長ラウルをはじめ護衛部隊が約100名備えていた。敵の精鋭も100名、数では互角だが相手にどのような実力者がいるか分からない。


時間は少し遡り、アリスのもとに隊長のニルス案内されこれからを考えた。

この国を制圧して、この娘をもとにカリディアを私のものにするのもありか。

部下に目配せして、敵の人数を調べさせた。部下から手信号で合図があった。

100名。同数ならば勝ちだな。

「丁寧なご挨拶ありがたいが、この国をいただくことにした。」

そう告げると精鋭部隊は、魔法銃を構えた。

「やっぱり、こうなるんですね。」
アリスは嬉しそうに笑った。

「戦闘準備!」

ラウルの号令と共にして護衛部隊が盾を構えアリスの前に出た。

「射撃開始!」
ニルスの号令に合わせて約20名が射撃を開始した。

「連射!!」

その後銃弾の雨を降らせてきた。

護衛部隊は、その攻撃を盾を使い受け流した。その間に盾の後ろの護衛部隊は魔法の準備に入った。

「硬いか、ならばこれでどうかな。
第2攻撃隊、火炎弾装填!」

通常の魔法弾部隊の後ろに並ぶ部隊が号令に従い準備をする。

「第2部隊、火炎弾打て!」

火炎弾が護衛部隊に襲いかかる。
盾に辺り周りに火花が飛び散る。周辺が炎に包まれる。

「ラウル隊長、このままだと熱さにまけてしまいます。」

水の魔法『水壁陣』でかろうじて防いでいるが火炎弾の数が多すぎた。

この時代は、剣や魔法よりも科学技術が強い時代になりつつありその為トルゴラム帝国が世界に強さを示しているのであった。

「私に任せて!」

「アリス様!!」

ラウルの静止を振り切り端から飛び出して行った。

火炎弾を交わし剣で弾き飛ばし、接近を開始したアリス。

「出できたか、魔法弾剛装填。」

新たに開発された魔法弾をニルスは試すことにした。

魔力を固めた銃弾に鉱石を加えて魔法弾剛。従来よりも威力が倍以上になる。

「火炎弾と合せて魔法弾剛打て!狙いは突撃をしてくる端!!」

アリスの動きの速さにアリスとは分からなかったニルスだが、突撃を許すわけにはいかなかった。

「くっ!!」

アリスは、火炎弾はなんとか弾いていたが、魔法弾剛は弾き飛ばそうとしても威力で押し戻されていた。

「パキッ。」

アリスの剣が耐えきれず折れてしまった。

「うっ!」

なんとか銃弾を交わし戻ろうとするアリス。

「アリス様!!」

アリスへの直撃する直前にラウルと数名の護衛兵が間に合った。

「大丈夫ですか?!」

「ごめん、大丈夫。ありがとう。」

「これを着てください。」

ラウルが自分のマントをアリスへ渡す。

不思議がるアリスだったが、よく見ると服がボロボロだった。きれいなドレスの所々が破れ落ち。際どい衣装になっていた。

「・・・・」
無言でマントを羽織るアリス。どうしよう。クルミお姉ちゃんのドレスが破れてしまった。

ジークからクルミへのプレゼントのドレスだった気がする。

「このままだと厳しいので、一度退却を。」

ラウルが話しかけてきて、アリスも気持ちを切り替えた。

「アリスにゃん、久しぶり。」
アリスは声のする方を見た。そこにはクルミの精霊、猫のルティーがいた。

「喋れたの?」

「そんな時じゃないにゃ~。」

『アォーン』

ルティーが鳴き声から水の壁ができて炎をかき消した。

「すごい!」
ラウルが驚きの声をあげた。

「そんなにもたないからこれつかうニャ~。」

「これって。」

「かりてきたニャン。」

ルティーの前には【草薙・疾風】
草薙が置かれていた。




~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

最近は会社が忙しくて、あまり更新できなくてごめんなさい。ぶっちゃけ円安で潰れそうです。(T_T)

また、本編の方も久しぶりに更新しました。
この物語のその後を書いたストーリーになります。

ほんとはそっちがメインでしたが、サイドストーリーのこっちがアクセス数が増えてしまいました。(笑)

読んでいただけると励みになり、仕事も頑張れます。
よろしくお願いします(^^)
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

愛する義兄に憎まれています

ミカン♬
恋愛
自分と婚約予定の義兄が子爵令嬢の恋人を両親に紹介すると聞いたフィーナは、悲しくて辛くて、やがて心は闇に染まっていった。 義兄はフィーナと結婚して侯爵家を継ぐはずだった、なのにフィーナも両親も裏切って真実の愛を貫くと言う。 許せない!そんなフィーナがとった行動は愛する義兄に憎まれるものだった。 2023/12/27 ミモザと義兄の閑話を投稿しました。 ふわっと設定でサクっと終わります。 他サイトにも投稿。

