異世界に行った幼稚園児が世界皇帝

ポッポ

文字の大きさ
18 / 21

【第18話】拠点確保①

しおりを挟む
前任の調停者クルミは、ショウとのやくそくを守るべく、タクト達の様子を見に行った。

その頃、タクト達は領主に歓迎ということでもてはやされていた。

領主のワークリンドは、タクトが子供ということで力業よりも仲間に引き入れた方が楽だと考えを変えて、もてなしを強化した。

さすがにリクセント王子は警戒しているようだから、肝心のロク神は簡単に騙されてしまったようだ。

ショウが言ってた通りロク神はエロ仙人なのかもしれない、そんな風にした創成したつもりはなかったけどなっと思った。

でも、ロク神は四神の中でも人を愛して、人との共存を大切にしている。そのことも原因かもしれない。

「わしは幸せですじゃ」

美女に囲まれてご満悦になっている。

タクトはというと、セリカと別れて従者と一緒にロク神、リクセント王子達より1日遅れて到着した。

タクトの年齢を見て、ワークリンドが対応を変えたようだ。

おもちゃや女性達と遊んでもらっている。

『これはちょっと大変かも』
クルミは思った。害するつもりはないようなので少し様子をみることにした。

1日はタクトはご機嫌に過ごしていたけど、夜ちょっとグズってしまったのだ。

領主の召し使いの女性達がなだめるけどダメだった。

「パパは?セーは?」と言って周りを困らせた。

『しかたないなぁ』光になりそっとペンダントになった。

『タクトちゃんこんばんわ』   
「パパ?」
『違うけど、パパに頼まれて来たよ。安心してね』
頭の中で会話する。

「パパはどこ?」
『パパは休憩してるからもう少しかかるから私が一緒にいるね!』

「は~い!」元気になった。

落ち着いたようで、寝てしまった。

クルミは思う。私は、年下の男の子に好かれるみたいだね。
遠い日に一生に過ごした、男の子を思い出した。タクトちゃんを少し世話してあげるかと思った。


翌朝、領主が昨夜の報告を受けていた。
「タクト皇帝陛下様を怒らせるとは、私の考えが分からないのですか?」

「申し訳ございません」震える声で3人の女性達が土下座をして謝罪している。

罰を与えなければなりませんね。

周りの兵士が動く、

「やめてください!!」

女性達が叫ぶが、兵士に押さえつけられた。上半身の服を破った。

ワークリンドは、熱く熱せられた鉄のムチで叩いた。

悲鳴が上がる。防音の魔法のお陰で外に漏れることはない。

一通り満足した。

「はやく、皇帝陛下のもとに行って気に入られるようにしなさい。」

背中の傷だけにしたのは見えなくできて念のためだ。

「はい....」

ワークリンドは思案する。昨日ミーシアが逃げ出したとのことだ。

考えようによっては好都合だった。世界皇帝の従者となっていたのがミーシアの娘だった。

いない方が今は、助かるか。
しかしもったいないとも思っていた。ことがすんだら見つけ出して痛め付けることを考えたら少し熱くなってきた。

今は、世界皇帝をどうにかしないとな。あんな子供が強いなんて信じられない。1000人切りなど強い皇帝を見せるための演出だと思っていた。

それが大きな過ちだと分からずに



痛めつけられた。召し使いの女性の1人。レミー

ただの街の娘だった。たまたま領主の行列を見たことで大きく運命が変わってしまった。

領主の召し使いに強引にされて、初めは給金もいいだろうと思っていたが、そこまで高くなく。

領主の異様な暴力性で、ひどい目にあっていた。

そんな中、ミーシア様が心の支えだった。

ミーシアも同じ目どころか更にひどい目にあって、それでも私たちに治療の魔法を使ってくれていた。

自分の身体を回復させるよりも優先して、時には領主からの呼び出しを変わってくれることもあった。

ミーシアが逃げ出した時いて、大半の召し使いの女性が安堵した。

それよりも報告を可能な限り遅くして少しでも遠くに逃げてもらえるようにしたほどだ。

このままでは、まもなく死んでしまうと思ったからだ。
ものすごく美しかった美貌が、見る影もなく痛めつけられていた。

リミーも何度も助けられた。
今度は私も頑張らないと、残り2人はまだ若く少しでも休ませるため

「わたしが参ります。」
と兵士達に告げてフラフラの状態でタクトのもとに向かったのだった。

タクトは朝御飯を食べている。

同じく、キルト、ミルトラクの男の子の従者。レーネリッカ、ジーアルスの女の子の従者も一緒だ。

従者を同じの席にするのはと周りが焦ったが、タクトがグズって一緒がいいとのことで、一緒に食事をしている。


朝食が終わり、レミーが一緒に遊んで時間を過ごすことになった。

痛む、背中で一緒に遊んであげている。領主の相手に比べれば対したことはない。

しばらくして、残りの2人召し使いもやってきた。

1人の男の子が話しかけてきた。
ミルトラクだ。
「怪我してるの?大丈夫?」

「お気遣いありがとうございます。大丈夫です。」
レミーが答える。

ミルトラクは不思議な顔をしている。亜人なので、匂いに敏感でこの傷でなんで動いてるのと思った。

「レー、おんぶ」
タクトがお願いをしてくる、レミーはドキッとしたが、
気合いを入れて

「はい、どうぞ」

とかがむ。おんぶしようとしたが、あまりの痛さによろめいてしまったのだ。

「うっ」タクトと一緒に転んでしまった。

うずくまるレミー。泣き出すタクト。

レミーは、恐怖した。終わったと思ってしまった。この失態の罰は死だろう。

「申し訳ございません。」と謝罪をした。

兵士達も集まり、遠目で見ていた領主ワークリンドも駆けつけた。

「申し訳ございません、皇帝陛下、この者には罰を与えます。」
レミーは震えている。

ここで、ミルトラクがタクトに話しかけた。

