マゾの館

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ハード編

童貞だよね?

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この高校で1番、いや、県内でも1番可愛いかもしれない美女に呼び出された。

「ねぇ、キミって童貞だよね?」

そしてこの質問である。

黒髪のショートヘアと白い肌、控えめな胸とは対照的にむちむちの太もも。

性格は穏やかだが優しくスポーツや勉強は卒なくこなし将来的には海外での生活をしたいからと彼女の夢を応援する家族がホームステイを募集したり、夏休みにホームステイで訪れていたアメリカ人の家に泊まりに行ったりしている。

つまりは超が付くほどの優等生なのだ。

そんな女の子に話しかけられた陰キャは固まり早口で聞き取れない否定と要領を得ない返事をしててまう。

「…この質問でそうなるってことは童貞確定だよね…クスクス」

天然パーマでボサボサの眉毛、背が高いだけが取り柄なのに猫背で自信を全く感じられない覇気のない表情、勉強も得意なわけでもないクセに『お前らとは違うからw』みたいな言動を繰り返してクラスでも学校内でも浮いてしまっている。

そんな陰キャが童貞でないわけがないのだが反応・上ずる声を彼女は面白がっている。

「え?こんなので黙っちゃうの?コミュニケーション能力低すぎないかな?ねぇ、ねぇってばぁ~…クソ童貞の陰キャく~ん♡聞こえてますかぁ~♡」

陰キャは早速『お前らとは違うからオーラ』を出しながら黙って歩き出すが彼女はワザと煽るように顔を覗き込んでくる。

可愛いし優しいし憧れていたのにこんな底辺のバカ女どものする様な低レベルなことを言われるとは思っていなかった陰キャは『俺はキレてっから?』みたいな表情を浮かべる。

ただ彼女にはそんなのは意味がなく「え?怖~い」と茶化されて終わる。

「クソ童貞の陰キャくんはおまんこ見たことあるの?ない…」

「はあ?バカにすんなし!そんくらい今どき?ガキでもネットで簡単に見れる時代なんだからバカどもの汚ねえチンポケースになったバカマンコとかみる価値ねぇし!お前調子乗んなよ?誰かにちょっと優しくしたくらいでアイドルだとか言われてっけどお前のマンコなんか頭の悪い喧嘩とチンポの長さしか自慢できねー不良たちの精子便所扱いだろうがwホラ、違うなら反論してみたら?ねえ?出来ないよなぁ!だって女は感情の生き物だから!というかホルモンバランスが狂ってるのを悪口を言う免罪符にしてるバカ共だから反論出来ないよね!ごめーん!共感を求めて論理的思考が出来ないマンコに言っても仕方ないんだったわーーーーーーッ!!俺うっかり人間と話してるつもりだったけどちゃんと伝わってる?ねぇどうなのかなぁーーーッ!!」

「ないよね~♡」と言おうとした彼女に対して食い気味に長々と早口で反論する陰キャ。

唾が飛び散り最後の方は馬鹿みたいに声を張り上げるも普段から大声を出したことがないので裏返ってしまっている。

更には本人が思っているほど呂律が回っておらずほぼ何を言っているのか伝わっていないのに完全に論破したつもりでいる陰キャに彼女は痛烈な言葉を投げかける。

「うんうんいっぱい話せてすごいね、それで?私からの質問の答え聞かせてもらっていいかな?」

「……はぁ?何言って…」

「うん、簡潔に要点だけ答えてくれるだけでいいのになんであんなに長くなるのかなーって」

顎に手を当てて考える素振りをしながら彼女は続ける。

「だって『見たことない』『見たことある』で終わる話しなのに話し長くて何言ってるのか早口で聞き取りにくくてわかんないんだもんw」

陰キャの大半が勘違いしている事が幾つかある。

論破とキレたら怖いは人と成りをある程度理解している者同士でしか成り立たないということである。

だいたいの人間が言う論破というのは一方的に本人が気持ちよく成りたいがために行う行為でましてや陰キャのようにコミュニケーション能力低すぎる者たちの論破などは全く意味も無ければ価値もない。

だってそもそもが他者との友好的な関係が築けていないのだから議論そのものが発生しないのに論破もクソもないのだ。

キレたら怖いというのも同様で、知らないヤツが勝手にキレたところで周りの反応など『キモい』『障害者かよ』の二択だ。

『童貞だよね』という質問にも答えず『おまんこ見たことある?』という質問にも答えていない陰キャは今、盛大に意味のわからないオナニーを勝手に披露してカッコつけているキモいヤツなのだ。

もしかしたらSEXが出来るかもしれないこのチャンスを前にしても斜に構えて盛大に滑っているのだ。

顔を真っ赤にして怒ってますアピールを続ける陰キャはそんなことすら気が付いていない。

「あ、ごめんね?少し待っててね」

スマホの着信が鳴り素早くメッセージを確認して返し「え~♡」などと時々呟きながら数分間のやり取りを終えた。

「あのね、中学の後輩くんが私に会いたいって言ってるんだけど…どうする?」

メッセージのやり取りの画面を陰キャに見せながら彼女は悩むフリをする。童貞卒業がかかったこのチャンスをモノに出来なければ一生童貞であろう陰キャは正解がわからない。

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