2 / 4
プロローグ
女神との邂逅
しおりを挟む
少年は目を覚ました。
先程までの苦痛はなく、病院ではない真っ白な空間に座っていた。
「ここは、何処だ」
少年は困惑した。
自分はついさっき、母親によって送られた老人によって殺されたはずと。しかし、今は確かに意識があると。
空間には何も無かったが、この場で少年は走ることができた。以前までには考えることもできなかった、走るという行為が意図も簡単に。
少年は自覚した。ここは、死後の世界だと。
「正解です。少年」
少年は声のした場所に目を移した。
そこには見たことのない美女が立っており、彼のことを手招いていた。
彼の足は引きつけられるかのように、自然と動いた。
「ここは死後の世界。言い換えれば無の空間。貴方がここにいる理由は、死の寸前に強い意志が感じられたからです」
「?」
少年は首を傾げた。記憶は曖昧である。
「記憶が失われて欠けているのも無理はありません、本来ならばここで記憶は消去されますから」
「そう、なんですね」
理解は出来ていない。けれど、何らかの反応をしておかないといけない気がしていた。
「今の世では珍しいのですよ、あんなに強い意志があったのって。ここ数百年ぶりです」
「数、百年?」
気が遠くなるような数だった。
少年は指を折って数える。まるで子供のように。
「ああ、その様子ですと脳が消えかけていますね。なら、私の思考能力を分けましょう。その方が良い対話が出来そうですし」
そう言うと、女性は少年に光を振り掛けた。
(────ッ!)
目の前の女性が僕に光をかけた時、失われつつあった思考能力は急激な復活を遂げた。
いや、本来の僕にはここまでの思考力はない。正確にいえば女性の思考能力を分け与えられたというべきだ。
驚く僕に彼女は微笑む。
「ちゃんと出来たみたいですね」
「はい。なんとお礼をすれば良いか……何処か自分ではないような気はしますが」
実に不思議な感覚だった。
一分前までは空虚なモノローグのような感覚だった対話が、新たな感覚で行えている。
自分でもよく分からない単語が無限に脳を行き来し、僕に会話の手助けをしてくれているような感覚がする。
とても楽しい。
「いえいえ。では、話を戻しましょうか」
「はい」
女性は指を鳴らす。すると、無だった空間は一瞬にしてモダンな造りの部屋に早変わりし、僕は促されるままに現れた椅子へ座った。
女性は慣れた手つきで珈琲のようなものを淹れると、コップに注ぎ僕へ手渡した。
「どうぞ。一応死んでいますので、味は思考処理によってしますが体には影響しませんよ」
「は、はい。ありがとうございます」
女性も明日に腰掛ける。
「貴方をお呼びした理由は、転生のお誘いをするためなんです」
「転生?」
「はい。貴方は生前、死ぬ間際に血の君主とやらに憧れていましたよね?その記憶はお有りで?」
確かにある。他の記憶の大半が失われている中、それだけははっきりと僕の心に残り続けている。
死ぬ間際、血の君主になりたいと強く心に願ったことも覚えている。
「有ります」
「なら話は早いです。私がご提案するのは、日本とはまた別の世界にはなってしまいますが、血の君主として転生しませんかということです」
血の君主として異世界に転生?そんな上手い話があっていいのだろうか。
何か裏がありそうで少し怖い……まぁ、話だけでも聞く価値はあるか。ただ裏があるだけなら、ここまで良くしてはくれないだろうし。
「転生と言ってもどうやって?」
「言い忘れていましたが、私は神です。貴方の魂を産まれる予定の赤子一人にすり替えることなんて造作もありません」
さらっと言うけどとても怖いことを言っている気がする。それに神を自称するか、信憑性は疑いたくなるほどあるけれど。
いや、今は取り敢えず聞くに徹しよう。裏があるならいつかボロが出る筈だ。
「そちら側に何のメリットがあるのですか?その話ですと、僕にしか得は無いように思えます」
慣れない。尋問のようなことは本当に慣れない。
自分でも分かる。言動が翻訳の甘い海外サイトみたいになってしまっているのだから。
「そう畏まらないで。勿論、得はありますよ」
「というと?」
女神は中に映像を流す。
「例えば、私が貴方を転生させるとします。そうすると、私は貴方の専属の神となれます」
「はい?」
「神には誰かしらを見なければならないという任務がありますが、私は興味のない人の人生を見守るつもりはありません。なんなら、手助けするつもりはありません。ですが、貴方なら話は別です」
女神は机に勢いよく手をつき、前のめりになって僕に顔を近づける。
「貴方は死の直前、強く願った。自分では分からないでしょうけれど、そこには神に届くほどの力があった。そんな貴方が目指す夢に、私は惹かれた。共に見てみたいと思った。だから、私は貴方の専属の神になりたい。それが、私にとっての得なのですよ」
もしやこの人、結構やばかったりする?
