追憶の電脳世界〜エタニティ・ドリーム・ワールド

夢達磨

文字の大きさ
75 / 101
第三章 ギルド結闘編

第75話 鉱石加工とレジェンド装備

しおりを挟む

 鉱石を集めた僕とハニポンは、再び、ウガルンダの鍛治工房にやってきた。
 
 まずは、手軽に作れそうな装飾品から試そうと思う。
 失敗してもいいように、素材が余っている物を使って経験値を稼ぎたい。

 僕は重石のネックレスを作成することにした。必要な素材を机の上に並べ、ゲームパッドの指示通りに進めた。

 石をお手頃なサイズに割り、一つ一つに穴を開け、紐を器用に通した。

 そして、ゲームパッドの方でミニゲームが始まった。
 
 これはゲーム時代のときと同じらしい。ある程度の過程を進めたら、ミニゲームが始まり、それらの内容次第で、成功率が変わる。

 今回はリズムゲームのように、上から流れてくる金属を、タイミングを合わせてタップするだけだ。

 いろんな種類のミニゲームがある。僕はそのミニゲームを成功に終わらせた。
 そして、ゲームパッドの画面に、『作成完了まで、あと一時間』と書いてあった。

 僕はそれまでの時間は暇なので、その場で先程持ち帰った鉱石のカケラを取り出した。
 それらを加工して、アクセサリーを作り、ヒロさんたちにプレゼントを渡そうと思う。もちろん余ったらオークションで売り飛ばす!

 ハニポンのアドバイスを聞きながら、ネックレスやイヤリングを作成した。
 カケラを加工する分はミニゲームなどなく、自力で作らないといけない。

 イヤリングは、耳に挟めるような形にして、付けても痛くないようにシリコンカバーを入れた。

 さすがはハニポン。流行に敏感だしとても詳しい。
 僕には、耳に穴を開けて付けるピアスしか知らなかったので、いい勉強になった。

 それに、耳に穴を開けたくない人もいるだろうから、これなら女性人気がでそうだ。

 勿論、僕なら耳に穴は開けたくない。

 二時間を掛け、うちのギルドの女性たちの分も作成ができた。
 ハニポンには、お礼も兼ねて欲しがっていた、エメラルドを加工して、ネックレスにしてあげた。

 まあ、ハニポン用だからとても小さいが……。
 喜んでくれたので良かったのだけど。
 
 そして完成していた、レア度一の装飾品、重石のネックレスを受け取った。
 加工するのが楽しくて忘れてたよ。


 リメイク前は、この世界の素材はレア度は一から七だった。

 レア度は一から三までは下位素材で、星四から星六までは上位素材。それ以上は、マキシマム素材と言われている。

 他にもEX素材やレジェンド装備などもある。
 
 一部の配布を除くと、レジェンド級の装備は、一種類毎に一つしかこの世界に存在しない。
 例としては、『サタンの魔眼』などが挙げられる。
 
 一つのデータにつき、一つではなく、エタドリの世界に一つしか存在しないのだ。
 レジェンド級の装備は、何百万といる人の中でたった一人しか手に入れることができない特別な装備。
 一つ装備するだけでも圧倒的な力を手に入れることができる、ある意味チートな装備だ。
 まあ、種類はかなりあるので、持っている人は程々にいた。

 持っていれば自慢もできるし、いらなかったらオークションなどで高く売れる。

 僕も十五種類くらい持っていた。この数はかなり多い。
 平均は、持っていないか二、三個がいいところだ。

 この装備を手に入れるためには、超難関のEX級クエストをクリアをして、確率でボスからドロップする。
 ドロップしたらそのボスからはレジェンド装備はドロップしなくなる。

 他には、先程のEX素材を集めて交換する事になる。
 もちろんこの世界に一つしかないため、誰か一人が交換したら、ソールドアウトとなってしまう。
 そうした場合は泣きながら、他の装備を作成するかオークションに出すしかなる。

 なので、レジェンド装備は全プレイヤーで奪い合うことになる。
 この世界でも僕は集めるつもりだ。

 するといきなり、ハニポンがこんなことを言いだした。

「よーし、鉱石も採れて装飾品も作成できたぁ。次あんたがするべき事は、戦闘訓練よぉ!」

「いきなりだなぁ。まあ、やりたいことはやれたし、いいよ。行くとしよう!」

「そうと決まればぁ、さっきのシルティ鉱山からぁ、北に行った場所にぃ、『アーティダル訓練場』ってのがあるから、そこに行くわよぉ!」

「え? ギルド会館じゃダメなの?」

「別に悪くはないんだけどぉ。今のあんたに足りないのは、生身での戦闘ぉ。
 あそこで訓練するのとねぇ、生身で訓練するのはやっぱり熟練度が違うんだよねぇ。
 本当に強くなりたいんならぁ、アーティダル訓練場へ行くべきっしょぉ!」

「そっか、まあハニポンが言うんだからそうなんだろうね。
 なら、そこへ行くとしよう、また案内よろしくね!」

「りょーけぇー!」


 僕たちは訓練場へと向かった。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

最強無敗の少年は影を従え全てを制す

ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。 産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。 カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。 しかし彼の力は生まれながらにして最強。 そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。