【短編】将来の王太子妃が婚約破棄をされました。宣言した相手は聖女と王太子。あれ何やら二人の様子がおかしい……

しろねこ。
恋愛
「婚約破棄させてもらうわね!」 そう言われたのは銀髪青眼のすらりとした美女だ。 魔法が使えないものの、王太子妃教育も受けている彼女だが、その言葉をうけて見に見えて顔色が悪くなった。 「アリス様、冗談は止してください」 震える声でそう言うも、アリスの呼びかけで場が一変する。 「冗談ではありません、エリック様ぁ」 甘えた声を出し呼んだのは、この国の王太子だ。 彼もまた同様に婚約破棄を謳い、皆の前で発表する。 「王太子と聖女が結婚するのは当然だろ?」 この国の伝承で、建国の際に王太子の手助けをした聖女は平民の出でありながら王太子と結婚をし、後の王妃となっている。 聖女は治癒と癒やしの魔法を持ち、他にも魔物を退けられる力があるという。 魔法を使えないレナンとは大違いだ。 それ故に聖女と認められたアリスは、王太子であるエリックの妻になる! というのだが…… 「これは何の余興でしょう? エリック様に似ている方まで用意して」 そう言うレナンの顔色はかなり悪い。 この状況をまともに受け止めたくないようだ。 そんな彼女を支えるようにして控えていた護衛騎士は寄り添った。 彼女の気持ちまでも守るかのように。 ハピエン、ご都合主義、両思いが大好きです。 同名キャラで様々な話を書いています。 話により立場や家名が変わりますが、基本の性格は変わりません。 お気に入りのキャラ達の、色々なシチュエーションの話がみたくてこのような形式で書いています。 中編くらいで前後の模様を書けたら書きたいです(^^) カクヨムさんでも掲載中。

夫が寵姫に夢中ですので、私は離宮で気ままに暮らします

希猫 ゆうみ
恋愛
王妃フランチェスカは見切りをつけた。 国王である夫ゴドウィンは踊り子上がりの寵姫マルベルに夢中で、先に男児を産ませて寵姫の子を王太子にするとまで嘯いている。 隣国王女であったフランチェスカの莫大な持参金と、結婚による同盟が国を支えてるというのに、恩知らずも甚だしい。 「勝手にやってください。私は離宮で気ままに暮らしますので」

【完結】ひとつだけ、ご褒美いただけますか?――没落令嬢、氷の王子にお願いしたら溺愛されました。

猫屋敷むぎ
恋愛
没落伯爵家の娘の私、ノエル・カスティーユにとっては少し眩しすぎる学院の舞踏会で―― 私の願いは一瞬にして踏みにじられました。 母が苦労して買ってくれた唯一の白いドレスは赤ワインに染められ、 婚約者ジルベールは私を見下ろしてこう言ったのです。 「君は、僕に恥をかかせたいのかい?」 まさか――あの優しい彼が? そんなはずはない。そう信じていた私に、現実は冷たく突きつけられました。 子爵令嬢カトリーヌの冷笑と取り巻きの嘲笑。 でも、私には、味方など誰もいませんでした。 ただ一人、“氷の王子”カスパル殿下だけが。 白いハンカチを差し出し――その瞬間、止まっていた時間が静かに動き出したのです。 「……ひとつだけ、ご褒美いただけますか?」 やがて、勇気を振り絞って願った、小さな言葉。 それは、水底に沈んでいた私の人生をすくい上げ、 冷たい王子の心をそっと溶かしていく――最初の奇跡でした。 没落令嬢ノエルと、孤独な氷の王子カスパル。 これは、そんなじれじれなふたりが“本当の幸せを掴むまで”のお話です。 ※全10話+番外編・約2.5万字の短編。一気読みもどうぞ ※わんこが繋ぐ恋物語です ※因果応報ざまぁ。最後は甘く、後味スッキリ

私を幽閉した王子がこちらを気にしているのはなぜですか?

水谷繭
恋愛
婚約者である王太子リュシアンから日々疎まれながら過ごしてきたジスレーヌ。ある日のお茶会で、リュシアンが何者かに毒を盛られ倒れてしまう。 日ごろからジスレーヌをよく思っていなかった令嬢たちは、揃ってジスレーヌが毒を入れるところを見たと証言。令嬢たちの嘘を信じたリュシアンは、ジスレーヌを「裁きの家」というお屋敷に幽閉するよう指示する。 そこは二十年前に魔女と呼ばれた女が幽閉されて死んだ、いわくつきの屋敷だった。何とか幽閉期間を耐えようと怯えながら過ごすジスレーヌ。 一方、ジスレーヌを閉じ込めた張本人の王子はジスレーヌを気にしているようで……。 ◇小説家になろう、ベリーズカフェにも掲載中です! ◆表紙はGilry Drop様からお借りした画像を加工して使用しています

私、お母様の言うとおりにお見合いをしただけですわ。

いさき遊雨
恋愛
お母様にお見合いの定石?を教わり、初めてのお見合いに臨んだ私にその方は言いました。 「僕には想い合う相手いる!」 初めてのお見合いのお相手には、真実に愛する人がいるそうです。 小説家になろうさまにも登録しています。

一夜の過ちで懐妊したら、幼なじみの冷酷皇帝に溺愛されました

由香
恋愛
没落貴族の娘・柳月鈴は、宮廷で医官見習いとして働いていた。 ある夜、皇帝即位の宴で酒に酔い、幼なじみだった皇帝・李景珩と再会する。 遠い存在になったはずの彼。 けれど、その夜をきっかけに月鈴の運命は大きく動き出す。 冷酷と恐れられる皇帝が、なぜか彼女だけには甘すぎて――。

処理中です...