大量チートスキルをイマイチ使いこなせない勇者〜それは召喚に巻き込まれた私でした〜

MIILU

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31ダンジョンにて〜宿敵に〜!血などの表記があります!

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目を覚ますとベッドの上だった。

昏昏と寝ている私を、事情の知らないみんなは心配していたけれど、何とか誤魔化してくれたカサトとハルトがすぐ側に居る。



「おはよーさん!」

「おはようございます、レーナ様」

「おは…よ…?」



起き上がろうとしたけど、重たい何かに阻まれる。

布団を捲ると幼稚園児くらいに成長したネージュが私を抱きしめていた。



「え?!ネ、ネージュ?!なんで、どうして?!」

「…えーな」



無表情だけど言葉もちゃんと発してる!でも言えてなくて舌っ足らずで



「可愛いぃ!」



堪らず抱きしめると抱きしめ返してくる。

ひやっとしたツルスベ素肌に驚いた。服は破れてしまって着ていない。

そりゃそうか、赤ちゃんの服だったから。

服を纏わせて以前と同じ効果を付与する。今回の服は普通のトレーナーの上下。上が青色、下が灰色。



「レーナ、剣エーバーハルトから受け取った。ありがとうな」

「できてたんだね!良かった。頑張って使いこなしてね?」

「任せとけ!俺が守ったるから!」

「ヒイロにもお渡ししましたよ。とても喜んでいました」

「そっか…あれ、みんなは?」



カリフィネ王国に着いて宿を取り、私を寝かせてくれていたみたい。

ブルードラゴンは討伐依頼の報酬を貰いに行ったと教えてくれる。



「…雪人の生態は存じませんが、多分…レーナ様がお作りになられた氷を食したから急成長したのかもしれませんね?」

「それも調べてくるって言うてたわ」



こんなに急成長するんだったら、お別れするのも早いかもしれない。雪人は雪山に居たいだろうし。

不意にネージュのお腹が鳴った。



「…おなか、なる」

「ネージュ、ご飯食べてないの?」

「…レーナの氷が食べたいみたいや。引き剥がす事も出来んくてなぁ…こいつ」

「…」



カサトをギロッと睨むネージュ。こいつ呼ばわりが鼻につくのかな。



「わかった。とりあえず降りよっか、ネージュ」

「…」



ふるふると首を振ってぎゅうぎゅう抱きしめてくる。

可愛いよー!

仕方なく抱っこして椅子に一緒に座った。

氷を創ると一生懸命口に頬張ってボリボリ食べていく。

歯も生えてるんだ。こんなに大きくなるのが早かったら成長日記が書けないなぁ。

私も軽く済ませてお茶を飲んで一服していると、緋色から通信があった。



「玲奈?起きた?」

「緋色、起きてるよ」

「弓エーバーハルトさんからもらったよ!ありがとう!」

「いいよー全然ー!それより何かあった?」

「…ネージュの事なんだけど…」



やっぱり雪人の生態はハッキリとはわかっていないらしい。昔から雪山に居て、雪山に入る人を惑わして凍らせる。雪女みたいな存在。

雪山から降りてこないのは、そこでしか生きられないから?