異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします

Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。 相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。 現在、第四章フェレスト王国ドワーフ編

ギャルい女神と超絶チート同盟〜女神に贔屓されまくった結果、主人公クラスなチート持ち達の同盟リーダーとなってしまったんだが〜

平明神
ファンタジー
 ユーゴ・タカトー。  それは、女神の「推し」になった男。  見た目ギャルな女神ユーラウリアの色仕掛けに負け、何度も異世界を救ってきた彼に新たに下った女神のお願いは、転生や転移した者達を探すこと。  彼が出会っていく者たちは、アニメやラノベの主人公を張れるほど強くて魅力的。だけど、みんなチート的な能力や武器を持つ濃いキャラで、なかなか一筋縄ではいかない者ばかり。  彼らと仲間になって同盟を組んだユーゴは、やがて彼らと共に様々な異世界を巻き込む大きな事件に関わっていく。  その過程で、彼はリーダーシップを発揮し、新たな力を開花させていくのだった!  女神から貰ったバラエティー豊かなチート能力とチートアイテムを駆使するユーゴは、どこへ行ってもみんなの度肝を抜きまくる!  さらに、彼にはもともと特殊な能力があるようで……?  英雄、聖女、魔王、人魚、侍、巫女、お嬢様、変身ヒーロー、巨大ロボット、歌姫、メイド、追放、ざまあ───  なんでもありの異世界アベンジャーズ!  女神の使徒と異世界チートな英雄たちとの絆が紡ぐ、運命の物語、ここに開幕! ※不定期更新。 ※感想やお気に入り登録をして頂けますと、作者のモチベーションがあがり、エタることなくもっと面白い話が作れます。

クラス全員で転移したけど俺のステータスは使役スキルが異常で出会った人全員を使役してしまいました

髙橋ルイ
ファンタジー
「クラス全員で転移したけど俺のステータスは使役スキルが異常で出会った人全員を使役してしまいました」 気がつけば、クラスごと異世界に転移していた――。 しかし俺のステータスは“雑魚”と判定され、クラスメイトからは置き去りにされる。 「どうせ役立たずだろ」と笑われ、迫害され、孤独になった俺。 だが……一人きりになったとき、俺は気づく。 唯一与えられた“使役スキル”が 異常すぎる力 を秘めていることに。 出会った人間も、魔物も、精霊すら――すべて俺の配下になってしまう。 雑魚と蔑まれたはずの俺は、気づけば誰よりも強大な軍勢を率いる存在へ。 これは、クラスで孤立していた少年が「異常な使役スキル」で異世界を歩む物語。 裏切ったクラスメイトを見返すのか、それとも新たな仲間とスローライフを選ぶのか―― 運命を決めるのは、すべて“使役”の先にある。 毎朝7時更新中です。⭐お気に入りで応援いただけると励みになります! 期間限定で10時と17時と21時も投稿予定 ※表紙のイラストはAIによるイメージです

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

ブラック国家を制裁する方法は、性癖全開のハーレムを作ることでした。

タカハシヨウ
ファンタジー
ヴァン・スナキアはたった一人で世界を圧倒できる強さを誇り、母国ウィルクトリアを守る使命を背負っていた。 しかし国民たちはヴァンの威を借りて他国から財産を搾取し、その金でろくに働かずに暮らしている害悪ばかり。さらにはその歪んだ体制を維持するためにヴァンの魔力を受け継ぐ後継を求め、ヴァンに一夫多妻制まで用意する始末。 ヴァンは国を叩き直すため、あえてヴァンとは子どもを作れない異種族とばかり八人と結婚した。もし後継が生まれなければウィルクトリアは世界中から報復を受けて滅亡するだろう。生き残りたければ心を入れ替えてまともな国になるしかない。 激しく抵抗する国民を圧倒的な力でギャフンと言わせながら、ヴァンは愛する妻たちと甘々イチャイチャ暮らしていく。

おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう

お餅ミトコンドリア
ファンタジー
 パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。  だが、全くの無名。  彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。  若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。  弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。  独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。  が、ある日。 「お久しぶりです、師匠!」  絶世の美少女が家を訪れた。  彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。 「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」  精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。 「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」  これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。 (※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。 もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです! 何卒宜しくお願いいたします!)

異世界ビルメン~清掃スキルで召喚された俺、役立たずと蔑まれ投獄されたが、実は光の女神の使徒でした~

松永 恭
ファンタジー
三十三歳のビルメン、白石恭真(しらいし きょうま)。 異世界に召喚されたが、与えられたスキルは「清掃」。 「役立たず」と蔑まれ、牢獄に放り込まれる。 だがモップひと振りで汚れも瘴気も消す“浄化スキル”は規格外。 牢獄を光で満たした結果、強制釈放されることに。 やがて彼は知らされる。 その力は偶然ではなく、光の女神に選ばれし“使徒”の証だと――。 金髪エルフやクセ者たちと繰り広げる、 戦闘より掃除が多い異世界ライフ。 ──これは、汚れと戦いながら世界を救う、 笑えて、ときにシリアスなおじさん清掃員の奮闘記である。

処理中です...