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18.憤怒(父視点)
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『ブキャラン侯爵、貴公に対し宣戦布告を宣言する───』
第二騎士団の団長から報告が上がって来た内容は私を怒りを買うに十分な内容であった。
娘、エリアナを犯そうとしただけでなく、アリアナに対し既に手を付けていた事に憤りが隠せない。
アリアナからも事情は聴いている。
金欲しさに危ない事に手を出したと言う事ではあるが、細かい事はどうでもよい。
私の怒りの捌け口になってくれればそれでよいのだ。
領地に待機していた第一騎士団には既に命令を出している。
『かの者の領都を制圧せよ───』
たったそれだけの命令で、兵は進軍を始めた。
騎兵隊中心で構成された部隊は3日で相手の領都にたどり着く。
相手が抵抗するのであれば、2日目にたどり着く『青の渓谷』でぶつかるのであろう。
そこを合戦の地とするのであればそれで良し、そうでなければ滅びるまでよ。
そして5日目にもなれば、歩兵隊が領都に到着する。
それまで持ちこたえれればの話だがな。
「お父さま、そこまでしなくても」
娘、エリアナが私に対して意見を言う。
珍しい事だ、だが私に引く気は全くないのだよ。
「何、ブキャラン侯爵には王都の屋敷の方に書状を送ってある、申し開きがあればここに来るだろう」
「ですが、王都から侯爵の領都まで移動に3日はかかりますよね。対抗する事も出来ないのではないでしょうか?」
「・・・そうかもしれんな、連絡の手段を持ってない相手が悪い、情報は力なのだよ!」
「お父様?その連絡手段、私が用意した物ですよね、まだ試作品だというのに・・・」
「お前だって泣いてたであろう?父はそれが許せないのだ!」
あの夜、娘は一晩中泣いていた。
その理由が火遊びであれ、娘の責任だとしても、親としては相手を許す訳にはいかん。
力はこう言う時の為に用意してある物。
公爵の名の元に、滅ぼしてくれる。
外で馬車が到着する音が聞こえた。
ブキャラン侯爵が慌てて馬車から降りてきて、ドアを叩いている。
メイド達には、奴が来ても10分は放置しろと言ってある。
くくく・・・焦るがいい、苦しむがいい!
「あ、お客さんみたいですよ。誰も出ないみたいですね、私が行ってきましょう」
「あーあーあー、待て待て、そういうのは使用人の役目だ」
「その使用人が出ないから私が出ると言ってるのですよ」
「いや、ちょっとな・・・10分は焦らすようにと言ってあるから・・・」
「どうしてそんな酷い事をするのですか!」
ピキーン。
私の直感が囁いている。
これはそういう問題であると。
「エリアナ、もしかして侯爵の事を好きなのか・・・」
「そんな訳ないでしょう!ですがこれはやり過ぎです!」
「好きじゃないなら、構わぬのだろう、少なくともアリアナは汚されたのだぞ」
「だからと言って、民を巻き込む必要じゃないでしょ!」
「はっ・・・そうか、ならば生死をかけた決闘をせよと、申すのだな?」
「そこまでは言っておりません!平和的に話し合いで解決をと言っているのです!」
成程、要は、社会的に殺せと言う事か。
「わかった。ここは王妃様に賛同を頂いた事もあるし、侯爵の国外追放で」
「どうしてそこまで飛躍するのですか!」
その時、ガチャっとノックも無しにドアが開いた。
そして入って来たのは息子のウィリアムだ。
「お父さま、表が騒がしいです」
「おー、そうかそうか、じゃあすぐに黙らせるからな」
ちりーんとベルを鳴らすと使用人が客人への対応を始めた。
しばらく話した後、この部屋に通すように言ってある。
そして、ようやく入って来たかと思えば、即座に頭を垂れやがった。
「公爵様!お願いです、矛を収めてください!この通り、何でもしますから!」
「娘に対する数々の所業、許す事は出来んな、何でもすると言うのであれば死んで詫びよ。さすれば進軍を止める手紙を出してやろう」
「手紙では間に合いませぬ!ここから何日かかるとお思いですか!」
「お父さま、連絡手段、あるでしょ、ここで撤退って言えば済む話でしょう!」
「えーと・・・エリアナ様・・・ですね、そういう物があるのですか?」
