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25.牢獄入り
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屋敷の護衛を担当してる第一騎士団の副団長、アトウッドから魔女狩りの話を聞き出す事にした。
彼は剛毅な性格で、騎士団に入る前は深い森の中で魔獣を狩って自給自足の生活をしていたとか。
調味料の調達に街へ訪れた所、たまたま開催されていたトーナメント武技大会に飛び入りで参加し、優勝をかっさらった。
それが父の目に留まったのが騎士団に入る切欠だったそうです。
「アトウッドさん、いつも警護お疲れ様です」
「これはお嬢様、こんなむさい所にどの様なご用件で?」
「その、お父様が魔女狩りをしていると聞いたのですが」
「そうですか、生憎私はその件にはかかわっていないので、全く話を知りませんね」
「もし、魔女狩りをするとすれば、どなたが担当になるか心当たりはございませんか?」
彼は少し悩み、絞り出すように数名の名前を上げた。
「もしよければ、その方達に、呪い除けを渡しておきたいのですが」
「それでしたら、私が預かりましょう、領地に戻る者が居ますので、渡る様に手配します」
「そうですか、お願いいたします」
そういって、5つのネックレスを渡した。
それを、如何にも欲しそうに眺めるので、仕方なく譲る事にした。
「アトウッドさんもお一つどうぞ」
「いいのですか、いやあお嬢様からのプレゼント、嬉しいです!このアトウッド、身命を持ってお守りいたします!」
これで、4つの内どれか実働隊の誰かに渡ればそれでよし。
渡らなければ残念でした、という感じですね。
約束は果たした。
あとは呪いを感知する魔導具を完成させたい所。
ダリアお友達の魔女、まだ来ないかなぁと待ちわびる事になった。
だが、そんな待ちわびた相手を待つことなく、事態は急変した。
風船王子から私を名指しでの呼び出し。
王宮に出向いたところ、陛下の目の前に連れて行かれた。
そして、風船王子が書状を読み上げる。
「エリアナ・エジャー、テロリストの誘導、王妃及び王太子の殺害未遂の容疑でその身を捕縛する」
「お待ちください、何かの誤解です!」
「言い訳がましい、証拠が揃い、判決が出るまで牢屋で大人しくして居る事だな!」
シーツもなく茣蓙だけを与えられた狭い檻の中、どうしてこうなったのかと回想をしていた。
先日の事で、風船王子の不興を買ったのは間違いがない。
その後のアリアナとしての態度も悪かったのかもしれない。
そもそも変装して市井に出歩いている事も怪しまれた可能性だってある。
魔女との接触もそうだ。
考えれば考える程、失態ばかりが思いつく。
最悪なのは、父が不在の時を狙われた事だ。
これでは対処のしようもない。
誰も面接に来ない、誰も食事を運んでこない。
茣蓙の上で私は膝を抱えるしかなかった。
せめて本の一冊でもあれば・・・。
「鑑定──」
「鑑定──」
「鑑定──」
「鑑定──」
「鑑定──」
暇を持て余し過ぎて壁や床、天井などの適当な所を鑑定して周っていた。
牢屋周辺に大したものがあるとは思っていない。
どうせ、私が居なくなった事は大きな問題になる。
明日は休息日で教会も祈りの為に動き出してくれるはず。
夜会に誘ったはずの妹は出てこないだろうし、どうなる事やらと冷笑していた。
「鑑定──スイッチ『隠し扉』」
「!?」
牢屋の中に隠し扉があった。
レンガに見えたボタンを押すと、そこには、やわらかなベッドに机、数冊の本に、保存食が置いてある。
一体誰の為に?
彼は剛毅な性格で、騎士団に入る前は深い森の中で魔獣を狩って自給自足の生活をしていたとか。
調味料の調達に街へ訪れた所、たまたま開催されていたトーナメント武技大会に飛び入りで参加し、優勝をかっさらった。
それが父の目に留まったのが騎士団に入る切欠だったそうです。
「アトウッドさん、いつも警護お疲れ様です」
「これはお嬢様、こんなむさい所にどの様なご用件で?」
「その、お父様が魔女狩りをしていると聞いたのですが」
「そうですか、生憎私はその件にはかかわっていないので、全く話を知りませんね」
「もし、魔女狩りをするとすれば、どなたが担当になるか心当たりはございませんか?」
彼は少し悩み、絞り出すように数名の名前を上げた。
「もしよければ、その方達に、呪い除けを渡しておきたいのですが」
「それでしたら、私が預かりましょう、領地に戻る者が居ますので、渡る様に手配します」
「そうですか、お願いいたします」
そういって、5つのネックレスを渡した。
それを、如何にも欲しそうに眺めるので、仕方なく譲る事にした。
「アトウッドさんもお一つどうぞ」
「いいのですか、いやあお嬢様からのプレゼント、嬉しいです!このアトウッド、身命を持ってお守りいたします!」
これで、4つの内どれか実働隊の誰かに渡ればそれでよし。
渡らなければ残念でした、という感じですね。
約束は果たした。
あとは呪いを感知する魔導具を完成させたい所。
ダリアお友達の魔女、まだ来ないかなぁと待ちわびる事になった。
だが、そんな待ちわびた相手を待つことなく、事態は急変した。
風船王子から私を名指しでの呼び出し。
王宮に出向いたところ、陛下の目の前に連れて行かれた。
そして、風船王子が書状を読み上げる。
「エリアナ・エジャー、テロリストの誘導、王妃及び王太子の殺害未遂の容疑でその身を捕縛する」
「お待ちください、何かの誤解です!」
「言い訳がましい、証拠が揃い、判決が出るまで牢屋で大人しくして居る事だな!」
シーツもなく茣蓙だけを与えられた狭い檻の中、どうしてこうなったのかと回想をしていた。
先日の事で、風船王子の不興を買ったのは間違いがない。
その後のアリアナとしての態度も悪かったのかもしれない。
そもそも変装して市井に出歩いている事も怪しまれた可能性だってある。
魔女との接触もそうだ。
考えれば考える程、失態ばかりが思いつく。
最悪なのは、父が不在の時を狙われた事だ。
これでは対処のしようもない。
誰も面接に来ない、誰も食事を運んでこない。
茣蓙の上で私は膝を抱えるしかなかった。
せめて本の一冊でもあれば・・・。
「鑑定──」
「鑑定──」
「鑑定──」
「鑑定──」
「鑑定──」
暇を持て余し過ぎて壁や床、天井などの適当な所を鑑定して周っていた。
牢屋周辺に大したものがあるとは思っていない。
どうせ、私が居なくなった事は大きな問題になる。
明日は休息日で教会も祈りの為に動き出してくれるはず。
夜会に誘ったはずの妹は出てこないだろうし、どうなる事やらと冷笑していた。
「鑑定──スイッチ『隠し扉』」
「!?」
牢屋の中に隠し扉があった。
レンガに見えたボタンを押すと、そこには、やわらかなベッドに机、数冊の本に、保存食が置いてある。
一体誰の為に?
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