「は、はい……」
気迫に圧倒され、僕は空返事しか出来なかった。
「しかし、それでは私の一方的な得。だから貴方を手助けするのです。まぁ、転生してからの過度な干渉は出来ませんので、ここである程度構築する必要がありますが」
どうやら、この人に裏なんてなかったようだ。もう、問い詰めることはやめよう。
なんなら、話に乗ろう。
「じゃあ、お願いします。僕が聞きたかったことは聞けたので、次に行ってください」
僕がそう告げると、女神はたいへん嬉しそうに目を輝かせて先程の映像を閉じた。
「貴方の人生はここへお連れする前に拝見しています。貴方が何を見て、何を食べ、何を感じ、どう生きたか全てを。なので、貴方が何にどうなりたいかは理解できているつもりです」
女神は椅子から立ち上がると、僕に付いてくるように指示し、別の場所へと歩き出した。
相変わらず無が浸透しているこの場だが、向かった先は明らかに他の場所とは一線を画していた。
巨大な光の柱がある、神秘的な空間。
女神はそこに入るよう言った。
「そこで貴方の成長後の体を構成します。一応、私が基礎を作り上げておきましたが、付け加えたい点があったら言ってください」
「は、はい。分かりました」
僕は光の柱へ足を踏み入れた。
すると莫大な量の情報が一気に脳内に流れ込んできた。
女神から分け与えられた思考能力が無ければ、この量の情報は追いつけない。
下手したら思考回路が焼き切れ、それどころではなくなっているだろう。
「凄いな、あの人は。本当に僕のこと理解しているよ。怖いくらいに」
女神が構築したと言っていた体は、確かに生前僕が思ったことのある情報が組み込まれていた。
身長は178センチという高身長、顔はナチュラルイケメンで黒髪。足は長くモデル体型。
昔にドラマを見て思ったことが綺麗に反映されている。顔こそ見たことない人ではあるが、紛れもなくイケメンだ。
次に使える能力。主となるのは【血液操作】と【血液加工】、【即時回復】に【血液量増加】。
血の君主には必要なものが揃っている。
運動能力も高水準に設定されていて、使いたい武器も触った瞬間に使い方が分かり、適応できるようだ。
現段階を見ると、とても加えるようなものは無いように思える。
あって困らないものといえば、魔法適正とか身体能力増加とかだろうか。
二つとも前に見たアニメのものだけど。
でも、これだけあれば十分か。
「あの、追加してほしいものは【魔法適正】と【身体能力増加】です!お願いします!!」
僕が大声で叫ぶと、光の先から「了解ー」と返事が返ってきた。
「もういいよー」
どうやら設定が終わったらしいので、僕は光の外へ出る。
「ん?」
既に視界に異変が起こっていることに気づいた。
視力はずば抜けて良くなっているし、急に目線も高くなっている気がする。
「変化、早くない?」
僕があたふたしていると、女神は僕の方に近寄り、いつものように無から鏡を生み出した。
鏡を覗くとそこにいたのは、僕ではない誰かだった。
「……さっきの人だ」
「どうです?私好みで、貴方好みの人の姿は?」
新しい自分の姿に魅入っている僕に、女神は問い掛ける。
「素晴らしいや」
うんうん、と女神は頷く。
「貴方が危惧していることは大半できるようにしています。なので、心配はいりません」
「ありがとう、女神さん」
僕は深々とお礼をし、先程いた部屋まで歩いて戻ろうとする。と、後ろから女神に押し倒された。
痛くはない。反射で受け身をとったので、背中から落ちた。けど、凄い女神の顔が近い!!
