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2.迷宮都市ルグランジ
2-12.ルグランジ地下迷宮にて(キャンプ)
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カポーン。
木の柵で囲まれた風靡な空間に温泉があった。
俺はカーティスと共に二人で温泉に浸かっている。
いやはや、マジ天国だわ。
「カロリーナ様……少しはお隠しになられてください、目のやり場に困ります!」
「いいじゃねえか、温泉だぞ。開放的にならんでどうする、それに女湯ってのはないんだ、家族向けで諦めろ」
「違います!淑女としての恥じらいをですね!」
「おっと、ここでそんな立場に関わる様な話をするんじゃねえ、興が削がれる」
「ですが年頃の娘としての自覚をですね…」
「俺ら親子みたいなモンだぞ、テメエに娘が居たら手を出すか?出さんだろ?こんな絶壁の胸に誰が興奮するんだ、カッカッカ」
不満気なカーティスを他所に風呂を堪能した俺は、このキャンプ特産と言われるギュウニュウに舌鼓を打ち、ユカタという寝間着を着て村の店に繰り出した。ここのキャンプではそうするのが流行ってるらしい。
「武器屋があるな、ちょっと寄ってこうぜ」
「はいはい」
ノレンとやらをくぐると、そこには色々な武器が並べられている。
もしや地上よりも質が良いのでは?なんて思える物も見受けられた。
店主が自ら打った剣もあるみたいで、それは自作コーナーに並べられ、そしてどれも一級品だった。
「店主ー、いるかー」
奥からのそりのそりと怠そうに現れたのは髭が立派なドワーフだ。
これは当たりだと思って話をした。
「魔剣はないのか?」
「ねぇな、それにこんなところで高額で売る剣はないぞ」
「そうなのか、なんでだ?」
「客に持ち合わせがないからだ。本当に高値で売りたいなら地上で売るさ」
「そうか、お前の打った物なら、さぞ高いのもあるだろうと思ったのだがな、この剣なんて惚れ惚れするレベルだぞ、手にしっくり馴染む、試し切りしてみたいところだ」
「こんな所に一流の鍛冶屋は居ないぞ、ここに居るのは見習いばかりだ」
「どうしてだい?」
「ここには素材が集まる。修練を目的とした鍛冶屋が集まるのは必然だろう」
「だが俺にはお前が一流の鍛冶屋に見えるんだが、気のせいか?」
深い皺の奥から覗き見る目がただ者ではないと俺に告げていた。
そして気が向いたのか気まぐれか俺に条件を出した。
「このキャンプを西側に出てすぐの所で手に入る亜儔の欠片を持ってこい、交換で好きな武器を打ってやる」
この手の奴には金をいくら積んでも譲る事は無いだろう。
俺はその条件を飲む事にした。
「それはそれとして、今売ってる剣、試し切りさせてくれんか」
「──それは随分と大きいのを選ぶな」
俺が選んだのは、およそ身長と同じくらいの長さ(130cm)の所謂バスタードソードと呼ばれる剣だ。
前世の時と比べて半分の長さ、4分の1くらいの細さだが、この体には妥当だろうと思った。
それを自在に振り回す姿を店主は目を丸くして、暫くしてから大声で笑った。
「おい、それは貸してやる、お前なら取って来れるかもしれん。それで作ってほしいのはその手の剣でいいのか?」
「ああ、いや、あと拳一握り程欲しいな」
「それはバスタードソードの長さではないぞ…まぁいい」
そう言って店主は奥に入って行った。
そして、俺達が周りの店を見終えた頃に鉄を打つ音が聞こえ始めた。
その音は心地よく、俺の胸に響いている。
*
「それで亜儔の欠片って知ってるか?」
「それでしたら、中ボスの討伐報酬ですね、階層に合わない強さで誰も挑戦しないらしいですよ」
「って事はココが中間か。先が長いな」
「どこまで行きます?ここのフロアボスまでにしますか?」
