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3.王宮
3-7.大聖堂にて
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色々あったけど、片方は名無しの中では上位の天使になったらしい。
ふーん。と言った感じである。
正直よくわからん。
きっと勇者特権みたいな感じで、公爵特権みたいなのが有るのだろう。
光も収まった事で、ヒューゴも近づいて来た。
「やあ、やっと姿を見る事ができたよ、初めまして。ヒューゴだ」
「よろしく、カロリーナと呼んでくれ」
「それで僕に何の用だい?」
「率直に聞くけど勇者パーティーからの離脱理由を教えてくれないか?」
「──それは彼が神を侮辱したからだ」
「そこを詳しく知りたいんだ」
「どうしてそこまで?」
「いま、俺は勇者に勧誘を受けていて、それを断りたいというのもあるが、奴のした事を白日の下に晒したいんだ」
「ふむ、そうですか」
大司祭様ともなると立場もあるし、関わりたくない事も分かる。
しかし、陛下に報告できない程の何かがあったとすれば、俺も知りたいんだ。
「まぁ、いいでしょう」
「助かる」
「あの人は『空飛ぶパスタ・モンスター教』を信仰していると言うのだよ。他の宗教は信仰できない、つまりパトロネス・システムを受け入れないと言う事なのですよ、勇者がどれだけ強靭だとしてもこれでは何も成し得ないでしょう、つまり彼は何もする気がないのですよ、それが許されると思いますか?」
その言葉に俺は即答できなかった。
妻もパトロネス・システムは使いたくない、信仰変えたくないと言っていた。
そもそも何かだけを信仰しない、無宗教であり、全宗教であると。
すべての宗教を満遍なく信仰するというのが妻の主張だった。
恐らくこの国の風習に染まりたくなくて、ちょっと意固地になっただけだと思っていた。
どのみち戦闘する訳ではないので、それを良しとしたのだ。
だが、勇者がそれでは困る。話が全然違う。
「確かに、勇者であったとしても、成長が望めないなら意味はないな」
「国教、パトロネス教を信じない者が居ること自体が罪だというのに…」
すまんな。
妻と会う機会が無くて良かった。
「そうだ、君にはこれを上げよう」
「お、何だ?」
「ただのネックレスだよ。ちょっとした御まじないがかかっている。もし勇者と行動を共にするなら付けておいた方がいい」
「おう、アリガトな」
何のまじないかは知らないが、くれる物は貰っておく。
何やら宝石らしきものが嵌まっていて綺麗だしな。
「ところで、加護が二つ貰えるって普通の事なのか?」
「いや、え?そんな事が?いやいや、何の冗談ですか」
「さっき凄い光があったろ、あれがそうみたいなんだよ、びっくりだよな」
「ほぉ、また今度ゆっくりお話しさせてください。君に興味が湧きました」
「あ、はい」
*
「興味が無い相手にネックレス渡したみたいだけど、本当にご利益あるんだろうな?」
「何言ってるんですか、ただのおまじないですよ」
「そうか、まぁ信じるけどさ」
「知ってます?御まじないって『御呪い』って書くんですよ。こわいですね」
「呪ったとか、まじかよ」
「ははは、冗談ですよ。たぶん」
「おおおおい!多分ってなんだよ!」
「(この子、なんだかアイツに似てるなぁ…)」
ふーん。と言った感じである。
正直よくわからん。
きっと勇者特権みたいな感じで、公爵特権みたいなのが有るのだろう。
光も収まった事で、ヒューゴも近づいて来た。
「やあ、やっと姿を見る事ができたよ、初めまして。ヒューゴだ」
「よろしく、カロリーナと呼んでくれ」
「それで僕に何の用だい?」
「率直に聞くけど勇者パーティーからの離脱理由を教えてくれないか?」
「──それは彼が神を侮辱したからだ」
「そこを詳しく知りたいんだ」
「どうしてそこまで?」
「いま、俺は勇者に勧誘を受けていて、それを断りたいというのもあるが、奴のした事を白日の下に晒したいんだ」
「ふむ、そうですか」
大司祭様ともなると立場もあるし、関わりたくない事も分かる。
しかし、陛下に報告できない程の何かがあったとすれば、俺も知りたいんだ。
「まぁ、いいでしょう」
「助かる」
「あの人は『空飛ぶパスタ・モンスター教』を信仰していると言うのだよ。他の宗教は信仰できない、つまりパトロネス・システムを受け入れないと言う事なのですよ、勇者がどれだけ強靭だとしてもこれでは何も成し得ないでしょう、つまり彼は何もする気がないのですよ、それが許されると思いますか?」
その言葉に俺は即答できなかった。
妻もパトロネス・システムは使いたくない、信仰変えたくないと言っていた。
そもそも何かだけを信仰しない、無宗教であり、全宗教であると。
すべての宗教を満遍なく信仰するというのが妻の主張だった。
恐らくこの国の風習に染まりたくなくて、ちょっと意固地になっただけだと思っていた。
どのみち戦闘する訳ではないので、それを良しとしたのだ。
だが、勇者がそれでは困る。話が全然違う。
「確かに、勇者であったとしても、成長が望めないなら意味はないな」
「国教、パトロネス教を信じない者が居ること自体が罪だというのに…」
すまんな。
妻と会う機会が無くて良かった。
「そうだ、君にはこれを上げよう」
「お、何だ?」
「ただのネックレスだよ。ちょっとした御まじないがかかっている。もし勇者と行動を共にするなら付けておいた方がいい」
「おう、アリガトな」
何のまじないかは知らないが、くれる物は貰っておく。
何やら宝石らしきものが嵌まっていて綺麗だしな。
「ところで、加護が二つ貰えるって普通の事なのか?」
「いや、え?そんな事が?いやいや、何の冗談ですか」
「さっき凄い光があったろ、あれがそうみたいなんだよ、びっくりだよな」
「ほぉ、また今度ゆっくりお話しさせてください。君に興味が湧きました」
「あ、はい」
*
「興味が無い相手にネックレス渡したみたいだけど、本当にご利益あるんだろうな?」
「何言ってるんですか、ただのおまじないですよ」
「そうか、まぁ信じるけどさ」
「知ってます?御まじないって『御呪い』って書くんですよ。こわいですね」
「呪ったとか、まじかよ」
「ははは、冗談ですよ。たぶん」
「おおおおい!多分ってなんだよ!」
「(この子、なんだかアイツに似てるなぁ…)」
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