え?なんで押し倒したのだろう。別にする必要ないよね?
じゃあ、何の意味が?
「一応、貴方の性欲は一定に納めてありますが……あちらは美しい女性ばかりです。貴方がなりふり構わず手を出す可能性は否定できません」
嫌な予感がする。これ、アニメで見たぞ。
「私は、貴方の初めてを見ず知らずの女に奪われたくはありません。だから、先に手は打って起きます」
そう言うと、女神は服を脱いだ。
今まで気にしてみていなかったけれど、しっかりと見れば女神は綺麗な肌をしている。それに胸も大きい。
女神というのは伊達じゃなく、それ相応の魅力を待っていた。
女神の体に魅入られていると、彼女は顔を僕に近づけ唇を重ねた。彼女の柔らかい唇が直に伝わり、変な気分になる。
「それでは少しだけ、私に体を預けてください……ね?」
あ、やばい僕終わった。これは、まずい!!
僕の防衛本能は、この時初めて、危機を察知した。
先程までの苦痛はなく、病院ではない真っ白な空間に座っていた。
「ここは、何処だ」
少年は困惑した。
自分はついさっき、母親によって送られた老人によって殺されたはずと。しかし、今は確かに意識があると。
空間には何も無かったが、この場で少年は走ることができた。以前までには考えることもできなかった、走るという行為が意図も簡単に。
少年は自覚した。ここは、死後の世界だと。
「正解です。少年」
少年は声のした場所に目を移した。
そこには見たことのない美女が立っており、彼のことを手招いていた。
彼の足は引きつけられるかのように、自然と動いた。
「ここは死後の世界。言い換えれば無の空間。貴方がここにいる理由は、死の寸前に強い意志が感じられたからです」
「?」
少年は首を傾げた。記憶は曖昧である。
「記憶が失われて欠けているのも無理はありません、本来ならばここで記憶は消去されますから」
「そう、なんですね」
理解は出来ていない。けれど、何らかの反応をしておかないといけない気がしていた。
「今の世では珍しいのですよ、あんなに強い意志があったのって。ここ数百年ぶりです」
「数、百年?」
気が遠くなるような数だった。
少年は指を折って数える。まるで子供のように。
「ああ、その様子ですと脳が消えかけていますね。なら、私の思考能力を分けましょう。その方が良い対話が出来そうですし」
そう言うと、女性は少年に光を振り掛けた。
(────ッ!)
目の前の女性が僕に光をかけた時、失われつつあった思考能力は急激な復活を遂げた。
いや、本来の僕にはここまでの思考力はない。正確にいえば女性の思考能力を分け与えられたというべきだ。
驚く僕に彼女は微笑む。
「ちゃんと出来たみたいですね」
「はい。なんとお礼をすれば良いか……何処か自分ではないような気はしますが」
実に不思議な感覚だった。
一分前までは空虚なモノローグのような感覚だった対話が、新たな感覚で行えている。
自分でもよく分からない単語が無限に脳を行き来し、僕に会話の手助けをしてくれているような感覚がする。
とても楽しい。
「いえいえ。では、話を戻しましょうか」
「はい」
女性は指を鳴らす。すると、無だった空間は一瞬にしてモダンな造りの部屋に早変わりし、僕は促されるままに現れた椅子へ座った。
女性は慣れた手つきで珈琲のようなものを淹れると、コップに注ぎ僕へ手渡した。
「どうぞ。一応死んでいますので、味は思考処理によってしますが体には影響しませんよ」
「は、はい。ありがとうございます」
女性も明日に腰掛ける。
「貴方をお呼びした理由は、転生のお誘いをするためなんです」
「転生?」
「はい。貴方は生前、死ぬ間際に血の君主とやらに憧れていましたよね?その記憶はお有りで?」
確かにある。他の記憶の大半が失われている中、それだけははっきりと僕の心に残り続けている。
死ぬ間際、血の君主になりたいと強く心に願ったことも覚えている。
「有ります」
