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第三章 ギルド結闘編
第69話 イベントストーリークエストその8
しおりを挟む【EXS1-8 最悪な結末】
[処刑決行日、国王はそんな事実はないと弁論しましたが、国民たちにはそんな声は届きません。
一方のイーリス姫は何を思ったのか、沈黙を続けるだけでした。
やがて時間が経過すると、二人は国民の手によって処刑されてしまいました]
国民たち
「今、これより! 暗黒の神と手を組み、我が国を陥れた、悪しき王お姫の処刑を執り行う!」
「やっちまえーっ!!! そんな奴らは、死刑だーーーっ!!!」
王様
「ま、待ってくれ! 暗黒の神と手を組んだなどと、そんな事実はない! わしらがそんな事をして何のメリットがある!」
国民たち
「咎人に裁きを! 裏切り者に死刑を!」
「斬首の刑だ! 早くしないと今度は、闇の眷属たちが攻めてくるぞ!」
イーリス姫
「…………」
王様の言霊は空へと消え、イーリス姫と二人で処刑されてしまった。
勘違いだったら、どうするだって話だ。処刑される、イーリス姫は下を向き、表情を見せることはなかった。
言いたい言葉はあっただろう。だが、何も声をあげすにその死を受け入れた。
【EXS1-9 虹神様の懺悔】
[イーリス姫が処刑された事を知った虹神様は眠りながらも深く悲しみました。……。
ずっと後悔した。
自分が与えた意思や知識のせいで、国民どもが無駄な知識を得て、暴走し、関係のないイーリス姫が殺されてしまったんだから。
イーリス姫が死んだのは自分のせいなんだと。こんなことが起こるなら、人は制限された行動しかできず、知恵が欠乏した馬鹿のままで良かった。人間が憎い。
我々は、人間を許さない。見ていろ、人間ども、我々が力を取り戻した時が、お前らの最後だ!!!
あたしは、俺は、僕は、私は! ーーこの世の人間に復讐する! たとえ、何十年、何百年と、時が経とうとも!!!]
虹神様と呼ばれる者の激しく燃える、人間への憎悪、憤り、そして、哀情。それらの負の感情が、ひしひしと感じる。
虹神様もそうだけど、我儘な国民たちのせいで、亡くなった、王様やイーリス姫が浮かばれない。
一回目から、悲しいイベントストーリーだったなぁ。
「うぅぅっ。王様ぁぁ。イーリス姫ぇぇ。二人が可哀想だよぉ。ぐっすん」
僕の右肩が濡れてきたと思ったら、ハニポンが泣き崩れていた。
ハニポンにも、こんな一面もあるんだな。毒を吐くか、意味不明の言葉を使うだけのギャル蜂ではなかったようだ。
「よしよし。悲しい物語だったね。イーリス姫たちの分まで僕たちが、いい世界を作っていこう。
イベントストーリークエストのお話だから、実際には、いないんだろうけどね」
「うん……。ぞうだねっ」
僕はハニポンが泣き止むまで待った。
泣き止んだあと、報酬を貰い次へと進んだ。
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