「タクト泣かないで!レミーさんは背中を怪我していたからだよ。タクトが悪いよ。」

その言葉に周りがざわつく、従者の主にする指摘にしては常識外れだった。

「皇帝陛下、このような者が従者とは許されません。この者も処罰いたします。」

ミルトラクを兵士が連れて行こうとした。

タクトが怒った
「連れていかないで!!」

その言葉に空気が固まった。
タクトがレミーに近づく
「レー、ごめんね!!」
タクトが謝って、リュックから
オウレン薬、ニンジン薬を取り出して渡す。

レミーは、渡された薬を見て危険な薬物ではないかと思ったが飲むしかなかった。

2本飲み干す。その後傷の痛みも消え身体が癒やされた。

レミーが感謝の涙を流した。
それに触れたタクトに変化が起こった。

そしてタクトも新しいスキルに目覚めたのだ。

スキル「感王性」....まわりの物、感情を感じとり理解するスキル

タクトがその涙の意味を感じてしまったのだ。

タクトに怒りの感情が溢れ出す。

『この力は!!』
ちょっと目を離していたクルミが焦ってタクトのもとに急いだ。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

神様の手違いで、おまけの転生?!お詫びにチートと無口な騎士団長もらっちゃいました?!

カヨワイさつき
恋愛
最初は、日本人で受験の日に何かにぶつかり死亡。次は、何かの討伐中に、死亡。次に目覚めたら、見知らぬ聖女のそばに、ポツンとおまけの召喚?あまりにも、不細工な為にその場から追い出されてしまった。 前世の記憶はあるものの、どれをとっても短命、不幸な出来事ばかりだった。 全てはドジで少し変なナルシストの神様の手違いだっ。おまけの転生?お詫びにチートと無口で不器用な騎士団長もらっちゃいました。今度こそ、幸せになるかもしれません?!

女性が少ない世界でVTuberやります!

dekoma26+ブル
恋愛
ある日朝起きてキッチンに行くとそこには知らない男性たちが! …え、お父さん⁉ なぜか突然女性の少ない世界に来てしまった少女がVTuberをしたり、学校に通ったりするお話。 ※恋愛大賞の投票ありがとうございました(o´∀`o)参加したみなさんお疲れ様です! 毎週火曜・金曜日に投稿予定 作者ブル

背徳のミラールージュ(母と子 それぞれが年の差恋愛にのめり込んでいく鏡写し)

MisakiNonagase
恋愛
24歳の市役所職員・中村洋平には、自慢の恋人がいた。2歳年上の小学校教師、夏海。誰もが羨む「正解」の幸せの中にいたはずだった。 しかし、50歳になる母・美鈴が21歳の青年・翔吾と恋に落ちたとき、歯車は狂い出す。 ​母の恋路を「不潔だ」と蔑んでいた洋平だったが、気づけば自分もまた、抗えない引力に引き寄せられていた。  その相手は、母の恋人の母親であり、二回りも年上の柳田悦子。 ​純愛か、背徳か。4年付き合った恋人を捨ててまで、なぜ僕は「彼女」を求めてしまうのか。 交差する二組の親子。歪な四角関係の果てに、彼らが見つける愛の形とは――。

とっていただく責任などありません

まめきち
恋愛
騎士団で働くヘイゼルは魔物の討伐の際に、 団長のセルフイスを庇い、魔法陣を踏んでしまう。 この魔法陣は男性が踏むと女性に転換するもので、女性のヘイゼルにはほとんど影響のない物だった。だか国からは保証金が出たので、騎士を辞め、念願の田舎暮らしをしようとしたが!? ヘイゼルの事をずっと男性だと思っていたセルフイスは自分のせいでヘイゼルが職を失っただと思って来まい。 責任を取らなければとセルフイスから、 追いかけられる羽目に。

疲れきった退職前女教師がある日突然、異世界のどうしようもない貴族令嬢に転生。こっちの世界でも子供たちの幸せは第一優先です!

ミミリン
恋愛
小学校教師として長年勤めた独身の皐月(さつき)。 退職間近で突然異世界に転生してしまった。転生先では醜いどうしようもない貴族令嬢リリア・アルバになっていた! 私を陥れようとする兄から逃れ、 不器用な大人たちに助けられ、少しずつ現世とのギャップを埋め合わせる。 逃れた先で出会った訳ありの美青年は何かとからかってくるけど、気がついたら成長して私を支えてくれる大切な男性になっていた。こ、これは恋? 異世界で繰り広げられるそれぞれの奮闘ストーリー。 この世界で新たに自分の人生を切り開けるか!?

敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています

藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。 結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。 聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。 侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。 ※全11話 2万字程度の話です。

ご褒美人生~転生した私の溺愛な?日常~

紅子
恋愛
魂の修行を終えた私は、ご褒美に神様から丈夫な身体をもらい最後の転生しました。公爵令嬢に生まれ落ち、素敵な仮婚約者もできました。家族や仮婚約者から溺愛されて、幸せです。ですけど、神様。私、お願いしましたよね?寿命をベッドの上で迎えるような普通の目立たない人生を送りたいと。やりすぎですよ💢神様。 毎週火・金曜日00:00に更新します。→完結済みです。毎日更新に変更します。 R15は、念のため。 自己満足の世界に付き、合わないと感じた方は読むのをお止めください。設定ゆるゆるの思い付き、ご都合主義で書いているため、深い内容ではありません。さらっと読みたい方向けです。矛盾点などあったらごめんなさい(>_<)

処理中です...