「なら話は早いです。私がご提案するのは、日本とはまた別の世界にはなってしまいますが、血の君主として転生しませんかということです」
血の君主として異世界に転生?そんな上手い話があっていいのだろうか。
何か裏がありそうで少し怖い……まぁ、話だけでも聞く価値はあるか。ただ裏があるだけなら、ここまで良くしてはくれないだろうし。
「転生と言ってもどうやって?」
「言い忘れていましたが、私は神です。貴方の魂を産まれる予定の赤子一人にすり替えることなんて造作もありません」
さらっと言うけどとても怖いことを言っている気がする。それに神を自称するか、信憑性は疑いたくなるほどあるけれど。
いや、今は取り敢えず聞くに徹しよう。裏があるならいつかボロが出る筈だ。
「そちら側に何のメリットがあるのですか?その話ですと、僕にしか得は無いように思えます」
慣れない。尋問のようなことは本当に慣れない。
自分でも分かる。言動が翻訳の甘い海外サイトみたいになってしまっているのだから。
「そう畏まらないで。勿論、得はありますよ」
「というと?」
女神は中に映像を流す。
「例えば、私が貴方を転生させるとします。そうすると、私は貴方の専属の神となれます」
「はい?」
「神には誰かしらを見なければならないという任務がありますが、私は興味のない人の人生を見守るつもりはありません。なんなら、手助けするつもりはありません。ですが、貴方なら話は別です」
女神は机に勢いよく手をつき、前のめりになって僕に顔を近づける。
「貴方は死の直前、強く願った。自分では分からないでしょうけれど、そこには神に届くほどの力があった。そんな貴方が目指す夢に、私は惹かれた。共に見てみたいと思った。だから、私は貴方の専属の神になりたい。それが、私にとっての得なのですよ」
もしやこの人、結構やばかったりする?
「は、はい……」
気迫に圧倒され、僕は空返事しか出来なかった。
「しかし、それでは私の一方的な得。だから貴方を手助けするのです。まぁ、転生してからの過度な干渉は出来ませんので、ここである程度構築する必要がありますが」
どうやら、この人に裏なんてなかったようだ。もう、問い詰めることはやめよう。
なんなら、話に乗ろう。
「じゃあ、お願いします。僕が聞きたかったことは聞けたので、次に行ってください」
僕がそう告げると、女神はたいへん嬉しそうに目を輝かせて先程の映像を閉じた。
「貴方の人生はここへお連れする前に拝見しています。貴方が何を見て、何を食べ、何を感じ、どう生きたか全てを。なので、貴方が何にどうなりたいかは理解できているつもりです」
女神は椅子から立ち上がると、僕に付いてくるように指示し、別の場所へと歩き出した。
相変わらず無が浸透しているこの場だが、向かった先は明らかに他の場所とは一線を画していた。
巨大な光の柱がある、神秘的な空間。
女神はそこに入るよう言った。
「そこで貴方の成長後の体を構成します。一応、私が基礎を作り上げておきましたが、付け加えたい点があったら言ってください」
「は、はい。分かりました」
僕は光の柱へ足を踏み入れた。
すると莫大な量の情報が一気に脳内に流れ込んできた。
女神から分け与えられた思考能力が無ければ、この量の情報は追いつけない。
下手したら思考回路が焼き切れ、それどころではなくなっているだろう。
「凄いな、あの人は。本当に僕のこと理解しているよ。怖いくらいに」
女神が構築したと言っていた体は、確かに生前僕が思ったことのある情報が組み込まれていた。
身長は178センチという高身長、顔はナチュラルイケメンで黒髪。足は長くモデル体型。
昔にドラマを見て思ったことが綺麗に反映されている。顔こそ見たことない人ではあるが、紛れもなくイケメンだ。
次に使える能力。主となるのは【血液操作】と【血液加工】、【即時回復】に【血液量増加】。
血の君主には必要なものが揃っている。
運動能力も高水準に設定されていて、使いたい武器も触った瞬間に使い方が分かり、適応できるようだ。
