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2.迷宮都市ルグランジ
2-13.ルグランジ地下迷宮にて(中ボス)
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「贖え、忌むべき世界に覇を唱えよ『高速剣技・彼岸時化』!」
俺の高速剣技がまるで複数の剣を操り突き刺すかの様に中ボス、グランドフレッシュクロウラルの堅い皮膚に無数の風穴を開け続け、俺は走りながら巨大な芋虫の全身にダメージを蓄積していった。
この剣技の特徴は兎に角発動時間が長い。
攻撃は最大の防御を素で行くのが特徴だ。
そして、借りた剣の耐久性と切れ味は素晴らしく、俺の攻撃力を増幅している。
パトロネス・ランクも128(コアゾーンから+73)に達してたお陰でもあるかもしれんが兎に角、調子がいい!
「カロリーナ様、行きますよ!」
「おお!」
「祝い酒で喰らい尽くせ『土遁・潜閃』!」
地中を抉りながら進んだ何かがグランドフレッシュクロウラルの腹の下で無数の土の槍が突き上がり巨大な芋虫を串刺しにした。
だがその時、敵の口元がこれまでにない動きを始めたのを俺は気づいた。
「息を止めろ!麻痺毒だ!」
咄嗟に布巾で口を塞ぎ、細目で位置を確認しながら距離を取った。
もし目が乾いてでもすれば失明に繋がるらしい。
はっきりいって碌でもない攻撃だが、これも最後のあがきなのだろう。
「やったか」
しばらくして、麻痺毒の霧は収まるのだが、グランドフレッシュクロウラルは消滅しなかった。
最後の力を振り絞ったのか巨大な体を横に回転させ、串刺しにしていた土の槍を破壊し、俺に向かってきた。
俺はそれを迎え撃つ。
「篩いにかかれ、俗物に死を与えん『高速剣技・横時雨』!」
自身こそ動けはしないが、こちらに向かってくる物を切断する、一刀両断の剣。
それは巨体を迎え撃つに最高最善の剣技だ。
「うおおおおおおおお!」
巨大な図体と剣技との勝負、質量が俺を押し潰そうとするが、俺はそれに動じず斬った。
そして巨大な図体の向こう側が見えた時、俺の勝利が確定する。
バシュウウウウッ!
その音と共に切れ目から液体が飛び散り、そして徐々に消滅する。
血の雨にも似た液体が俺に降り注ぎ……、いや、似てない!
「ナニコレ、メッチャ臭い!」
「カロリーナ様、申し訳ないのですが、近寄らないでください」
「中ボスの血液が何で消えないんだよ、ふざけるなー!」
そうして、俺達は報酬の箱を手に入れた。
中には亜儔の欠片と、腕輪が入っていて、それを取り出すと箱は消滅した。
「腕輪を鑑定してくれないか」
「承知しました……これは、プロテクションブレスレットですね、致死攻撃を1度だけ無効にするそうです」
「そうか、それじゃあカーティス、お前が付けていろ」
「ありがとうございます!ってカロリーナ様!?カロリーナ様!!」
カーティスは倒れかけた俺を受け止め、こう言った。
「くっさ!」
にやりと口角を上げて俺は気絶した。
まじ臭すぎ。
*
(温泉にて)
「うおおおお、まだ臭い、匂いとれねーじゃねえか!」
「カロリーナ様!酷いですよ!俺まで巻き込むなんて!防具のクリーニングで更に1日足止めです!」
「まてまて、今日何日だ?1の日まであと、どれくらいある?」
「恐らく3日内にフロア突破して帰らないと間に合わないでしょうね」
「まじかああああ、とんだタイムトライアルだぞ!」
「そもそもあの鍛冶屋にどうしてそこまで入れ込むんですか」
「あれはな、ロマンだ」
「何がロマンですか、それで日程が狂っちゃ元も子もないんですよ!」
「それで、渡してきてくれたのか」
「ええ、渡しました。それで追い出されましたよ!臭いって」
「営業妨害だろ、酷いなお前」
「(ブチッ)」
俺の高速剣技がまるで複数の剣を操り突き刺すかの様に中ボス、グランドフレッシュクロウラルの堅い皮膚に無数の風穴を開け続け、俺は走りながら巨大な芋虫の全身にダメージを蓄積していった。
この剣技の特徴は兎に角発動時間が長い。
攻撃は最大の防御を素で行くのが特徴だ。
そして、借りた剣の耐久性と切れ味は素晴らしく、俺の攻撃力を増幅している。
パトロネス・ランクも128(コアゾーンから+73)に達してたお陰でもあるかもしれんが兎に角、調子がいい!
