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5.モルバーン学園(一年生編)
5-34.ラミレス王国王都にて
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その日、朝から陛下と口を利かなかった。
そのため、俺の話し相手になってくれるのは双子だけだった。
こちらの貴族から特に面会がある訳ではなく、少し退屈な時間を過ごす事となった。
実際な所、用事が入るとすれば、有力貴族との顔通しくらいなのだ。
そんな肩苦しい予定が埋まらなくて都合が良い。
とはいえ、そんな状況でゆっくり寛いでいるのも暇なのだから、厨房を借りて料理をする事にした。
何でもかんでも甘い物が解決するなんて事は無い。
その日は辛い物が食べたかった。
それも飛び切り辛いものだ。
いくつかの香辛料の粉末を肉と野菜を炒めた鍋にぶち込み、グツグツと煮込んだ。
それをグルグルかき混ぜる様は魔女にでもなった気分だ。
この国でも主食はお米で、それを拝借して出来上がった料理をぶっかけた。
たったそれだけで完成する料理、なんてお手軽なのだろう。
俺は怒りに任せて、それをガツガツと口に運ぶ。
双子を含め、周りの人達は心配なのか、一緒に食べたいのか、何か声を掛けたがっていた。
最初に声を掛けて来たのは双子の姉、リリーだった。
「あ、あの、それ、何でしょうか、よだれが止まらないのだわ」
「これはカレーという食べ物だよ、香辛料があったから作っただけだ、誰でも出来る」
「一口食べて見たいのだわ」
「んじゃあ、ほら、口を開けな。あーん」
「熱ッ、辛!!!」
「ふはははは、そうだろうな」
「お姉様、大丈夫です?だ・・大丈夫なのね」
「あ、でも・・・美味しいです、ご飯と一緒に食べたら・・・良さそうだわ」
「じゃあほら、ご飯と一緒に食べて見な、あーん」
「あーん・・っっ・・・ふああああ、なにこれえ、美味しい・・・形容しがたい初めての味なのだわ」
「カロリーナ様!私にもほしいのね」
「んじゃあ、ほら、口を開けな。あーん」
「んんんんっ、カラッ、ウマッ、なにこれえ、美味しい・・・体の芯から温まるのね」
それから、料理人も参加して試食会の様な感じになってしまった。
料理長の話によると、この料理は国にとっては失われたレシピだと言われているもので聖女がレシピを極秘にした上に、前王がこの料理の事について戒厳令を出したという。
これは妻が得意としていた料理でレシピを教えてもらったのも結婚してからだ。
それを教えて良いものかと少し悩み、何を入れたかは秘密にした。
だが、鍋にはまだたくさんのカレーが残っていて、幾多の者達が、その匂いに引き寄せられ、それが人だかりとなっていった。
そうなると、招かれざる者もやって来る。
「これは何の騒ぎだ!」
「陛下、実はカロリーナ様が料理を作られたので、皆で食べておりました」
舌打ちをしながら俺は足を組んで、威嚇する。
「陛下、勝手な事をして申し訳ありません。暇を持て余しておりまして、この様な事をして発散しておりました」
「・・・カロリーナ嬢・・・俺にも食わせろ」
「聞き訳の無い子供の料理を食べるというのですか」
「・・・それくらいは良いだろう、二度と言わない、俺にも食わせろ」
どすんと音を立てて椅子に座り、腕を組んで早く持ってこいと言いたそうにしている。
聞き分けの無い子供はどちらの方なのか分かったものではない。
「分かりました、料理長、ついであげて」
「はっ、はい!」
陛下は運ばれた料理を、まじまじと見つめた後、人払いを命じた。
俺だけは残るようにとも。
人が居なくなってから、料理を口に運ぶ。
その瞬間、口を手で塞いだ。
熱かったのか、辛かったのかは表情から分からないが、不満を持っている顔ではない様だ。
だが、口に含んだ物を咀嚼しながら大粒の涙を溢し始めた。
そして、完食すると、口の周りは黄色くなっているのに、泣き顔というギャップが何とも言えなかった。
仕方なく、ハンカチで口の周りをふいてやると、大人しく口を突き出した。
「泣く程に美味かったのか?」
「これは幼いころに食べた物と全く一緒だった・・・やはりカロリーナは異世界の・・・」
「違うって言ってるだろ、もしそうだとしても何も変わらないと言ってたじゃないか」