現段階を見ると、とても加えるようなものは無いように思える。
あって困らないものといえば、魔法適正とか身体能力増加とかだろうか。
二つとも前に見たアニメのものだけど。
でも、これだけあれば十分か。
「あの、追加してほしいものは【魔法適正】と【身体能力増加】です!お願いします!!」
僕が大声で叫ぶと、光の先から「了解ー」と返事が返ってきた。
「もういいよー」
どうやら設定が終わったらしいので、僕は光の外へ出る。
「ん?」
既に視界に異変が起こっていることに気づいた。
視力はずば抜けて良くなっているし、急に目線も高くなっている気がする。
「変化、早くない?」
僕があたふたしていると、女神は僕の方に近寄り、いつものように無から鏡を生み出した。
鏡を覗くとそこにいたのは、僕ではない誰かだった。
「……さっきの人だ」
「どうです?私好みで、貴方好みの人の姿は?」
新しい自分の姿に魅入っている僕に、女神は問い掛ける。
「素晴らしいや」
うんうん、と女神は頷く。
「貴方が危惧していることは大半できるようにしています。なので、心配はいりません」
「ありがとう、女神さん」
僕は深々とお礼をし、先程いた部屋まで歩いて戻ろうとする。と、後ろから女神に押し倒された。
痛くはない。反射で受け身をとったので、背中から落ちた。けど、凄い女神の顔が近い!!
え?なんで押し倒したのだろう。別にする必要ないよね?
じゃあ、何の意味が?
「一応、貴方の性欲は一定に納めてありますが……あちらは美しい女性ばかりです。貴方がなりふり構わず手を出す可能性は否定できません」
嫌な予感がする。これ、アニメで見たぞ。
「私は、貴方の初めてを見ず知らずの女に奪われたくはありません。だから、先に手は打って起きます」
そう言うと、女神は服を脱いだ。
今まで気にしてみていなかったけれど、しっかりと見れば女神は綺麗な肌をしている。それに胸も大きい。
女神というのは伊達じゃなく、それ相応の魅力を待っていた。
女神の体に魅入られていると、彼女は顔を僕に近づけ唇を重ねた。彼女の柔らかい唇が直に伝わり、変な気分になる。
「それでは少しだけ、私に体を預けてください……ね?」
あ、やばい僕終わった。これは、まずい!!
僕の防衛本能は、この時初めて、危機を察知した。
0
あなたにおすすめの小説
異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第四章フェレスト王国ドワーフ編
主人公に殺されるゲームの中ボスに転生した僕は主人公とは関わらず、自身の闇落ちフラグは叩き折って平穏に勝ち組貴族ライフを満喫したいと思います
リヒト
ファンタジー
不幸な事故の結果、死んでしまった少年、秋谷和人が転生したのは闇落ちし、ゲームの中ボスとして主人公の前に立ちふさがる貴族の子であるアレス・フォーエンス!?
「いや、本来あるべき未来のために死ぬとかごめんだから」
ゲームの中ボスであり、最終的には主人公によって殺されてしまうキャラに生まれ変わった彼であるが、ゲームのストーリーにおける闇落ちの運命を受け入れず、たとえ本来あるべき未来を捻じ曲げてても自身の未来を変えることを決意する。
何の対策もしなければ闇落ちし、主人公に殺されるという未来が待ち受けているようなキャラではあるが、それさえなければ生まれながらの勝ち組たる権力者にして金持ちたる貴族の子である。
生まれながらにして自分の人生が苦労なく楽しく暮らせることが確定している転生先である。なんとしてでも自身の闇落ちをフラグを折るしかないだろう。
果たしてアレスは自身の闇落ちフラグを折り、自身の未来を変えることが出来るのか!?
「欲張らず、謙虚に……だが、平穏で楽しい最高の暮らしを!」
そして、アレスは自身の望む平穏ライフを手にすることが出来るのか!?
自身の未来を変えようと奮起する少年の異世界転生譚が今始まる!
