桜の散る世界

鳩の唐揚げ

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異変

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はぁ、今日も授業に身が入らなかった。
でも、さくらさんなんでずっと庭園にいたんだろう...
授業が終わって、席でぼーとしてたから、
もう学校には誰もいない。

「そろそろ帰るか...」

そう言って、僕は教室を出た。
そして、ふと隣のクラスを見ると、
さくらさんが自分の机を拭いていた。
ちょっと恥ずかしいけど、勇気を出して話しかけてみた。

「あれ、さくらさん。何してるの?」
「あ、佐々木くん。机が汚かったからちょっとね、」

そう言ってさくらさんは微笑んだ。
でも、その笑顔は少し悲しそうだった。

そうだ、さっきさくらさんは僕を心配してくれたんだ。
なら、僕も何か言うべきなんじゃないか?

「さくらさん、最近どうしたの、
さっきも授業始まるのに庭園にいたし...」
「何でもないの、大丈夫、」
「でも...」
「大丈夫だから!」

さくらさんが、叫んだ...

「あ、ごめん、やっぱりちょっと変みたい。さき、帰るね。」

さくらさんはそう言い残して少し小走りで、教室を出て行った。

さくらさん、どうしたんだろう...

さくらさんが教室を出て行ったあと、
僕はさくらさんの机を見てみた。

何だろう、薄っすらと文字が見える。


死ね...

消えろ...

ゴミ...


「え...」

思わず、声が出てしまった。
さくらさんの机には信じられない言葉が書かれていた。

「嘘だろ、さくらさんが、いじめられているなんて!」

信じられなかった。

何時も笑顔だし、ちゃんと勉強もしてて成績が良くて、運動も出来て、何より優しい!
そんなさくらさんがいじめられているなんて、思いもしなかった。

だから、さっきの笑顔、悲しそうだったんだ、

何とかしなきゃ。

そう思った。

でも、僕にはなにも出来ない。

何か出来ることはないか、
そう考えても、何も思い浮かばなかった。



今の僕には、机の文字を見て見ぬ振りしかできなかった...
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