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第三章 ギルド結闘編
第74話 たくさんの鉱石を採掘せよ!
しおりを挟むハニポンいわく、シルティタウンは、ギルド対抗戦とギャンブルが盛んな街で、ドリーをベットし、どのギルドが優勝するか、などの賭けごとが流行っているらしい。
僕のような子どもが行っていいような場所ではない気はするけど、ゲーム内だからいいよね!
ギルド対抗戦の専用アイテムなども豊富らしく、ここで買わない手はないという。
気になるので鉱石を採掘し終えたら見に行こうと思う。
シルティタウンを抜けてさらに北西に進むと、看板にシルティ鉱山と書かれていた。
五分ほど歩くと目的地の入り口が見え始めた。すでに数人いるようだ。
多分僕たちと同じで、鉱石を採掘しに来ているのだろう。
ハニポンは指を差して言う。
「あれが入り口だよぉ! 結構人もいるねぇ。もう掘り尽くされているんじゃないのぉ?」
「掘り尽くされると、もう取れないの?」
「いや、冗談よ。採掘ポイントは十分毎に復活するからぁ、根気よく探せば、レア度の低い鉱石は集まるんじゃなぁい?」
「そうなんだ。ちなみに、レア度の高い鉱石はここでは掘れないの?」
「たしかぁ、ここの大陸は取れないはずだよぉ。欲しかったら、ギルド会館でクエストの星四つ以上のフィールドに行けば取れるよぉ。
まあ、あんたのレベルとステータスじゃあ、星三つが限界だろうねぇ」
僕のレベルではまだ、星三つのクエストでギリギリなのか。まあ、クラスアップもしてないしな。
色んな職業を育てたかったけど、とりあえずナイトのクラスアップしておこうかな。
「分かったありがとう。なら、ギルドマスターとして強くならなきゃね」
洞窟内に入るとそこは、かなりの広さできちんと整備されている。
薄暗い印象があったのたが、照明もとても明るくて作業がしやすそうな環境だ。
「あーし、人混み嫌いだから隠れているわねぇ」
「分かったー!」
僕はピッケルを取り出し、採掘ポイントを探すため、人ごみをかき分けながら奥へと進む。
「あった!」
それは渋く光る青鉱脈。
青鉱脈は、サファイアやアイオライトなどの青色系の鉱石が採れることがある鉱脈だ。
サファイアは水属性の、アイオライトは氷属性の装備の作成や強化で使うことがある。
他にも種類があり、赤色の鉱脈からは、ルビーやガーネットの赤色系で火属性の装備などに使用する鉱石が採れることがある。
鉱石は属性装備などの作成に重宝される。
すると、突然ハニポンが現れて言う。
「お! 見つけたわねぇ。さぁホリホリするわよぉ!」
「そうだね。できることなら全種類の宝石を集めたいな」
「そうねぇ。まあ、採掘ポイントは無限に湧いてくるからいつか手に入るわぁ。気長に頑張れぇ」
僕が鉱脈をピッケルで叩くと、沢山の鉱石がその場に落ちてきた。
「え? これだけでこんなにドロップするの?」
「うん。楽勝でしょぉ? ドロップしなくなるまで掘ればいいよぉ」
ハニポンの言う通りに叩いてみる。
合計四回叩いてみたが、四回目以降はでなくなった。
叩くだけでドロップするなんて、ゲームと同じ仕様なんだぁっと感心する。
もうちょっときついものを想像していたから本当に嬉しい。
それらをカード化してゲームパッドに入れた。
だが少しだけ鉱石が残っていたので、気になってハニポンに質問をした。
「ねぇ、ハニポン。鉱石をカード化してゲームパッドに入れたんだけど、この余ったカケラは何?
これはカード化できないの?」
「あぁ、カード化できるのわぁ、この世界にデータが存在するものだけなんだよぉ」
「データが存在するもの?」
「うん、ドロップした時に地面に落ちて割れた物とかは、カード化できないんだよねぇ。
そういうのは、この世界のデータには存在しないからだねぇ」
データに存在しない物は、カード化できないのか。
(持って帰れるのであれば、色々と出来そうなのに……。勿体ないよなぁ。ダメ元で聞いてみるか)
「そうなんだ。こういうのって持って帰れるの?」
「別に問題はないけど、何に使うのぉ?」
「いや、だって勿体ないじゃん。こんなに綺麗なんだし。
効果はないかもしれないけど、こういうのを集めて加工してネックレスとかにしたら綺麗かなぁって」
「あー! なるほどぉ! あんたやるねぇ! 確かにできるわ! あんたの言う通り、攻撃力上昇とかの能力は付かないけどねぇ。あーしの分もしくよろー!」
よし、これでアクセサリーを作って大儲けだ!
「それは良かった! 任せて! 頑張ってみるよ。あんまり知られたくないから、みんなには内緒だよ?」
「おうよ!」
僕は五時間ほどかけ採掘しまくった。
光属性と闇属性の装備に必要な、パールやアメジストは、少しレア素材に指定されており、他の鉱石より、類獲得確率が低くなっていて掘ることができなかった。
しかし、光と闇の鉱石以外は掘ることができた。
カード化できなかった鉱石のカケラは、種類毎に分けて持ち帰った。
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