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2.迷宮都市ルグランジ
2-4.拠点にて
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ガラガラガラと馬車が動く音に飽きて来た頃、俺はディーナの膝枕でうたた寝していた。
どうにもディーナの方が年上で、お姉さんである事をアピールしたいらしい。
とはいえ少女の、しかも孤児の細い脚での膝枕が気持ちいい訳もなく、相手の立場をたてているに過ぎない。
だが、この事で娘の事を思い出したのは仕方がない事だろう。
「リーナちゃんも子供らしい所があるのね」
「そうかな」
リーナとは俺の名前だ。
こんなところで本名は使わない。
公爵令嬢だとバレて父親に身代金の請求が行くと外出禁止になりかねないからな。
「膝枕でママの事でも思い出したのかな?ちょっと目が潤んでたよ」
「気のせいだよ」
そんな話をしていると、馬車が突然止まった。
どうやら拠点に着いた様だ。
無骨な誘拐犯がカーテンを開き、怒鳴る様に命令した。
「おい、お前ら降りろ。あ、そうだ、そこのチビ、お前は手を縛らせてもらう」
チビは俺の事らしく、手を後ろで縛られた。
リーダーの奴の指示か?用心深いな。
それから俺と子供たちは拠点の奥まで連れられた。
そこには元締めと呼ばれる大きな男が偉そうに座っていて、俺らを舐め回すように眺めている。
捕まった少女の内、一番背の高い子が最初に元締めの目に留まった。
「おい、オマエ、こっちにこい」
少女は震えながら元締めの前に出る。
そして、右頬をべろりと舐められ、少女は泣きそうになっていた。
ちょっとばかし我慢の限界を感じた所でリーダーが俺の肩を叩いた。
「元締め、こいつは俺が貰っていいか」
「リーダーズルいっ、俺も欲しい!」
「抜け駆けかよ!俺もだ!」
どうにも一緒に移動してきた10人中8人が手を上げた。
だが、それは元締めにとって興味をそそる結果となったのだ。
わざわざ、俺の前に来て、顎をクイッと持ち上げた。
「確かに中々な顔立ちだな、こいつは高くなるぞ」
その時、帽子が落ちて、束ねた髪が露わになる。
それが気になったのか、元締めは髪留めを外し長い髪を降ろした。
いかにも平民には不釣り合いな長さと手入れ具合で、見る者が見れば一発で貴族とバレる。
「お前、もしかして貴族か」
「ああ、そうだが、今はそうじゃない」
「なんだ、没落貴族か。貴族ならたんまり身代金を要求するのによ」
それで興味を亡くしてくれればそれでよかったのだが、そうはならなかった。
「まず俺が味見する、今晩俺の部屋に来い。誰にやるかはそれから考える。おい、コイツを風呂に入れとけ!」
驚いた。見た目は8歳程度の俺を抱くとでも言うのか。
とんでもないロリコン野郎だ。
まぁ、その時に寝首を掻けばいいだけの話だな。
そのために、靴には刃物を仕込んでいるんだ。
そうして風呂場に連れて行かれた訳だが、付いて来たのはリーダーだ。
「んで、お前が俺の体を洗うのかよ」
「安心しろ、変な気を起こしはしない」
リーダーは丁寧に頭を洗い、体は背中だけを洗って貰った。
裸を見られる事に抵抗をしなかったのが意外らしく、ちょっと変な顔をしていたのが面白かった。
村では12くらいまで一緒に入るルールだったんだよ。
「ところで今何時なんだ?サッパリ時間がわからんのだが」
「今晩ってのは、この後すぐだ。せいぜい壊れない程度に相手してやれ」
「お前、俺に嫁に来いっていいつつ、他の奴らにとられるのは嫌じゃないのか」
「元締め相手じゃ仕方ないだろう」
そう言われ、ばしゃあと、頭から水を掛けられた。
俺はリーダーの事を見損ない、少しばかり落胆した。
そうして俺は、短いスカートの可愛い服を着せられ、元締めの部屋に連れられたのだった。
素足で。
*
「ふふふ、良い様だな」
「くっ、俺に何をする気だ!」
「いいから、この服に着替えろ」
「この服はメイド服!てめぇ、そういう趣味なのか!」
「その次はバニー服だ、まだまだあるんだ、急ぐから早くしろ!」
「くっ、こんな屈辱……」