「ネージュ…雪山に帰る?」

「や!」

「…私たちと一緒にいると、死んじゃうかもしれないよ?」

「ない!しゅぐにおおきくなってえーなをまもゆから!」



首に抱きついてきて可愛いのなんのって。

仕方ない。私が守ってあげないとね。



「緋色ありがとう。ネージュはこのまま連れて行くわ…」

「うん、わかった。もう少ししたら宿に戻るから」

「はーい、またね」



顔を埋めていた首筋がチクッと冷たくなる。

泣いているのかと思いネージュの背中を擦ってあげた。

のちに首筋に赤い点が残っていたのには驚きしかなかった。





戻ってきたブルードラゴンのみんなの手には、私にお土産だって言って色々買ってきてくれた。

料理とか寝床のお礼だって。嬉しいな。

報酬の金貨も半分くらい渡そうとしてくれて、丁重に断っても引いて貰えなかったので、300枚貰う事にした。私とカサト、ハルトの一人100枚という事で。

渋々了承してくれたドラコはみんなに100枚ずつ渡して、残りの100枚を私に渡してきた。

アンブシュアに建てた家の代金にとの事だった。

生活費に充てようと思って貰っておく。

お土産は、カリフィネではクリスタルの彫刻が有名らしく、熊の彫刻やブレスレット、水晶の髪留めなどを貰った。

ここに数日滞在して、雪山のダンジョンに潜るとドラコが言ってきたので私たちも賛同した。

ダンジョンにちゃんと入るのは初めて。

お昼ご飯を食べてから、ダンジョンへ向かう事にした。





「…まぁ、そうなるよね」



幼いネージュをダンジョンに入れる事は出来ない。

歩けるようになったといっても、よちよちだし、私から離れたがらないし。

渋々私は宿に残る事になって、カサトとハルトはブルードラゴンについて行った。

いつもなら残りたがるくせに。それなのにダンジョンに行ったのは、私の高レベルのせいもあるんだろう。

仕方ない。何かあれば連絡してと緋色に言い、私は一人でみんなの分のご飯を作る事にした。

それでも手が空いてしまって、街の中を歩く事にした。



「ネージュ、疲れたら言ってね?」

「あい」



手を繋いで歩く姿は、傍目から見たら親子かなぁ。

いや、16歳で5歳の子供は無理だから、似てない姉弟ってとこかな。



「…串焼き食べてみる?」

「あい」



少しでも人間の食べ物が食べれたらいいな。

ふーふーしてあげようと思ったけど、熱すぎるみたい。自ら息を吹きかけると凍ってしまい、それをボリボリと食べた。

食べられるみたいだな。凍らしてからって所が難儀だけど。



夕暮れが近づき、みんなが帰ってきた。

傷もなく五体満足に無事に帰ってきて、魔物の話をしてくれる。

今日は地下5階まで行ったみたい。いいなぁ。

夕飯はリクエストの多かったおでん。

一つはスジ肉なし、一つはあり。

ネージュには冷製おでんにして、食べさせてあげた。

明日はシチューにしようかなと考えながら、みんな一緒に一部屋で雑魚寝した。



次の日もネージュは少し大きくなっていて、小学生高学年くらいになって顔もキリッとしだした。

無表情に拍車がかかって、あまり感情を外に出さなくなってしまって私は悲しい。けど変わらず私から離れようとしなくて、そこは正直嬉しかった。

夕食のシチューも好評だったし、次の日は何にしようかな?

考えながら眠った次の日。

事件が起こった。







「きゃーー!」



緋色の悲鳴に目が覚め、飛び起きようとしたけど誰かがのしかかっていて叶わなかった。両手首を誰かに掴まれてベッドに縫いつけられている。



「…レーナ…おはよ…」

「えっ?はっ?だ…だれ…?」

「…ぼくだよ…ネージュ…だよ…」



ネージュ?!

肌が小麦色に焼けて全裸の青年が私を組み敷いていた。昨日のネージュと同じなのは髪と目が白い所だけ。



「お前誰や!?」

「レーナ様に何を?!」

「貴様、レーナから離れろ!」

「…やだ…レーナのお陰で…大きくなれた…やっと同じ大きさになれた…から…ぼくも人族に…なった」



鑑定を使うと、

・ネージュ ・16歳 ・人族(元雪人)・Lv5

・魔法使い(水、風)・固有スキル:氷魔法

・加護:レーナの加護

と書いてあった。私の加護って、どういうこと?