「そうよ、私の発明品、遠隔地に声を届けるのよ」
「ならば、ならばすぐにでも進軍の中止をお願いします!」
「何でもすると言う点が決まっておらん、エリアナ、何か望みはないか」
「そうですね、魔女に関する───」
「それはならん!関わるなと言っておろう!」
「ではありません、お父様の馬鹿」
娘はぷいっと横を向き、頬を膨らませている。
こうなると娘は何も言う事を聞かない。
機嫌を取るにはどうしたらよいのだろうか。
今や大聖女としての実力を開花させ、王妃様の覚えも良く、国や民への貢献も計り知れないものがある。
惜しむべきはその功績をアリアナの物としている事だ。
エリアナはいつでも隠居生活に戻れると思っている様だが、そうはいかん。
お前には王族との結婚してもらわねばならぬのだ。
“アリアナ”ではなく、“エリアナ”としてな。
「あの!聞いていますか!?早く撤退の指示を!」
「これを読め」
侯爵には一枚の書状を見せた。
それは私闘許可書で陛下から承ったものだ。
「こ・・・こんな物!」
「破るのか?陛下の書状を破るというのか?それは国家反逆罪にあたるのだが、いいのかな」
「ぐ・・・、私に・・・どうしろというのですか・・・」
「ドルヴァー公爵を裏切れ」
「なっ!」
「なに、今すぐ表向きに裏切れと言ってるのではない、情報を流してくれるだけでいいんだ」
「あ、ウィリアム、ここから大人の汚い話になるわ、耳が腐る前にこの部屋を出ましょう」
ウィリアムを連れてエリアナが出て行ってしまった。
ここから父のカッコイイ所を見せようと思ったのだが、残念だ。
だがこれで、目的を達成する事が出来そうだ。
「率直に言わせてもらう、10年前の魔女の呪いの手がかりを持ってこい。お前は知っている筈だ、当時者なんだろう?」
「そ・・・それは・・・そんな事をすればドルヴァー公爵に殺される!」
「そうならない為にも、呪った魔女を殺すなり、説得するなりすればいい。そうだろう魔女の系譜を持つ者よ」
「どうしてそんな事を!」
「やっとたどり着いたのだ、10年は長かったぞ。それまでお主の領都は制圧したままにさせて貰おう」
「ぐっ・・・!」
───王国歴299年 ブキャラン侯爵は自らの屋敷で自害した。
そして領土戦の法に基づき、かの者の領地は勝者の物となった。
第二騎士団の団長から報告が上がって来た内容は私を怒りを買うに十分な内容であった。
娘、エリアナを犯そうとしただけでなく、アリアナに対し既に手を付けていた事に憤りが隠せない。
アリアナからも事情は聴いている。
金欲しさに危ない事に手を出したと言う事ではあるが、細かい事はどうでもよい。
私の怒りの捌け口になってくれればそれでよいのだ。
領地に待機していた第一騎士団には既に命令を出している。
『かの者の領都を制圧せよ───』
たったそれだけの命令で、兵は進軍を始めた。
騎兵隊中心で構成された部隊は3日で相手の領都にたどり着く。
相手が抵抗するのであれば、2日目にたどり着く『青の渓谷』でぶつかるのであろう。
そこを合戦の地とするのであればそれで良し、そうでなければ滅びるまでよ。
そして5日目にもなれば、歩兵隊が領都に到着する。
それまで持ちこたえれればの話だがな。
「お父さま、そこまでしなくても」
娘、エリアナが私に対して意見を言う。
珍しい事だ、だが私に引く気は全くないのだよ。
「何、ブキャラン侯爵には王都の屋敷の方に書状を送ってある、申し開きがあればここに来るだろう」
「ですが、王都から侯爵の領都まで移動に3日はかかりますよね。対抗する事も出来ないのではないでしょうか?」
「・・・そうかもしれんな、連絡の手段を持ってない相手が悪い、情報は力なのだよ!」
「お父様?その連絡手段、私が用意した物ですよね、まだ試作品だというのに・・・」
「お前だって泣いてたであろう?父はそれが許せないのだ!」
あの夜、娘は一晩中泣いていた。
その理由が火遊びであれ、娘の責任だとしても、親としては相手を許す訳にはいかん。
力はこう言う時の為に用意してある物。
公爵の名の元に、滅ぼしてくれる。
外で馬車が到着する音が聞こえた。
ブキャラン侯爵が慌てて馬車から降りてきて、ドアを叩いている。
メイド達には、奴が来ても10分は放置しろと言ってある。
くくく・・・焦るがいい、苦しむがいい!