「そうだが、こんな失われたレシピを知ってるなんて・・・」
「ここにある香辛料を組み合わせたら作れるぜ、誰でも作れるモンだ。特別でもなんでもねぇよ」
それを聞いた陛下は少し目線を落として黙り込んでしまった。
静けさが支配する厨房で話しかけるのも憚られ、俺まで話してはいけない感じになった。
時間の感覚が狂うかと思った時、ようやく重い口が開いた。
「子供の頃、既に母は亡くなっていて、その異世界の聖女がまるで母の様に思えたんだ。母性的で優しく慰めてくれたり、時には遊んでくれて、料理も作ってくれた。俺とは歳の差があったから、てっきり父が娶ると思っていたのに、気づけば国外に逃亡したというんだ。彼女が失踪した時の悲しみが分かるか?俺はこの世のすべてに絶望したくらいだ。正直、今でも彼女の陰を追っていた。お陰で恋愛と言うものがよくわからないよ、それくらい俺の中で大きな存在なんだ・・・」
「そうかよ、一生片思いしてな。俺は止めはしない、咎めもしない、責めたり問い詰めたりもしないぜ」
「だが、やっぱり俺はカロリーナがいい」
「こんな小さくていいのか?母性的には程遠いぜ?イヴァの方がよっぽどグラマラスで魅了的じゃないか」
「さっきの料理で吹っ切れたよ。俺はカロリーナだけを見ている、イヴァの事は元より見ていないぞ」
「その吹っ切れは勘違いだ!料理の事なら教えて貰っただけだと言っただろ!もしこの料理を作れる者が現れたら全員と結婚するのか?そうじゃないだろう?俺は王妃様なんてのはガラじゃない、結婚なんて恐れ多い事なんだからな!」
「俺だってそうだぞ!竜の巫女様を嫁にするなんて、まさに恐れ多い話だ」
「じゃあ恐れ多い同士、結婚を辞めるか?」
「どうしてそうなる!俺はカロリーナじゃないと嫌だと言っているんだぞ、カロリーナは俺が嫌なのか?」
「嫌・・・じゃねぇけどよ」
「カロリーナ!」
そこから、言葉は要らなかった。
熱い抱擁に、熱いキス。
自分がどんどん女になっていくのが分かる。
どうしたら、この感情に歯止めがかけられるのか。
自分ではどうしようもない状態に陥っていた。
*
「ところでイヴァの事は本当の所どうなんだ」
「あれは、本当になんでもないんだ、妹みたいなものだ」
「へぇ・・・だが、妹でも好きになる事あるんだぜ」
「それはない。あったとしてもそれは許されない、なぜならば・・・」
「言いづらいなら言わなくていいよ」
「───すまないな」
そのため、俺の話し相手になってくれるのは双子だけだった。
こちらの貴族から特に面会がある訳ではなく、少し退屈な時間を過ごす事となった。
実際な所、用事が入るとすれば、有力貴族との顔通しくらいなのだ。
そんな肩苦しい予定が埋まらなくて都合が良い。
とはいえ、そんな状況でゆっくり寛いでいるのも暇なのだから、厨房を借りて料理をする事にした。
何でもかんでも甘い物が解決するなんて事は無い。
その日は辛い物が食べたかった。
それも飛び切り辛いものだ。
いくつかの香辛料の粉末を肉と野菜を炒めた鍋にぶち込み、グツグツと煮込んだ。
それをグルグルかき混ぜる様は魔女にでもなった気分だ。
この国でも主食はお米で、それを拝借して出来上がった料理をぶっかけた。
たったそれだけで完成する料理、なんてお手軽なのだろう。
俺は怒りに任せて、それをガツガツと口に運ぶ。
双子を含め、周りの人達は心配なのか、一緒に食べたいのか、何か声を掛けたがっていた。
最初に声を掛けて来たのは双子の姉、リリーだった。
「あ、あの、それ、何でしょうか、よだれが止まらないのだわ」
「これはカレーという食べ物だよ、香辛料があったから作っただけだ、誰でも出来る」
「一口食べて見たいのだわ」
「んじゃあ、ほら、口を開けな。あーん」
「熱ッ、辛!!!」
「ふはははは、そうだろうな」
「お姉様、大丈夫です?だ・・大丈夫なのね」
「あ、でも・・・美味しいです、ご飯と一緒に食べたら・・・良さそうだわ」
「じゃあほら、ご飯と一緒に食べて見な、あーん」
「あーん・・っっ・・・ふああああ、なにこれえ、美味しい・・・形容しがたい初めての味なのだわ」
「カロリーナ様!私にもほしいのね」
「んじゃあ、ほら、口を開けな。あーん」
「んんんんっ、カラッ、ウマッ、なにこれえ、美味しい・・・体の芯から温まるのね」
それから、料理人も参加して試食会の様な感じになってしまった。
