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5.モルバーン学園(一年生編)
5-22.
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結局、力無き自身に納得が行かない俺は何か出来る事を模索する事にした。
将来、隣国に嫁に行くにしても歓迎してもらえるとは限らない。
その時にまだ首輪が取れなかった場合を考えると、単身敵地に行くようなものだ。
無力のまま行って、暗殺されるなんて御免被りたい。
例えオルドリッジ様が守ってくれると言った所で、不在になるタイミングは絶対あり、そこを狙われたら手も足も出ない。
だから、そんな言葉に甘んじてはならないのだ。
その相談相手に選んだのは、セシリアとカレンの二人。
まず最初に、セシリアに聞いてみた。
「と、言う訳なんだが、力と魔力に頼らず出来る事って何があるかな」
「以前、発現していたし聖女の力はどうですか?たしか上位者になると無防の盾が使える様になるそうですよ」
「それ、何の役に立つんだ、防御しない盾って意味が分からない」
「あれ?そのあたりも忘れられているのですか、無防の盾は身を護るスキルとしては最強ですよ、発現者を中心とした効果範囲に居るあらゆる攻撃者の敵意を削ぐんです。名づけ的にはどこかの国で戦力を全て放棄する事を国防の要としたという所かららしいですよね、どこの国かは分かりませんでしたが」
「へぇ・・・それはいざという時、役に立つかもしれんな、聖女のスキルってどうやって発現させるんだ?」
「さぁ、私はそのあたりの発現は無かったので、何とも。聖職者の知り合いの方がいましたよね」
「ああ・・・ヒューゴか、そうだな、明日にでも聞きに行くか」
次に、カレンに聞いてみた。
「はぁ、さっぱりですね。魔導具に頼るとかはどうですか?」
「ほぅ、それもありですね・・・」
「あとは、スキル物ですね、殆どが秘伝になりますが」
「成程・・・ですが・・・うーん、秘伝は焦った所で手に入らないですね」
「そうですね、お役に立てずに申し訳ありません」
「そんな事は無いですよ、いい意見でした」
結局、今すぐどうにか出来る案ではなかった。
それで、整頓する為にも今までで出来ていた事で確認する事にした。
剣は振り回せない──
ナイフなら使える。
魔法は発動しない──
なにもかもだ。
ナイフを使えば剣技が発動する──
ただし威力はごお察しと言った所だ。
役に立つとは到底言えるレベルではなかった。
魔操糸術──
強度変わらず、ただし効果時間は短い何故か操作性がいい。
ナイフを使っているせいか、扱いやすくなっている。
素手でもかなり扱える。
以前と比べれば断然使えるレベルだ。
「使えたのか・・・盲点だった」
魔操糸術を覚えたのは猫科獣人族のディーナの父、ディランに教えて貰った。
彼と出会ってから1か月ほどした頃に、一族の秘伝と言われる技を見せてくれた。
それから練習を重ね、盾に攻撃に使える様になったのだ。
「ああっ、これ、秘伝だ!」
つい、思い出した事を口に出してしまった。
誰もいないから独り言になったのだが、気にする事ではなかった。
時間のある限り、魔操糸術を訓練する。
聖女のなんかは出来るかわからないが、話を聞きに行くしかない。
魔導具は何があるのか探してみよう。
指針は決まった・・・。
明日が楽しみになって来た。
そんな風に思えるなんて、久しぶりだな。
*
「オルドリッジ様、明日、町に出かけます、魔導具探しと大聖堂に行く予定です」
「それなら、一緒に行くか。丁度大聖堂には用事があったんだ」
「丁度いいですね、是非、ご一緒しましょう」
「デートみたいな感じになるな、今から楽しみだよ」
デートだったか・・・そうか、デートか・・・ふふ。
将来、隣国に嫁に行くにしても歓迎してもらえるとは限らない。
その時にまだ首輪が取れなかった場合を考えると、単身敵地に行くようなものだ。
無力のまま行って、暗殺されるなんて御免被りたい。
例えオルドリッジ様が守ってくれると言った所で、不在になるタイミングは絶対あり、そこを狙われたら手も足も出ない。
だから、そんな言葉に甘んじてはならないのだ。
その相談相手に選んだのは、セシリアとカレンの二人。
まず最初に、セシリアに聞いてみた。
「と、言う訳なんだが、力と魔力に頼らず出来る事って何があるかな」
「以前、発現していたし聖女の力はどうですか?たしか上位者になると無防の盾が使える様になるそうですよ」
「それ、何の役に立つんだ、防御しない盾って意味が分からない」
「あれ?そのあたりも忘れられているのですか、無防の盾は身を護るスキルとしては最強ですよ、発現者を中心とした効果範囲に居るあらゆる攻撃者の敵意を削ぐんです。名づけ的にはどこかの国で戦力を全て放棄する事を国防の要としたという所かららしいですよね、どこの国かは分かりませんでしたが」
「へぇ・・・それはいざという時、役に立つかもしれんな、聖女のスキルってどうやって発現させるんだ?」
「さぁ、私はそのあたりの発現は無かったので、何とも。聖職者の知り合いの方がいましたよね」
「ああ・・・ヒューゴか、そうだな、明日にでも聞きに行くか」
次に、カレンに聞いてみた。
「はぁ、さっぱりですね。魔導具に頼るとかはどうですか?」
「ほぅ、それもありですね・・・」
「あとは、スキル物ですね、殆どが秘伝になりますが」
「成程・・・ですが・・・うーん、秘伝は焦った所で手に入らないですね」
「そうですね、お役に立てずに申し訳ありません」
「そんな事は無いですよ、いい意見でした」
結局、今すぐどうにか出来る案ではなかった。
それで、整頓する為にも今までで出来ていた事で確認する事にした。
剣は振り回せない──
ナイフなら使える。
魔法は発動しない──
なにもかもだ。
ナイフを使えば剣技が発動する──
ただし威力はごお察しと言った所だ。
役に立つとは到底言えるレベルではなかった。
魔操糸術──
強度変わらず、ただし効果時間は短い何故か操作性がいい。
ナイフを使っているせいか、扱いやすくなっている。
素手でもかなり扱える。
以前と比べれば断然使えるレベルだ。
「使えたのか・・・盲点だった」
魔操糸術を覚えたのは猫科獣人族のディーナの父、ディランに教えて貰った。
彼と出会ってから1か月ほどした頃に、一族の秘伝と言われる技を見せてくれた。
それから練習を重ね、盾に攻撃に使える様になったのだ。
「ああっ、これ、秘伝だ!」
つい、思い出した事を口に出してしまった。
誰もいないから独り言になったのだが、気にする事ではなかった。
時間のある限り、魔操糸術を訓練する。
聖女のなんかは出来るかわからないが、話を聞きに行くしかない。
魔導具は何があるのか探してみよう。
指針は決まった・・・。
明日が楽しみになって来た。
そんな風に思えるなんて、久しぶりだな。
*
「オルドリッジ様、明日、町に出かけます、魔導具探しと大聖堂に行く予定です」
「それなら、一緒に行くか。丁度大聖堂には用事があったんだ」
「丁度いいですね、是非、ご一緒しましょう」
「デートみたいな感じになるな、今から楽しみだよ」
デートだったか・・・そうか、デートか・・・ふふ。
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