「あ、お客さんみたいですよ。誰も出ないみたいですね、私が行ってきましょう」
「あーあーあー、待て待て、そういうのは使用人の役目だ」
「その使用人が出ないから私が出ると言ってるのですよ」
「いや、ちょっとな・・・10分は焦らすようにと言ってあるから・・・」
「どうしてそんな酷い事をするのですか!」
ピキーン。
私の直感が囁いている。
これはそういう問題であると。
「エリアナ、もしかして侯爵の事を好きなのか・・・」
「そんな訳ないでしょう!ですがこれはやり過ぎです!」
「好きじゃないなら、構わぬのだろう、少なくともアリアナは汚されたのだぞ」
「だからと言って、民を巻き込む必要じゃないでしょ!」
「はっ・・・そうか、ならば生死をかけた決闘をせよと、申すのだな?」
「そこまでは言っておりません!平和的に話し合いで解決をと言っているのです!」
成程、要は、社会的に殺せと言う事か。
「わかった。ここは王妃様に賛同を頂いた事もあるし、侯爵の国外追放で」
「どうしてそこまで飛躍するのですか!」
その時、ガチャっとノックも無しにドアが開いた。
そして入って来たのは息子のウィリアムだ。
「お父さま、表が騒がしいです」
「おー、そうかそうか、じゃあすぐに黙らせるからな」
ちりーんとベルを鳴らすと使用人が客人への対応を始めた。
しばらく話した後、この部屋に通すように言ってある。
そして、ようやく入って来たかと思えば、即座に頭を垂れやがった。
「公爵様!お願いです、矛を収めてください!この通り、何でもしますから!」
「娘に対する数々の所業、許す事は出来んな、何でもすると言うのであれば死んで詫びよ。さすれば進軍を止める手紙を出してやろう」
「手紙では間に合いませぬ!ここから何日かかるとお思いですか!」
「お父さま、連絡手段、あるでしょ、ここで撤退って言えば済む話でしょう!」
「えーと・・・エリアナ様・・・ですね、そういう物があるのですか?」
「そうよ、私の発明品、遠隔地に声を届けるのよ」
「ならば、ならばすぐにでも進軍の中止をお願いします!」
「何でもすると言う点が決まっておらん、エリアナ、何か望みはないか」
「そうですね、魔女に関する───」
「それはならん!関わるなと言っておろう!」
「ではありません、お父様の馬鹿」
娘はぷいっと横を向き、頬を膨らませている。
こうなると娘は何も言う事を聞かない。
機嫌を取るにはどうしたらよいのだろうか。
今や大聖女としての実力を開花させ、王妃様の覚えも良く、国や民への貢献も計り知れないものがある。
惜しむべきはその功績をアリアナの物としている事だ。
エリアナはいつでも隠居生活に戻れると思っている様だが、そうはいかん。
お前には王族との結婚してもらわねばならぬのだ。
“アリアナ”ではなく、“エリアナ”としてな。
「あの!聞いていますか!?早く撤退の指示を!」
「これを読め」
侯爵には一枚の書状を見せた。
それは私闘許可書で陛下から承ったものだ。
「こ・・・こんな物!」
「破るのか?陛下の書状を破るというのか?それは国家反逆罪にあたるのだが、いいのかな」
「ぐ・・・、私に・・・どうしろというのですか・・・」
「ドルヴァー公爵を裏切れ」
「なっ!」
「なに、今すぐ表向きに裏切れと言ってるのではない、情報を流してくれるだけでいいんだ」
「あ、ウィリアム、ここから大人の汚い話になるわ、耳が腐る前にこの部屋を出ましょう」
ウィリアムを連れてエリアナが出て行ってしまった。
ここから父のカッコイイ所を見せようと思ったのだが、残念だ。
だがこれで、目的を達成する事が出来そうだ。
「率直に言わせてもらう、10年前の魔女の呪いの手がかりを持ってこい。お前は知っている筈だ、当時者なんだろう?」
「そ・・・それは・・・そんな事をすればドルヴァー公爵に殺される!」
「そうならない為にも、呪った魔女を殺すなり、説得するなりすればいい。そうだろう魔女の系譜を持つ者よ」
「どうしてそんな事を!」
「やっとたどり着いたのだ、10年は長かったぞ。それまでお主の領都は制圧したままにさせて貰おう」
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