二律背反の僕と私 ~人生を共にする事になった二人のまったり異世界冒険ライフ~

なのの

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【レイ(真昼)視点】

 とりあえず、6人倒したところで、孤立している人が居なくなった。
 相手も何か異変があると感じたみたいで警戒し、一人で行動する賊が居なくなってしまった。

『二人同時に相手する?』
「それでも勝てると思うけど、仲間を呼びに戻られたら厄介ね」
『時間をかけたら気絶した人も起きるよ』
「そっちの部屋に連れ込めないのかな」
『やだよ、野郎と一緒に居るの』
「それより私のレベル幾つになった?魔法増えてない?」
『レベル9だね、魔法は増えたみたい、それはね──』

 新しく増えた魔法は『影固定シャドウロック
 逃げ出した相手に使う事にしましょ。
 とりあえずは、攻撃魔法で二人に対処してみる事にした。

「よーし、『氷結杭アイスニードル』! もう一発『氷結杭アイスニードル』!」

「ぐはっ」「ぐはっ」

 わりと呆気なく、倒せる。

『慣れて来たね、さっきの魔法いらないんじゃない?』
「逃げ出したら面倒でしょ」

「いたぞ、こっちだ!」
『あーあ、見つかったみたい』
「こうなりゃ、来る敵全部やっつける!気分悪くなったら交代してね」
『おっけ』

 それから、次々現れる賊を倒し続けた。
 5人、6人、7人、ええいもう数えるの面倒よ!

『後二人で、外に居るのは全員!』

「とりあえず、二人倒すわ!『氷結杭アイスニードル』」

 その魔法が不発になった。
 もしかして、魔力枯渇?
 やばいと思って踵を返す頃にはもう遅かった。
 相手に髪の毛をつかまれあっさりと捕まってしまう。

「いたいって」
「お前にやられた奴らはもっと痛かったぞ!」
『レイ!手を出して!』

 シンに言われた通り手を出したのに、幽体になれない。

『どうして!?入れ替われないよ!』

 誰かに体を触れられてると入れ替われない?
 髪の毛もその体入るのかも。

「降参、降参するから、髪を引っ張るのは止めて」
「信じるものか!少々痛めつけてから連れて行く!」

 そう言って、お腹に一発重いパンチが入る。

「ガハッ」

 だけど、その時、私はフリーになった。

「いまよ!」
『交代!』

 シンは交代と同時に、私を殴った奴を顔面を剣の腹で素早く強打、次に動揺してる一緒に居た男が逃げようとする所を追いつくと同時に突き飛ばし、倒れた所を殴った。

『その剣、何か変よね、そんな都合よく気絶するもの?』
「そうだね、何かあるのかも?」
『それにしても、さっきの男!もう一発殴っといて!』
「おっけ」

 それにしても痛かった~。
 女の子のお腹を殴る奴なんか、死ねばいいのよ。
 それより、魔力切れだったのかな。
 レベルアップでステータス全快とかしてくれればいいのにね。
 もし魔力切れだとしても、それが分からないってのは問題だわ。

『外に居るのは一掃できたね、あとどれくらいいるの?』
「ざっと10人くらい。大した数じゃないよ」

 その声に異様な自信が感じられた。
 というよりも、シンの表情には明らかに怒っている。
 たぶん、私の為に……。
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