「カロリーナ様、行きますよ!」
「おお!」
「祝い酒で喰らい尽くせ『土遁・潜閃』!」
地中を抉りながら進んだ何かがグランドフレッシュクロウラルの腹の下で無数の土の槍が突き上がり巨大な芋虫を串刺しにした。
だがその時、敵の口元がこれまでにない動きを始めたのを俺は気づいた。
「息を止めろ!麻痺毒だ!」
咄嗟に布巾で口を塞ぎ、細目で位置を確認しながら距離を取った。
もし目が乾いてでもすれば失明に繋がるらしい。
はっきりいって碌でもない攻撃だが、これも最後のあがきなのだろう。
「やったか」
しばらくして、麻痺毒の霧は収まるのだが、グランドフレッシュクロウラルは消滅しなかった。
最後の力を振り絞ったのか巨大な体を横に回転させ、串刺しにしていた土の槍を破壊し、俺に向かってきた。
俺はそれを迎え撃つ。
「篩いにかかれ、俗物に死を与えん『高速剣技・横時雨』!」
自身こそ動けはしないが、こちらに向かってくる物を切断する、一刀両断の剣。
それは巨体を迎え撃つに最高最善の剣技だ。
「うおおおおおおおお!」
巨大な図体と剣技との勝負、質量が俺を押し潰そうとするが、俺はそれに動じず斬った。
そして巨大な図体の向こう側が見えた時、俺の勝利が確定する。
バシュウウウウッ!
その音と共に切れ目から液体が飛び散り、そして徐々に消滅する。
血の雨にも似た液体が俺に降り注ぎ……、いや、似てない!
「ナニコレ、メッチャ臭い!」
「カロリーナ様、申し訳ないのですが、近寄らないでください」
「中ボスの血液が何で消えないんだよ、ふざけるなー!」
そうして、俺達は報酬の箱を手に入れた。
中には亜儔の欠片と、腕輪が入っていて、それを取り出すと箱は消滅した。
「腕輪を鑑定してくれないか」
「承知しました……これは、プロテクションブレスレットですね、致死攻撃を1度だけ無効にするそうです」
「そうか、それじゃあカーティス、お前が付けていろ」
「ありがとうございます!ってカロリーナ様!?カロリーナ様!!」
カーティスは倒れかけた俺を受け止め、こう言った。
「くっさ!」
にやりと口角を上げて俺は気絶した。
まじ臭すぎ。
*
(温泉にて)
「うおおおお、まだ臭い、匂いとれねーじゃねえか!」
「カロリーナ様!酷いですよ!俺まで巻き込むなんて!防具のクリーニングで更に1日足止めです!」
「まてまて、今日何日だ?1の日まであと、どれくらいある?」
「恐らく3日内にフロア突破して帰らないと間に合わないでしょうね」
「まじかああああ、とんだタイムトライアルだぞ!」
「そもそもあの鍛冶屋にどうしてそこまで入れ込むんですか」
「あれはな、ロマンだ」
「何がロマンですか、それで日程が狂っちゃ元も子もないんですよ!」
「それで、渡してきてくれたのか」
「ええ、渡しました。それで追い出されましたよ!臭いって」
「営業妨害だろ、酷いなお前」
「(ブチッ)」
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