料理長の話によると、この料理は国にとっては失われたレシピだと言われているもので聖女がレシピを極秘にした上に、前王がこの料理の事について戒厳令を出したという。
これは妻が得意としていた料理でレシピを教えてもらったのも結婚してからだ。
それを教えて良いものかと少し悩み、何を入れたかは秘密にした。
だが、鍋にはまだたくさんのカレーが残っていて、幾多の者達が、その匂いに引き寄せられ、それが人だかりとなっていった。
そうなると、招かれざる者もやって来る。
「これは何の騒ぎだ!」
「陛下、実はカロリーナ様が料理を作られたので、皆で食べておりました」
舌打ちをしながら俺は足を組んで、威嚇する。
「陛下、勝手な事をして申し訳ありません。暇を持て余しておりまして、この様な事をして発散しておりました」
「・・・カロリーナ嬢・・・俺にも食わせろ」
「聞き訳の無い子供の料理を食べるというのですか」
「・・・それくらいは良いだろう、二度と言わない、俺にも食わせろ」
どすんと音を立てて椅子に座り、腕を組んで早く持ってこいと言いたそうにしている。
聞き分けの無い子供はどちらの方なのか分かったものではない。
「分かりました、料理長、ついであげて」
「はっ、はい!」
陛下は運ばれた料理を、まじまじと見つめた後、人払いを命じた。
俺だけは残るようにとも。
人が居なくなってから、料理を口に運ぶ。
その瞬間、口を手で塞いだ。
熱かったのか、辛かったのかは表情から分からないが、不満を持っている顔ではない様だ。
だが、口に含んだ物を咀嚼しながら大粒の涙を溢し始めた。
そして、完食すると、口の周りは黄色くなっているのに、泣き顔というギャップが何とも言えなかった。
仕方なく、ハンカチで口の周りをふいてやると、大人しく口を突き出した。
「泣く程に美味かったのか?」
「これは幼いころに食べた物と全く一緒だった・・・やはりカロリーナは異世界の・・・」
「違うって言ってるだろ、もしそうだとしても何も変わらないと言ってたじゃないか」
「そうだが、こんな失われたレシピを知ってるなんて・・・」
「ここにある香辛料を組み合わせたら作れるぜ、誰でも作れるモンだ。特別でもなんでもねぇよ」
それを聞いた陛下は少し目線を落として黙り込んでしまった。
静けさが支配する厨房で話しかけるのも憚られ、俺まで話してはいけない感じになった。
時間の感覚が狂うかと思った時、ようやく重い口が開いた。
「子供の頃、既に母は亡くなっていて、その異世界の聖女がまるで母の様に思えたんだ。母性的で優しく慰めてくれたり、時には遊んでくれて、料理も作ってくれた。俺とは歳の差があったから、てっきり父が娶ると思っていたのに、気づけば国外に逃亡したというんだ。彼女が失踪した時の悲しみが分かるか?俺はこの世のすべてに絶望したくらいだ。正直、今でも彼女の陰を追っていた。お陰で恋愛と言うものがよくわからないよ、それくらい俺の中で大きな存在なんだ・・・」
「そうかよ、一生片思いしてな。俺は止めはしない、咎めもしない、責めたり問い詰めたりもしないぜ」
「だが、やっぱり俺はカロリーナがいい」
「こんな小さくていいのか?母性的には程遠いぜ?イヴァの方がよっぽどグラマラスで魅了的じゃないか」
「さっきの料理で吹っ切れたよ。俺はカロリーナだけを見ている、イヴァの事は元より見ていないぞ」
「その吹っ切れは勘違いだ!料理の事なら教えて貰っただけだと言っただろ!もしこの料理を作れる者が現れたら全員と結婚するのか?そうじゃないだろう?俺は王妃様なんてのはガラじゃない、結婚なんて恐れ多い事なんだからな!」
「俺だってそうだぞ!竜の巫女様を嫁にするなんて、まさに恐れ多い話だ」
「じゃあ恐れ多い同士、結婚を辞めるか?」
「どうしてそうなる!俺はカロリーナじゃないと嫌だと言っているんだぞ、カロリーナは俺が嫌なのか?」
「嫌・・・じゃねぇけどよ」
「カロリーナ!」
そこから、言葉は要らなかった。
熱い抱擁に、熱いキス。
自分がどんどん女になっていくのが分かる。
どうしたら、この感情に歯止めがかけられるのか。
自分ではどうしようもない状態に陥っていた。
*
「ところでイヴァの事は本当の所どうなんだ」
「あれは、本当になんでもないんだ、妹みたいなものだ」
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