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人生最大のやらかし①
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「では、佐瀬様。これでデータの登録が、完了致しました。
当社独自のシステムを利用して、約30000人いる女性会員様の中からあなたの条件に合う方をマッチングさせて頂きますね。
ありがとうございました、素敵なご縁がありますように」
にっこりと微笑み、彼は告げた。
よし、これで用は済んだ。ミッション、コンプリート。
今後は基本ネットを通じた連絡になるみたいだし、ここを訪れる必要はほぼないらしい。
コミュ障なため、事前にそれは確認済みだ。
だから僕も笑顔を返し、答えた。
「はい、ありがとうございました。
では、よろしくお願いします」
すると彼はニッと嬉しそうに笑い、僕の顔を覗き込んで言ったのだ。
「それにしても、スゴい偶然だな。
久しぶり、佐瀬。元気だった?」
え……嘘だろ。コイツいったい、いつから気付いてたんだよ!?
***
「まぁでも、僕が悪いんだけどね。
脈が全くないのは分かってたのに、いつまでもずっとウジウジと……」
彼もちょうど仕事を上がるタイミングだった事から、彼の話術に流され、誘われるがままそのまま二人で居酒屋へ。
そして勧められるがまま、強くもない酒に溺れた結果……気付くと僕は、学生時代ですらほとんど話した事の無かった彼に、愚痴を吐き出していた。
「確かにホント、呆れるくらい一途な片思いだよなぁ。
……まぁ俺も、似たようなもんだけど」
普段であれば、確実にスルーしていたであろう話題。
しかし酔っていた事もあり、無神経にも早乙女くんの恋ばなに食い付き、ケラケラと笑う僕。
「何、何?早乙女くんみたいなイケメンハイスペ男でも、片思いとかしてんの?
相手のヤツの目、節穴じゃないの?」
当社独自のシステムを利用して、約30000人いる女性会員様の中からあなたの条件に合う方をマッチングさせて頂きますね。
ありがとうございました、素敵なご縁がありますように」
にっこりと微笑み、彼は告げた。
よし、これで用は済んだ。ミッション、コンプリート。
今後は基本ネットを通じた連絡になるみたいだし、ここを訪れる必要はほぼないらしい。
コミュ障なため、事前にそれは確認済みだ。
だから僕も笑顔を返し、答えた。
「はい、ありがとうございました。
では、よろしくお願いします」
すると彼はニッと嬉しそうに笑い、僕の顔を覗き込んで言ったのだ。
「それにしても、スゴい偶然だな。
久しぶり、佐瀬。元気だった?」
え……嘘だろ。コイツいったい、いつから気付いてたんだよ!?
***
「まぁでも、僕が悪いんだけどね。
脈が全くないのは分かってたのに、いつまでもずっとウジウジと……」
彼もちょうど仕事を上がるタイミングだった事から、彼の話術に流され、誘われるがままそのまま二人で居酒屋へ。
そして勧められるがまま、強くもない酒に溺れた結果……気付くと僕は、学生時代ですらほとんど話した事の無かった彼に、愚痴を吐き出していた。
「確かにホント、呆れるくらい一途な片思いだよなぁ。
……まぁ俺も、似たようなもんだけど」
普段であれば、確実にスルーしていたであろう話題。
しかし酔っていた事もあり、無神経にも早乙女くんの恋ばなに食い付き、ケラケラと笑う僕。
「何、何?早乙女くんみたいなイケメンハイスペ男でも、片思いとかしてんの?
相手のヤツの目、節穴じゃないの?」
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