「…とりあえず服を…きゃっ!」

「…レーナ…レーナ…」



ぎゅうぎゅうと抱きしめてくるのがネージュらしくて無下に出来ない。

背中を撫でてあげると温かく、本当に人族になったんだなと思った。服を纏わせながら創る。上に白いTシャツとズボンは灰色のトレーナー。

そういえば。雪人を鑑定した時に、惚れた種族に転換する事が出来る。って書いていたような。

まさか、まさかね?



「そのまさかやろ!こいつ、最初からレーナに惚れてたんや!で雪人の特性で魔力を吸ってデカくなってから人族に変わりよったんや!」

「…この人きらい」

「なんやて!俺は第一夫やぞ!」



まぁまぁと二人の間に割って入る。

頭が痛い。

ネージュの面影はあるけれど、こんなに変わると思ってなかった。

でも言動が子供のままで、すぐに私に抱きついてくる。

あんなに可愛かったのにと女性陣はネージュをまじまじと見つめた。

みんなと同じ物が食べられる様になって良かったけど、



「…これでおなじ…ぼくもレーナがいちばんだよ」



図体はデカイのに、甘えられると本当に無下に出来ない。受け入れてしまっている。



「…でもこれでネージュも一緒に戦えるようになったんじゃないか?良かったな、レーナ。ダンジョンに行きたがっていただろう」

「…うん。ぼくもいく」



ネージュってドラコには心開いてるんだよね。そこもカサトには面白くないみたい。



「足手まといになんなよ~?」

「…ならない」



ムッと眉根を寄せる。

もう雪を吹かなくなったから良かったけど、大人の雪人だったらきっとカサトは氷漬けにされている。



「…玲奈モテモテに拍車がかかってるね?頑張って?」

「…他人事だと思ってない?緋色」



にやにや笑う緋色にジト目を送り、どうして私だけと項垂れた。







「ネージュ!そこ!」

「うん…」



ダンジョンに着いて、私は得もしれぬ苛立ちを魔物にぶつけていた。



「…怖ー…やっぱレーナが一番怖いわ…」



カサトの台詞に全員が同調して、あっという間に地下30階についた。

経験値共有化を全員につけたお陰でレベルアップが捗っている。倍加を付けなかったのはカサトに止められたから。

30階のボスは一つ目がトレードマークのサイクロプスだった。3階建ての建物くらい大きい。

カサトとドラコ、ジュードが斬りかかりハルトと緋色とベルで遠距離攻撃。キッキリと私は回復要因、ビーバは主に罠解除なので遠くで待機。ネージュには同じ場所からみんなの戦う様を見せてあげた。



「…何か余裕だね?」



目を緋色が攻撃し、足をカサトとドラコが攻撃して倒れてくる。

風圧に目を閉じたけど、ネージュが私を庇ってくれた。



「…みんな…つよい…ぼくもすぐつよくなるから…」



良い刺激になったのかな。

カサトの斬撃がサイクロプスを真っ二つに斬って絶命させた。

討伐証明の角を狩り取って、円陣と宝箱が出てくる。

戻るか先に進むか悩んだ結果、もう少し降りる事にした。

手を繋いで歩くネージュが、ぼくもピアス欲しいと言ったので痛いよ?と脅かしながら白いピアスを付けてあげた。



「レーナ…きこえる?」

「聞こえてるよ。すぐ隣にいるから反響して変だね」

「…レーナ…だいすき」

「へっ?」



誰に言葉を教えてもらったんだろう?