「ふふふ、やはり、長い髪にはメイド服が最高だな」
「おい、メイドは大抵髪を束ねているぞ、さてはお前、ニワカだな?」
「それくらいいいだろ、これが男のロマンだ」
どうにもディーナの方が年上で、お姉さんである事をアピールしたいらしい。
とはいえ少女の、しかも孤児の細い脚での膝枕が気持ちいい訳もなく、相手の立場をたてているに過ぎない。
だが、この事で娘の事を思い出したのは仕方がない事だろう。
「リーナちゃんも子供らしい所があるのね」
「そうかな」
リーナとは俺の名前だ。
こんなところで本名は使わない。
公爵令嬢だとバレて父親に身代金の請求が行くと外出禁止になりかねないからな。
「膝枕でママの事でも思い出したのかな?ちょっと目が潤んでたよ」
「気のせいだよ」
そんな話をしていると、馬車が突然止まった。
どうやら拠点に着いた様だ。
無骨な誘拐犯がカーテンを開き、怒鳴る様に命令した。
「おい、お前ら降りろ。あ、そうだ、そこのチビ、お前は手を縛らせてもらう」
チビは俺の事らしく、手を後ろで縛られた。
リーダーの奴の指示か?用心深いな。
それから俺と子供たちは拠点の奥まで連れられた。
そこには元締めと呼ばれる大きな男が偉そうに座っていて、俺らを舐め回すように眺めている。
捕まった少女の内、一番背の高い子が最初に元締めの目に留まった。
「おい、オマエ、こっちにこい」
少女は震えながら元締めの前に出る。
そして、右頬をべろりと舐められ、少女は泣きそうになっていた。
ちょっとばかし我慢の限界を感じた所でリーダーが俺の肩を叩いた。
「元締め、こいつは俺が貰っていいか」
「リーダーズルいっ、俺も欲しい!」
「抜け駆けかよ!俺もだ!」
どうにも一緒に移動してきた10人中8人が手を上げた。
だが、それは元締めにとって興味をそそる結果となったのだ。
わざわざ、俺の前に来て、顎をクイッと持ち上げた。
「確かに中々な顔立ちだな、こいつは高くなるぞ」
その時、帽子が落ちて、束ねた髪が露わになる。
それが気になったのか、元締めは髪留めを外し長い髪を降ろした。
いかにも平民には不釣り合いな長さと手入れ具合で、見る者が見れば一発で貴族とバレる。
「お前、もしかして貴族か」
「ああ、そうだが、今はそうじゃない」
「なんだ、没落貴族か。貴族ならたんまり身代金を要求するのによ」
それで興味を亡くしてくれればそれでよかったのだが、そうはならなかった。
「まず俺が味見する、今晩俺の部屋に来い。誰にやるかはそれから考える。おい、コイツを風呂に入れとけ!」
驚いた。見た目は8歳程度の俺を抱くとでも言うのか。
とんでもないロリコン野郎だ。
まぁ、その時に寝首を掻けばいいだけの話だな。
そのために、靴には刃物を仕込んでいるんだ。
そうして風呂場に連れて行かれた訳だが、付いて来たのはリーダーだ。
「んで、お前が俺の体を洗うのかよ」
「安心しろ、変な気を起こしはしない」
リーダーは丁寧に頭を洗い、体は背中だけを洗って貰った。
裸を見られる事に抵抗をしなかったのが意外らしく、ちょっと変な顔をしていたのが面白かった。
村では12くらいまで一緒に入るルールだったんだよ。
「ところで今何時なんだ?サッパリ時間がわからんのだが」
「今晩ってのは、この後すぐだ。せいぜい壊れない程度に相手してやれ」
「お前、俺に嫁に来いっていいつつ、他の奴らにとられるのは嫌じゃないのか」
「元締め相手じゃ仕方ないだろう」
そう言われ、ばしゃあと、頭から水を掛けられた。
俺はリーダーの事を見損ない、少しばかり落胆した。
そうして俺は、短いスカートの可愛い服を着せられ、元締めの部屋に連れられたのだった。
素足で。
*
「ふふふ、良い様だな」
「くっ、俺に何をする気だ!」
「いいから、この服に着替えろ」
「この服はメイド服!てめぇ、そういう趣味なのか!」
「その次はバニー服だ、まだまだあるんだ、急ぐから早くしろ!」
「くっ、こんな屈辱……」
「ふふふ、やはり、長い髪にはメイド服が最高だな」
「おい、メイドは大抵髪を束ねているぞ、さてはお前、ニワカだな?」
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