ドラゴニック・ブラッド ~竜騎士だった俺の転生先は死んだ公爵令嬢だった。令嬢なんて面倒くせえ!勝手気ままに生きてやる!~

なのの

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3.王宮

3-7.大図書館にて

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 俺はアルヴィンに会いに大図書館に来た。
 実はアルヴィンは、勇者の女癖の詳細について知ってる様だった。
 どうやって知り得たのかは分からないが、それが原因で離脱したそうだ。
 それを陛下にも言えないと言う所に、聞く価値があると思ったのだが。

「ア~ルヴィ~ンさ~ん、ど~こで~すか~」

 俺は館内を捜索していた。
 アルヴィンとはすぐに会えたのだが、すぐに消えてしまった。
 俺の質問を聞いて「僕を捕まえれたらおしえて上げる」というのだ。
 探して捕まえるしかないだろう。
 それにしても、大図書館って広いんだよ。
 地上4階建て、地下は3階まである。
 そのどこかにいるなんて、ちょっと難易度高すぎじゃないかな?
 こちとら幼気な少女なんだぞ。

 俺は適当に探して、諦めて椅子に座る。
 何故探さないのか。
 それはアルヴィンが本気で隠れようとしたら見つかり様がないからだ。
 だが、アイツの弱点を俺は知っていた。

「ぐすんぐすん」

「アルヴィンさんがみつからないよお~」

「うわ~ん」

 コツ

「うわ~ん」

 コツ

 誰かが近づいてきている事が分かる。
 この足音はアイツの物だ。

「お嬢さん、迷子かなぁ?」
「!?」

 お前は誰だよ!

「クックックック」

 遠くで俺を笑っている声がする。
 アイツは子供好きで、泣いてる子どもを放ってはおけないハズ……だった!
 なのにどうして、二階でほくそ笑んでいるんだ!
 この弱点を克服したのなら、あの演技は大失敗だ。
 ならば、全力で駆けるしかない。

 だだだだー!と二階に登り、先ほど居た場所を確認すると、もう誰も居ない。
 こうなったら、俺も本気を出さざるを得ない。

「精霊よ、我を求める者への道を示せ『サモンストーカー』!」

 青く光り輝く一本の線がくるくると螺旋を描き、三階に向かって伸びた。
 よし!これで追いつける!

「精霊よ、理を捩じり無に帰せ『ディスペル』!」

 三階からの詠唱に伴い、俺の魔法がキャンセルされた。

「ちぃ!」

 流石専門職と言ったところか!
 だが、ここは魔法で対抗するしかない。

「精霊よ、影に潜み影に生きよ『シャドウピットフォール』!」

「グハァッ」

 くっくっく。
 この魔法は相手の足元、というか影自身を落とし穴にしてしまう、極めてイヤラシイ魔法だ。

「甘い甘い! 大精霊よ、我に自由を我に光を!『アイキャンフライ』!」

 ばさあっと大きな翼を広げ、吹き抜けから飛び降りた。
 その時ようやく三階にたどり着いたばかりの俺は、咄嗟に詠唱で対抗する。

「精霊よ、人との繋がりを我に示せ『ワイアーロープ』!」

 シュルルルルーという音と共に、細いワイアーがアルヴィンの体に巻き付く。
 俺はその一端を持って吹き抜けからアルヴィンに向かってジャンプする。

「命綱のないジャンプだ!避けたら俺は死ぬ!」

 その一言にアルヴィンは俺を受け止めた。
 やっぱり、コイツの弱点は変わっていない様だ。

「捕まえたよ、アルヴィン」
「お前は何もんだ、その魔法、縁がなければ使えないだろ」
「さぁな!今はただのカロリーナっていう公爵令嬢さ」

 *

「それで、教えてくれるって約束だったろ?」
「教えてもいいんだが、お前、エロい話に耐性はあるか?」
「ああ、勿論だ、どんな内容でも来やがれ」
「はっ、ませやがって。いいよ、話せばいいんだろ。それはな……ごにょごにょ(18禁)ごにょごにょだ」
「ふはっ」
「おいおい、顔が真っ赤だぞ」
「そんなことない!それよりそれは本当なのか!?」
「ああ、俺は魔法で覗き見したからな間違いない」
「そんな事をしていたのか……。見損なった!女を何だと思ってるんだ!」
「ああ、あんなのはさっさと地獄に落ちるべきだな」

 ※当小説は健全な小説の為、一部表現に規制がかかった事をお詫びします。
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