私だけに温かい眼差しを向けてきて、ドキッとする。



「…お前もう16やろ!いつまでもお手手繋いで…ガキじゃないんやから!」

「…カサト」



ネージュの手を取って前衛へ連れて行ってしまった。

ネージュは私に助けを求めたけど、私は笑顔で見送った。

空いた横に緋色が近づいてきて腕を絡められる。



「玲奈、一体何人夫にする気?」

「さぁ…私、拒絶しても大丈夫だよねぇ?」

「…してもいいけど、ネージュには出来ないんじゃない?あんなに可愛いかったのに、あどけなさ残して大人になっちゃって…」



裸を思い出したのか、緋色の顔が赤くなっていく。

初々しいなぁ。



「…緋色も他人事じゃないからね?私も灰色の君さんを早く見たいなぁ」

「!!もう!玲奈!そんなんじゃないから!」

「あはは」



地下40階も何事もなく進み、最下層である地下50階に来てやっと緊張感が戻る。

地下50階のボスは巨大なマンモス1体。

突進攻撃と鼻を鞭の様に攻撃してきて、おまけに口から雪を吐き出してくる。

大きさの割に凄く素早くて、部屋が広すぎて縦横無尽に動き回るボスを火の雨を降らして何とか倒した。

みんな結構疲れ果てていて、宝箱の中を取り円陣へ向かおうと緊張感が抜けた時。



「な…なんや…?!」

「きゃぁっ!」

「ぅわっ!」



ゴゴゴゴと言う音と共に足元が崩れて、みんな落ちた。



「痛た…レーナ大丈夫か?」

「うん。みんなは?大丈…?」



散り散りに落ちてしまったのか、近くに居たのはカサトとネージュだけだった。

うめき声や瓦礫の崩れる音が聞こえ、どこにいるのかマッピングしようとした時、暗がりの中から沢山の視線を感じた。

赤い点がこっちに向かっている。



「…なにコレ…赤い点がいっぱい!?」

「…まさか…モンスターハウス?!」



モンスターハウスとは。とても広い部屋にモンスターが溢れ出てくる場所のことだと、ダンジョンを歩いている時に聞いた。

最下層まで出会わなかったのに今になってどうして。

メイジライトを展開すると、象くらいの大きさのマンモスが50体くらい。私たち目掛けて走ってくる。

さっきの大きいボスを小さくしたみたいな魔物が、さっきのより素早い動きで突進してくる。

それに気づいたみんなも攻撃体制に入った。

一体ずつ倒したいのに、小回りが効く突進がちょこまかと動くから致命傷を与えられない。



「ファイアバレット!あーもーちょこまかと!」

「レーナ!あんま強い火魔法使うなよ!ダンジョンまた崩れてまうわ!」

「やっぱり私のせいだよね!」



薄々感じていた。火の雨を降らせて地面の雪が溶けて下に落ちてしまったのだと。



「風よ…彼の者を捕らえる鎖となれ…トルネード」



キッキリに教えて貰った風魔法で、ネージュがマンモス一体の足止めをする。

風がマンモスの身体を包んでその場に留まる。

トルネードって足止め魔法なの?



「上出来や!そのまま…!でぇい!」



マンモスの毛皮が分厚すぎて、ミスリルでも斬り込めない。大きいのはそうでもなかったのに。



「硬ないか…?!」

「カサト!危ない!」



突進してくる別のマンモスにカサトは紙一重で避けた。



「うわぁ!」

「ドラコ!?」



違う場所で戦っていたドラコの悲鳴が聞こえた。

マンモスの突進に当たったのか、壁に身体をぶつける音がする。

みんな苦戦しているのか、色々な所から悲鳴が聞こえた。

緋色の悲鳴が聞こえ、目をやると誰かが緋色を支えていた。



「大丈夫か?!」

「あ…ありが」

「危ない!」



二人でラブロマンスを始めようとしてマンモスが止めに行っていた。ネージュに足止めして貰い、エクスカリバーでマンモスの頭を叩くと凹んで倒れた。血が吹き出てグロい。

でも、物理攻撃で倒せる事がわかった。



「…あなたが灰色の君さん?」



灰色の髪、渋めの堀の深い顔。緋色を見る目が凄く優しい。

やっと会えた。やっぱり陰の人だった。



「緋色を守ってね」



ヒールを施してドラコの元へ行く。

その途中でマンモスが突進してきたから、エクスカリバーをバットみたいにして振りかぶった。

最初は押し負けたけど、力いっぱい振るとマンモスが吹っ飛んでいく。

壁に当たった音がした。

ドラコの元へ向かい、ヒールをかける。

吐血していたから治療が長引きそう。



「かっこ悪い所を…見られたな」

「かっこ悪くないよ!大丈夫だから、喋らないで!」



マンモスの突進が私に集中する。

多重防壁をかけるけど、代わる代わる突進され、一枚ずつ破壊されていく。

その間に誰かが何体か倒してくれたけど、最後の防壁が壊されて、エクスカリバーで突進を受ける。

ドラコの治療がまだなのよ!



「こんのぉ!」



座っていたからあまり力が入らない!

押され気味になり、立ち上がろうと足に力を入れた瞬間。

マンモスの力が抜け、その場に崩れ落ちた。

血が流れて剣で攻撃した跡が見えた。カサトは硬すぎて無理だと言っていたから、倒したのは一体誰?



「レーナ…こんな奴になぁに苦戦してんだぁ?」

「エタン…?!何でここに?!」

「何で…じゃねぇよぉ。レーナが俺様をここに飛ばしたんだろぉがぁ?」



ヤバい奴が現れた!こんな時に!



「お?こいつブルードラゴンのドラコ?殺していいかぁ?」

「駄目に決まってるでしょ!そんなに戦いたいならマンモス倒してきてよ!」



ヒールを続ける。

しゃがんで剣をドラコの首にあてるエタンは、にやっと笑って、



「…倒してもいいけどぉ…俺様に指図するんなら相応の対価くれるよなぁ?ん?」

「対価って…なに」



凄い嫌な予感しかしないけど、一応聞いてみる。



「レーナの血。んー…まぁお前なら別の体液でもいいかぁ。…飲ませろよぉ」

「は?!」

「…どぉするぅ?ここで全滅かぁ?」



カサト、ハルト、ネージュだって。

戦ってくれてるけど致命傷が与えられない。

与えられるのは、こいつと私だけ。



「…あんたも私の夫になるの?なれるの?!」

「…夫?はは!それもいいかもなぁ?お前となら…いいかもなぁ…」



エタンの執着心は、私と戦いたいからか。私を手に入れたいからか。

賭けで聞いたけど、後者だったみたい。



「…私、痛いのは嫌」

「へぇぇ?…痛いのは気持ちいいって、ヒィヒィ言わせてやるよぉ!」

「倒してきて!」

「前払いっ!」

「っ!?」



髪を掴まれて上を向かせられる。

強引に舌が入ってきて口内を貪った。

縦横無尽に動き回って、最後に私の舌を吸って噛みつかれる。



「痛っ!」

「まぁた飛ばされるかもしれねぇからなぁ?…俺様が望んだらいつでも差し出せよ…なぁ?」



ベロリと血を、舌を舐めて吸われてエタンは離れて行った。

楽しそうに殺戮を繰り返すエタンに、早まったかなと後悔したけど。味方になれば心強いかもと良い意味で自分に言い聞かせた。



満身創痍のみんなを一箇所に集め、ヒールをかける。

すぐに動けないみんなの代わりに宝箱の中身をマジックバッグへ入れ、円陣が出てくる事を確認した。

みんなもう歩けるかな?



「…死にぞこない共なんて…放っておけよぉ?」

「ちょ…っ!なに?!」



エタンが後ろから抱きついてきて胸を強く握ってくる。

みんないるのに触ってこないでよ!



「やめて…!みんないるのに…!」

「…あいつらの前でお前を犯す…想像するだけでやべぇなぁ」



ぐりぐりと前垂れをお尻に押し付けられて、こんな所で。みんなの前でなんて絶対に嫌だ!



「レーナ…!」

「みんな!先に宿まで帰っててね!ちゃんと戻るから!」



バッグを置いて、エタンの腕を掴んで円陣を踏む。

ダンジョンの入り口まで到着し、そのままアンブシュアの家まで飛んだ。
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