没落ルートの悪役貴族に転生した俺が【鑑定】と【人心掌握】のWスキルで順風満帆な勝ち組ハーレムルートを歩むまで
六志麻あさ
ファンタジー
才能Sランクの逸材たちよ、俺のもとに集え――。
乙女ゲーム『花乙女の誓約』の悪役令息ディオンに転生した俺。
ゲーム内では必ず没落する運命のディオンだが、俺はゲーム知識に加え二つのスキル【鑑定】と【人心掌握】を駆使して領地改革に乗り出す。
有能な人材を発掘・登用し、ヒロインたちとの絆を深めてハーレムを築きつつ領主としても有能ムーブを連発して、領地をみるみる発展させていく。
前世ではロクな思い出がない俺だけど、これからは全てが報われる勝ち組人生が待っている――。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
異世界転生特典『絶対安全領域(マイホーム)』~家の中にいれば神すら無効化、一歩も出ずに世界最強になりました~
夏見ナイ
ファンタジー
ブラック企業で過労死した俺が転生時に願ったのは、たった一つ。「誰にも邪魔されず、絶対に安全な家で引きこもりたい!」
その切実な願いを聞き入れた神は、ユニークスキル『絶対安全領域(マイホーム)』を授けてくれた。この家の中にいれば、神の干渉すら無効化する究極の無敵空間だ!
「これで理想の怠惰な生活が送れる!」と喜んだのも束の間、追われる王女様が俺の庭に逃げ込んできて……? 面倒だが仕方なく、庭いじりのついでに追手を撃退したら、なぜかここが「聖域」だと勘違いされ、獣人の娘やエルフの学者まで押しかけてきた!
俺は家から出ずに快適なスローライフを送りたいだけなのに! 知らぬ間に世界を救う、無自覚最強の引きこもりファンタジー、開幕!
ギャルい女神と超絶チート同盟〜女神に贔屓されまくった結果、主人公クラスなチート持ち達の同盟リーダーとなってしまったんだが〜
平明神
ファンタジー
ユーゴ・タカトー。
それは、女神の「推し」になった男。
見た目ギャルな女神ユーラウリアの色仕掛けに負け、何度も異世界を救ってきた彼に新たに下った女神のお願いは、転生や転移した者達を探すこと。
彼が出会っていく者たちは、アニメやラノベの主人公を張れるほど強くて魅力的。だけど、みんなチート的な能力や武器を持つ濃いキャラで、なかなか一筋縄ではいかない者ばかり。
彼らと仲間になって同盟を組んだユーゴは、やがて彼らと共に様々な異世界を巻き込む大きな事件に関わっていく。
その過程で、彼はリーダーシップを発揮し、新たな力を開花させていくのだった!
女神から貰ったバラエティー豊かなチート能力とチートアイテムを駆使するユーゴは、どこへ行ってもみんなの度肝を抜きまくる!
さらに、彼にはもともと特殊な能力があるようで……?
英雄、聖女、魔王、人魚、侍、巫女、お嬢様、変身ヒーロー、巨大ロボット、歌姫、メイド、追放、ざまあ───
なんでもありの異世界アベンジャーズ!
女神の使徒と異世界チートな英雄たちとの絆が紡ぐ、運命の物語、ここに開幕!
※不定期更新。最低週1回は投稿出来るように頑張ります。
※感想やお気に入り登録をして頂けますと、作者のモチベーションがあがり、エタることなくもっと面白い話が作れます。
S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります
内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品]
冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた!
物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。
職人ギルドから追放された美少女ソフィア。
逃亡中の魔法使いノエル。
騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。
彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。
カクヨムにて完結済み。
( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )
異世界転移からふざけた事情により転生へ。日本の常識は意外と非常識。
久遠 れんり
ファンタジー
普段の、何気ない日常。
事故は、予想外に起こる。
そして、異世界転移? 転生も。
気がつけば、見たことのない森。
「おーい」
と呼べば、「グギャ」とゴブリンが答える。
その時どう行動するのか。
また、その先は……。
初期は、サバイバル。
その後人里発見と、自身の立ち位置。生活基盤を確保。
有名になって、王都へ。
日本人の常識で突き進む。
そんな感じで、進みます。
ただ主人公は、ちょっと凝り性で、行きすぎる感じの日本人。そんな傾向が少しある。
異世界側では、少し非常識かもしれない。
面白がってつけた能力、超振動が意外と無敵だったりする。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる