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プロローグ1
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プロローグ1
その日、最後に見た光景は透き通るような青空と腕の中に抱えられた女子高生の姿だった。
俺の名前は橘 広大(たちばな こうた)
現在34才の独身サラリーマン。
毎日にのように残業残業で心も体もボロ雑巾のようになりながら働いている。
その日もひどく疲れた体をなんとか引きずり会社へ向かう途中だった。
会社までは片道徒歩と電車で40分の距離を毎日往復している。
そんないつもの朝、ふと気付くと目の前から若い母親に手を引かれながら幼稚園児がこちらの方へ向かってくるのが見えた、見えたが幼稚園児が何かをじっと見ている。
幼稚園児が見ている方を見るとまだ子猫だろうか生き物が道路の真ん中にうずくまっていた。
幼稚園児が母親の手をすり抜け「ねこー!」と駆け寄るのを見た瞬間後ろから大型のトレーラーが近付いてくるのが見えた。
俺は思わず声を出し飛び出していた!
「危ない!!」
母親も子供が急に飛び出したことに気付きオロオロとしてる。
なんとか子供の所に着いたがもうすでにトレーラーは目前まで迫っている。
しかしそこで違和感を覚えて横を見ると女子高生が、子供を助けようとほぼ同時に反対側から飛び出していたのだ。
俺はとっさに子供を母親のいるほうへ投げた!
しかし女子高生を押し戻すには時間がなかった。
それでもなんとか女子高生を胸に抱え次に来るであろう衝撃に備えた。
「あぁ終わったな・・・」
誰にともなくそんな言葉が出てしまった。
「ですね」
返ってくるとは思ってなかった返事に思わず腕の中にいる女子高生を見た瞬間全身に強烈な痛みと共に自分の体が宙に舞ったのがわかった。
そしてその痛み自分は助からないだろうと悟った。
どうか・・・どうかこの女の子だけは助かってくれたらと思いながら自分の意識を手放していった。
その日、最後に見た光景は透き通るような青空と腕の中に抱えられた女子高生の姿だった。
俺の名前は橘 広大(たちばな こうた)
現在34才の独身サラリーマン。
毎日にのように残業残業で心も体もボロ雑巾のようになりながら働いている。
その日もひどく疲れた体をなんとか引きずり会社へ向かう途中だった。
会社までは片道徒歩と電車で40分の距離を毎日往復している。
そんないつもの朝、ふと気付くと目の前から若い母親に手を引かれながら幼稚園児がこちらの方へ向かってくるのが見えた、見えたが幼稚園児が何かをじっと見ている。
幼稚園児が見ている方を見るとまだ子猫だろうか生き物が道路の真ん中にうずくまっていた。
幼稚園児が母親の手をすり抜け「ねこー!」と駆け寄るのを見た瞬間後ろから大型のトレーラーが近付いてくるのが見えた。
俺は思わず声を出し飛び出していた!
「危ない!!」
母親も子供が急に飛び出したことに気付きオロオロとしてる。
なんとか子供の所に着いたがもうすでにトレーラーは目前まで迫っている。
しかしそこで違和感を覚えて横を見ると女子高生が、子供を助けようとほぼ同時に反対側から飛び出していたのだ。
俺はとっさに子供を母親のいるほうへ投げた!
しかし女子高生を押し戻すには時間がなかった。
それでもなんとか女子高生を胸に抱え次に来るであろう衝撃に備えた。
「あぁ終わったな・・・」
誰にともなくそんな言葉が出てしまった。
「ですね」
返ってくるとは思ってなかった返事に思わず腕の中にいる女子高生を見た瞬間全身に強烈な痛みと共に自分の体が宙に舞ったのがわかった。
そしてその痛み自分は助からないだろうと悟った。
どうか・・・どうかこの女の子だけは助かってくれたらと思いながら自分の意識を手放していった。
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