「そうだな、フロアボス倒すくらいが丁度いいだろう、残念だがな」
「じゃないと、1の日に間に合いませんからね、お忘れなく」
「ああ、兎に角今日はもう寝よう」
木の柵で囲まれた風靡な空間に温泉があった。
俺はカーティスと共に二人で温泉に浸かっている。
いやはや、マジ天国だわ。
「カロリーナ様……少しはお隠しになられてください、目のやり場に困ります!」
「いいじゃねえか、温泉だぞ。開放的にならんでどうする、それに女湯ってのはないんだ、家族向けで諦めろ」
「違います!淑女としての恥じらいをですね!」
「おっと、ここでそんな立場に関わる様な話をするんじゃねえ、興が削がれる」
「ですが年頃の娘としての自覚をですね…」
「俺ら親子みたいなモンだぞ、テメエに娘が居たら手を出すか?出さんだろ?こんな絶壁の胸に誰が興奮するんだ、カッカッカ」
不満気なカーティスを他所に風呂を堪能した俺は、このキャンプ特産と言われるギュウニュウに舌鼓を打ち、ユカタという寝間着を着て村の店に繰り出した。ここのキャンプではそうするのが流行ってるらしい。
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ノレンとやらをくぐると、そこには色々な武器が並べられている。
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店主が自ら打った剣もあるみたいで、それは自作コーナーに並べられ、そしてどれも一級品だった。
「店主ー、いるかー」
奥からのそりのそりと怠そうに現れたのは髭が立派なドワーフだ。
これは当たりだと思って話をした。
「魔剣はないのか?」
「ねぇな、それにこんなところで高額で売る剣はないぞ」
「そうなのか、なんでだ?」
「客に持ち合わせがないからだ。本当に高値で売りたいなら地上で売るさ」
「そうか、お前の打った物なら、さぞ高いのもあるだろうと思ったのだがな、この剣なんて惚れ惚れするレベルだぞ、手にしっくり馴染む、試し切りしてみたいところだ」
「こんな所に一流の鍛冶屋は居ないぞ、ここに居るのは見習いばかりだ」
「どうしてだい?」
「ここには素材が集まる。修練を目的とした鍛冶屋が集まるのは必然だろう」
「だが俺にはお前が一流の鍛冶屋に見えるんだが、気のせいか?」
深い皺の奥から覗き見る目がただ者ではないと俺に告げていた。
そして気が向いたのか気まぐれか俺に条件を出した。
「このキャンプを西側に出てすぐの所で手に入る亜儔の欠片を持ってこい、交換で好きな武器を打ってやる」
この手の奴には金をいくら積んでも譲る事は無いだろう。
俺はその条件を飲む事にした。
「それはそれとして、今売ってる剣、試し切りさせてくれんか」
「──それは随分と大きいのを選ぶな」
俺が選んだのは、およそ身長と同じくらいの長さ(130cm)の所謂バスタードソードと呼ばれる剣だ。
前世の時と比べて半分の長さ、4分の1くらいの細さだが、この体には妥当だろうと思った。
それを自在に振り回す姿を店主は目を丸くして、暫くしてから大声で笑った。
「おい、それは貸してやる、お前なら取って来れるかもしれん。それで作ってほしいのはその手の剣でいいのか?」
「ああ、いや、あと拳一握り程欲しいな」
「それはバスタードソードの長さではないぞ…まぁいい」
そう言って店主は奥に入って行った。
そして、俺達が周りの店を見終えた頃に鉄を打つ音が聞こえ始めた。
その音は心地よく、俺の胸に響いている。
*
「それで亜儔の欠片って知ってるか?」
「それでしたら、中ボスの討伐報酬ですね、階層に合わない強さで誰も挑戦しないらしいですよ」
「って事はココが中間か。先が長いな」
「どこまで行きます?ここのフロアボスまでにしますか?」
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